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漫画「恋するリップ・ティント」をネタバレ解説
高校1年生の都本あこが、可愛くなるためにメイクの練習をしているところから始まります。ある日、厚塗りのリップをしたまま校内を歩いていると、SNSでヘアカット動画が100万回再生されるほどの人気を持つイケメン先輩、愛川遥巳とぶつかってしまいます。
その際、あこのリップが遥巳の服につき、キスマークを残してしまいます。謝ろうとするあこに対し、遥巳は「その服いらないから捨てておいて」と冷たく言い放ちます。最悪の出会いから始まった二人の関係が、どのように進展していくのかが見どころです。
吉永
恋するリップ・ティント 主な登場人物紹介
◆ 都本 あこ(みやもと あこ)
本作の主人公。高校1年生。
高校生活に追われて恋愛には無頓着だったが、親友の真菜が可愛くなったのを見て「自分も変わりたい!」と決意。初めてリップを塗った日に、まさかのハプニングで遥巳先輩の体操服にキスマークをつけてしまう。
基本的には素直でまっすぐな性格。ちょっとドジだけど、言うべきことは言う芯の強さを持つ。
◆ 愛川 遥巳(あいかわ はるみ)
高校2年生。SNSでヘアカット動画が100万回再生されるほどの超絶イケメン。
だが、実は「女性嫌い」で有名。女子からの人気は高いものの、近寄ってくる女性をばい菌扱いし、冷たくあしらっている。
最初はあこにも塩対応だったが、なぜか彼女には少しずつ態度が変わっていき…?
◆ 真菜(まな)
あこの親友で、彼氏ができて一気に可愛くなった女子高生。
明るくて面倒見がよく、落ち込むあこを励ます頼れる存在。恋愛に関しても経験者としてアドバイスをくれる。
「可愛くなるためにはリップから!」とあこに指南した張本人。
◆ 遥巳のクラスメイト男子(名前未定)
遥巳のクラスメイトで、あこに厳しい言葉を投げかけた男子生徒。
過去の何かが影響しているのか、遥巳のことを心配しつつ、彼に近づく女子を敵視している。
あこに「遥巳があんな風になったのは、お前らみたいな女のせい」と言い放つが、その真意は…?
吉永
作者「楠なな」さんとは?
高校1年生の都本あこが主人公。彼女は可愛くなるためにメイクの練習をしているものの、まだ技術は未熟で、厚塗りリップのまま校内を歩いていると、SNSで人気のイケメン先輩・愛川遥巳と衝突してしまいます。この出会いから、二人の関係が始まります。
楠なな先生は、集英社の「マーガレット」誌での連載を通じて、その美麗な作画と繊細なストーリーテリングで知られています。「恋するリップ・ティント」は、2025年1月26日に第1巻が配信され、現在も続刊が予定されています。
恋するリップ・ティント ネタバレあらすじはこちら
1話 | 2話 | 3話 |
第1話ネタバレ
高校に入学して1か月。
親友の真菜が突然めちゃくちゃ可愛くなった!? その理由を聞いてみると、なんと彼氏ができたという返事が!
一方、主人公の都本あこは、日々の高校生活を送るのに精一杯で、恋愛なんて二の次。特に成績のこともあって、それどころではない…(;^_^A でも、真菜の激変ぶりはうらやましい!!
そこで、可愛くなるために真菜に相談すると、「まずはリップを塗ることから始めなさい」とアドバイスをもらう。さっそくトイレでリップを塗り、ドキドキしながら鏡をチェックするあこ。
しかし、その直後、トイレを出たところで男子生徒とぶつかってしまい、彼の体操服にキスマークをべったりとつけてしまう。
謝ろうとするも、彼は冷たく「その服いらないから捨てておいて」と言い放つだけ。ショックを受けたあこは、真菜に相談する。すると、ぶつかった相手が先輩で、SNSのヘアカット動画が100万回再生されるほどの超絶イケメン・愛川遥巳だと判明!
ただし彼は女性嫌いで、近寄ってくる女子をばい菌扱いすることで有名だった。冷たい態度を取られたのも納得するあこだったが…
それをきっかけに、思わぬ形で遥巳との接点が増えていき――!?
感想
親友が彼氏を作って可愛くなったと聞けば、「私も可愛くなりたい!」と憧れるのは自然な流れ。だけど、リップを塗っただけでこんな波乱が待っているなんて…!?
最初からあこの不憫さが炸裂(笑)。リップデビューしただけで、学校の超絶イケメン・遥巳先輩の服にキスマークをつけるという事故を起こしてしまうのが最高に笑える。しかも、その先輩は超塩対応の女性嫌い!「その服捨てておいて」と言い放つとか、冷たすぎる~~!
でも、そんな最悪な出会いからどう恋が発展していくのかがめちゃくちゃ気になる! 遥巳先輩は本当に女性が苦手なのか? それとも何か理由があるのか? そして、あこはこのまま「可愛くなる作戦」を続けていくのか…!?
