タコピーの原罪ネタバレ1話です!1話ではいじめられっ子のしずかはある日、土管の中で奇妙な生物と出会います。名前は「んうえいうぬkf」というらしく、理解できないので見た目から「タコピー」と名付け、二人は奇妙な関係性を続けていきます・・・。早速1話のネタバレを見ていきましょう!
吉永
”ハッピー道具”がまったくハッピーでない使われ方をしているあたりはなかなか面白い設定です!
タコピーの原罪ネタバレ1話
出会い
ある日、いじめられっ子のしずかはタコの姿をした奇妙な生物と出会います。
彼によると「ぼくはハッピー星人、宇宙にハッピーを広めるため旅をしてるッピ!故郷ハッピー星に別れを告げ、今日この緑と青の惑星に降り立ったっピが・・・捕獲されそうになるし、食べ物もなしで大変だったッピ」「そんなとき、しずかちゃんが助けてくれたんだッピ!」とのことです!
しずかは給食で残したパンを手渡し、「名前はなんていうの?」と聞くと、「んうえいうぬkf、っていうッピ!」と答え、しずかは思わず聞き返してしまうが再度「んうえいうぬkf」と答え、おそらくは日本人、というか地球人とは異なる言語体系を持った宇宙生命体であることがわかります!
当然のようにしずかはその名前を覚えることができず「じゃあ”タコピー”」と姿形から勝手に命名し、二人で生物図鑑を眺めていました。
ハッピー道具
タコピーは生物図鑑のタコのページを説明するしずかを見て不思議な温かい気持ちになり、「ぜひともお礼をさせてほしいッピ!!」ということでハッピー道具のひとつ、パタパタつばさ!を手渡し、これを使うと空を自由に飛ぶことができると説明し、実際に空を飛んで見せました。
そしてしずかにも使って見るように促しますが、しずかは「うーん」「私はいいや」とその申し出を断って「下じき買いに行かなきゃだから」とそのまま山を降り始めてしまいます!そしてしずかの背中を見送るタコピーの目には「クズ」「汚物女」と書かれ、ボロボロのランドセルが目に入りました・・・
まりな
翌日もタコピーは土管の中でしずかと二人、静かに未知との遭遇を楽しんでいると、土管の向こうからクラスメイトのまりなとその取り巻きが歩いてきました!取り巻きの一人が「まりなちゃんに言われた通り、下じきバキバキに折っといたよー」「今月もう3枚目だもんね!」としずかの下じきをへし折ったことを鼻にかけていました・・・
そしてまりなは「生活保護の金で買えるでしょ♡」と言うと取り巻きも爆笑し、その全てはしずかにも聞こえており、その心中は計り知れません・・・
そこでタコピーは新たなハッピー道具であるハッピーカメラを取り出し、このカメラはインスタントカメラのようにその場でハッピー紙にすぐ印刷されることを告げ、しずかは「これならスマホの方がよくない?」と正論で返しますが、タコピーは「これにはとっておきの機能があって・・・」と言いかけますが、またしてもしずかは下じきを買うために帰っていってしまいます・・・
タコピーは地球の言葉、価値観に詳しくないのでまりなとしずかの関係、そしてしずかの置かれている状況を理解できていませんが、しずかの状況はこれより下が無いほどに最悪です。
チャッピー
タコピーはいつも元気のないしずかを見て「明日こそ、喜ばせて見せるッピー!」と意気込みますが、出会いから3日目、4日目、5日目も変わらずに元気はない・・・そして6日目に新たなハッピー道具を取り出しますが、しずかはすぐに家に帰ろうとします。
タコピーが「どうしたッピ?」と聞くとしずかは「チャッピーにご飯あげなきゃだから」と答え、タコピーを自宅に招きます。お世辞にもきれいとは言えないしずかの家の庭にいた大型犬チャッピーと戯れるしずかを見て、初めてタコピーはしずかの笑顔を見ることになります!
