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漫画「夫婦が両思いになる方法」をネタバレ解説
結婚15年目を迎え、すっかり会話がなくなってしまった夫婦・衣真(えま)と恵一の物語です。ある日、恵一が事故で記憶喪失となり、結婚したばかりの頃の「妻を心から愛していた記憶」に戻ってしまいます。昔のように真っすぐ愛情を伝える夫と接するうちに、冷え切っていた妻の心にも少しずつ変化が生まれ、夫婦がもう一度恋を取り戻していく再生ストーリーです。
吉永

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夫婦が両思いになる方法 主な登場人物は?
時田 衣真(ときた・いま)
本作の主人公。42歳、結婚15年目の妻です。夫とは恋愛結婚だったものの、子育てや日々のすれ違いから会話がほとんどなくなり、冷え切った夫婦関係に悩んでいます。しかし、夫の記憶喪失をきっかけに、忘れていた恋心や本音と向き合うことになります。
恵一(けいいち)
衣真の夫で42歳。結婚記念日に事故で15年分の記憶を失い、結婚前の「衣真にプロポーズしようとしていた頃」の記憶だけが残った状態になります。新婚時代のようにまっすぐ愛情を伝える誠実な性格が、本作の見どころの一つです。
恵真(えま)
衣真と恵一の一人娘。両親のぎくしゃくした関係に気づいており、「もう一度仲の良い夫婦になってほしい」と願っています。家族をつなぐ重要な存在であり、健気な行動が物語を大きく動かしていきます。
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作者「藤緒あい」さんとは?

