目次
漫画「俺たちは恋人に向いていない」をネタバレ解説
隣に引っ越してきたのは、やたら明るくてよく喋る、柴犬みたいな男だった――。
無骨で人付き合いが苦手な整備士・熊沢は、夜な夜な壁越しに聞こえる隣人の配信に、うんざりしていた。その配信の正体は、恋愛系YouTuberとして活動している晃一。軽快なおしゃべりと、女心をくすぐるような発言の数々に、熊沢は我慢の限界を迎え、ついに苦情を言いに行く。
ところが、玄関を開けた晃一は、想像以上に無防備で、そして…やたら可愛い。ふとした拍子にキスしてしまった熊沢に、晃一はなんと嫌がるどころか「もっとして」とせがむ始末。それ以来、晃一はまるで子犬のように熊沢に懐き、ことあるごとに距離を詰めてくる。
吉永
俺たちは恋人に向いていない 主な登場人物紹介
🐻 熊沢(くまざわ)
職業:整備士|性格:無口・不器用・誠実・大型獣系
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寡黙で職人気質なガテン系男子。
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一見ぶっきらぼうだけど、内面は優しく、情に厚いタイプ。
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恋愛には超奥手で、晃一との関係も最初は戸惑いだらけ。
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一度「自分のもの」と認識した相手には、独占欲と執着心が強くなる。
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晃一とのキスをきっかけに、理性と欲望のはざまで揺れまくる。
🐶 晃一(こういち)
職業:YouTuber(恋愛講座系)|性格:明るい・無邪気・甘えん坊・柴犬系
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人気YouTuberで、自称“恋愛マスター”。配信ではモテる方法を語る陽キャ男子。
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実際には恋愛経験ゼロで、恋にも人一倍不器用。
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熊沢とのキスをきっかけに、どんどん懐いてくる子犬系男子。
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天然な色気があり、本人は無自覚のまま熊沢を翻弄し続ける。
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意外と繊細な一面もあり、恋に真剣になった途端、不安や嫉妬に悩まされることも。
📱 晃一のファンたち
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YouTubeの視聴者。応援してくれる人もいれば、暴走気味の人も。
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作中では、ファンによる“家突撃”騒動なども起こり、物語に波乱をもたらす存在。
👨🔧 熊沢の弟(後半登場)
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熊沢との確執があるキャラで、ストーリー後半のキーに。
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過去の家族関係や熊沢のトラウマを描く重要な存在として登場。
🧡カップリングの魅力
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熊沢 → 晃一: 無口だけどどんどん気持ちが溢れ出していく不器用な愛。
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晃一 → 熊沢: 甘えん坊で子犬のように懐きながらも、徐々に本気の恋へ。
吉永
作者「弘川コウ」さんとは?
弘川コウ(ひろかわコウ)は、BLレーベル「from RED」(シュークリーム社)で活躍する漫画家です。特に代表作『俺たちは恋人に向いていない』で広く知られています。
🎨 代表作『俺たちは恋人に向いていない』
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ジャンル:BL(ボーイズラブ)、ラブコメ、ワンコ×大型ケモノ系、芸能人BL 要素を含む作品
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あらすじ:寡黙な整備士・熊沢(大型ケモノ系)と、元ヤンチャなYouTuber 晃一(柴犬系ワンコ)の恋愛模様を描く。初対面のキスから始まり、強烈な個性のぶつかり合う中で互いへの想いが深まっていく展開が人気です。
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連載・単行本情報:
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コミックシーモアで電子配信され、1〜11巻(完結)+特典付き小冊子が発売中
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物語は完結済みで、終盤は“愛重め彼氏×無自覚ワンコ配信者”の同棲編がクライマックスに差し掛かります
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特徴と魅力ポイント
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キャラのギャップや可愛さ:無愛想×肉食、明るいワンコ×重い彼氏の組み合わせがギャップ萌えを生みます。
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読者レビューの評価が高い:単行本版はレビュー数296件、評価は4.7(5点満点)を超える高評価 cmoa.jp
