ネタバレ6話
ジュディはウォルターが帰っていくのを2階から見ていた。ウォルターによると商人ギルドがキャンプス家と結託し、フォレットの商品を買わないようにしており、同時にフォレット領地内の賃料を値上げすることが告げられた。これが現実のものとなれ地代を払えない領民が多数出る、それによりフォレット家への税金を払えないために税収に大きな打撃となる。
ザカリーがいかにして商人ギルドを手懐けたかは不明だが、キャンプス家の関与はもはや疑いようもなかった。これまでジュディはフォレット領地民の平和を守るために生きてきたが、議会が商人ギルドを支持しているため、貴族であってもギルドに文句をつけることはできない。したがってギルドの人間は横暴を利かしており、利益追求を良しとしないフォレット家に対して恨みを持っていた商人を利用して今回の事態となった。
ウォルターは貴族ではなく平民だったが、仕事で出入りする度に惹かれ合っていた。帝都へ行ったおみやげに詩集を買ってくれたことを思い出し、去っていくウォルターの馬車を見ながらある決意を固めていた。アニェスに紙とペン、そしてフォレット家の後継者の印章を持ってくるように頼んでいた。
感想5話6話
ザカリーの思惑
ザカリーはさすがやり手ですね!なんとしてでも目的を遂行する強い意志を感じますね!
彼の目的はあくまでも「ジュディと一人息子の結婚」です。そしてそのためにはジュディとウォルターの関係を破壊し、さらにフォレット男爵、つまりはジュディの父にも理不尽な要求を飲ませるための下地が必要でした。というわけで彼がしたことはこんな感じ。
- ウォルターの働く店に圧をかけウォルターをクビにする
- 商人ギルドを動かしてフォレット産の商品の不買運動を始める
- フォレット領地内の地代を上げる
この3つだけでも十分に大きな打撃となります。まずウォルターをクビにすることにより、金銭的に結婚が不可能であることを知らしめる。しかもこれは1回や2回ではなく、おそらく何度も行われてきたことでしょう。勤め先を変える度に理由もわからずにクビにされていたら絶望ですよね(笑)
そして元々フォレット家に不満を持っていた商人ギルドを動かしてきているあたり本気が伺えますね〜。商人ギルドは元々利益追求の組織であり、庶民がどうなろうと知ったことではない、そんな組織です。しかしそれをフォレット家が抑えていたことで利益追求ができなかった、だからフォレット家を恨んでいた・・・そんなことを逆算したキャンプスはそこにつけこんだのです。
フォレット産の商品を買わなくなることでフォレット領地民に入る金額が減り、個人としての収入も大きく減ることになる。それに加えて家賃の大幅アップが行われることでマジでヤバい・・・という状況に。ザカリー的には「ジュディが拒むからこうなっているんだ。領地民の生活を救いたかったから嫁に来い!」という遠回しなメッセージなのかもしれません。
さすが商人、色んな事考えてますね〜(笑)
ジュディの決意
そして最後に、ラストでジュディは何かを決意していました。父に意見書を書くとのことでしたが、本来意見書とは「不満をぶつけるためのもの」ですが、そんなことあるんかな?(笑)
内容的に「キャンプス家の息子と結婚します」的な、フォレット領地民を救うために結婚の条件を飲みます、といった内容になると思われます。ウォルターとの婚姻の話を強引に破壊し、愛情のない結婚を間接的に強要し、さらには愛する領地民へ打げを与えてくる張本人に降るのは身を切られるほどに辛いことだと思いますが、民のために自らキャンプス家に向かうわけですね。
なので一旦結婚は確定で、その後の復讐に繋がっていくのでしょう。ジュディ、負けないで!
年間50万円以上電子コミックを年間200冊以上読んでいる吉永が、実際に読んでみて面白かったマンガをご紹介します。1番好きなマンガジャンルはホラー系×エロですが、グロホラーから純粋恋愛モノまで何でも読みます。一番は『変な家』と『ガンニバル』、恩人は『小悪魔教師サイコ』の葛西小春、思い出のマンガは『ゾンビのあふれた俺だけが襲われない』です。
■利用している電子コミック:最推しのコミックシーモア、独占多しのめちゃコミ、最強クーポンのDMMブックス