夫婦が両思いになる方法 ネタバレあらすじはこちら
| 1話 | 2話 | 3話 |
第1話ネタバレ
主人公・**時田衣真(ときた・いま)**は42歳。夫・恵一と結婚して15年になります。恋愛結婚だった二人ですが、長い結婚生活の中で少しずつ会話が減り、今では必要最低限のやり取りしかしない、どこかよそよそしい夫婦になっていました。それでも衣真は、「恋人同士のような関係ではなくても、家族としてうまくやれている」と自分に言い聞かせながら毎日を過ごしています。
しかし、結婚記念日を迎えたある日、恵一が交通事故に遭ってしまいます。一命は取り留めたものの、事故の影響で15年分の記憶を失い、結婚前の頃の記憶に戻ってしまうという思いもよらない事態に。恵一の頭の中では、衣真はまだ「これから結婚を申し込もうと思っている最愛の恋人」のままでした。
病室で再会した恵一は、戸惑う衣真に向かって昔と変わらない優しい笑顔を見せ、「会いたかった」「大好きだ」と真っすぐな愛情を伝えます。その姿に衣真は驚きながらも、かつて自分が恋をした頃の恵一を思い出し、忘れかけていた温かな感情が胸によみがえります。
一方で、現在の生活とのギャップや、いつ記憶が戻るのか分からないという不安もあり、衣真の心は大きく揺れ動きます。冷え切っていた夫婦関係が、思いがけない出来事をきっかけに再び動き始める――そんな期待を抱かせながら、第1話は幕を閉じます。
感想
第1話は、「夫婦がもう一度恋をする」というテーマをとても自然に描いており、冒頭から読者の心を引き込みます。結婚生活が長くなるにつれて会話が減り、恋愛感情が薄れてしまうという状況は現実味があり、多くの人が共感できる内容です。
特に印象的なのは、記憶を失った恵一が新婚時代のように純粋な気持ちで衣真を見つめる姿です。照れも駆け引きもなく、「好き」という気持ちを素直に伝える様子はとても微笑ましく、読んでいるこちらまで温かな気持ちになります。一方で、衣真が嬉しさと戸惑いの間で揺れ動く心情も丁寧に描かれており、感情移入しやすい作品になっています。
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第2話ネタバレ
第2話「グミの思い出」では、15年分の記憶を失った恵一と衣真の距離が少しずつ近づいていきます。
娘の恵真を学校へ送り出した後、衣真は恵一に自分と娘の電話番号を教えます。15年前の記憶しか持たない恵一は、スマートフォンの進化や現在の生活に驚きながらも、「未来に来たみたいで面白い」と前向きに受け止めます。そして何より、「衣真と今も一緒にいられることが嬉しい」と屈託のない笑顔を見せるのでした。
その言葉に衣真は思わず動揺します。現在の夫婦関係は決して良好とは言えず、長い年月の中で失われてしまったものを知っているからです。しかし恵一はそんな事情を知らず、かつて恋人だった頃と同じように衣真を見つめ続けます。
その後、恵一は「二人の思い出が知りたい」と衣真に頼み込み、アルバムを見せてもらいます。写真の中には笑顔で寄り添う夫婦の姿がたくさん残されていました。恵一は「いい夫婦になれたんだね」と心から喜びますが、衣真の胸には複雑な思いが去来します。なぜなら、その写真の多くは実際には喧嘩の直後や、関係がぎくしゃくしていた時期に撮られたものだったからです。写真には映らない夫婦の現実を思い出し、衣真は言葉を失います。
それでも恵一は、アルバムの中に残る幸せそうな思い出を一つひとつ大切に受け止めます。過去の純粋な愛情を失っていない恵一と接するうちに、衣真も少しずつ忘れていた気持ちを思い出し始めるのでした。
感想
第2話は大きな事件が起こるわけではありませんが、だからこそ心に深く響くエピソードでした。
特に印象的だったのは、アルバムを見るシーンです。写真だけを見ると幸せそうな家族に見えるのに、当事者である衣真にはその裏側の苦い記憶が残っています。この描写はとてもリアルで、「夫婦とは何か」を考えさせられました。長い結婚生活の中では、楽しい思い出だけでなく、すれ違いや後悔も積み重なっていくものなのだと感じます。
また、恵一のまっすぐな愛情表現も魅力的です。記憶を失ったことで、彼は恋人時代の純粋な気持ちをそのまま持ち続けています。衣真にとっては戸惑いの連続ですが、読者から見ると「こんなふうに愛情を伝えてくれる夫だったら」と思わず羨ましくなってしまいます。
一方で、この幸せな時間がいつまで続くのかという不安もあります。もし恵一の記憶が戻ったらどうなるのか。現在の冷え切った関係に戻ってしまうのか。それとも二人は新たな関係を築けるのか。そんな期待と切なさが入り混じった、第1話以上に感情移入できるエピソードでした。
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第3話ネタバレ
第3話では、夫婦だけでなく娘・恵真(えま)の視点から家族の姿が描かれ、物語がさらに深みを増していきます。
ある日、仕事で帰りが遅くなる衣真は、記憶喪失中の恵一に夕食作りを任せることにします。しかし、15年前の記憶しかない恵一は「料理なんてあまりできない」と戸惑います。そこで衣真は、「あなたは今まで毎日料理を作っていたのよ」と、とっさに小さな嘘をつきます。記憶喪失という特殊な状況を利用して、その場を乗り切ろうとしたのです。
そのやり取りを聞いていた娘の恵真も、「じゃあ私は毎日お小遣いをもらっていたよ」と冗談交じりに話します。しかし、恵一は娘の表情から嘘を見抜き、優しく笑いながら「それは本当かな?」と返します。家族の間に、久しぶりに明るい空気が流れる印象的な場面です。
その後、恵一と恵真はスーパーへ買い物に出かけます。恵一は冷蔵庫に何が残っているのか分からず戸惑いますが、恵真は慣れた様子で「それは家にあるから買わなくて大丈夫」と教えます。その姿から、普段は衣真と二人で家事を支え合ってきたことが伝わってきます。恵真は思わず「いつもお母さんと買い物に来ていたから」と言いかけますが、父を気遣って「お父さんとも来ていたよ」と言い直します。幼いながらも両親を思いやる優しさが感じられる場面です。
帰宅後、恵一はハンバーグ作りに挑戦しますが、出来上がった料理は失敗してしまいます。それでも家族は笑い合いながら食卓を囲み、以前にはなかった穏やかな時間が流れます。
その夜、恵一は恵真に「記憶を失う前の俺は、お母さんとどんな話をしていたの?」と尋ねます。恵真は「仲良く話していたよ」と明るく答えますが、それは半分だけ本当でした。実際には、恵真は以前から、自分がリビングを離れると両親の会話が途切れてしまうことに気づいていたのです。しかし、その寂しい現実を父に伝えることはできず、胸の内にしまい込みます。
やがて衣真が帰宅すると、恵一は照れくさそうに「普段の俺は、君とどんな話をしていたんだ?」と尋ねます。衣真は返事に詰まりながらも、二人の関係をもう一度見つめ直そうとするのでした。ここで第3話は幕を閉じます。
感想
第3話は、これまで以上に家族の絆を感じさせる温かなエピソードでした。
特に心に残ったのは、娘・恵真の存在です。両親が冷え切った関係であることを誰よりも理解しながら、それでも二人に仲良くしてほしいと願い続けていた姿には胸を打たれます。子どもは親が思っている以上に家庭の空気を敏感に感じ取っていることが、丁寧に描かれていました。
また、スーパーでの買い物や料理作りなど、ごく普通の日常の出来事が中心でありながら、それがかえって作品の魅力を引き立てています。失敗したハンバーグを囲んで笑い合う場面からは、「豪華な出来事ではなく、こうした何気ない時間こそが家族の幸せなのだ」と感じさせられました。
さらに印象的だったのは、恵一が「以前の自分はどんな夫だったのか」を知ろうとする姿です。記憶を失ったからこそ、自分自身を客観的に見つめ直し、衣真との関係を築こうと努力する様子が誠実で応援したくなります。一方で衣真も、昔のような穏やかな時間を取り戻しつつあることに戸惑いながら、少しずつ心を開き始めています。
第3話は大きな事件こそありませんが、家族それぞれの優しさや本音がじっくり描かれた心温まる一話でした。
吉永

夫婦が両思いになる方法 最終回の結末予想
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