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メディア展開:ドラマCD化もされており、ファン層の厚さがうかがえます
その他の活動
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弘川コウ先生は『from RED』誌で複数回掲載されるなど、雑誌連載作品も多数
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同誌では、他の人気連載と並び、注目作家として名前が並んでおり、この界隈で着実に支持を得ていることがわかります
弘川コウ先生は、コミックシーモアで電子書籍作品を中心に活動し、『俺たちは恋人に向いていない』という大人気BL作品で知られる作家です。キャラの可愛さ・世界観・高い読者評価という三拍子揃った作品で、BL好きならぜひ一度チェックしてほしい作家さんです。
俺たちは恋人に向いていない ネタバレあらすじはこちら
1話 | ||
第1話ネタバレ
アパートの一室。壁越しに毎晩聞こえてくるのは、甲高くて軽快な男の声。
「モテるためにはね~、まずキスのタイミングが大事なんだよ!」
……うるさい。
ごつくて無口な整備士・熊沢は、隣室の騒音主に堪忍袋の緒が切れた。
文句を言うために乗り込んだ玄関先で現れたのは、明るくてフレンドリーな、どこか無防備な男――晃一。
しかも彼は恋愛系YouTuberで、自分の部屋から全国に「恋のハウツー」を発信しているという。冗談じゃない。
けれど、そんな晃一の屈託のない笑顔と距離感の近さに、熊沢の理性は崩壊しかけていた。
そして――ふいに交わしてしまった一度のキス。
それは、偶然か、必然か。
驚いたのは晃一よりも熊沢の方だった。だが、晃一は笑って言った。
「なんか……悪くなかった。ねえ、もう一回してみる?」
それからというもの、晃一はまるで子犬のように熊沢に懐き、ことあるごとに「キスして」とせがんでくる。
晃一の無邪気な甘えに、熊沢は戸惑いながらも次第に抗えなくなっていく。
しかし、それは「恋人」なんかじゃない。
ただの隣人で、ただのキス友達。
――だったはずなのに。
晃一の笑顔に、声に、距離感に、熊沢の心は少しずつほぐれていく。
晃一もまた、熊沢の不器用な優しさに触れるたび、本当の“恋”を知っていく。
だが、晃一の配信者としての顔がもたらすトラブル、そして熊沢の家族との因縁が、二人の関係を揺さぶり始める――。
恋人には向いていない。
でも、誰よりも君に触れていたい。
不器用な二人が手探りで歩む、甘くて苦くて、どうしようもなく愛しいラブストーリー。
感想
『俺たちは恋人に向いていない』は、真逆な性格の2人が、キスから始まる不思議な関係を通じて、少しずつ“恋人”になっていくお話です。
最初はとにかくコメディ調で、隣人への「うるさいな~」という苦情から始まるのですが、
キス1つで状況が一変。お互いに意識し始める展開がテンポよく、読んでいてとても楽しいです。
特に印象的だったのは、天然で甘えん坊な晃一の可愛さと、無骨で無愛想な熊沢のギャップ。
熊沢は言葉数が少ないのに、晃一に対して見せる態度にどこか“愛の深さ”がにじんでいて、
「こんな不器用な人が本気になると、ここまで変わるのか…!」と胸がじんわり温かくなりました。
後半になると、晃一がYouTuberであることによる“ファンとの距離”や“家バレトラブル”、
熊沢の過去や家族関係など、やや重めのテーマも描かれますが、そこも魅力のひとつ。
ただの恋愛だけで終わらない深みがあり、2人が本当に支え合う関係へと成長していく姿に引き込まれました。
吉永
俺たちは恋人に向いていない 最終回の結末予想
晃一と熊沢は、「恋人には向いていない」と言いながらも、気づけばお互いを深く想うようになっていた。
最初はただのキスから始まった関係が、身体の関係へ、そして心の結びつきへと変わっていく中で、2人はそれぞれの“弱さ”と“覚悟”に向き合っていく。
晃一は人気YouTuberとしての表の顔を持つことで、プライバシーや人間関係に苦しむようになり、熊沢の存在を公にできないことに葛藤する。
一方、熊沢も家族との確執や、無口で不器用な性格ゆえに、晃一への想いを素直に表現することができず、自分なんかが晃一の隣にいていいのか…と悩み続ける。
――しかし、最終話直前の大きな衝突(晃一の家にファンが押しかけたり、熊沢の過去が露見したり)を経て、
二人は“逃げる”のではなく、“向き合う”ことを選ぶ。
最終話では、晃一が活動を一時休止し、自分自身と熊沢との関係をしっかり見つめ直す時間を選ぶ描写が登場。
熊沢はそんな晃一をそっと支えつつ、少しずつ心を開いていく。
そしてラスト、
配信再開を知らせる晃一の動画には、控えめに映り込む熊沢の背中。
「……恋人には向いてないけど、俺たち、ちゃんと好きになったんだよね」
というセリフとともに、画面の外でふたりが笑い合う姿がほのかに描かれる――。
大げさなハッピーエンドではなく、
“等身大のふたり”が恋人として歩み始める、じんわり温かくなるようなエンディング。
🌱その後の番外編(予想)
番外編では、2人のその後の同棲生活や、熊沢が晃一の動画の裏方を手伝う姿、
周囲に少しずつ関係を打ち明けていく過程など、日常の甘々エピソードが描かれそうです。
熊沢が晃一に手作り弁当を持たせたり、晃一が酔っ払ってぐずったり――
そんな、恋人ならではの微笑ましいやり取りが楽しめる、幸せな後日談になるでしょう。
🎁結末のキーワード予想まとめ
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✔ お互いの“弱さ”を認め合い、支え合う
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✔ 表に出せない恋を“選ぶ勇気”
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✔ 口下手な熊沢の“さりげない愛情”
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✔ 晃一の配信での“心の変化”
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✔ 「恋人に向いていないけど、君じゃなきゃダメだった」
吉永
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