吉永
今回も【推しの子】考察として、黒幕カミキヒカルについて総合的に考えていく記事になっております。
「カミキヒカル」という名前が初登場したのは単行本10巻の96話なので、アニメ版を追っている方は「カミキヒカルって誰だよ！」と思った方もいるかも知れません。したがってネタバレ要素の強い内容になっているのでお気をつけください。それではカミキヒカルの目的について考察していこうと思います！
目次
カミキヒカルって誰
推しの子
カミキヒカルのリクエストお願いできますか？ pic.twitter.com/uq3NUoa7Ze— カイト (@kaltos1) May 29, 2023
まず結論から言うと、カミキヒカルは自身のサイコパス的な欲望を叶えるために殺人を犯したのだと思われます。
星野アイ、片寄ゆらを殺害し、さらには姫川大輝の母・姫川愛梨の死にも関わっているかもしれない。もしかしたらその次のターゲットは星野ルビーかもしれない・・・かなり壮大なお話になるので、まずは彼が作中で何をしたのか、その目的について考察を交えてご説明します。
アクアとルビーの父親
何を隠そうカミキヒカルはアクアとルビーの生物学的な父親と考えられています。
アクアは姫川大輝から「俺たちの父親は上原清十郎だ」と聞いたことで、これ以上復讐を果たすことができないことから復讐を断念することになりました。しかしこの話を斉藤壱護にしたところ”托卵”の可能性があると告げられました。”托卵”は簡単に言うと「自分の子供を他の男に育てさせる」というものであり、大輝はその可能性を考えていませんでした。
つまりは、大輝の母・姫川愛梨は当時11歳のカミキヒカルとの間に子供を作り、同時期に清十郎とも関係があった。そしてカミキヒカルとの間にできた大輝を清十郎との子供として育てていたということです。その後、当時15歳のカミキヒカルはアイと関係を持ち、その間にアクアとルビーが産まれたと考えられています。その後当然のように？結婚はせず既に別れていたためにアイはシングルマザーとして出産を決意していたのです。
アイを殺した犯人の1人
さらに元妻というか、自分の子供を出産したアイを殺害するように仕向けていた説が濃厚です。
星野アイを殺した実行犯は熱狂的なアイ信者であるリョースケという大学生ですが、彼にアイが妊娠したこと、入院している病院、そしてその後双子と暮らしていたマンションの場所を教えたとされる張本人です。これは宮崎で戻った際に謎の少女からルビーが聞いた話が根拠となっています。
アイが入院していた当時、病院の周りには中学生と大学生がうろついていた
アイが入院していたのは16歳の時、この時カミキヒカルは15歳の中学生です。それと殺人犯の大学生リョースケと見られる二人組が事件現場で目撃されています。なぜ10歳程度の少女が当時の真相を知っているのか気になるところですが、それは一旦置いといて・・・これは別記事で考察します。
これにより、何かしらの原因でカミキヒカルは星野アイを殺したくなった。そしてその実行犯たりうる素質を持ったリョースケにアイの妊娠を伝えて殺人教唆を行ったと考えられています。
吉永
この理由は後ほど説明します。
現在はプロダクション代表取締役
そして現在は芸能プロ・神木プロダクションの代表取締役代表を勤めており、順風満帆な人生を歩んでいるようです。
誕生日：7月27日生まれ
出身地：神奈川県出身
身長：178センチ
普段からスーツを着用しているとのことです。現在わかるところはこれくらいの個人情報であり、何よりカミキヒカルにたどり着いたあかねの探偵スキルの高さに驚きを隠せません（笑）あかねがアクアから与えられていた情報は以下の通りです。
- 劇団ララライに在籍もしくは関わりがあった
- →妊娠前にララライのワークショップに参加していた
- 姫川大輝がアクアの異母兄弟である可能性
これだけなのです。ここに加えて金田一から「人を騙す目を持つ人間はたまにいる。前にもいた」と話を聞いて、そこからカミキヒカルの話を聞いて15歳当時の彼の動画を見たことで以下の考察を立てました。
- 姫川大輝の演技スタイルがアイに似ている
- →同じ人間に演技を教わっているのでは？
- アクアに顔つきが似ている
そしてアイを殺害するように仕向けたかもしれないカミキヒカルのもとに包丁を仕込んで単身向かおうとしたところをアクアに静止されるという流れでした。
吉永
よくぞ少ない情報でカミキヒカルにまでたどり着いたな、すげえな（笑）
そしてやはり気になるのは、なぜ自分の子供を命を張って出産してくれた星野アイを殺害するように仕向けたのか。また新人人気女優の片寄ゆらをも殺害理由も気になるので、ここでカミキヒカルのサイコパス的側面について説明します。
カミキヒカルの目的
カミキヒカルは自身の子供を出産した星野アイ、そして今をときめく女優・片瀬ゆらをぎめいまでつかってちかづいて殺害しています。その目的こそ、最初にお話したようにカミキヒカルは自身のサイコパス的な欲望を叶えるために殺人を犯したと考えています。元々彼にはサイコパス的な思想がありますので、その思想が元凶だと思われます。
カミキヒカルの目の黒い星
カミキヒカルは15歳当時から両目に黒い星があり、ここは前回の記事でかなり深めに考察した部分なので良ければ御覧ください。
簡単に言うと、目にある黒い星は復讐心などの黒い感情が強まっている時に現れるものだと考えています。アクアとルビーは当初白い星でしたが、アイを殺した犯人へ復讐を決意する時には黒い星に変わっているシーンがあります。しかしカミキヒカルは登場からずっと両目に黒い星が出現しており、それだけで十分にやばいやつと考えられますね。
サイコパス的側面
