皆様には人権がございませんネタバレ1話!道尾トールの元に適性検査結果が届く | マンガファン
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皆様には人権がございませんネタバレ1話!道尾トールの元に適性検査結果が届く

皆様には人権がございませんのネタバレ1話です!1話では、道尾トール17歳のもとに政府から一通の適性検査が届いた。この国では人権適正使用法が施行され、その結果により人間と家畜に振り分けられていた。トールの運命はどうなるのだろうか・・・。早速1話のネタバレを見ていきましょう!

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皆様には人権がございませんネタバレ1話

人権適正使用法

人権適正使用法、施行からXX年。人権のある人類はこれまで以上に豊かに暮らし、人権なしと判断された人類はペットとして、または労働用、人体実験用、食肉用などの異なった世界に暮らすようになった。そんな世界でのお話・・・

家畜

道尾トール17歳と神田桔平17歳は試験が終わり、食事をする場所を探して歩いていた。その途中でショーケースの向こう側に値札と共に人間が飾られていた。値段が99万と100万円を切っており、それを見た津々居は「病気持ちなんじゃねーの?」となじっていたがトールは津々居をたしなめて昔を思い出していた。

昔隣の家に住んでいた女の子は活発でよく遊びに来ていた。恋心を抱き始めたある日、突然人権が停止されてしまった。そのことからもトールは人権が停止された人々を悪く言うことはなく、ただそれは一般的な価値観とは異なっていた。そして津々居は立ち去り、神田の勧めで高級そうなイタリアレストランに入ることになった。

適性検査

入り口でウェイトレスにより「これはこれは藤堂」と挨拶され、そのまま席に通された。神田の父は藤堂喜三郎という有名人であり、時々ここに来るのだという。おしゃれな内装には似合わず、ペット同伴で入れるそのシステムを気に入っているらしい。

しかしトールは”適性検査”の結果が気になっていた。17歳を迎えた時、国から適性検査が届き、これにより人間と家畜に別れることになる。心配するトールとは対称的に神田は全く心配しておらず、家畜の働きにより消費税も撤廃され、犯罪者も家畜となることから犯罪率も低い。そしてそんな家畜を肯定し賛美する世界で、トールのように自分の意見を貫く存在と出会えたことを遠回しに喜んでいた。

そしてその帰り道、トールに適性検査が届いていた。結果、人権適正:なし。

皆様には人権がございません感想1話

元々どこかで漫画は読んだことがあったのですが、ちゃんと読んだのは初めてでした!

やはりpeepの漫画は面白い物が多いですよね。『小悪魔教師サイコ』を始めとして名作が多いです。今回の『皆様には人権がございません』もそのような感じがしています。ひとまずは設定の確認からやっていきましょう!

人権適正使用法

・・・という名前の法律がある世界ですね。

17歳になった時に国から送られてくる適性検査により、人権があるかないか、もっと言うと”人間”か”家畜”かを分類されるというとんでもない法律なのです。そんな倫理観のない法律ダメやろ!と思いますが、実はプラスに働く部分もあるようです。

  • 家畜の無償労働により消費税の撤廃
  • 犯罪者は家畜となるため犯罪率の低下

なるほど、嫌な部分ばかりではないですね、あくまで人間側の視点ですが。また人体実験用に家畜が振り分けられることもあるようなので医学の進歩にも貢献しそうな感じもあります。なのであくまで人間に振り分けられた側からすると良い世界だと考えられます。

しかし気になるのはその基準ですよね〜・・・

人間と家畜

何を基準に人間と家畜に分類しているのでしょうか。このへんは社会学的な話になりそうですね。

少し前に『PSYCHO-PASS』というアニメ作品があり、とても楽しく見ていました。あれは全世界の犯罪者や高IQの人物の脳や思考パターンを保存して、特定の問題に対してすべての人物の思考を元としたシビュラシステムが合理的な結論を出すことになっている、そんな世界の話でした。

その中でAIにより「こいつ犯罪犯しそう」と判断された人物は、犯罪を犯す前に処罰することが可能になるという設定があり、警察はすべてAIの制御下にありました。ある意味で合理的なのかもしれませんが、将来的に犯罪を犯す可能性が高いというだけで実際に犯罪を犯してもいない人物を犯罪者扱いするのはいかがなものかと思う部分でもあります。

シビュラが対象を判断する基準には犯罪係数という数値があり、対象の精神状況を読み取って算出した数値を元にしていました。『皆様には人権がございません』の中でもこのシビュラのようなシステムがあって人間と家畜を振り分けているのでしょうか?今回トールは残念ながら人権適正なしと判断され家畜となり、今後どうなるんでしょうね(笑)というかPSYCHO-PASS懐かしいですね!

異常な価値観

そして『食糧人類RE』でもそうですが、この世界の価値観が異常ですね。

人権停止が当然のように存在しており、人が人を見下すことが法制化されている世界です。なかなかにイカれていると思いますよね。まあ”マウンティング”という言葉があるように、上下関係は目には見えませんが確かに存在します。誰しも誰かの上に立ちたいと思うのはごく当たり前の話だと思います。

しかしここまで目に見える形で行われるのはさすがにどうでしょうね(笑)・・・と思うのが我々普通の人類です。一方であの世界では誰も疑問を抱く人間はいません。それが普通だからですね〜。随分イカれた世界のお話のようで、今後に期待が持てますね!

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