どうもこんにちは古川です!
今回はひぐらしのなく頃に業の猫騙し編にて登場した鬼狩柳桜について考察していきます!
ジョリ男
突然”繰り返すものを殺す剣”なんて言われてもわけわからんぞ!
古川
実はゲーム版のひぐらしに登場した禁宝なんだ。
だから今回は鬼狩柳桜について、そしてひぐらし業における鬼狩柳桜の存在意義について説明していきます!
目次
ひぐらし業-鬼狩柳桜とは
古川
そのため古出家に伝わる古文書にまつわる説の1つに過ぎないと考えてください。ちなみにまあまあ複雑なので、この記事を2回読むことをおすすめします。
ネット上で最も詳しく、最も簡単に説明しますが、おすすめは2回です笑
古手家の禁宝
そもそも鬼狩柳桜とは、古くから古手家に伝わる禁じられし宝剣なのです。
かつて雛見沢が鬼ヶ淵村と呼ばれていた頃、他の世界からリューンの民と呼ばれる存在がいました。
このリューンの民には純血と混血と呼ばれるタイプがあり、前の世界の肉体をこの世界に引き継げたものが純血、一方で肉体を引き継げず精神体になってしまった混血の2種類がいました。
羽入は純血に分類されるタイプであり、かつての世界の姿を引き継いでいます。彼女の角はリューンの民の特徴なのです。
そして一方の混血は宿るための肉体を探し、この世界の人間に寄生し肉体を乗っ取ることになります。
そんな混血たちを滅ぼすために羽入は旅をしており、そんな中で今月から助けた男の子がいました。
この男の子は古手陸、後に再会した際にお互い初対面であると勘違いし、そのまま恋仲となり結婚。子供が産まれ、桜花(おうか)と名付けたのでした。
古出羽入の娘:桜花
pixivより引用
しばし楽しく過ごすことになりますが、後に陸が死亡し、羽入は再度精神体となり他者からは姿が見えなくなってしまいますが、娘の桜花にだけはその姿が見えるようになります。
そんな暮らしが続いた後、鬼ヶ淵村に疫病が蔓延。その状況を見た羽入はリューンの医学知識を生かし特効薬の作成方法を桜花に指導。
その特効薬により村の疫病は解決したのも束の間、桜花の特効薬の話を聞いた権力者が利権の匂いを嗅ぎつけ、作成方法を問い詰め桜花を拷問することに。
この惨劇を見た羽入は怒り狂い、権力者を皆殺しにしたのです。後に桜花の説得により我に帰り、自分のしたことを理解。そして人の世の罪を自分に全て被せ、それを人である桜花に討たせることで全ての罪を消し去る決意をします。
その時に使われた剣こそが鬼狩柳桜である、と古出家の古文書には記されている…という設定なのです笑
古川
オヤシロさまの立像内部に隠されている
そしてその古文書によると、鬼狩柳桜は古出神社内部にあるオヤシロさまの立像内部に納められているということ。
それを羽入は猫騙し編にて梨花に伝えたということなんですね〜。
ジョリ男
新設定が多すぎて混乱したが、内容自体は割とわかりやすかったぞ!
羽入が異世界人というのも面白かったな!
古川
人の子よ…というのも人ではないからこそ出るセリフだしね。
また鬼狩柳桜についての設定は、猫騙し編では多少変更されてるように感じるんだ。
ひぐらし業における鬼狩柳桜
繰り返しを終わらせる剣
今回のひぐらし業における鬼狩柳桜は特別な能力を持っています。
それは羽入にまつわる宝具の中で最も重要で、最も忌みなる力を持つもの。死が新たな世界の始まりでしかない繰り返すものを殺すことができる剣である、とのことです。
これを翻訳すると以下のようになります。
古川
すなわち梨花に対し、通常の人間と同じ意味で”死”を与える事ができる剣であるということです。
梨花は自分に使うことを決意
死亡するたびに新たな世界を始める人物というのは、ずばり古手梨花しかいません。
つまり羽入は、本当に辛くなったら、この剣で自害するという道もあるということを伝えたかった可能性があります。違った意味かもしれませんが、現状この意味で捉えるのが自然です。
事実梨花もそのように捉えており、「誰に使うかって?そんなの決まってるじゃない」と自分の首に包丁を当てて何やら思案していましたよね。なかなかの問題シーンだな〜と思います(笑)
オヤシロさまの中から既に持ち出されていた
そして羽入によると、鬼狩柳桜は古手神社の中にあるオヤシロさまの立像の中に隠されているとのことで下が、実際にそこを探すも鬼狩柳桜はそこにはありませんでした。
しかしオヤシロさまの立像の中には鬼狩柳桜のカケラが転がっていました。梨花はこれを拾い、自害するには十分であることを悟り、そのカケラを首に当てたその瞬間、圭一たちが梨花を探しに現れました。
その時梨花は、「あと5回だけ頑張って、それでだめなら諦める」としています。
つまり、あと5回雛見沢を経験し、それでも最善のゴールにたどり着けなかったら鬼狩柳桜にて自害し、この運命の袋小路から身を引くことを決意したということです。
ジョリ男
なんでオヤシロさま像の中に鬼狩柳桜がなかったんだろうな?
