娘がいじめをしていましたのネタバレ2話です!かつて親友だった愛と小春の間に生じたいじめの問題が、家族の絆と理解を試す。愛の行動と小春の涙が両家族に衝撃を与え、親たちの葛藤と子供たちの隠された心情が深く絡み合う。家族の愛と誤解、そして成長の痛みを描き出します。早速2話のネタバレを見ていきましょう!
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ネタバレ2話
小春から話を聞いた千春は、ようやく状況を理解した。
小春は愛に”嫌がらせ”を受けていた。具体的には教えてくれなかったが、無視されるとのことだった。大樹は「人間関係で悩む年ごろなのかもね」と深刻に捉えてはいない様子だったが、千春は一応学校に連絡だけしておこうとしていた。
そして翌朝、小春はいつも通り笑顔で学校に向けて家を出た。そして扉が閉まったのを確認して、千春は学校に電話をかけ、担任に顛末を話して注意して見ておくように頼んだ。そこから数日が経過したものの、学校からは電話がない。小春は先生と話したらしいが家での表情は暗いままだった。
そこからも毎日学校に通い続けているので、余計なことをしないほうがいいのかもしれないと思い、仕事に向かった。そして家に帰ってきた小春は、膝から小さな出血が見え、涙をこらえていた。
その様子を見て、千春はカナコに電話をかけ、小春から聞いた話をすべてぶつけた。一方のカナコも久しぶりの千春からの電話に嬉しそうに出たものの、その内容を聞いてひたすらに謝罪を続けて明日の朝一番謝罪に出向くことになった。
車に乗り込んでからも愛が小春をいじめているという事実を信じられず、愛にも事情を聞いてみることになった。そしてリビングでゲームをしていた愛に話を振るも適当な返答が返ってきた。少しムカついて「あんた今日小春ちゃんと何かあった?」と聞くが、愛はヘラヘラと「何もないよ」と答えた。
しかし千春から電話で事の顛末を聞いていたカナコは娘が嘘をついていることを確信し、ひとまず大樹の帰りを祐介の帰りを待つことにした。無意識にスマホで「子供 いじめた時」と検索している自分に気づき、仮に愛がいじめをしていた場合は冷静でいられないかもしれないと考えていた。
そして祐介が帰宅した後、3人でリビングに座り、今日千春から受けた電話の内容を話し始めた。
- 愛が小春をいじめている
- 愛に無視された・悪口言われた
- 今日は怪我までさせられた
- 明日謝罪に来てほしい
その上で愛に話を聞くと、愛は「友達と話しているのに小春がしつこく入ってきたから無視した」「ぶつかっただけで勝手に転んだ」と話して涙を浮かべた。祐介は愛の言葉を信じて胸をなでおろしていたが、カナコは立ち上がって激怒して愛を怒鳴りつけた。先程嘘をついたことを追求して、加害者の愛が泣いていることから違和感をすべてぶつけた。
そのまま無言で3人でカップラーメンを食べることになった。
感想2話
愛がいじめをしていた、ということが事実かどうかはまだわかりませんが、状況的にはおそらくそうなんでしょう。
だとしたら「なんで泣いてんの?」というのは至極当たり前だと思います。
祐介も愛の言葉を全面的に信じて「悪気がないなら良かった」と言い切ってましたが、何が「良かった」のか意味がわかりませんでした。
両親の相違
この対照的な様子から、祐介は愛を信じ、彼女の行動を正当化する傾向があり、一方でカナコは愛の行動に対してより現実的で厳しい見方をしていることが分かります。祐介の反応は親としての愛情と信頼に基づくものであり、カナコの反応は愛に対する厳しい現実認識と責任感から来ていると言えるでしょう。
祐介は愛の言葉を信じ、彼女がいじめの加害者ではないと解釈しました。愛がの説明を受けて祐介はこれらの出来事を偶発的なもの、あるいは誤解に基づくものと捉えました。彼は娘がいじめをしていないと考え、その安堵の気持ちを「良かった」という言葉で表現しました。祐介のこの反応は、彼が娘に対して持つ信頼と、彼女の行動を正当化しようとする傾向を反映しています。
一方で、カナコは愛の言葉に対して懐疑的であり、愛が嘘をついていると確信していました。千春からの電話で愛の行動について詳細を聞いた後、愛の反応と祐介の安堵の言葉に対して激怒しました。カナコは愛が加害者である可能性を認識し、その行動に対して厳しい態度を取りました。彼女の反応は、愛に対する厳しい現実認識と、娘の行動に対する責任感を示しています。
カンナ
愛のその言葉の真偽も不明ですが、気持ちはどうでもよくて、小春が泣いていたことがすべての結果だと思います。
なので祐介が「良かった」というのも「愛が悪くない」ことを一応認識できて「良かった」という甘いものなのかなと思います。
愛の言葉
愛の言葉が本心から来たものかどうかは確定的には言えませんが、状況の詳細を考慮すると、彼女の言葉には疑念が生じます。愛が「友達と話しているのに小春がしつこく入ってきたから無視した」「ぶつかっただけで勝手に転んだ」と述べたことは、自己の行動を正当化しようとする試みのように見えます。特に、母親であるカナコが愛の嘘を感じ取っていることから、愛の言葉が事実と異なる可能性が高いと考えられます。
愛の反応は、自己防衛のメカニズムや罪悪感、あるいは自分の行動に対する正当化の試みから来ている可能性があります。彼女は自分の行動に対する責任を認めたくない、またはその重大さを理解していない可能性があります。このような状況では、子供が問題の本質を認識せず、自己保護のために事実を歪めることは珍しくありません。
したがって、愛の言葉が本心から来たものかどうかは疑わしいと言えるでしょう。彼女の言葉は、状況を軽減しようとする試みや、自己の行動に対する認識の欠如を示唆している可能性があります。
愛の心境
愛は自分の行動を単なる友達間の一般的な対応や偶発的な出来事として捉えている可能性があります。彼女は自分が小春に対して行った行動の影響や、それがいじめとしてどのように受け取られ得るかを完全には理解していないかもしれません。また、愛は自分の行動に対する責任を回避しようとしている可能性もあり、これは子供がしばしば示す自己中心的な思考の一例です。
さらに、愛が小春の主張を否定することで、自分自身を守ろうとしている可能性も考えられます。彼女は自分の行動が社会的な非難や親からの叱責を招くことを恐れ、事実を否定することでそのような結果を避けようとしているのかもしれません。
カンナ
小春が「愛にいじめられた」と話していることに対して涙を浮かべていますが、どこまで自己防衛に走るんだろうと思います。
小春が怪我をしてしまったことで、既に「子供だから」では済まない段階にまで発展してしまいました。
祐介も愛も現実を理解していないようですが、カナコの言葉でようやくことの重大さを理解してくれたようですね・・・
年間50万円以上電子コミックを年間200冊以上読んでいる吉永が、実際に読んでみて面白かったマンガをご紹介します。1番好きなマンガジャンルはホラー系×エロですが、グロホラーから純粋恋愛モノまで何でも読みます。一番は『変な家』と『ガンニバル』、恩人は『小悪魔教師サイコ』の葛西小春、思い出のマンガは『ゾンビのあふれた俺だけが襲われない』です。
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