どうもこんにちは古川です!
今回は〈ひぐらしのなく頃に業〉の各章のタイトルに入っている「騙し」という言葉について、この「騙し」の意味について考察していきます!
ジョリ男
タイトルの「業」とか色々と細かいところにも伏線があったりするんかね?
古川
何もなかったらこんなトリッキーなことはしないだろ。
というわけで、「騙し」という言葉に隠された意味と本編との関わりについて考察していくぞ!
「騙し」という言葉の意味
読み方は言うまでもなく「だまし」です。そしてどのような意味かと申しますとこんな感じです。
1 うそを言って、本当でないことを本当であると思い込ませる。あざむく。たぶらかす。「人を―・して金を取る」「まんまと―・される」
2 他のことに気をまぎれさせて落ち着かせる。機嫌をとってなだめる。「子供を―・して寝かせる」
3 機械などの調子をみて手加減しながらなんとか作動させる。「旧式の機械を―・し―・し使う」
ひぐらし的に、この場合には①の意味が適用されるでしょう。本当でないことを本当であると思い込ませること、それこそが今回の〈ひぐらしのなく頃に業〉の世界なのかもしれません。
つまり今回の〈ひぐらしのなく頃に業〉の世界はそれぞれのカケラに「騙し」という言葉がついていることもあり、過去のカケラと似て非なるものであるという意味が込められている可能性が高いです。
また「騙」という感じには”名を騙る(かたる)”のような読み方も存在するため、これまでの雛見沢を騙る偽物の世界であるというメタファーである可能性もあります。
実際に過去のカケラと今回の「騙し」カケラは似て非なる部分が多く、結末は異なりますがそれぞれ共通する部分が存在するということなのでしょう。
そしてこれこそが宣伝文句でもある「誰も知らない雛見沢」なのでしょう。これまでの雛見沢と同じようでどこか違う。だから現時点では誰にも予想し得ない設定が込められているのだと考えられます。
そこで問題は誰を騙しているのかということ。
現時点でまだ考察が完成していないので、ひとまずそれぞれの「騙し」の世界を確認しながら考察を強めていこうと思います!
鬼隠し編≒鬼騙し編
鬼隠し編と鬼騙し編の共通点と言うと難しいですが、基本的な流れが同じです。
圭一が雛見沢に引っ越してきて、魅音達の部活メンバーとともに楽しく過ごしているところ、レナが凶行に走るという話でした。
かつての鬼隠し編ではレナと魅音が持ってきたおはぎに針が入っており、その後圭一の疑心暗鬼が加速するという流れ。最終的に圭一が雛見沢症候群を発症し、圭一を心配してくれた魅音とレナを撲殺するという流れでした。
しかし今回の鬼騙し編ではレナが雛見沢症候群を発症し、逆に圭一に対して凶行に走りました。途中まで流れは似ていましたが、結果が違う。というわけで結局は鬼騙し編は鬼隠し編の名を騙る偽物だったということですかね。
綿流し編≒綿騙し編
ここもまた同じように、綿騙し編は綿流し編の名を語る偽物なのです。
この世界で共通しているのは、詩音にそそのかされた結果圭一が祭具殿に入ってしまうということ。そして綿流し編ではその後梨花と沙都子が詩音に殺害され、その後圭一に対しても包丁が向きました。
しかし今回の世界で雛見沢症候群を発症したのは、おそらく詩音ではなく魅音でした。また綿流し同様に圭一は一命をとりとめましたが、魅音も詩音も死亡してしまいました。
似ているようで後半で一気に変貌を遂げましたね〜。綿騙し編では魅音と沙都子の死亡に謎が多く、梨花を殺害した犯人の他に不明な部分が非常に多く残っています。しかしこれは沙都子のループをもとに考えれば理解できる部分なのです。沙都子のループ説、綿騙し編の真相はこちらの別記事で・・・
祟殺し編≒祟騙し編
祟殺し編、祟騙し編はいずれも北条鉄平の帰還、そして沙都子への虐待に関する内容です。
このブログを書いている時点ではまだ祟騙し編は未完なのですが、ここから内容が大きく分岐するような気がしています。というのも祟騙し編は祟殺し編よりも皆殺し編に似ているからなのです。皆殺しのカケラに分岐してしまったのかもしれません。
かつての祟殺し編では沙都子に虐待を加える鉄平を圭一が殺害し山の中に埋めた後に、沙都子に橋から落とされるという内容でした。結局は沙都子を助けられたものの梨花も圭一も死んでしまう終始胸糞展開でした。
一方の祟騙し編は祟殺し編同様に児童相談所に沙都子を助けるように行動を起こした結果、少しずつ圭一達の仲間が集結し、正当な手段で沙都子を助け出す事ができた皆殺し編の流れに近づいてきました。
そのため北条鉄平ルートなのでやはり共通点が多い世界、でも”祟殺し”の名を騙る”祟騙し”の世界なのかもしれないな〜と思いこの記事を書いています(笑)
まとめ
古川
しかし鬼隠し編と鬼騙し編、綿流し編と綿騙し編、祟殺し編と祟騙し編のようにタイトルがいちいち似ていることもあり、確実に何かしらの関連はあると考えていいでしょう。
というわけで今後もそれぞれの内容を吟味していきますので、放送の度に追記していきますので長らくお付き合いをよろしくお願いいたします!(笑)