吉永
第2話ネタバレ
放課後、あこはクリーニングに出した体操着を手に、遥巳の教室の前までやってきた。
しかし、そこには遥巳を待ち構える女子生徒たちがずらりと並んでいる。彼の姿が見えなくても、その空気だけでわかる。みんな、彼に会うためにここで待っているのだ。
(どうしよう……こんな状態じゃ、とても渡せない)
そう思いながら、教室の前をうろうろしていると、ふいに隣から声をかけられた。
「ねえ、もしかして愛川先輩に用?」
振り向くと、遥巳のクラスメイトらしき男子生徒が、どこか申し訳なさそうな顔をしていた。
「その体操着、返したいんでしょ。でも……やめといた方がいいよ。遥巳、ああいうの相手にしないから」
「え?」
「あいつ、そもそも女子と関わるの好きじゃないし、最近は態度が悪いってSNSに上げてる生徒もいるらしいしさ。余計な騒ぎに巻き込まれる前に帰った方がいいよ」
そう優しくアドバイスをくれた彼に礼を言い、あこは少しだけ迷う。渡したい。でも、こんな状況じゃ……。
――そのときだった。
「あれ?」
ふと顔を上げると、廊下の向こうから遥巳が歩いてくるのが見えた。彼もこちらに気づいたようだが、その瞬間、女子生徒たちが一斉にざわめき始める。
(まずい!)
直感でそう思ったあこは、とっさに遥巳の手を掴んだ。
「ちょっとこっち!」
「……は?」
「いいから、早く!」
遥巳が抵抗する前に、あこは彼を引っ張り、廊下を駆け出した。背後から「遥巳くん!」「待って!」と追いかけてくる声が聞こえる。
なんとか女子生徒たちの視線を振り切り、あこは目の前にあった空き教室に滑り込む。遥巳を中に押し込み、そっとドアを閉めた。
「……ふぅ、なんとかなった」
しかし、外からはまだ女子生徒たちの話し声が聞こえてくる。
「なんなの、あの子?」
「遥巳くんを連れ去るなんて、ありえなくない?」
「調子に乗ってるんじゃないの?」
耳に入れたくなくても、嫌でも聞こえてしまう。
(……やっぱり、こういうの、ちょっと傷つくな)
そう思ったそのとき。
「あ?」
不意に遥巳が動いたかと思うと、あこの両耳をそっと塞いだ。
「……聞くな、そんなの」
驚いて顔を上げると、遥巳はいつもの無表情のまま、でもどこか優しげな瞳でこちらを見下ろしていた。
「余計なこと気にすんな」
彼の手の温もりが、じんわりとあこを包む。
(……え?)
さっきまでの嫌な気持ちが、不思議とすっと消えていくような気がした――。
感想
最初から最後まで、ドタバタ&急展開の連続! 遥巳先輩に体操着を返したいのに、彼を待ち構える女子たちが怖すぎて近づけないあこ…。でも、ここでまさかの救世主(クラスメイト男子)が登場! やさしく忠告してくれるけど、SNSに遥巳の態度を晒してる生徒がいるって話、めちゃくちゃリアルで怖い…!
それにしても、あこがとっさに遥巳の手を引いて逃げるシーン、スカッとするしカッコよすぎ!まるで王子様ポジションが逆転したみたい(笑)。追いかけてくる女子たちの勢いがもはやホラーだけど、なんとか空き教室に逃げ込んでホッとしたのも束の間…まさかの悪口タイム発生!?
ここでの遥巳先輩、最高すぎた!!!普段は冷たいのに、あこの耳をふさいで「聞くな、そんなの」って…いや、ギャップ萌え爆発!!普段の塩対応はどこへやら、この瞬間だけめちゃくちゃ優しくない!? こんなの惚れるしかないやつ~~~!!!
最悪の出会いから始まった二人だけど、少しずつ距離が縮まっていく感じがたまらない!
