どうもこんにちは吉永です!
今回は【バイオハザード7】のエブリンの正体について総合的に考察していこうと思います!エブリンの能力や終盤で一気に老化したおばあちゃんになった理由について考察していきます!
ということで今回はバイオ7のエブリンの正体について総合的に説明していこうと思います!
目次
エブリンの正体
バイオ7の黒幕とも言えるし、金にまみれた大人の被害者とも言えるエブリンですが、ひとまずイーサン的には敵であることは間違いない。妻のミアを3年間も閉じ込めた張本人とも言えます。
※とはいえエブリンからしたらミアはママなので一緒にいたいと思うのも当然です。それにミアが「ママになってあげる」という約束をしていることもあり、単純にエブリン=悪という構図でもないのです。
なので先にミアの正体とエブリンとの関係を見ておくとバイオ7の世界がよく分かると思います!
生まれ持っての生物兵器
結論を言うと、エブリンはHCFという組織に作られた生物兵器なのです。
HCFという巨大企業により発見されたE型特異菌(通称”カビ”)を人間のヒト胚(胎児期)に直接注入され、特異菌に適合した初号機がエブリンという少女なのです。
このヒト胚にE型特異菌を注入する手術は多くの人物に行われているようですが成功率は高くなく、そもそも特異菌に適合せずにモールデッドに転化してしまうことも多いようです。
またエブリンの見た目はおよそ10歳程度に見えますが、これこそがHCFの特殊技術により10歳程度の見た目に保たれていると考えられます。それはレポートからも明らかになっていますが、元々生物兵器として生み出されたこともあり、都市部やスラムに紛れ込みやすい少女の姿を模されているようです。
組織による投薬が必要だった
とはいえエブリンの能力は完全ではなく、E型特異菌の副作用で通常の人間よりも25倍の速度で細胞は劣化していくことになります。つまりは1年で25歳分老化してしまうということですね。
なのでエブリンを生み出した研究所にて、この老化を食い止めるために投薬が行われていました。これによりエブリンは老化することなく10歳程度の姿を保つことができていました。しかしある時期に〈敵性組織〉にエブリンの存在が露見してしまいます。
そのため元々の研究所から中南米の研究所にエブリンを移送する必要が出てきました。その際に研究所を離れたスキにエブリンは一時的に暴走し、そのままベイカー家に到着し居座ってしまいます。その結果投薬ができなくなったことで一気に老化が進んだということです。
それがラストシーンにて、E-ネクロトキシンを投与した結果一気におばあちゃんになった原因です。投薬によりエブリンの体内細胞が急速に成長、劣化したということが考えられます。
家族という形に固執
また後で詳しく書きますが、エブリンはE型特異菌の適合者であることで人知を超えた力を有しています。
その能力の1つが相手の思考を自分に同調させることができます。言い換えると精神、感情を直接支配し、相手の自我を殺し、エブリンの思考を感染者にもさせることが可能になります。例えばミアの精神を操ってイーサンを殺そうとしたことがありました。
イーサンを殺したいと思ったエブリンは既に思考が同調したベイカー家を使ってイーサンを殺そうとしていたこともあります。作中ではエブリンのママ(と思ってる)であるミアを奪い返しに来たイーサンはエブリンの敵ですからね。
そしてエブリンは特異菌の力を使って他人を支配しますが、その支配形態として”家族”に強いこだわりがあります。だからこそ元々ミアとアランを両親とし、その後ベイカー家に自らを溶け込ませるなどのエブリンのこだわりが垣間見えていたのです。
ジョリ男
吉永
そういうことだ。書いていて思ったんだが、やはり先にミアの正体について読んだほうが分かりやすいと思うので、まだ読んでない人は〈ミアの正体は組織の特殊工作員〉記事を読んでからカンバックして下さい。
エブリンの能力
これまでに書いてきたように、エブリンの特異菌の能力がベイカー家に起こった出来事の元凶でした。
彼女は胎児期に埋め込まれたE型特異菌のおかげで特殊な力を持ちえていますが、どんな能力なのか説明します。
特異菌を分泌できる
エブリンは自分の体からE型特異菌を分泌することができるため、これを他者に吸わせることで強制的に感染させることができます。
元々HCFもエブリンを生物兵器として製造したため、〈味方兵士は一切血を流さずに敵兵を鎮圧する〉ことを目指した軍事目的で作られています。確かに戦場でベイカー家のような味方が増えればとてつもない戦力になりますしね。
実際に廃船が廃船ではなかった頃にエブリンを護送していたミアが見たように、厨房でエブリンが吐き出した(分泌した)大量の特異菌がありましたね。アレを吸引させることでエブリンは”家族”を作っているんです。
他者に特異菌を感染させる
ここまで書いてきたように、この分泌された特異菌を他者に吸わせることでエブリンは自分の言うことを聞く”家族”を作り、エブリン的に理想の世界を作る事を目的にしていたと考えられます。
吉永的に気になる事があります。
吉永
ということです。
恐らくですがエブリンが家族という形にこだわるのはエブリンが家族という存在を知らないからです。要するに甘えられる存在がほしいという子供じみた考えを基に思考、行動していると考えられます。
であれば軍隊や政府の思惑を全て理解し、忖度した行動が取れるとは思えないんですよね〜。
突撃命令が出ているのに「ママがいないからヤダ!」とか言って命令無視したりしそうじゃないですか?
