【呪術廻戦考察】『一途』の歌詞に考察すべき夏油のセリフが含まれてる件 | マンガファン
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【呪術廻戦考察】『一途』の歌詞に考察すべき夏油のセリフが含まれてる件

どうもこんにちは吉永です!

吉永

今回は2021年12月24日に公開された映画『呪術廻戦0』の主題歌でもあるKing Gnuさんの『一途』の歌詞にも考察すべき内容が多分に含まれています!

セリフだったり夏油関連だったり、様々に乙骨君の心情が含まれているので、より深く歌詞を深堀りしていこうと思います!

King Gnuにとっての『一途』

ちなみに映画視聴特典でもらえる『呪術廻戦0.5』の中にKing Gnuのお二人にインタビューをしている部分があり、その中に面白いコメントがありましたのでご紹介します(笑)

Q.2 アニメーションに楽曲提供される際、心がけていることはどんなことですか?

常田大希「作品の奴隷。」

井口理「原作への愛を込めます。」

呪術廻戦0.5巻27P

ある意味で正反対なコメントをお二人がしていたので、最初に読んだ時(2021年12月25日)には笑ってしまいました(笑)

ここだけ読むと、結局作品の世界観やストーリーに寄せた曲を作っておられるようですが、実は心境的には結構違うのかな〜と思ったりします。

このお二人のコメントを見てワンピースの歴代のテーマ曲を聞いていて同じようなことを感じたことを思い出しました。多くの曲は歌詞に「船」「仲間」「ワンピース」など、『ONE PIECE』を彷彿とさせるものが多く含まれていることを感じました。

おそらくは制作側が「ONE PIECEっぽい曲をお願いできませんか?」と頼み込んでいることもあるのでしょうが、それを聞いたアーティスト側がどう思うのか、アーティストではない私には正確にはわかりません。

しかしおそらく以下の2パターンが思い浮かぶのでは?と推測しています。

「了解っす!めっちゃONE PIECEっぽいの作ります!」

「え・・・我々の曲風に合わないのでちょっと嫌っすね」

みたいな感じでしょうか。

吉永

おそらく常田さんも井口さんも①のご意見なのでしょう。しかしそこにも少し違いがあるのかな〜と思いました(笑)

あえての「奴隷」という表現をされているところにロックな精神を感じました(笑)

※決してディスるような意図はございませんので、あしからずお願いいたします!

『一途』の歌詞考察

というわけで本格的に『一途』の歌詞考察を行っていきます!

最期にもう一度
強く抱きしめて
その後はもう
何も要らないよ
僕の未来も
過去も何もかも
あなたで満ちれば
後悔は無いよ

LYRICAL NONSENSEより引用

普通に考えて、乙骨の「来い!里香!」のあのシーンを意識されているように感じます。

夏油により百鬼夜行が開始され、新宿と京都に同時多発呪霊テロが起こり、呪術高専に残っていた真希、五条により飛ばされたパンダと棘が夏油にボコされたのを見て、夏油に闘いを挑むため、仲間を助けるために里香に助けを求めたあの時を意識されていると思います。

吉永

この辺はガッツリ作中のセリフも歌詞になっていることもあり、間違いないと思います!

生きてる証刻むの
悴む心震わして
天秤なんて必要ないの
矛盾に脳を惑わして

ここは考察が難しいですが、「作品の奴隷です」発言からして確実に呪術廻戦を意識したものと考えられます。とするとここもそのはずです。

”生きてる証”とはやはり死んでしまった里香に対して、生きている乙骨がこの世で何かを残したいということでしょうか。0巻の序盤で真希と訪れた学校にて、巨大呪霊に飲み込まれた際に真希に「乙骨、オマエマジで何しにきたんだ、呪術高専によ!!何がしたい!!何が欲しい!!何を叶えたい!!」と聞かれた時、「誰かと関わりたい、誰かに必要とされて、生きてていいって、自身が欲しいんだ」と答えていました。

だからこそ乙骨は自分の呪力により他人を傷つけてしまうことで自分の存在意義を見いだせず、居ないほうがいいかもしれないと思う反面、生きていたい、生きている意味を感じたいという気持ちも強かったと考えられます。

ということで”悴む(かじかむ)心”、つまりは生きていいのかダメなのかという葛藤を抱え、いいのかダメかの”天秤”は必要なく、その”矛盾”で精神が不安定になっていたということなのかしら・・・と考えています。

