目次
漫画「ゴマ塩とぷりん」をネタバレ解説
22歳の重機オペレーター・**晴日(はるひ)**は、東京の建設現場で働くガテン系女子。男だらけの現場で、汗を流しながらたくましく生きる日々。だが地元の父親からは「そろそろ嫁に行け」「田舎に帰って結婚しろ」と、重たいプレッシャーをかけられている。結婚願望なんてない。自分の生き方を否定されているようで、モヤモヤが募るばかりだった。
そんなある日、疲れ果てた晴日は、同僚と居酒屋で飲み会に参加する。酒の勢いと鬱憤が合わさって、つい「誰でもいいから結婚しちゃいたいわ!」と冗談交じりに口走ってしまう。すると――隣にいた落ち着いた雰囲気の中年男性が、不意に言った。
吉永
吉永
作者「鈴木有布子」さんとは?
「鈴木有布子」先生は、主に女性向けラブストーリー作品を手がける漫画家で、電子書籍プラットフォーム「コミックシーモア(恋するソワレ)」で数々の人気作を発表されています📚
主な代表作と内容
ゴマ塩とぷりん(全20巻)
ガテン系女子・晴日(はるひ)が居酒屋で出会った中年男性と酔った勢いで即席婚。年の差や性格ギャップが魅力のラブコメディ
Sugar Sugar Honey(全25巻/ドラマ化)
元マラソン選手でスイーツ好きのヒロインと、ホテラス違いのイケメンパティシエの恋を描くオフィスラブ。実写ドラマ化もされ、累計900万DL超の人気作
cue!!!(既刊4巻以上)
テレビ局を舞台に、善人記者とミステリアスな守衛の“偽装カップル”関係から始まるラブコメディ cmoa.jp。
恋は異なもの美味なもの(全6巻)
恋愛に興味のない男性と料理好きの女性が、お弁当を通じて距離を縮めるグルメ・恋愛ストーリー 。
その他の作品
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旬(「おためし鈴木有布子」に収録)
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罪と罰(全3巻、ファミリー・ギャグ)
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お振るいあそばせ!、雪隠ラプソディー など、短編集形式で読める作品もあり
作風の特徴
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年齢差・職種の異なるカップルを描いた胸キュンラブコメが得意
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レトロで可愛らしい絵柄に、生活感や食の描写が評価されている
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恋愛だけでなく、職場や家族などリアルな関係も丁寧に描くのが魅力
コミックシーモアでの展開
「恋するソワレ」レーベルを通して、新作・続刊が定期的にリリースされており、無料試し読みやレビューも豊富です
🔍 まとめ
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鈴木有布子先生は、女性向けラブストーリーを中心に、幅広い恋愛ジャンルを手がける人気漫画家
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特に「ゴマ塩とぷりん」「Sugar Sugar Honey」「cue!!!」はコミックシーモアで高評価・注目作
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恋愛、職場、人間模様を織り交ぜたストーリーと優しい絵柄が魅力的
ゴマ塩とぷりん ネタバレあらすじはこちら
1話 | ||
第1話ネタバレ
東京の喧騒のなか、建設現場で働くひとりの若い女性がいた。彼女の名前は晴日(はるひ)。22歳、重機オペレーターという珍しい職業に就く彼女は、作業服に身を包み、汗とホコリにまみれながら、黙々と現場での仕事に向き合っていた。
力強く、まっすぐに。
それが晴日の生き方だった。
だが、地元で暮らす父から届くたびたびの電話は、いつも決まって「結婚はまだか」「田舎に戻って来い」という言葉ばかり。働くことが好きで、自由を大切にしている晴日には、その言葉が何よりのストレスだった。
そんなある夜。
仕事帰りに立ち寄った居酒屋で、ビールを片手に、彼女はつい口にしてしまう。
「いっそ、この中の誰かと結婚しちゃえば、うるさく言われないかな……」
冗談半分、やけ酒まじりのひとりごと。けれど、それを聞いていたひとりの男が、晴日に向かって微笑んだ。
「それなら、僕と結婚してみる?」
男の名前は春原永人(すのはら・ながと)。白髪まじりの落ち着いた髪と、優しげなまなざしを湛えた40代の紳士だった。冗談かと思った――しかし酔った晴日は、なぜかその申し出を拒めなかった。
そして――。
翌朝、彼女は知らない男と同じ布団で目を覚ます。しかも、テーブルにはしっかりと役所の印が押された婚姻届の控えが置かれていた。
夢ではなかった。
晴日は本当に、この“ゴマ塩頭”のイケオジと結婚してしまったのだ。
驚きと後悔と、どこか拭えない不思議な安心感。
そのすべてを抱えたまま、晴日は永人との“新婚生活”をスタートさせる。
見た目は親子ほども年が離れたふたり。性格も違えば、生活習慣も噛み合わない。だが、食卓を囲み、朝の支度を並んでこなし、同じ屋根の下で日々を重ねるうちに、晴日の中には少しずつ変化が芽生えていく。
永人の落ち着いた物腰、さりげない気遣い、仕事への真摯な姿勢――
彼の隣にいると、なぜか心がふわりと軽くなるのだ。
「この人と一緒にいるの、案外……悪くないかも」
そんな想いが胸に宿り始めたとき、ふたりの前にさまざまな“現実”が立ちはだかる。晴日の父親による猛反対、職場での誤解、永人の過去に関わる女性の存在……。
果たして、ただの“酔った勢い”から始まったこの結婚は、本物の愛へと変わるのだろうか。
ゴマ塩頭のイケオジと、プリン頭のガテン系女子。
不器用で、でも真っ直ぐなふたりの“恋の成長記録”が、今日も静かに進んでいく――。
感想
「……え、結婚してる!? 1話目から!?」
まず読み始めてすぐ、「酔っ払ってそのまま婚姻届を出すとか、ある意味ロックすぎるでしょ!?」と突っ込まずにはいられません(笑)。けれど、このぶっ飛んだスタートがむしろ心を掴んで離さない!“ありえない”からこそ面白いんです。
そして何より、春原さん(ゴマ塩)…優しすぎんか!?