吉永
第3話ネタバレ
放課後、あこはクリーニングに出した遥巳の体操服を紙袋に入れ、意を決して彼の教室へと向かった。だが、教室の前にはいつものように女子生徒たちが群がっていて、近づくことすらできない。
(どうしよう……このままじゃ渡せない)
そう思いながら立ち尽くしていると、不意に背後から声をかけられた。
「おい、お前」
振り向くと、昨日も話しかけてくれた遥巳のクラスメイトの男子生徒だった。彼は、あこの手から滑り落ちた紙袋を持っており、中身をすでに確認したのか、冷ややかな目を向けてくる。
「これ、お前が落としたやつだろ」
「あ、ありがとう……」
紙袋を受け取ろうとしたその瞬間、彼の口から信じられない言葉が飛び出した。
「遥巳があんなふうになったのは、お前らみたいな女が原因だ」
「え……?」
突然の言葉に、あこは息をのむ。
「結局、お前も遥巳と仲良くなりたいだけなんだろ? 可愛くなりたいとか言いながら、男に媚びるために近づく……そういうやつばっかりだ」
彼の言葉はどこまでも冷たく、容赦がなかった。
「お前みたいな女のせいで、遥巳は……」
その言葉の続きを聞く前に、あこは視線を落とし、拳を握りしめた。
(そんなつもりじゃ……ない、はずなのに)
でも――本当にそうじゃないと言い切れるのか? 確かに、あこは遥巳と距離を縮めたかった。彼のことをもっと知りたいと思った。だから近づこうとした。それは否定できない。
何も言い返せないまま、あこはその場を離れ、家に帰ると布団に潜り込んで泣いた。
***
翌朝、目を腫らしたまま登校したあこは、親友の真菜にすべてを打ち明けた。
「そんなこと言われたの!? ひどすぎる!!」
「……でも、確かに私、遥巳先輩と仲良くなりたいって思ってたから……何も言い返せなかったんだよね……」
「あこ」
真菜は深く息を吸い、あこの両肩をがしっと掴んだ。
「それの何が悪いの!? 仲良くなりたいって思うのは普通じゃん! 何も悪くないよ!」
「……え?」
「悪いのは、全部決めつけてくるあっちの方! あこはただ、遥巳先輩と話したいだけなんでしょ? それって下心とかじゃないじゃん!」
その言葉に、あこは目を見開いた。
(……そうだ。私はただ、友達になりたいだけなんだ)
心がふっと軽くなった気がした。
「……ありがとう、真菜。なんか、元気出た」
真菜に背中を押されるようにして、あこは再び遥巳の教室へと向かった。
***
周囲の視線があこに集まる。ヒソヒソとした声が聞こえるが、もう気にしない。
遥巳の姿を見つけると、あこはまっすぐに彼の前まで歩み寄った。
そして、教室内の注目が集まる中、はっきりと口を開く。
「私は、下心なんかない!」
一瞬、静寂が訪れた。
「私はただ、先輩と――友達になりたいんです!」
そう言って、あこは深々と頭を下げた。
静まり返る教室の中、遥巳はじっとあこを見つめていた――。
感想
いやいや、最初からメンタル削られすぎでしょ!?💦 体操服を返そうとしただけなのに、まさかのクラスメイト男子からの集中砲火。「お前らみたいな女が原因」とか、言葉のナイフが刺さりすぎて痛い…!しかも、一方的に責められたあこ、なにも言い返せないまま帰宅して大泣きって…読んでるこっちも泣きそう( ; ; )
でも!ここで終わらないのがあこの強さ✨ 親友の真菜が最高すぎる!!「仲良くなりたいだけで何が悪いの!?」って、まさにその通り!!!👏✨ 真菜の言葉で吹っ切れて、もう一度遥巳の教室へ向かうあこ、強すぎる…!
しかも、ただ体操服を返すんじゃなくて、「私は下心なんかない! 友達になりたいだけ!」って教室で堂々宣言!? もうこれ、めちゃくちゃカッコいい主人公ムーブじゃん!!🔥🔥 教室が静まり返るシーンの緊張感もヤバい…!
吉永
恋するリップ・ティント 最終回の結末予想
1. あこの告白と遥巳の答え
あこは遥巳と友達になるために勇気を振り絞って告白し、その後も何度もやり取りを重ねながら、遥巳の心の中に少しずつ入っていきます。最終的には、あこの一途な気持ちに遥巳も心を動かされ、ついに告白の時が来るでしょう。遥巳は最初は冷たく見せかけていたものの、あこが自分を大切にしてくれることに気づき、彼女を受け入れる展開が待っていそうです。
「最初は君を避けようとしてたけど、今は君がいてくれることが嬉しい」なんて、遥巳のちょっと照れくさい言葉に心が温かくなるかも!
2. 真菜との友情が深まる
あこの成長に欠かせないのが真菜との友情。最終回では、真菜があこをしっかり支え、最初からずっと応援してきたことが最終的にあこにとって大きな力になったことが描かれそうです。
また、真菜も自分の恋愛や成長を通して、あこと一緒に新たな一歩を踏み出すシーンも描かれ、二人の絆がより深まるはずです!
3. 遥巳の過去が明かされる
遥巳が女性嫌いになった理由や、なぜ冷たく接していたのかが最終回で明かされるのではないでしょうか?もしかしたら、過去に辛い経験をして女性に対して壁を作ってしまったというエピソードがあるかもしれません。それをあこが理解し、彼を癒す力になることで、二人は完全に心を通わせるようになる予感!
4. 恋の成就と新たな始まり
最終回では、あこと遥巳の関係がきちんと恋愛に発展し、お互いに告白し合う展開が待っているでしょう。二人の関係が始まる瞬間、読者も「やっとか!」と思わず胸が熱くなるに違いありません!
そして物語は、二人が新たな関係を築いていく未来へと続く、希望に満ちたエンディングを迎えるのでは?
このように、最終回では友情と恋愛、成長と癒しがテーマになり、あこと遥巳がそれぞれの気持ちをしっかりと伝え合って幸せな未来を歩み始めるシーンが描かれると思います!💖
吉永
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