同伴
チャッピーもタコピーに気づき、よだれを垂らしていたのを見てしずかは「食べちゃだめだよ」とたしなめ、中に入りますが、家族らしき人影は見えなかったのです。
しずかによると母親は”同伴”でいないらしく、さらにタコピーが「パパはどこだっピ!?」と聞くと、しずかは振り返らずに「パパはいないの」とだけ答えました。タコピーは純粋に「人間はママ一人で子供を作れるッピ!?」と関心していたのですが、デリカシーはないっすね。
チャッピーがいれば私は大丈夫。他には何もいらないんだ。何があったって平気なの。どんな痛いことやつらいことだって・・・
と言って涙を流すしずかを見てタコピーは「羨ましい」と感じており、しずかを笑顔にできる存在になりたいと強く考えるようになりました。
ルール
つらい顔ばかりするしずかを見て、ハッピー道具を使って笑顔にしてあげたいと考えたタコピーは、母星のママの言葉を思い出し、ハッピー道具に関するルールを思い出していました。
そしてタコピーは別れ際、「しずかちゃんにものすごい笑顔にしてみせるッピ!」「あ、ハッピー星は訳あってぼくがしばらく星に帰れないッピから今すぐには行けないけど・・・でもいつか、いつかきっと」と言いかけると、しずかは「タコピー、タコピーは無臭だね」と言って振り帰りました。
そしてチャッピーを連れ、少しだけ微笑み「また明日」と言って別れた翌日(7日目)、しずかの服は泥だらけになり、その手にはチャッピーの首輪だけが握られていました・・・
仲直りリボン
しずかは「ケンカしたの、友達と」とだけ告げると、タコピーは「人間はケンカすると顔の色が変わるんだっピね!」としずかの服が汚れている理由を理解できず、友達と仲直りできるハッピー道具である”仲直りリボン”を差し出し、これを友達の小指同士を結ぶとすぐに仲直りができるんだよ!と告げ、丈夫で無限に伸ばすことができるとも告げました。
それを聞いたしずかは「いいね」「それ、使いたい」とだけ答え、初めてハッピー道具を使いたいと言ってくれたことでタコピーはるんるん気分でしずかに仲直りリボンを手渡しました。
この時タコピーは、ある重要なハッピー道具に関する”掟”を忘れていたのです・・・
道具を使う時は必ずハッピー星人の目の届く範囲で使うこと
異星人の手に道具を委ねてはならない
しかしタコピーはテンションも相まって、この掟を破ってしまったのでした。
不安
タコピーはその掟を思い出し、しずかのことが心配になりました。そして様子を見るために、しずかの家に向かうことになりました。
既に時間は夕暮れ時、タコピーはチャッピーのいない庭を抜けてしずかの元に向かい「しずかちゃーん」と声をかけると、そこには長らく掃除のされていない汚れた部屋の奥で、仲直りリボンを使って首を吊っているしずかが目に入りました。
足元には椅子が転がっており、状況の分かっていないタコピーはしずかに近づき「何やってるんだっピ?そのリボンは、柱に結びつけてもしょうがないッピよ?しずかちゃん」と声をかけても返事はない。
罪悪感
掟:決して異星人に道具を委ねてはならぬ
あれを破ったから、あまねく宇宙において死は等しく平等に定められ、覆す手段は存在しない。いかなる叡智の道具であっても死者を蘇らせることは敵わない。
しかし、タコピーの持つハッピーカメラにはもう一つ特殊能力がありました。
タイムカメラ機能
保存できる写真は1枚だけであるが、それをカメラ読み込ませると、その写真を撮った瞬間に戻ることが出来る・・・
そして2回目の”2日目”の朝、タコピーはしずかと二人土管に腰掛けていました。そしてタコピーはしずかを死なせないために、しずかのことをもっと知る必要があることを悟りました。
タコピーは「しずかちゃん!・・・ぼくを明日から、いっしょに学校に連れてってほしいッピ!」ということで、二人で学校に行く事になりました・・・