子供が子供たるゆえんは〈ルールに従うこと〉ができないからです。だから精神年齢が10歳のエブリンに軍隊のルールを守らせることができるかどうか、個人的にはとても疑問です。
生物兵器として運用することを考えたら感情を残したことは失敗だったと言わざるを得ないのです。命令だけを盲目的に遂行するだけの方がいいと思うんですよね。
特異菌から生物を誕生させる
そして最期に、エブリンの能力として特異菌、つまりカビから生物を誕生させることができます。
より簡単に言うとモールデッドを生成することができます。ルーカスにより「友達を作る」と言われていますが、エブリン的には”友達”ではなく”家族”であったと考えています。
まあこのモールデッド先輩方にはかなりの回数殺されたので、全員ヘッドショットで再起不能にしてやりましたけどね!
E型特異菌に感染すると
感染初期
カビは感染者の体組織を養分として増殖しながら全身の細胞を徐々に置換していく。
この過程において、感染者の再生能力は飛躍的に向上する。
感染者の四肢を切断する実験では、数分以内であれば容易に自然接合することが確認された。
要するに少しずつ特異菌が体内の細胞と入れ替わり始めるということです。
この状態でも既に強靭な再生能力があるので、例えば序盤でミアを肩から顔面まで手斧でグサグサにしたにも関わらず、数分後にきれいな顔して「イーサン!会いたかった!」と普通に登場するレベルに回復が可能になります(笑)
またパパ:ジャックもそうです。車で何度轢いても、チェーンソーでどんだけ切り刻んでも、ショットガンを眉間にぶち込んでも倒れなかったのもこの回復能力のおかげだったのです。まあある意味ではミアも感染していたからこそ生き延びられたということなので、まあ、結果オーライとしか言えないけどね(笑)
感染中期
カビが脳幹にまで達すると、感染者の思考はE型被験体と「同調」する。
感染者は幻覚や幻聴を発症、言動をE型被験体にコントロールされた状態になる。
この状態が続くと、最終的に完全に自我を喪失する。
つまり感染者は自我を失い、エブリンの思考と同じ思考をせざるを得なくなるということであり、「徐々に自我を失う」ということは、この途中の段階では自分の自我とエブリンの思考が同時に存在する状態があるということです。
となればミアもそうだったんでしょう。
最初にイーサンがミアを見つけた時は「もう3年も経っていたなんて」と割と正常な状態でしたが、後にエブリンの精神支配を受け変貌。イーサンにチェーンソーを向けるまでになってしまいました。
このことから考えてミアはE型特異菌の感染中期だったことがわかります。
感染末期
細胞置換が進行し、人間を逸脱した形態に変異。
感染者により変異形態は異なるが、いずれの場合も驚異的な身体能力を誇る。
この形態が暴走した場合、鎮圧は非常に困難。
ミアが感染中期と判断した理由は〈ミアは変異していないから〉です。
ベイカー家の面々はそれぞれ〈人間を逸脱した形態に変異〉していますので、彼らは既に感染末期であると判断できます。
変異後にはガスバーナーでいくら炙っても、ショットガンをいくらぶち込んでも、手榴弾に焼夷弾を投げつけても倒れないほどの身体能力を誇ります。
言うまでもなく鎮圧は困難であると言わざるを得ません。ちなみにこの状態になると血清を打っても効果はなく、逆に細胞の劣化を早めてしまい即死することになります。
まとめ
ジョリ男
だからエブリンがベイカー家に来たことで皆感染してしまったということか・・・
吉永
でも何度も言ってるけど、エブリンを生み出したHCFとかルーカスが指揮していたコネクションという組織が悪いんだぜ。エブリンだってかわいそうな存在なのさ。
そしてここまで読んでくれた方には〈ミアの正体は組織の特殊工作員〉の記事もおすすめです。そもそもなんで3年前にミアが行方不明になったのか分かるとさらに内容がわかりやすくなるのでおすすめです!