漫画「いま彼氏とかいらなくて（ウソ）」をネタバレ解説
主人公・ナズナは、仕事ができて容姿端麗な上司・一条さんに密かに想いを寄せています。地味で控えめな自分にはチャンスがないと諦めていたある日、酔った勢いで一条さんと一夜を共にしてしまいます。
翌朝、関係を軽く見られたくないナズナは「いま彼氏とかいらなくて」と嘘をついてしまいますが、その嘘がきっかけで、一条さんから意外な提案を受けることに…。
物語が進むにつれて、ナズナと一条さんの関係は深まっていきますが、後輩のマイカが一条さんの本命だと知ったナズナは、関係を終わらせようとします。しかし、マイカにすべてを話して謝ると、マイカはハサミを取り出して…!?
吉永
いま彼氏とかいらなくて（ウソ） こんな人にオススメ！
💕 1. じれったい恋愛模様が好きな人
主人公とヒーローが両思いであるにも関わらず、すれ違いや勘違いが多く、なかなか素直になれない――そんな“もどかしい関係”を楽しめる方にぴったりです。
💼 2. オフィスラブにときめく人
職場での秘密の恋や、スーツ男子、上司と部下の恋愛に胸キュンする人にはハマります。一見クールな上司が、ヒロインにだけ見せる不器用な愛情表現が魅力的です。
😢 3. 少し切ない恋愛ストーリーが読みたい人
「好きなのに伝えられない」「関係が崩れるのが怖くて一歩踏み出せない」といったリアルな感情が描かれていて、共感しながら読み進めたい人におすすめです。
🔥 4. 大人の恋愛・TL（ティーンズラブ）を楽しみたい人
体の関係から始まる恋愛が描かれていますが、軽くなく、感情の揺れ動きや心の距離感にも焦点があてられているので、大人の恋愛ものが好きな方に向いています。
👀 5. 絵柄がきれいで感情表現豊かな作品が好きな人
作画は丁寧で、特に表情の描写が巧み。ヒロインの不安や戸惑い、恋する気持ちがビジュアルでもしっかり伝わってくるのも本作の魅力のひとつです。
吉永
いま彼氏とかいらなくて（ウソ） 主な登場人物紹介
🌸【主人公】
ナズナ（名津菜）
地味で真面目な性格のOL。
社内では目立たない存在だが、実は上司の一条さんに長く片思い中。
酔った勢いで一条と一夜を共にし、その後「彼氏なんていらない」と強がったことから、複雑な関係が始まってしまう。恋愛に対して臆病で、自分に自信がない。
🕶️【ヒーロー】
一条（いちじょう）課長
ナズナの上司で、仕事ができて部下からの信頼も厚いイケメンエリート。
普段はクールで感情を表に出さないが、ナズナに対しては時折甘い一面も。
何を考えているかわかりにくく、ミステリアスな魅力を持つ。
😏【キーパーソン】
マイカ
ナズナの後輩で、明るく社交的な性格。
一条との距離が近く、「本命なのでは？」とナズナが誤解する原因に。
実は思わぬ行動に出ることもあり、ストーリーの波乱要因となる人物。
🗣️【その他の人物】
社内の同僚たち
ナズナや一条の関係に気づいていない（あるいは探っている）存在。
恋愛の相談相手だったり、噂を立てたりと、物語に影響を及ぼすことも。
吉永
作者「碧浪れもん」さんとは？
碧浪れもん（あおなみれもん）先生は、主に電子コミック配信サイト「コミックシーモア」で活躍されている日本の漫画家です。女性向けの恋愛漫画を中心に執筆しており、繊細な心理描写と等身大のキャラクターが魅力です。
