火祭り村ネタバレ13話です!13話では、火祭村に到着した風斗は早々に捕らえられてしまい、早速穢れ人としての責務を果たすよう小部屋に詰め込まれる。そこに入ってきた一人の痴女から逃げ出し、さらに共行のものと思われる死体に近付いていく!早速13話のネタバレを見ていきましょう!
目次
火祭り村ネタバレ13話
夜這い
風斗の前には裸の女が「さあ風斗くん、赤ちゃんを作りましょうねえ」「おねーさんとっても上手なのよ」「怖くないのよお?」と上目遣いで言うが、風斗はその場から逃げ出そうとしたが、扉が開かず、体当たりで開けると外には火那子が立っていたが、風斗はそのまま逃げ出した。
中から出てきた女は「あらぁ・・・ひなちゃん追わないの?」と尋ねるが、火那子は「・・・どうせ逃げられません」「すぐに捕まりますよ」「この村からは逃げられません」と複雑そうな目でつぶやいた。一方の風斗は闇雲に走り「くそっ神主の野郎め」「やることが性急過ぎる!!」と考えていたが、突如横から信造に「おい」と呼び止められた。
信造との出会い
信造は「そのまま行くとまた奴らに捕まるぞ、それがお望みなら止めないが」と声をかけると風斗は「あんたは・・・?」と警戒したまま尋ねた。信造は「俺は神服信造」「味方かどうかは好きなように受け取ればいい」と答えると、風斗は「神服火那子の叔父か!!」と共行の言葉を思い出し「俺にとっては味方か・・・!?」と頭をめぐらせた。
しかし考えきる前に信造は「ついてこい、俺の屋敷で匿ってやる」「そこでゆっくり教えてやるよ、共行についてもな」と提案し、風斗も「・・・分かった」と答えて信造についていった。
共行のイメージ
屋敷にて経緯を話すと、風斗は「生贄に自ら志願した・・・!?」と思わず聞き返し、信造は「そうだ、村の外から来た男を庇ってな」「そんなに情に熱い男だとは思ってなかったんだが」と率直な感想を述べた。風斗も「ありえない・・・信造の言う通りだ」「共行が他人のために自己犠牲を払うはずがない!」「あいつはバカだが良くも悪くも自己中心的、自分の欲にずる賢い男のはずだ!」と長年で培ったイメージを振り返っていた。
そして風斗は立ち上がり「今から死体を確かめてくる」と言い切り、信造は「無駄なことをするな、外に出て捕まったらどうする」と静止しようとした。しかし風斗は「あんたはちゃんと確かめたのか?」と聞くと信造は黙り、「やっぱりな、あんたは共行の死を確定させるのが怖いんだ」「俺はあんたとは違う」と言い切った。
風斗の過去
風斗は共行の姉を思い出し「約束したんだ」と念じ、かつて姉は「大丈夫?風斗くん」と心配して声をかけるが風斗は「大した怪我じゃないです」と返していた。姉は「ありがとうね、共行が上級生に絡まれてるの助けてくれて」「でも無茶はダメ、誰かを助けるために風斗くんが怪我をしたら意味がないよ」と諭し、風斗は「無茶はしてないです」と答えたが、内心では「だってこれくらい・・・あの人から受けた恩に比べれば・・・!この程度のこと・・・!」と感じて生け贄として燃やされた後の死体に近づいていく。
かつて共行は「お前はいいよなあ」「身長も高くてあたまもよくてイケメンでモテモテ・・・なんで彼女作らないんだよ?超面食いか?」「はあ?俺は勉強はやらん、早々に諦めている」「そんでさ、俺がお前に唯一買ってること見つけたんだわ」「俺は歯並びがいい!!」と歯を自慢してきたことを風斗は思い出した。
そしてその死体の歯並びを見て、風斗は「これは共行の死体じゃない」「あいつはまだ生きている!!」と確信し、「安心しろ共行、俺が必ずお前を見つけ出してやる」と月夜を見つめてつぶやいた。
小さな異変
翌朝、風斗は目を覚まし「朝か・・・共行が生きていると分かったのは良いがどこからどう探すべきか」と顔を洗っていると、信造が「風斗か、起きるのが遅いな」と声をかけた。風斗は「・・・少し疲れていたもんで」と答え、心のなかで「仮面から逃げたりヤクザとカーチェイスしたり、最後にはあの騒動だ」「疲れないわけがない」と感じていた。
信造は「朝食は部屋に出すように下女に言っておこう、俺はちょっと外に出てくる」と言うと、風斗は「なにか用事か?」と尋ねた。信造は「火那子が昨日の夜から見当たらない、お前は飯でも食ってゆっくりしていろ」と言って外に出ていったのを見送った。
部屋に戻るとすぐに下女が「半藤様、朝食をお持ちしました」と声をかけ、布団をかたそうとしている風斗に「私がやりますからお布団そのままにして頂いても・・・」と言うと風斗は「そうか、じゃあ頼む」と言って任せた。
味噌汁を飲んで風斗は「美味い・・・いつも外食ばかりだから手料理はありがたいな」「景色も素晴らしい」「ここが観光で来た旅館なら良かったんだが」と感じていると、襖の奥で下女の声で「く・・・車田様!お待ち下さい!」という声が聞こてきた。
車田甲子郎
さらに「ええい離せ下女風情が!」と声が聞こえ、襖を開けた車田は「やはりここにいたか、神服め、小賢しい真似を」「お前が半藤風斗だな」「神主がお前を娘の婿に決めた、お前はもう車田家の人間だ」「一緒に来てもらうぞ」と強引に風斗を連れ出した。
車田の人間とともに道を進むと、信造が「楽しそうじゃないか車田殿」「半藤風斗は俺の客だ」「悪いが置いていってもらえないかな?」と現れるが、当然車田は「断る!この男は車田家の婿だ」「神主の決定に逆らう気か?」と受け渡しを拒否した。
信造は「もちろんそんなつもりは毛頭ない」「しかしそいつはうちの共行の友人でな」「話すことが山ほどあるのだ」と笑顔で交渉すると、車田は「・・・それならば仕方あるまい」「神に近づいた者の友人だ、少しの間だけ貴様に預けておく」と言って風斗の手に巻かれていた縄を解いた。
貸し
そして自由になった風斗は「・・・あいつは」と尋ねると、信造は「火祭村御三家当主、車田甲子郎だ」「お前を襲った女の父親だよ」と説明してくれた。
風斗は「くそ・・・なんで知ってんだ」と感じていたが、続けて信造は「村の外に出られるのは未婚の男女のみと決まっていた」「車田麗華は一度結婚したが子をなす前に夫が死んでいる」「未亡人ってわけだ」「車田の家は親戚筋が多いからな、血が近いため村人を相手に婚姻ができない」「麗華嬢は一生独身で孤独に生きることになる可能性が高い」「あーあこれで俺も車田に目を付けられちまった」「これまで中立を保ってたんだがな」「これで”貸し一つ”だ」と鋭い目つきで言い切った。
風斗は「・・・すぐに返してやるよ」「俺はアンタを信じてないからな」と返し、信造も「ふん・・・結構なことだ」と風斗の目を見ずに答え、「火那子を巣食うためにお前も協力してもらう」「この村に一度入ったからには簡単には逃げ出せない」「命を賭けてもらうぞ」と言い放った。