パラダイスヘルのネタバレ1話です！1話では、神城静は寛八大学に通う3年生。その日静は友人の田代と共に岸和田先輩から”絶対に儲かる投資案件”の説明を受けていた。このせいで50万円を失い学費を払えなくなり、絶望に暮れていると不思議な声が聞こえてきた・・・。早速1話のネタバレを見ていきましょう！
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パラダイスヘルネタバレ1話
特殊詐欺
寛八大学3年の田代大輔は同学年の神城静に投資話をしていた。ファミレスで向かい合って座っているのは4年の岸和田正志であり、寛八大学の学生しか購入することができないと言い出した。静は詐欺の匂いを感じ取っていたが、田代は先輩に失礼だろ！とキレだして先輩と2人で帰ろうとした。それを見て静はなんとなく「買うよ・・・」と言ってしまった。
田代は岸和田の乗るベンツを見送っていたが、家に帰る途中で静は自分の判断が正しかったのか不安になっていた。玄関に鍵を差し込んでも何故か開かず、ガチャガチャやっていると隣人の青山美香が扉を開けて確認してきた。タバコを吸いながら「キモ」とつぶやいて扉を締めた。
青山美香
中に入って枕に文句をぶつけた後、静は3年前の入学当時を思い出していた。静は上京組だったこともあり、大学から徒歩10分にあるアパートに到着した際、そこで初めて会った青山美香は黒髪でまだ田舎臭さの残る美少女だった。それが今や・・・そして静は田代以外に喋れる友人がいないこともあり、3年になった今でも友人はいなかった。
そして田代が一言「騙された・・・」と岸和田に渡した200万円の行方が知らず、そのまま岸和田と連絡が取れなくなったと告げた。これにより静の50万円も消え、学費が払えなくなってしまった。親に借りることはできず、既に学生ローンも限度額まで借りている・・・詰んだ・・・そう考えていると・・・
殺してしまっては？
誰もいない部屋の中ではっきりと聞こえた。幻聴がするほどに追い込まれているのか、と静が絶望していると横の部屋から・・・
岸和田先輩
青山美香が大声で喘いでいる声が響き、色々と限界を迎えた自分の横でセックスをしている美香に殺意を感じた。そしてなぜか勃起している自分に気づき、ムカついて思わず美香の部屋に向けて思いっきり振りかぶって壁ドンをした。すると壁には大きな穴が空き、向こうからは男がこちらを覗いていた。
その男は静を殴りつけるが、よく見ると変装していた岸和田であることに気づいた。「岸和田先輩ですよね！？」と叫ぶと、「ミカ、こいつ殺すぞ」とこれまでの自身の犯行を隠蔽すべく静を殺そうとしていた。美香も見ているだけで止めようとはせず、これまで幸せなことなどなかった人生を振り返り、「殺せよこいつら！」と心のなかで叫んだ。
畏まりました、我が主
またしても幻聴が聞こえ、直後岸和田の首は床に転がった。
パラダイスヘル感想1話
この『パラダイスヘル』は個人的に推しです。なんとなくおすすめで出てきたから読んでいたんですが、後々に広告されていることを知って自分の選球眼に安心しました（笑）というわけで最初にも書いたようにSF×ギャグ×エロの黄金セットです。今の所ギャグパートはありませんがそのうちきます、安心してください！
というわけで感想を書いていきます！
特殊詐欺の危険性
まず1ページめから主人公が特殊詐欺に遭っているところから始まっています。大学にはこんなヤバいやついるんだな〜としみじみ思いますが、こんなクズに騙されてしまったところからは全ては始まります。
基本的に宗教の勧誘、マルチ商法、政治団体の集会のお誘いなど、私も学生時代にはありとあらゆる勧誘をされました。どれにも引っかからずに今に至りますが、おかげさまでそれらを断るスキルが身についたのでまあいいんですが（笑）静もそうですが、断れないタイプの人だったらなんとなく怪しいと思いつつも買ってしまったり契約書を書いてしまったりするんでしょうか。
大体ベンツ買った先輩とかスマホでポチポチするだけで100万円稼ぐ人とかもはや詐欺のテンプレートみたいな話ですが、当時はそのような人がたくさんいました（笑）やたらとPRONTOに呼んでくるのはなんかそういうルールなんですかね？友人にもそれらに引っかかった人が何人かいたので一緒に取り返しに行ったのもいい思い出です。あまりいい思い出はないのですが、皆様も注意してください。
もしそのような怪しい話が来たらただ一言「で、お前はいくら稼いだの？」と聞いて通帳を見せてもらいましょう。実際にいくら振り込まれたのかを確認できなければ詐欺だと思っていいと思います。単純ですがこれが最強の自衛方法です！
青山美香
そして隣人の青山美香ですが、垢抜けすぎでしょ（笑）
3年前には田舎出身の黒髪ショートの芋臭さがありましたが、現在では金髪咥えタバコをする一昔前のギャルみたいになってしまいました。まあ女の子の成長は特に早いですから、特に大学に入って男でもできると男の影響で見た目が大幅に変わる事がよくあります。
今回は付き合ったのが特殊詐欺の実行犯の岸和田ですから、最悪な変化を遂げてしまいました。とはいえ「こいつ殺すぞ」とガチで殺しにかかった岸和田を見て何も言えなくなっているのを見てドン引きしていたのを見るとまだそこまで良心がないわけではないようです。素敵なパイオツをありがとう！
謎の声
そしてここからついに考察に入ります（笑）
今回静に聞こえてきた謎の声は2回、1回は騙されて50万円を失ったことにより「殺してしまっては？」とのこと。そして岸和田に首を絞められている際に「あいつら殺せよ！」と願った時に「畏まりました、我が主」と2回ありました。そして2回目に声が聞こえた後には岸和田の首がその場に転がっていました。
ここだけ見るとその声の主は超常的な力を持ち、さらに静に従う存在と考えられます。なんたって「我が主」ですから。異空間からやってきた存在だったりすると今後の展開が気になりますね（笑）これまでにありそうでなかった展開かと思います。