もうこの人、癒し界の重鎮。
動じないし、騒がないし、距離感がちょうど良い。
まさに「大人の余裕」ってやつで、読んでるこちらの神経まで浄化されていく感覚。なのに時折見せるちょっと天然なところが、また可愛いんですよ……ズルい。
一方、晴日ちゃん(ぷりん)の元気っ子ぶりも最高!
見た目ギャル風だけど根は真面目で一生懸命、というギャップがかわいくて、読んでいるうちに「応援したい!」気持ちに。
ていうか、「なんでそんなにしっかりしてるのに酔って結婚しちゃったんだよ!」と、何度も脳内でセルフツッコミが入ります(笑)。
同居するふたりの“他人から始まる恋”は、じれったくて、でもやさしい。
ドカーンと派手な展開はないけれど、日常の中のちょっとした一言や仕草がこんなにもキュンとくるなんて……まるでラブコメ界のスロー炊きごはん。じわじわ美味しくてクセになる。
📝総じて言えることは…
「何気ない日常のなかに、最高のときめきが詰まってる!」
そして、
「白髪混じりのオジサマと、金髪プリン女子のカップル、もっと流行れ!!」
吉永
ゴマ塩とぷりん 最終回の結末予想
●仮初めから始まった結婚は、「本物の愛」へ
最初は酔った勢いで提出された婚姻届。
お互いのことをよく知らないまま始まった共同生活に、晴日も永人も最初は戸惑いながら、それでも少しずつ、確かに歩み寄ってきました。
晴日は、永人の落ち着いた物腰とやさしさに触れるうちに、今まで「男なんて煩わしい」「仕事のほうが楽しい」と思っていた心に、初めて芽生えた“安心できる居場所”を感じはじめます。
一方で永人も、若くて真っ直ぐな晴日に振り回されながらも、失っていた“ときめき”と“前向きな気持ち”を取り戻していく。
歳の差や立場の違いがあっても、ひとつ屋根の下で少しずつ、静かに二人の心は近づいていくのです。
●父親との確執、そして――「本当の夫婦になる」ための選択
物語後半では、晴日の父親との対立が再燃すると予想されます。
「そんな年上の男はダメだ」「真面目に生きろ」と言われても、晴日はもう自分の気持ちに嘘をつけない。
永人を“好きな人”としてではなく、“人生のパートナー”として見つめていることに気づくのです。
きっと父との和解の場面は、感動的なクライマックスになるはず。
無理やり別れさせようとする父に対し、永人が晴日を庇いながら毅然と語る――
「この人を守るために、僕はこの結婚を“間違い”のままにしたくない」
そんなセリフが飛び出す場面、想像しただけで泣けます…!
●そして、迎える静かな最終回――
ひと波乱越えたあと、季節は春。
ちょっとだけ髪が黒く戻った“プリン”の晴日と、より白髪が増えた“ゴマ塩”の永人が、のんびりと朝のコーヒーを飲む風景。
ふたりはすでに“夫婦”として自然に寄り添い、名前だけではない、心の繋がった「本当の結婚」をしているのです。
最後の一コマでは――
「なあ、永人さん。今度こそ、ちゃんとプロポーズしてよ」
「……じゃあ、改めて。僕と、結婚してください」
と、最初から始まり直すような愛の言葉が交わされ、ふたりは笑顔で手をつなぐ。
そんな、静かでやさしい、でもじんわり胸に染みるようなラストが描かれることでしょう。
✨まとめ:一言で言うと…
「うっかり結婚」から始まったふたりが、今度は“ちゃんと”お互いを選ぶ物語。
吉永
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