どうもこんにちは古川です!
今回は【ひぐらしのなく頃に業】の祟騙し編のラスト、大石に逮捕されたはずの北条鉄平が沙都子宅にいた理由について考察していきます!
ジョリ男
古川
そもそも鉄平は大石に逮捕されたはずなのに、なんで家にいたんだろうという思いました。なので今回は、逮捕された鉄平が家にいた理由について考えていきます!
目次
鉄平が北条沙都子宅にいた理由考察
まず結論から、一度は逮捕されたはずの鉄平が家にいた理由は、大石が解放したからです。
沙都子が助けを求めたあの日、綿流しのお祭りの前日、確かに大石は鉄平を逮捕しました。しかし同日もしくは綿流しのお祭り当日、大石自らが鉄平を解放したと考えています。
逮捕したその日に解放するというワケのわからない状況なのですが、一応説明のつく考察ができたのでご紹介します。
祟騙し編の大石の目的
オヤシロさまの祟の真相解明
祟騙し編の、そして祟殺し編の大石の目的は共通して〈オヤシロさまの祟の解明〉です。
初代オヤシロさまの祟りの犠牲者は大石が若い頃にお世話になった、ダム工事現場の現場監督です。だからこそこの事件に関して大石は並々ならない熱量を掛けて操作を行っています。そしてこの祟騙し編のカケラでは大石は〈オヤシロさまの遣い〉と呼ばれているほどに執拗に操作を行っています。
祟騙し編の入江によると、「沙都子のおばがいなくなったのとちょうど同じ頃大石がやってきた」と言ってました。この言葉から、大石がオヤシロさまの祟の真相に近づいたことが伺えます。
北条鉄平が祟りに関与している
沙都子のおばが死に、沙都子の兄:悟史が失踪したことで、オヤシロさまの祟が北条家に起こる可能性が高いと考えた大石は、北条家の生き残りにオヤシロさまの祟りの真相を感じました。
おばと兄という狭い空間で起こった奇妙な事件、これに残された身内が関与していると考えるのは至極普通のこと。犯人なのか、次の被害者なのかは不明ですが北条家の人間は何かしら関わっているはず。そして大石は生き残りである沙都子と鉄平に狙いを定めました。
しかし沙都子は幼年のために可能性としては薄い、だからこそ成人していてさらにごろつきである鉄平がオヤシロさまの祟、つまりは連続怪死事件に関わっていることを確信した大石は鉄平と沙都子のマークを強化することになりました。
だからこそ祟騙し編其の壱にて大石は学校に沙都子を訪ねてきたと考えられます。おそらくこれは沙都子が次の被害者になることを想定して、沙都子の行動を探っていたのだと思います。
さらに大石はこの昭和58年6月の時点で60歳で定年を迎えます。だから刑事として正式に捜査ができるラストイヤーであるため、鉄平に狙いを定め、なんとしても真相解明を急ぎたいという焦燥感も強かったと考えられます。
圭一の行動は間違いである
だからこそ大石的には、徹底的に鉄平をフリーにしておきたかったと思われます。
それは大石的にこんな考えがあったからです。
北条鉄平がオヤシロさまの祟に関与していることは間違いない。だから鉄平を監視しておくことで、事件に関連する事実がわかるかもしれない。特に綿流しのお祭りの前後は何かしら行動に出るに違いない。
だからこそ北条鉄平を常に監視し、かつ自由にオヤシロさまの祟りに関わる行動をしている現場を押さえて、おやっさんの仇を討ちたいと考えていたと思われます。
だからこそこのセリフ。
前原さんは自分が正しいことをしていると信じて疑いもしないでしょうね〜。花を持たせてやるのも、茶番に付き合うのも今だけです。
当サイト別記事(【ひぐらしのなく頃に業考察】祟騙し編の真相解説!大石もループしていた?)より引用
これは沙都子の保護を求めて毎日のように児童相談所に向かっていた圭一たちが、ついに児童相談所を動かそうとしたまさにそのときのことです。普通に考えて圭一の行動は友達を救うためのものなので正しい行動だと思います。
しかし大石はこれを〈正しくないこと〉のように言ってます。
それは大石的に、ここで鉄平を逮捕することはマイナスだからです。
大石はもちろん市民の味方です。だからこそ殺人事件を犯している人物を許すわけにはいきません。そこにはおやっさんに対する私情も大きく入っていることと思いますが、それでも殺人犯を逮捕することは共通の利益です。
そして北条鉄平はおそらく、ほぼ間違いなくオヤシロさまの祟りに関わっている。だから北条鉄平を自由に行動させていればいずれは連続怪死事件のヒントが得られるはず。だから鉄平を逮捕してしまうとオヤシロさまの祟りの真相にはたどり着けなくなるわけです。
もちろん沙都子を助けようとする圭一のことを立派と思う気持ちもあるし、沙都子が置かれているつらい状況を憂う気持ちもあったことでしょう。それでも大石の中では連続怪死事件の解決が最優先だったのです。
だからこそ圭一のしている行動により鉄平が逮捕されてしまうことで連続殺人犯を逃してしまうことになるために、圭一の行動を間違いだと思ったのでしょう。
花を持たせてやるのも茶番に付き合うのも今だけです
そして先程のセリフを再掲します。
前原さんは自分が正しいことをしていると信じて疑いもしないでしょうね〜。花を持たせてやるのも、茶番に付き合うのも今だけです。
