【推しの子】考察!目の星の意味と色が変わる、消えるタイミング・理由についてガチで考える | マンガファン
-当サイトはPRを含みます-

【推しの子】考察!目の星の意味と色が変わる、消えるタイミング・理由についてガチで考える

どうもこんにちは吉永です。

今回は【推しの子】のキャラクターに特徴的な目の星についての考察を行っていこうと思います。なかなか特徴的だと思いますが、もうおわかりの通り、この星は全キャラに存在するわけではなく、さらに星を持つキャラも時々色が変わったり、消えたりと色々と考察があるのです。

ですので今回は【推しの子】のキャラの目の星について考察していきます!

吉永

先にお話しておくと、目に星がある6人のキャラの中には白い星と黒い星があります。

これらにはそれぞれ意味合いが異なると思いますので分けて考えていきたいと思います。まずは白い星の意味合いから説明します。

先にざっくりとまとめておくと、白い星は正の感情を示しており、黒い星は負の感情に飲まれていることを示していると考えられます。また時々白い星が黒い星に変わることがありますが、それでも登場人物はその変化に気づいている描写がないことから読者向けの心情描写であると考えています。

それではいきましょう!

【推しの子】目の星(白)の意味について3つの考察

一言に白い星といえども様々な意味合いがあると考えています。

遺伝説

これは既に却下されていますが、遺伝なのではないかという説です。

当初は星野アイの目の星が子供であるアクアとルビーに遺伝した、と考えられていましたが、後に血縁関係のない黒川あかね、片寄ゆらにも目に星が出現している描写があるため却下されています。ちなみに後ほど詳しく説明しますが、アイは両目に白い星があり、アクアは右目、ルビーは左目に星があります。物語が進むにつれて謎が深まっている部分でもあります。

また考察ですが、アクア・ルビーと同じ父を持つ姫川の目には星がないので遺伝ではないと思います。

カリスマ性

そしてこれが真打ちですが、カリスマ性を持ち合わせた人物を象徴するために描かれているのではないかとの説です。

アイは言うまでもなく誰もが見惚れるほどのカリスマ性を持っており、息子のアクアも「太陽みたいな笑顔、完璧なパフォーマンス、まるで無敵に思える言動、吸い寄せられる天性の瞳」と称するほどです。そしてインタビューにも登場していた古参ドルオタのおっさんもアイに魅了されるほどの実力を持ち合わせていました。

なので圧倒的カリスマ性を持ち合わせていることを象徴しているのではないか、と考えるのはアリかと思っています。

嘘をついている時

また、アイは元々「人を愛したことがない」と自称していることもあり、アイドルをすること=嘘と考えています。

そして客の反応を見て良かったものを取り入れる、すなわち新たな嘘としてみんなの望むアイドルを演じていました。そのように素の自分ではなく、演じている”みんなが望むアイ”をやっている時に出現するのではないかと考えています。事実アイの死の間際、アクアとルビーに「愛してる」と言った後、息絶えたアイの目から星が消えていたのがその根拠かと思っています。

また黒川あかねがアイをトレースした時、両目に白い目が出現していることからもいわゆる”やってる”時に出てくるのかしらと思います。カミキヒカルにたどり着いた時にも白い星が出現し「私の中にある再現したアイの感情がざわめいていた」と考えており、要するにカリスマ性を持つアイを表すものかもしれないとも考えられます。

【推しの子】目の星(黒)の意味考察

一方で目に黒い星が出現することもあります。当初白かったけど後に黒くなるアクアとルビー、登場からずっと黒いカミキヒカルが該当します。カミキヒカルと双子についても意味合いが異なると思いますので、ここも順番に見ていきましょう。

復讐心が強まった時

元々白い星を持つアクアとルビーもそれぞれ黒い星に変わる瞬間があります。

アクアは2巻、第13話にて。五反田の元でバイトを始めた時「俺の父親を見つけ出してアイの受けた苦しみを味合わせるための手段」と考えていた時に初めて黒くなり、その後また白くなり、姫川から父親は上原清十郎であり既に死亡していると聞いた時、復讐が終わったと感じていた69話では両目から星が消失していました。そして再度カミキヒカルが真犯人と感じた時に黒くなりました。同様にルビーも宮崎で謎の少女により真相の一部を聞いた時、アイを殺した真犯人に対して「絶対に殺してやる」と決意して以降両目の白かった星が黒くなりました。

