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漫画「手札が多めのビクトリア」をネタバレ解説
時代背景として、各国で工作員が暗躍する世界が舞台です。
主人公・クロエは、ハグル王国のエリート工作員。卓越した変装技術と体術を駆使し、難しい任務を成功させてきました。しかし、ある裏切りにより組織を離れることを決意します。 新たな人生として、隣国アシュベリー王国の市民「ビクトリア」として静かな暮らしを始めようとします。
セカンドライフを開始したばかりの“ビクトリア”は、ある日 ノンナ(捨てられた少女) を保護します。そんな中、ビクトリアはノンナと共に平穏な日々を送りはじめ、人との交流を重ねながら成長していきます。
吉永
吉永
手札が多めのビクトリア 主な登場人物は?
◆ ビクトリア(本名:クロエ)
元ハグル王国の工作員。
変装・暗殺・暗号解読などに長け、数々の任務を成功させてきた伝説的な女性。
ある裏切りをきっかけに組織を離れ、「ビクトリア」として新しい人生を歩み始める。
ノンナを引き取り母のように育て、平穏な日々を望むが、過去の因縁や追っ手に度々巻き込まれてしまう。
強さと優しさを兼ね備えたヒロイン。
◆ ノンナ
捨てられていた少女。
偶然ビクトリアに拾われ、一緒に暮らすようになる。
最初は不安定な境遇に置かれていたが、次第にビクトリアを母のように慕い、心を開いていく。
物語が進むにつれ、彼女の出生や隠された背景にも伏線が張られている。
◆ アシュベリー王国の王室関係者
ビクトリアを「ただの市民」とは疑わずに迎え入れる者もいれば、逆に彼女の正体を怪しむ者もいる。
一部の王族や側近たちは、ビクトリアの過去に繋がる陰謀を察知し、監視や刺客を差し向けることもある。
物語における緊張感の源となる存在。
◆ ハグル王国の暗殺部隊・工作員たち
かつての仲間であり、現在はビクトリアを狙う敵。
彼女の脱退を許さず、再び利用しようと追跡してくる。
ビクトリアの過去の重さと葛藤を表す存在であり、物語をシリアスに彩る。
◆ 謎の「失われた王冠」に関わる人物
ビクトリアが手掛かりを解く過程で出会う人々。
小説『失われた王冠』に隠された暗号や「シビルの森」の探索など、冒険パートで関わってくる。
新たな真相を導く鍵を握っている。
吉永
作者「藤実なんな」さんとは?
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神戸在住。
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以前、Happy Elements(カカリアスタジオ) に所属しており、そこで『メルクストーリア』関連のイラストや広報キャラクター等を手掛けていたとの記載があります。
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現在はフリーランスとして、ライトノベルの挿絵、グッズ、VTuberのキャラクターデザインや衣装デザインなども請け負っているようです。
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SNS(Twitter/X、Instagramなど)で自身の作品やイラストを公開しており、制作過程やラフ、依頼受付なども記載しています。
主な作品・関わり
「シーモア(ComiC-CMOA/コミックシーモア)」などの電子書籍プラットフォームで、藤実なんなが関わった作品が配信されています。
作品名 | 役割 / 関わり | ジャンル・備考 |
---|---|---|
サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと | 原作イラスト担当 | 少女マンガ/ファンタジー |
手札が多めのビクトリア | 漫画(イラスト担当) | 女性マンガ/ファンタジー系 |
没落令嬢のお気に召すまま ~婚約破棄されたので宝石鑑定士として独立します~ | 漫画イラスト担当 | ファンタジー・恋愛系 |
君の眠れる怪異の校舎 | 漫画イラスト担当 | 学園/ホラー・サスペンスなどの要素あり |
サイレント・ウィッチ -another- 結界の魔術師の成り上がり | 関わりあり | スピンオフ的なシリーズ作品 |
また、シーモアのサイトで「藤実なんな」で検索すると上記作品が並んでおり、コミックシーモアで配信されている作品の多数に名前が見られます。
手札が多めのビクトリア ネタバレあらすじはこちら
1話 | ||
第1話ネタバレ
舞台は、隣り合う王国同士の緊張が続く時代。
ハグル王国には数多くの諜報員(スパイ)が存在し、その中でも「クロエ」と呼ばれる女性は伝説的な存在でした。
変装術・暗殺・暗号解読に優れ、どんな困難な任務もこなしてきた彼女は「組織の切り札」として恐れられていたのです。
しかし、ある日、クロエは同僚からの裏切りに遭い、長年仕えてきた組織を捨てざるを得なくなります。
心身を削って働き続けてきた彼女は、初めて「普通の人生」を強く望み、身分を偽って隣国アシュベリー王国へ渡りました。
そこで新しい名を「ビクトリア」とし、市井の人々に紛れてひっそりと暮らすことを決意します。
新しい人生の始まりは決して楽ではありませんでした。
王国の人々に馴染もうとする中、ビクトリアはある日、道端に捨てられていた少女ノンナを見つけます。
過去の自分と重ねてしまった彼女は、放っておくことができずノンナを引き取り、ともに生活を始めました。
冷徹な工作員だった頃の自分とは違い、「母」として少女を守り育てる日々は、ビクトリアにとって初めての温もりと安らぎをもたらします。
しかし、平穏な時間は長くは続きません。
王室の一部は彼女の素性を疑い、調査や監視を始めます。
さらに、過去に所属していたハグル王国の暗殺部隊は「裏切り者」として彼女を追跡し、命を狙ってきました。
ビクトリアは静かな生活を守るために、時に過去の技術を使って戦わざるを得なくなります。
けれども彼女は、かつてのように冷たい殺し屋としてではなく、「ノンナを守る母」として刃を振るうのです。
物語が進むにつれ、ビクトリアとノンナはただの擬似親子ではなく、深い信頼と絆で結ばれていきます。
一方で、アシュベリー王国の宮廷では「失われた王冠」と呼ばれる謎の伝説が浮上。
それは国家の命運を左右する秘密を秘めており、ビクトリアは否応なくその探索に巻き込まれていきます。
小説に隠された暗号を読み解き、舞台となる「シビルの森」へと足を踏み入れる彼女たち。
やがてそこには、ビクトリアの過去と未来を繋ぐ大きな陰謀が待ち受けているのです――。
感想
いやもうね、「手札が多めのビクトリア」、タイトル通りほんとに手札が多すぎる!
