東郷家へ嫁いだ話ネタバレ9話です!9話では、東郷家へ嫁いだ文の物語は、炎と試練の中で彼女の内なる強さが芽生え、新たな決意へと導かれる過程を描いています。宇津木の陰謀に立ち向かう文と伊泉、そして正治の勇敢な介入が、絶望的な状況を乗り越える希望の光を見せる。この章では、自分自身と向き合い、真の自己価値を見出す文の心の成長が、感動的に綴られています。文と正治、それぞれが直面する内面の葛藤と、互いへの深い思いが交錯する中で、絆が深まり、文は自分の道を見つけ出す勇気を得るのです。早速9話のネタバレを見ていきましょう!
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ネタバレ9話
伊泉は砂でなんとか火を消して無事だった。
野垂れ死んでいたところを拾ってやったのに反抗していいのかと宇津木は伊泉を詰める。
またあの暮らしに戻りたいのかと言われたが、伊泉は人殺しの元に居るよりましだと答える。
「ぶち殺してやれ」
宇津木は琴音を使って伊泉を殺しにかかる。
「やめて!!」
琴音に向かって文が必死に叫ぶ。
すると頭を抱えて苦しそうに琴音がしゃがみこむ。
「これ以上傷つけるな!!」
伊泉が宇津木を止める。
どうしようこのままじゃ…そう思った文だが、違う!どうしようじゃない!そう思った文はとっさに駆けだしていた。
伊泉は文に逃げてください!来るな!と文を止めようとしたが、火の天与を使って伊泉を殺そうとしている琴音から伊泉を守るため、文は駆け寄った。
誰一人殺させない。
もう泣いておびえるだけの自分は嫌だ。
自分にも生きる価値があると文は証明したかった。
爆発が起こったが、伊泉は助かった。
伊泉は今何が起きたのかよくわからなかった。
炎が目の前まで来て死んだと思ったが、文に助けられた瞬間、とても不思議な感覚が自分の中に流れた気がした。
確実に当たったはずなのになぜだ…と、宇津木は琴音を責める。
役立たずの琴音の息の根を止めようと、宇津木は銃を取り出して琴音に向けた。
しかし、銃を向ける宇津木の首には刀が向けられた。
「動けば首が飛ぶぞ」
正治が現れた。
言い逃れをしようとする宇津木だが、研究所にはすでに兵を送り込まれ、宇津木が殺した人々の遺体がすでに発見されていた。
文が気にかけていた姉弟の父親と思われる、家族写真を握りしめた男性1名だけ生存者が残っていた。
宇津木は指示を受けてやっていただけだと話して、ガタガタと震えていたがそのまま連行されていった。
「正治様…申し訳ございません…私…」
文が正治に声をかけた瞬間、正治は言葉を遮り、文の事を抱きしめた。
「怪我はないか?」
「文、もっと自分を大事にしてくれ」
正治はそう伝えた。
文を抱きしめながら、松方家にいたときから文はこんなにも細い身体で酷い仕打ちに耐えていたのかと感じていた。
現影家の末裔唯一の生き残りである文に対しての感情を正治は抑えきれなくなっていた。
文が屋敷にいないと知らされた瞬間、驚くほど動揺した自分がいた。
無事でいてほしいと思ったのは末裔だからではない。
文に対する想いはとうにそれだけじゃなかった。
一方文は、正治の腕の中にいると理解した時、胸がぎゅっと切なくなった。
自分を大事にというのは、どういう意味?末裔だから?だったらどうしてそんなに憂いだ言い方をするのだろう…期待はしちゃいけないとわかっているけれど、純粋に心配してくれているんじゃないかと勘違いしそうになる…苦しい…文の目からは涙がこぼれた。
この気持ちを一体なんと呼ぶんだろう…
感想9話
8話 ⇔ 10話