当サイト別記事(【ひぐらしのなく頃に業考察】祟騙し編の真相解説!大石もループしていた?)より引用
「花を持たせてやる」「茶番に付き合う」とは、具体的には圭一の行動により鉄平が逮捕されること。この時点で大石は鉄平を逮捕し、その後解放することを決めていたと思われます。
大石的には今年が定年を迎えるラストイヤーとして、刑事としてオヤシロさまの祟りをなんとしても解明したいという目的からすると非常に困ること。
しかし園崎議員や園崎弁護士により道を開けるしかなくなった大石は、その場にいた人間の感情を考えて鉄平を逮捕せざるを得ないことを把握。ここで強引に警察権力を振りかざすと、それこそクマちゃん(大石の部下)が言っていたように暴動になりますし。
だからこそその場の市民感情として、沙都子の解放=鉄平の逮捕は免れないことと理解して、児童相談所職員の原山を連れて北条家に向かったと考えられます。
簡単にまとめると・・・
- オヤシロさまの祟の真相を探るため鉄平は自由に行動させなければいけない
- しかし圭一たち及び園崎議員の登場により鉄平を逮捕しなければいけなくなった
- 綿流しの晩までに鉄平を解放することは大石の中では確定事項だが、暴動を避けるために一度逮捕しなくてはいけなくなった
つまり、後々解放することが確定しているのに、その場の流れ的に逮捕しないといけなくなったから「茶番」と言ってるのでしょう。
また、圭一が沙都子のためにここまで多くの人を動かしたことに感心する気持ちもあると書きました。だからその行動力を評してここでは「花を持たせてやった」のだと考えています。
ジョリ男
古川
もう少しだけ続くから、後少しだけお付き合いください!
人知れず鉄平を解放
そして原山を連れて北条家に到着し、鉄平も大石(警察)がいることでドアを開けなければいけなくなり、直接沙都子にヒアリングした後は、沙都子が語っていた通り。
沙都子が助けを求めて、逆上した鉄平が沙都子に暴力をふるおうとしたところを大石が現行犯逮捕となりました。ここまでが大石が言う「茶番」です。
この日は綿流しのお祭りの前日、仮に鉄平が連続怪死事件の犯人だとしたら確実に今日動くはず。
だからこの日に逮捕し、即座に解放しなければいけないのです。この時点ですでに大石は解放を決めていたと考えています。適当な理由をつけて解放したと思われますが、おそらく鉄平の病気が関係していると思われます。
鉄平が圭一に殺害される
鉄平を解放した後にも大石は鉄平を徹底監視。そしてオヤシロさまの祟の犯人的な行動を期待していたはずでしたが、自宅に帰った鉄平は、思いがけずに圭一がやってきたために襲いかかり、なんと殺されてしまいました。
これにより、雛見沢連続怪死事件の年内解決は絶望的となり、大石が定年するまでに真相解明が不可能になってしまったことを示しているのです。これは大石にとっては大いなるストレスであり、これがきっかけとなり雛見沢症候群L5を発症したと考えられます。
ジョリ男
古川
ここから先も一応最期まで書いていこうか!もう少しお付き合いください!最終的なまとめとしてご覧ください!
大石が雛見沢症候群を発症
解放後の鉄平を監視
ここまでに書いてきたように、大石は鉄平を逮捕した同日に鉄平を解放しています。それは先程も書いたように大石的に、鉄平がオヤシロさまの祟に関与しているからです。
だから綿流しのお祭りの夜の鉄平の行動を見るために人知れず解放し、徹底的に監視していたと思われます。
鉄平の死亡=事件の解決が不可能になる
そして予想外に、沙都子が圭一を家に連れ込んだことで鉄平が激昂。「うまくはめてくれたなわれ!」と圭一にバットを振り下ろしたことで圭一も反撃。かつての祟殺し編同様に圭一に殺されてしまう鉄平。
これにより大石が定年するまでの間にオヤシロさまの祟の真相を解明することができないと悟った大石は強いストレスを感じたことで雛見沢症候群を発症。極度の疑心暗鬼、幻覚が幻聴が聞こえてくる事になったオヤシロさまの遣いである大石。右も左もわからなくなったために思ったことは、おそらくこんなこと。
大石「あいつらが邪魔さえしなければ・・・児童相談所に陳情なんてしなければ鉄平は自由だった。だからこんなことにはならずに連続怪死事件は解決できていたのに・・・!」
部活メンバーに拳銃を向ける
そうして大石的に現況である圭一は死亡したため、残りの陳情団幹部たちを殺害するため古手神社に向かい、レナの言ったとおり、拳銃を部活メンバーに向けたと考えられます。
まとめ
おそらくこれが真相です。鉄平が沙都子宅にいたのは大石が解放したからであり、それがオヤシロさまの祟の解決にとっての最短ルートだと思っていたから。
そして大石は今年で定年ということで時間がない。そんな最期に掴んだ1本のわらのような存在であった北条鉄平を逃がすわけには行かない。だから沙都子が虐待をされていようと、事件解決の糸口を掴むまでは放置していたと考えられます。
ジョリ男
古川
それこそが大石ループ説の真相だよ。
特に大石が未来を知っていた理由に関してはまだまだ考察の余地があると思っているんだ。定期的に追記していくからそちらの記事もご覧ください!長々ご覧下さりありがとうございました!