主な作品
『いま彼氏とかいらなくて（ウソ）』
地味で気弱なOL・高木ナズナが、憧れの上司・一条律との関係に悩みながらも、少しずつ距離を縮めていく恋愛ストーリーです。「スキして？桃色日記」レーベルで連載されており、2024年10月時点で4巻まで発売されています。
『今日はなんて最悪の日』
29歳の誕生日に不運が重なった主人公・森川四季が、隣人の年下男子と急接近する一話完結のラブストーリーです。この作品は「コミックシーモア毎月マンガ賞」2023年8月期で銅賞を受賞し、連載権を獲得しました。
活動情報
碧浪れもん先生は、X（旧Twitter）アカウント（@aonamilemon）で最新情報や作品の告知を行っています。ファンとの交流も積極的に行っており、作品の裏話や制作過程なども垣間見ることができます。
碧浪れもん先生の作品は、コミックシーモアやDMMブックス、ebookjapanなどの電子書籍サイトで配信されています。リアルで共感しやすい恋愛模様を描いた作品が多く、恋愛漫画が好きな方には特におすすめです。
いま彼氏とかいらなくて（ウソ） ネタバレあらすじはこちら
| １話 | ２話 | |
第１話ネタバレ
イケメンで仕事もデキるハイスペック男子、一条課長。
そのスマートな振る舞いと非の打ちどころのないスーツ姿に、社内の女性たちはこぞって視線を送っていた。彼はまさに、憧れの的——。
その中に、ひっそりと想いを秘める一人の女性がいた。
地味で目立たないOL、高木ナズナ。
誰にも打ち明けられないまま、彼女は毎日、一条の横顔をただ遠くから見つめ続けていた。
積極的な同僚たちのようにアプローチする勇気も、自分に自信を持つこともできない。
それでも、一条の言葉や仕草に一喜一憂する自分を止められなかった。
そんなある日、ナズナに転機が訪れる。
会社の飲み会で、信じられない言葉を一条が口にしたのだ。
「このあと、二人で飲まないか？」
鼓動が跳ねる。耳が熱くなる。
夢にまで見た誘いに、ナズナは頷くことしかできなかった。
そして、あまりに急な展開に流されるまま、その夜、二人はホテルで一線を越えてしまう——。
翌朝、ナズナは自分に言い聞かせていた。
これは一夜限りの出来心。夢のような夜は、もう終わったのだと。
それでも、彼に迷惑をかけたくないという一心で、ナズナはこう告げてしまう。
「いま彼氏とか、いらなくて……」
それは強がりだった。
本当は、もっと近くにいたかった。だけど、怖かったのだ。関係が壊れてしまうのが。
すると一条は、意外な表情でナズナを見つめ、こう言った。
「じゃあ、割り切った関係ってことで続けてみるか？」
恋愛でもない、ただの“関係”として。
そうして始まった、大人の恋の駆け引き。
嘘から始まったふたりの距離が、静かに、けれど確かに動き出していく——。
感想
え、ちょっと待って、これ“地味OL×イケメン上司”の王道ラブかと思ったら、
“強がりこじらせヒロイン vs 無自覚ドS上司”の心理戦ラブバトルじゃないか！
ナズナさん、気持ちはめっちゃわかるよ！
「彼氏とかいらなくて」って言ってるその口、めちゃくちゃ好きって言いかけてますよね!?