これらにより、元々カリスマ性=白い星を持つ人物が負の感情が高まった時に黒く変わるという心情描写かと思われます。

サイコパス的思考

これはカミキヒカルについて言えることですが、物語の黒幕とも言えるカミキヒカルはいわゆるサイコパスと考えられます。

109話では今をときめく人気女優・片寄ゆらを事故に見せかけて殺害した後、「ああ、価値ある君の命を奪ってしまった僕の命に重みを感じる」とつぶやいて微笑んでいました。このような反社会的人格に与えられる黒い星の可能性もあります。さらに98話では、劇団ララライの稽古確認の非公開リストの中にいた当時15歳のカミキヒカルの目にもやや見づらいですが黒い星がありました。あかねの考察が正しければ、カミキヒカルは11歳の時に姫川愛梨との間に大輝を妊娠させており、15歳の時に当時16歳のアイを妊娠させています。

その後も普通に芸能界を続けていることからも普通の価値観ではないと考えられます。このようにサイコパス的思想を象徴するために与えられていると考えられます。

吉永

このように、白い星と黒い星にはそれぞれ全く異なった意味合いがあると考察できます。

白い星はアイの持つカリスマ性、人を魅了する力などを表していると考えられますが、黒い星は負の感情を表していると考えています。

さらに白い星が黒い星に変わる瞬間もあるので意外とこの考察大変です(笑)

【推しの子】ルビーの目の星の色が変わるタイミング

そしてこれはルビーの目の星ですが、実は作中で最も星が変化しているキャラなのです。

1話から79話
右目に白星
79話以降
両目に黒い星
宮崎県にて謎の少女に真相を聞いた時

「絶対に殺してやる」

104話
左目に白星、右目に黒星
有馬かなのスキャンダルを隠すバーター記事を決意したアクアに「お前は有馬を救いたいと思うか?」と聞かれ「当然でしょ、仲間なんだから」と答えた時
105話
右目に黒星、左目に白星
バーター記事でアクアとルビーがアイの隠し子であることが明かされた後、アクアがアイのことを軽視していると感じて「嘘吐き嘘吐き嘘吐き」の時
105話以降
両目に黒星

ルビーは闇落ちするまでは左目に白星だったのが闇落ち以降は両目に黒星となります。その後有馬かなを救いたいという正の感情が出たときには半々となり、さらにアクアに対する憎しみが強まった時にも半々となります。

吉永

ここまで明らかな目の星の変化であるにも関わらず、登場人物はその変化に気づかないということから、やはり身体的な変化というよりも我々読者に向けてのキャラの心情描写であることは間違いないと思います。

とすれば、スキャンダルから有馬かなを守りたいという気持ちは本心であり、またアクアに対して「嘘吐き」と言い捨てた時の感情は完全に闇落ちしていたわけではないということが伺えますね。

目に星があるキャラクターまとめ

さてここまで非常にややこしい話をしてきましたが、ここからは目に星を持つキャラクターをまとめていこうと思います。全員で6人、最新話の時点で存命なのは4人です。

星野アイ

星のある目 両目
星の色
色が変わったタイミング 110話『それが始まり』

アイは12歳で苺プロに所属したタイミングで既に両目に白い星があるので、生まれ持ったものと考えられます。

その後もB小町として活動している間も、死の間際までずっと白い星が存在しています。そしてアクアとルビーに「愛してる」と告げて息絶えた時、目には星がありませんでした。アイの白い星はある意味で嘘をつく時、アイドルを”やってる”時に出現すると考えているのでその星が消えた=本心だと考えられます。

また存命の頃、五反田にドキュメンタリー映画の話をしている時、それまで両目にあった白い星が両目とも黒くなるシーンがあります。素を撮りたいという五反田に対し「嘘吐きじゃない私を撮ってもきっと使えないしカットになっちゃうよ。それでもいいなら私も嘘を吐かない。本当の私を撮ってください」と言った時に両目が黒くなっています。何かしら黒い感情が湧き上がっていた、もしくは嘘をつくのを辞めた瞬間だと考えられますが、ここに関しては未だ考察中です。

星野アクア

星のある目 右目(向かって左側)
星の色
色が変わったタイミング 13話『三つ目の選択肢』

元々は左目に白い星がありましたが、五反田の家で父親への復讐を決意した時に初めて黒くなりました。

その後しばらくは白い星に戻りましたが、鏑木勝也、金田一敏郎などアイ殺害の容疑者と思しき存在のことを考えるときには黒くなります。そして姫川大輝から「俺たちの父親・上原清十郎は既に死亡している」と知らされた時には復讐の終わりを感じて両目から星が消失したこともありました。これにより復讐を強く意識する時は黒く、それ以外の時は人気マルチタレントを示す白星になると考えられます。