古川
ひぐらし業で鬼狩柳桜を持ち去った人物
羽入に並ぶ超自然的な存在の入れ知恵
おそらく鬼狩柳桜を持ち出したのは雛見沢にいる人間の誰か、です。
そして考えられるのは、羽入のような超自然的な存在、すなわち人外の存在です。先程も書いたように羽入は異世界人でありリューンの民と呼ばれる存在であるという説もあります。同じようなリューンの民に匹敵するような能力を持っている存在です。
でなければそこに鬼狩柳桜があることを知っている人物は思いつきません。
そのため〈うみねこのなく頃に〉に登場した魔女たちのような存在が入れ知恵していると考えています。
もともと羽入は〈うみねこのなく頃に〉のフェザリーヌであるとの考察もありますし、それ以外のキャラを見ていても魔女たちが絡んでいると考えることも十分可能です。
鬼狩柳桜を隠した理由として、梨花がこの剣を使用し自害することで、雛見沢を舞台とした魔女たちのゲームが終了してしまうから。同時に梨花側のプレイヤーの敗北が決定してしまうことを避けるために鬼狩柳桜を隠したと考えられます。
つまり、鬼狩柳桜を持ち出した犯人として考えられるのは・・・
- ゲームを終了させずに長く楽しみたい魔女、もしくはその分身となる駒
- ゲームを敗北させたくない梨花側のプレイヤー=ベルンカステル?
〈ひぐらしのなく頃に〉の世界にはこの魔女たちは登場していないために、〈うみねこのなく頃に〉で登場していた犯人探しのルール:ノックスの十戒には違反しますが、ひとまずこの線で考えていきます。
- 犯人は、物語の当初に登場していなければならない
- 探偵方法に、超自然能力を用いてはならない
- 変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない
- 探偵は、読者に提示していない手がかりによって解決してはならない
- 双子・一人二役は、予め読者に知らされなければならない
鷹野三四もしくは北条沙都子
当サイトでもずっと考察を続けてきた沙都子ループ説。
その全てに関連してくるのが絶対の魔女ラムダデルタです。〈うみねこのなく頃に〉に登場した魔女であり、人外の力を持つものとしてベルンカステルと雛見沢を舞台に新たな魔女のゲームを始めたと考えています。
かつて書いた記事にて詳細はありますので、ラムダデルタは自らの分身として雛見沢に鷹野三四、そし北条沙都子を配置している可能性があります。だからこそ、鬼狩柳桜は鷹野もしくは沙都子が持ち去り、どこかに隠したと考えられます。
動機は先程書いたように、ラムダデルタがまだまだベルンカステルとのゲームを続けたいから・・・
奇跡の魔女ベルンカステル
そして古手梨花もまた、ラムダデルタとゲームをプレイしているベルンカステルの駒である可能性が高いです。梨花は自分が駒であることを自覚しているのかどうかは不明ですが、ベルンカステルとの関連性はかなり信憑性の高いと考えています。
かつて〈うみねこのなく頃に〉でもベルンカステルが「ふぁいと、おー!にぱー!」と発言していたことがありますからね。これで無関係という方がおかしいです。
そしてゲロカス:ベルンカステルさん的には梨花がゲームの中(雛見沢)にて鬼狩柳桜で自害してしまうとそこでゲームオーバー。ループが終わればこのゲームはラムダデルタの勝利、ベルンカステルの負けとなってしまいます。
そのため古手梨花に先行して鬼狩柳桜を持ち出し、強制ドロップアウトを禁じたのではないかな〜と考えています。
ひぐらし業-鬼狩柳桜の読み方
ちなみにですが〈鬼狩柳桜〉は「おにがりのりゅうおう」と読みます。
鬼を狩る柳桜(やなぎさくら)とはなかなかに禍々しい名前ですね(笑)
柳桜とは中国原産の植物であり、先が尖っている形をしていることが特徴なんですよ。この形から鬼狩柳桜と名付けられたんですかね〜。
まとめ
このように〈鬼狩柳桜〉についてはなかなか複雑でこれまたややこしい設定が存在するのです。
かつての〈ひぐらしのなく頃に絆〉での設定とさらに異なり、ループを終わらせることができるという追加設定が増えました。この設定により、ひぐらしの世界そのものが脅かされることになりました。
ジョリ男
古川
新たな設定だけど、まずは鬼狩柳桜について考察していくことも必要だからね。少しずつ真相に近づいていこうぜ!