もうね、読者としてはツッコミが止まりません。
一条課長も課長で、
「割り切った関係ってことで」って、なにそれイケボで言われたら断れないヤツじゃん…。
見た目パーフェクトなのに、感情が読めなさすぎて逆に怖いよ！
そのミステリアスさ、ナズナが情緒ぐらぐらになるのも納得。
そしてなにより、後輩マイカの急なサスペンス展開に「えっ、これTLだよね!?」って一瞬ジャンル確認しました（笑）
ハサミ出てくるTLなんて初めて読んだよ。怖いよ。でも次の巻、気になっちゃうよ…。
吉永
第２話ネタバレ
あの夜を境に、ナズナの週末はすっかり変わってしまった。
一条課長との逢瀬——それはいつの間にか、彼女の“日常”になっていた。
週末になると、二人はさりげなく会社を後にし、誰にも見つからぬようホテルの一室で過ごす。
ナズナにとってそれは、夢のような時間だった。
ずっと憧れてきた上司と、まさかこんなにも近くにいられるなんて——。
けれど、関係を重ねるほどに、心の奥に疼く感情が抑えきれなくなる。
「私、ただの都合のいい女で終わりたくない……」
ナズナはそう思い始めていた。
本当の彼女になりたい。
彼にとって、特別な存在になりたい——。
そう強く願ったナズナは、自分を少しでも変えようと決意する。
メイク、ファッション、仕草、そして笑顔。
鏡の前で何度も練習し、女性らしさを磨こうと必死だった。
だが、その変化にいち早く気づいたのは、社内のある人物だった。
後輩OLのマイカ——
華やかで人当たりの良い彼女が、ナズナと一条の距離感に妙な違和感を覚えていた。
そしてある日、偶然見てしまう。一条がナズナの髪を撫でる、あまりにも親密な仕草を——。
「……ふーん、そういうことね」
そのときのマイカの笑みは、どこか不気味で、冷たかった。
ナズナの知らぬところで、彼女の“理想の恋”に、静かに不穏な影が忍び寄っていた——。
感想
やめて〜ナズナさん、それ沼ですって！！
週末ホテルが“ルーティン”て、上司と通う場所じゃないでしょ！？タイムカード押す感覚で通ってるけど、それ出勤じゃなくて出・恋・勤ですから！
しかも「彼にもっと振り向いてほしい」って女子力アップに目覚めるナズナさん、
メイク研究にファッション磨き…その涙ぐましい努力に共感しかない。
でも言わせて！あなたはもう既に彼の視界に入ってます！視界どころかベッドの上です！（←言い方）
そして、満を持して登場する後輩マイカ。
ちょっと！その意味深スマイルなに!?
「ふーん、そういうことね」ってサイコホラーでしか聞いたことないセリフ出てきたんだけど!?
ハサミ持ち出さないでね!?オフィスTLでサスペンス始めないで!?
それにしても、一条課長よ。
イケメンで仕事できて、モテモテで…って完璧すぎんかと思ったら、
この人、たぶん“恋愛に関してだけ超不器用”。
ナズナが本気で悩んでるのに、表情ひとつ変えずに「来週も…来る？」とか聞いてきそう。
ナズナの「彼氏なんていらない（震え声）」な強がりと、
一条の「これ恋じゃないけど、ほかの男とは寝るな」的な謎ルールで、
この関係、感情ぐちゃぐちゃなんですが！？（ありがとうございます）
吉永
いま彼氏とかいらなくて（ウソ） 最終回の結末予想
マイカの策略により、ナズナと一条の関係が社内で噂になる。
「地味OLが一条課長を寝取った」などと、悪意ある言葉がナズナの耳にも届くようになり、彼女は居場所を失いかけてしまう。
「やっぱり私なんかじゃ、彼の隣には立てない——」
そう思い込んだナズナは、一条に別れを告げる。
「これ以上迷惑かけたくない。……ありがとう、これまで」
しかしその直後、一条が動く。
冷静だった男が初めて見せる感情の爆発——
「お前が勝手に決めるなよ。俺が選んだのは……ずっと、お前だけだ」
その言葉にナズナは涙をこらえきれず、ふたりはやっと、恋人として“正式な関係”に。
そして物語のラスト、数か月後。
一条はナズナを人目のない場所へ連れて行き、ポケットから小さな箱を取り出す。
「付き合ってるだけじゃ、足りないから」
——そう言って差し出されたのは、小さな指輪。
夢みたいな関係だった彼が、ようやく“現実の恋人”になった瞬間。
地味OL・ナズナの恋は、たしかに報われたのだった。
💍予想のポイント
-
TLらしい“すれ違い”と“強がり”の連続を経て、最後はちゃんと「愛してる」が届く展開
-
一条の「感情不明キャラ」がラストで大覚醒 → ギャップ萌え炸裂
-
後輩マイカはこっぴどく撃沈（でも彼女にも救済展開ありそう？）
吉永
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