『15年の嘘』編の最新話110話では当然のように両目に黒星となっています。

星野ルビー

星のある目 左目(向かって右目)
星の色
色が変わったタイミング 79話『役目』

基本的にずっと右目に白星のルビーでしたが、先程も書いたように作中最も星の色と数が変化している人物なのです。

宮崎で謎の少女によりカミキヒカルとリョースケの真相を一部聞いたことにより両目に黒星となりました。その後も黒星をキープしていることからひたすら復讐を志しますが、有馬かなを守りたいと発言した時には右目が白星になるなど、ベースとしては黒い感情に飲まれているけど有馬かなを守りたいという正の感情が出てくるときもある、みたいな感じでしょうか。

黒川あかね

星のある目 両目
星の色
色が変わったタイミング 29話『完コピ』

星野アイともカミキヒカルとも血縁関係のない黒川あかねにも白い星が出現したことで話がややこしくなりました(笑)

あかねは登場初期には星はありませんでしたが、例の炎上騒ぎが落ち着いた後、アクアの「アイが好き」という発言を受け、星野アイを完コピした際に白い星が出現していました。それまで目立たない存在だったにも関わらず、あかねは「視線を向けざるを得ない不思議な引力」を持ち、「まるでアイのようなカリスマ性」を感じさせていました。このようにあかねはアイを模倣した、没入した時、アイを感じた時に度々両目に白い星が出現します。

東京ブレイドの練習中に倒れたアクアを看病している時、アクアが寝言で「アイ・・・」とつぶやいた時にもこの白い星が出現しています。なのでアイに没入している時だけではなく、アイを感じた時にも星が出現することが確認されています。ちなみに没入型の演技に関しては96話で新人俳優賞を受賞したあかねに金田一が「今ガチ以降人を騙す眼、嘘を真実だと思わせる眼、役者にとって最高の資質」と評しており、演技の際にアイを降ろす=嘘を強化するようになったと思われます。

そしてあかねの中のアイ感が強まった時に白い星が出現すると考えられます。

片寄ゆら

星のある目 右目(向かって左側)
星の色
色が変わったタイミング なし

若手人気女優であり、元々は『15年の嘘』にもキャスティングされていた。25歳でありMEMとタメであるもののやはり高校生役をやらされている。

彼女の目にも白い星があり、先程の金田一の発言によると片寄ゆらにも「人を騙す眼、嘘を真実だと思わせる眼、役者にとって最高の資質」があったと思われる。しかし皮肉なことに、それがサイコパスのカミキヒカルのターゲットとなり、趣味の山登り中に殺害されてしまった。

カミキヒカル

星のある目 両目
星の色
色が変わったタイミング なし

【推しの子】全体の黒幕とも言えるカミキヒカルは初登場からずっと両目に黒星があります。

当初は15歳、劇団ララライのワークショップに参加していた頃から目に黒星があることから当時からだいぶやばいやつだったと思われます。実際11歳、15歳で女性を妊娠させていることや、さらに価値ある命を奪うことで自分の命を重みを感じるなど、いわゆるサイコパシーを感じざるを得ません。彼の言う価値とはいわゆる”人気”と考えられますので、当時人気絶頂だったアイを殺させていることからもその子供であるアクアとルビーにも危険が及ぶ可能性が示唆されています。

カミキヒカルについてはまた別記事で考察していこうと思いますので、そちらもぜひご覧ください。

まとめ

このように、【推しの子】の登場キャラの中で目に星があるのは6人。

  1. 星野アイ
  2. 星野アクア
  3. 星野ルビー
  4. 黒川あかね
  5. 片寄ゆら
  6. カミキヒカル

そして星の色が示す意味合いはキャラごとに異なると考えられ、ざっくり言うと白星は正の感情、黒星は負の感情を示していると考えられます。途中のルビーが仲間である有馬かなを救いたいと言った時には半分白くなるなど、そのキャラの心情描写であると考えていいと思います。

吉永

書いていて思ったけど、やっぱりカミキヒカルやばすぎますね(笑)

あいつだけ意味わからんですから。生まれ持ったサイコパスが止まらなくなっている気がしますが、そんなカミキヒカルを止められるのは『15年の嘘』だけです。早く公開しちゃいましょう!

そして【推しの子】考察シリーズもまだまだ続きます!

次回は「【推しの子】考察!カミキヒカルの目的は?アイと片寄ゆらをなぜ殺したのか動機を考える」(タイトル仮称)です。それでは次回もご覧ください!