正義と悪など
揺らいでしまう程
生き急いでいた
エンドロールは
きっと神様の
身勝手な悪戯
汚れ役だろうと
厭わないよ

ここはがっつり夏油の心中だと思ってます。

夏油は元々「強い術師が弱い非術師を守らなければならない」という世界に疑問を抱き、高専を裏切って非術師の皆殺し計画を立てるほどのサイコパスお兄さんです。しかし夏油の中ではそれが正義であり真実、彼が起こした百鬼夜行も正しい意味での確信犯であると言えます。

そのため”正義と悪など揺らいでしまう程生き急いでいた”夏油も、心のどこかではまだ自分の決断を100%信じることはできていなかったのでは?と思いますね。

だからこそ、「非術師を葬らねばならない」と使命感を感じつつも「それは良くないことかも」と相反する気持ちがあり、とはいえ「葬らねば術師がメインの社会は作れない」ために”汚れ役だろうと厭わない”のでしょう。

吉永

このように、ここは聞いた瞬間に夏油の心境なんだろうな〜と思いました。

矛盾だらけ
お互い様ね
不幸話の背比べ
首の皮一枚
瀬戸際に
足掻いてちゃ
白々しいね

ここも夏油の心境だと思ってます。

夏油の「非術師は猿だから殺すべき」という思想にも、五条を含む高専側の「術師は非術師を守るべき」という思想もいずれも矛盾を含んでいるため、そこはお互い様なんじゃないかと。

渋谷事変以前の世界においても弱いはずの非術師が強い術師を虐げていた事実もありましたし、渋谷事変以前にも夏油のような思想を持った術師はいたはずなので”不幸話”はどこにでもあったはずです。”首の皮一枚”で多くの人物のそれぞれの思想が入り乱れていたのかな〜と考えられますね。

ひとひらの想いよ
届け届けと血を巡らせて
一途に見つめます
理由なんて必要は無いの

ここがサビですが、ここは乙骨の心境っぽいですね・・・というか里香からの乙骨への心境っぽいです(笑)

死亡して以降もずっと乙骨のことを思い続けて、乙骨のせいとはいえ呪霊になってまでずっと一緒にいたわけですからね。お互い”一途に見つめます”的なことを考えていたのではないでしょうか。死後も・・・となるともはや”理由なんて必要ない”でしょうね(笑)

涙の理由も知らずに
愛が体を喰いちぎった
正しさを振りかざさないで
事実が理由を喰いちぎった

鼓動が止まぬように
喧騒に薪を焚べんだ
帳を張る事すら
無粋な気がしてんだ

吉永

ここも難しいところですが、もう少し考えさせてください(笑)もしくはいい感じの考察があれば教えて下さい(笑)

さあ来世に期待ね
光れ閃け猛スピードで
一途に向かいます
余力を残す気は無いの

ここは里香と乙骨の心情でしょうか。

既に里香は死去しているため、また一応0巻ラストにて解呪、そして成仏しているはずです(何故か本編では再登場しますが・・・)ので”今世”では一緒になることはできない、幼少期の「大人になったら結婚するんだ」という約束は果たすことはできないのです。

なので”来世”に期待して、今世は出来る限り”余力を残す”ことなく呪いを払って払って払いまくって、来世で里香と一緒になりたいということなんでしょうか。

届け届けと血を巡らせて
一途に愛します
永遠なんて必要は無いの

ここも乙骨から里香へ・・・と思いきや、里香から乙骨への心境だと思います。

今でこそ里香は特級過呪怨霊に分類されるバケモノになっていますが、元々は呪術師の家系でもない普通に非術師の家系の女の子ですし、乙骨に恋するかわいい女の子だったわけです。というわけで呪霊として登場している際にも乙骨に対して”一途に愛します”ということなんでしょう。

特級過呪怨霊になっても「愛してます」ということで、莫大な愛情を感じますね(笑)

吉永

あとのサビは最初とほとんど同じなので考察はここまでにさせていただきます!

まとめ

いかがでしたか?(←ブログでよくある締めのやつ)

完全に私吉永の主観なので「この部分は違うんじゃね?」など思った方も多くおられる可能性もありますが、その場合はむしろ教えて下さい!正直クリスマスに映画を見てから少し時間が経ってしまったので覚えていない箇所がありますので、色んな方のご意見を聞きたいと思ってます!

最期にもう一度、『一途』・・・マジでかっこいいっすよ(笑)こうしてブログ書きながらも聞いてますし、カラオケ行きたくなってきたところで今回はこの辺で・・・それではありがとうございました!

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