元スパイって聞いた時点で「どうせ強いんでしょ?」って思ってたんだけど、出てくるスキルが毎回チート級。
変装?できる。暗殺?できる。暗号解読?お手のもの。料理も裁縫も生活スキルも完璧。
もはや「人類スイスアーミーナイフ」状態。ビクトリアさん、人生二周目ですか?って聞きたくなるレベルです(笑)
でも一番面白いのは、その最強女が「普通の市民生活」に憧れてるところ。
“普通の生活を送りたい!”って決意した直後に捨て子を拾ってしまうの、普通どころかイベントフラグ立てまくりなんですけど!?
しかもその子(ノンナ)がめちゃくちゃ健気で可愛い。冷徹工作員だったビクトリアが「母モード」になるの、ギャップ萌えで読者の心を一撃必殺です。
日常パートはほんわか癒し系なのに、次の瞬間には刺客が乱入してきてド派手なアクションに突入。
もうジェットコースターみたいな展開で、ページめくる手が止まらない!
「静かに暮らしたい」って言ってるのに、なぜか常にバトルと陰謀が寄ってくるあたり、運命に愛されすぎてる主人公です。
そして、サブタイトル級の「失われた王冠」パート。
暗号解読や森の探索とか、ちょっとした冒険RPG感が出てきて、正直めっちゃワクワクしました。
ここにきて「親子愛 × 王宮陰謀 × 冒険活劇」の三本立てとか、ジャンルてんこ盛りすぎ!
でも全部ちゃんと面白いから困るんだよなあ……。
総じて言うと、
「最強女スパイの第二の人生、でも結局事件に巻き込まれて大活躍!」という痛快さと、
「ノンナと過ごす家庭的な日常」という優しさの両立が最高。
吉永
手札が多めのビクトリア 最終回の結末予想
物語の核心は大きく二つに分かれています。
ひとつは、ビクトリア(クロエ)の“過去”――裏切られた元工作員としての因縁。
もうひとつは、“未来”――ノンナとともに歩む「普通の幸せな人生」への願い。
最終回では、この両者が正面からぶつかり、そして統合される形で物語が幕を閉じると考えられます。
1. 最後の大きな敵との対決
「失われた王冠」に秘められた謎は、国家の存亡に関わる陰謀そのもの。
アシュベリー王国の王室の一部、あるいはビクトリアを裏切ったかつての工作員仲間が、この陰謀の黒幕として立ちふさがるでしょう。
最終章では、彼女の持つ全ての“手札”――暗号解読、変装、格闘、情報戦、そして人の心をつなぐ力――を総動員し、ラスボス的な存在に挑む展開になるはずです。
2. ノンナの秘密と成長
ノンナはただの捨て子ではなく、物語の中で特別な血筋や背景を持つことが示唆されています。
最終回では、その秘密が明らかになり、「王国の未来に必要な存在」だと位置づけられるのではないでしょうか。
けれどもノンナ自身は「ただビクトリアと一緒にいたい」という純粋な気持ちを大事にしていて、彼女の成長と決断がクライマックスを支える重要なポイントになりそうです。
3. ビクトリアの選択
過去の工作員としての顔と、“母”としての現在。
二つの人生を持つ彼女は、最後の戦いで「どちらかを選ばなければならない」ように見えます。
しかし最終的には、両方を統合した「新しいビクトリア」として生きる道を切り開くでしょう。
つまり――
「戦うこともできるけれど、戦うのは守るべきもののためだけ」
という、真の意味での“普通の人生”を獲得するのだと思います。
4. エンディングのイメージ
陰謀が解決した後、王室から正式に「ビクトリアとノンナはこの国の民として認める」といった布告がなされ、二人は追われる身から解放されます。
ノンナは新たな未来へ歩み出し、ビクトリアはついに「母としての穏やかな日常」を手に入れる。
最後のシーンは、
-
市場で買い物をするビクトリアとノンナの姿
-
かつて戦場で冷徹だった彼女が、笑顔で子どもを抱きしめる場面
など、“日常の幸福”を象徴する光景で締めくくられると予想されます。
🌸 まとめ
最終回の結末は、
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王国を揺るがす陰謀を解決
-
ノンナの出生の秘密が明らかになる
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ビクトリアが「過去」と「未来」を受け入れ、母として新しい人生を歩む
という形になるのではないでしょうか。
吉永
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