もしかしてカミキヒカルって目に光？がある人を殺していってる？
だからアイとゆらが今回殺されたってｺﾄ!?#推しの子 pic.twitter.com/P9nmUPU4kX— mzyu/4/23一万いいね突破 (@mizuyu_105) March 2, 2023
これは女優の片寄ゆらを殺害した時に、その理由を語っていたシーンがあり、その時の発言をノーカットでお伝えします。
カミキヒカル：僕のせいでこんなにも才能に溢れ、誰からも愛され、価値のある女優が、僕のせいで命を失う。ああ、価値ある君の命を奪ってしまった僕の命に重みを感じる。
意味わかりませんので、わかりやすく現代語訳してみたいと思います。
和訳：超人気の人物を殺すことで、自分自身に価値を感じるんだ。
ということだと思います。片寄ゆらも超人気女優ですし、何よりアイ同様に目に白い星が出現していました。【推しの子】の作中に星がある人物は6名しかおらず、中でもカリスマ性を象徴する白い星（過去の考察より）を持つ人物は片寄ゆらを含めて5名だけです。そんな人気絶頂のカリスマ性を持つ人物を殺害することにより、自分の命に重みを感じるという超反社会的人格を持っていると考えられます。
白い星を持つものを殺害
ここまで書いていて思ったのですが、片寄ゆらを殺害したり、星野アイを殺害した理由も同じだったのではないでしょうか。
それこそが今書いた「人気絶頂のカリスマ性を持つ人物を殺害することにより、自分の命に重みを感じる」性癖に起因していると考えます。両者ともに選ばれし者のみに宿る目の白い星を持ち、さらに人気絶頂のタイミングで殺害しています。なのでアイの時もそうだったのかもしれません。
出会いの時点からアイの目の中にカリスマ性を表す白い星を見出し「この子は売れる！」と確信して近づき、手を出したところでアイが妊娠。そしてその後カミキヒカルの予想通りに人気絶頂となったアイを、そのタイミングで殺害させたのではないかという可能性を感じました。同様に目に白い星を持つ片寄ゆらをも人気絶頂の状態で殺害した可能性が浮上して怖いですね。。。
さらに片寄ゆらの殺害に関しては別の説も考えており、それこそが星野ルビーを人気絶頂の状態に押し上げるため、という説です。
カミキヒカルが片寄ゆらを殺害した目的
でもほんと、片寄ゆらちゃんくらいだよね！メインキャラ以外だと黒川あかね以外に目に星宿ってたの！まじで推しだったんだけど……もうつらい pic.twitter.com/OfV9tE4Lax
— ʚハイラルのスイッチɞ (@petit_feuille_) June 4, 2023
そもそもの確認ですが、カミキヒカルは「人気絶頂の状態でアイドルを殺害したい」という異常性癖があります。
これを確認しておきましょう。
星野ルビーを次のターゲットにしていた
私の考えでは、カミキヒカルの次のターゲットは星野ルビーだったと考えています。
ルビーもアイ同様に白い星を持ち、さらに斉藤壱護の入れ知恵により次々に仕事を獲得。トップアイドルとして階段を爆走で上り詰めるほどに急成長することになりました。これにより、かつて自分が殺させた星野アイ同様に白い星を持ち、なによりアイの娘ともなればカミキヒカルのターゲットなり得ると思います。
だからカミキヒカル的には、ルビーにもっと高いところにまで上り詰めてほしいと感じていたと思います。
片寄ゆらが主演でキャスティングされていた
そのためにはルビーにはより大きな仕事をこなしてもらう必要がありました。
だからこそ『15年の嘘』のような社会性、話題性の高い映画で主演を張ってほしいと思っていたはずです。しかし当初鏑木は片寄ゆらを主演級で使う気でいました。カミキヒカルも業界人なのでその情報も入ってきていたことでしょう。だからこそ片寄ゆらを生かしておくとルビーが旧B小町役メンバー役という脇役に収まってしまうから、だからルビーを主演にするために片寄ゆらを殺害した可能性もありますね。
ルビーが主演に内定
そしてここは12巻の内容ですが、片寄ゆらの死亡後、連絡が取れなくなったことで主演・星野アイ役には黒川あかねか不知火フリルが抜擢される可能性が浮上しました。
しかしカミキヒカルはここでルビーがごねることまで想定していたとしたら。もしかしたらフリルの事務所に裏側で圧をかけていた可能性もあり、「主演、ルビーでいきたいんだけど、わかってるよね？」など黒い権力を行使していた可能性まで考えてしまいました。
とはいえ、カミキヒカルがルビーをターゲットに選んでいたとすれば有り得る話だと思います。なんたって彼は人気絶頂の女性を殺害することが性癖なので・・・
まとめ
吉永
まだまだ考察の域を出ませんが、彼は星野アイを殺害させ、片寄ゆらを殺害し、ターゲットの星野ルビーを殺害する算段に入っている可能性があります。となれば、姫川大輝の実の母であり、カミキヒカルの子供を見ごもった姫川愛梨も彼に殺害された可能性があります。愛梨は朝ドラのヒロインを務め、さらに上原清十郎は才能ある女性を追い回していたという発言もあります。そのためカミキヒカルのターゲットとなり、清十郎もカミキヒカルに煽られた可能性があります。
確認したところ、愛梨の目には星はないようですが、あくまで可能性としてはあるのではないかと考えています。
吉永
現在単行本12巻での話も交えているのでかなりのネタバレです。最初に書いたから許しておくれ・・・
というわけで、今後も【推しの子】考察は続けていきますのでぜひよろしくお願いします！
次回の内容は、「カミキヒカルも転生者説」について考えようと思いましたがさすがにないないｗというわけで、謎の少女の正体について考える記事について考えることにしました。というわけで次回もよろしくお願いします！
