どうもこんにちは古川です!
今回も前回同様に、〈裏世界ピクニック〉についての考察です!今回は空魚の眼の能力と鳥子の手の能力について最大限わかりやすく説明していきます!
ジョリ男
古川
あそこ臭いおっさんが多いからできるだけ行きたくないんだ・・・(笑)
まあその分あって2人の能力については理解することができたので、古川がおっさん臭に耐えた結果をご覧ください!
目次
裏世界ピクニックの特殊能力
初めに結論から書いておきます。
空魚と鳥子に宿った能力は、イメージ的には幽霊に触ることができるようになる能力です。それでは準晩に書いていきます!
空魚の能力と鳥子の能力の詳細を話す前に、なぜ彼女たちがあんな特殊能力を手にしたのか、そもそものお話から指定校と思います。もともと鳥子も空魚も普通の人間であり、特殊能力はありませんでした。直接的なきっかけは〈くねくね〉との接触でした。
くねくねとの第四種接触により獲得
研究者である小桜によると、以下のように異物との接触は区分されています。
- 第一種:単純な目撃
- 第二種:侵入
- 第三種:生物との接触
- 第四種:接触によって肉体的な影響を受けた
この第二種の〈侵入〉がよくわからなかったので調べてみると、なんとこの区分は実在するものでした。小桜の言うようにハイネック教授という方が定めたUFOとの接触に関する基準なのです。参考URL:Wikipedia
第二種とは”地面に接触した跡や化学物質の跡など、何らかの物理的な痕跡を残すようなもの”のことです。
そして話を戻し、鳥子と空魚はくねくねという超自然的な存在と接触したことにより、通常ではありえない能力を手に入れていました。
くねくねの一部が体内に残った状態
まず初めて空魚がくねくねを退治した時、くねくねをその視界に捉えてしまいました。
つまりくねくねと接触、言い換えればくねくねが空魚の中に侵入したということ。そして空魚の場合には銃を構えようとしたものの力が入らなくなるなどの行動不能になり、割と限界間近までくねくねに侵入を許してしまいました。
鳥子の善戦によりなんとかくねくねを撃破できましたが、このときに生じたくねくねと空魚の界面、接触は割と濃厚接触。これによりくねくねの一部が空魚の体内、そして間近にいた鳥子の手にも取り残されてしまった状況となります。
それが能力の発現理由なのです。
能力をなくす方法は現状不明
古川は〈裏世界ピクニック〉漫画版を5巻まで読みましたが、その中では未だこの能力をなくす方法は未登場です。つまりくねくねとの接触により得た能力と共存するしかないのです。
裏世界に行かない限りは私生活を送る上で特に問題なく、空魚は右目、鳥子は左手が青くなるくらいです。まあ割と大きな問題なんですけどね(笑)
この青は異世界にて登場するモンスターの登場の際に現れる、言うなれば異世界を示す色となっています。だから空魚はカラコン、鳥子は手袋をして体に現れた青を隠すようになりました。
ジョリ男
古川
それでは次に空魚と鳥子の能力について、具体的に何ができるのか説明していきます!
空魚の眼の能力
実体がないものを実体化させる能力
空魚の能力は、眼で見たものを実体化させる能力です。
前回の記事(【裏世界ピクニック】くねくねの正体と鏡石について考察していく)でも書いたように、くねくねは目視できるのに何故か鳥子の銃弾は当たらず、石を投げても当たることはなかったのです。
くねくねは実体があってないようなもの。つまり特殊な方法を使わない限りは物理的に干渉することができないのです。その特殊な方法というのが、空魚の眼の能力。
眼で見たものに実体を付与し、物理的に触れる事ができるようになるもの。手で触ることができない幽霊に触れるようになるものだと考えてください。この能力を会得した事により、空魚がくねくねを捉えている限り、鳥子の銃撃が有効になります。
くねくねを実体化し銃撃可能に
くねくねに侵入された後、能力が発言した後に空魚の「撃って!」の言葉とともに鳥子の銃撃によりくねくねを撃破。空魚はこの時すでに自身の能力に無意識的に気づいていたのかもしれません。
あの時すでに空魚は手足が動かない程にくねくねに侵入されていましたが、鳥子に諭されたことによりなんとか「撃って!」だけ”言えた”ため、鳥子とペア行動だったこと、鳥子が銃を持っていた事により救われました。
古川
八尺様に銃が当たる状態に持ち込む
第一章である〈くねくねハンティング〉ではくねくねを撃破。続く〈八尺様サバイバル〉では八尺様の撃破もこなしています。
八尺様も登場時点では攻撃が当たらずにいましたが、空魚の機転により、鳥子の能力を活かしてなんとか撃破することができました。ということで空魚の能力は、実体のない霊体(?)に触れられるようにすることである、と考えてください。
鳥子の手の能力
実体がないものに触れる事ができる能力
次に鳥子の左手の能力ですが、空魚とは若干異なり、実体のないものに触れる事ができる能力です。
空魚の能力との違いが微妙なところですが、鳥子はそのような生き物を毎回目視できるわけではありません。くねくねは見えていましたが、当初は八尺様は見えていませんでしたし、きさらぎ駅に到着した電車を見ることができませんでした。
いずれも空魚が目視して、空魚の合図やアドバイスにより鳥子が超自然的なモノに触れたことで撃退していたのです。だから見えるかどうか、これが似て非なるところですね。
八尺様を異世界から引っ張り出した
そして実際に、八尺様と対峙した際に、空魚と鳥子、そしてもうひとりのおっさん:肋戸がいました。
残念なことに肋戸は八尺様の能力に取り込まれ、行方不明となりました。参考までに八尺様の能力はこんな感じ。
親しい人のイメージを自分に重ねて騙された人間を神隠しする
だから裏世界にて自分の家族を探していた肋戸には八尺様が行方不明の奥さんに見えたし、空魚には八尺様が鳥子に見えたのです。そして肋戸はそのまま行方不明になり、空魚は鳥子により裏世界に引き戻されました。
その後八尺様に対して銃撃をするも当たらず、やはりくねくね同様に実体がないというか、物理的に干渉することはできない存在であると考えられます。そして空魚が八尺様が認識し、実体化させたまま、鳥子が八尺様を引っ張り出すと銃が当たりました。
きさらぎ駅の電車を直接引っ張った
また裏世界で会った在日米軍によると〈フェブラリーステーション〉、つまりは〈きさらぎ駅〉に到着した電車に飛び込んだ際に、直接電車を引っ張ってました。これにより裏世界から表世界に戻れる準備段階に入り、いわゆる中間領域に侵入することができました。
裏世界と表世界の間には中間領域と呼ばれるどちらでもない場所があります。そこに突入することで自然に目的地に到着することができるのです。
この電車は空魚の眼には二重写し、つまり2つの電車が重なって見えたのです。つまりは裏世界の電車と表世界の電車がかぶっているように見えたのです。つまりは電車そのものが中間領域のようなイメージです。だからそれに直接触れたことで表世界行きの中間領域に侵入できたということなのです。
まとめ
このように、異世界の住人であるくねくねとの濃厚接触により得た特殊能力を持って、鳥子と空魚は実体を持たない化け物たちと戦いながら閏間冴月を探しに行く物語なのです。
古川
触れない幽霊に触ることができるようになる能力
だと思ってもらえばとりあえず大丈夫です!それでは今後も〈裏世界ピクニック〉についての記事を増やしていくので、今後もお付き合いください!