どうもこんにちは吉永です。
今回はネットで話題のマンガ『パラダイスヘル』のネタバレをまとめていきます。シーモアに突然現れてすぐさまランキング上位に君臨した『パラダイスヘル』を御覧ください!
吉永
目次
作品名
ジャンル | 恋愛、SF、オトナ |
作者 | 冬坂あゆる |
掲載誌 | COMIC ROOM |
発売日 | 2023年4月22日 |
巻数 | 31話(2024年12月29日現在) |
概要
寛八大学3年生の神城静(かみしろしずか)は友人の田代とともに、先輩の岸和田から投資詐欺に遭っていた。これにより静は学費の50万円を失い路頭に迷っていた。そんな絶望のさなか、隣人の青山美香の部屋から喘ぎ声が聞こえてきたので壁を殴るとなんと青山と一緒に岸和田がそこにいた。
そして岸和田に金を返すように叫ぶと、自身の犯行を隠蔽するために静を殺そうと立ち上がった。首を絞められながらもこの世の理不尽を感じ「みんな死ね!岸和田を殺せ!」と心の中で感じた。すると「畏まりました、我が主」との声と共に、岸和田の首が転がった。
各話ネタバレ
1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
6話 | 7話 | 8話 | 9話 | 10話 |
11話 | 12話 | 13話 | 14話 | 15話 |
16話 | 17話 | 18話 | 19話 | 20話 |
21話 | 22話 | 23話 | 24話 | 25話 |
26話 | 27話 | 28話 | 29話 | 30話 |
登場人物
神城静
寛八大学に通う3年生であり、元は熊本出身。大学進学を機に東京に進出して現在のアパートに引っ越してきた。現在20歳か21歳と思われるが童貞である。異性関係があったかどうかは不明だが、素人童貞でも無く完全なる童貞。興味と知識だけは人並みにあるものの、それでもこの年まで守り続けてしまった。
隣の部屋に住む青山美香に一瞬好意を寄せていた時期もあったが、それも一瞬。同じく田舎出身の美香はすぐさま垢抜けてしまい静が手を出せないレベルの女になってしまった。そしてコミュ障だったこともあり、まともな友人ができずに投資詐欺を持ってくる田代がいるだけになってしまった。
田代大輔
寛八大学に通う3年生。静の友人と書いているが、実際には友人と呼べるレベルのものではなく、時々今回のように”絶対に稼げる案件”を持ってきて初期投資を促してくるヤバイやつ。そのため静からしても友人かどうかは怪しい部分があるが、まあ他に喋れる人間が他にいないので0よりはマシ、というレベル。
憶測でしかないが、田代的にも静は”1人”というよりも”1点”といった方がよさそう。田代がベンツを買うための貴重な点数が静である。
岸和田正志
寛八大学4年と紹介されていたがおそらくウソ。あの風貌で22歳は流石に無理がある。
そして投資詐欺の常習犯であり、今回は田代大輔と神山静からそれぞれ現金を騙し取っていた。あんな手に騙される方も悪いと思いきや、彼の貯金通帳を見る限りかなりの被害者が存在するらしく、軽く億が入っていた。警察にマークされているため、彼の口座から金が動く時には警察が動く仕組みになっているらしく、なかなかに大物詐欺師なのかもしれない。
田代のような意識高い系のクズを傾倒させることもあり、そっち系の人間からは羨望の眼差しを向けられるような存在。
青山美香
静の隣の部屋に住んでいる女子大生。
元々彼女も田舎出身であり、大学進学を機に上京した組である。当初は黒髪でまだ田舎臭さが残っていたが、今となっては金髪巨乳に咥えタバコがデフォである。さらに岸和田と付き合う、というかそういう関係になっていることもあり、意外と付き合う男で変わるタイプなのかもしれない。
普段は静を見るやいなや「キモ」とゴミを見るような目でつぶやくなどの言葉責めが続くが、そこまで憎んでいるわけではない。岸和田が静を殺しにかかった時にも「さすがにそれは・・・」的な表情を浮かべていたこともあり、単にイキっているだけだと思われる。
ゼロス
魔界から大魔王により派遣された魔物と推測される。
魔界にまで響いてきた邪悪なオーラを静からのものと勘違いして、そのオーラを出していた魔王候補の岸和田を殺してしまうなど天然な一面が見て取れる。そして本来魔王になるべきではなかった静を魔王に仕立てて、自身のミスを隠し通そうとするなどの姑息さは魔族そのもの。
さらに静の性癖がMであることを即座に見抜き、背後からバンドをつけて挿入。そのままの状態で静に美香に挿入させるなどゼロスの性癖もバグっている。いまのところ『パラダイスヘル』にはまともな倫理観を持った人物がいないため今後の展開が不安に満ち満ちている。
おすすめポイント
漫画『パラダイスヘル』は、暗黒で暴力的、時にはブラックユーモアも交えた不謹慎エンターテインメントが魅力の作品です。物語は、理不尽な現実に苦しむ青年が「魔界からの使者」と出会い、地獄のような展開に巻き込まれるという独特の世界観で進行します。驚くべきことに、ただの復讐劇ではなく、ダークファンタジーや心理スリラーの要素も絡み合い、読者を飽きさせません。
おすすめポイントのひとつは、その「エロ×グロ」の大胆な表現と、コメディを織り交ぜた軽快な語り口です。特に、主人公の破滅的な行動や非現実的な展開が物語のテンポを加速させ、一瞬たりとも気を抜けない構成が楽しめます。また、細部まで緻密に描かれたアートスタイルは、読者を「パラダイスヘル」の狂気的な世界に引き込みます。
さらに、物語の背景には現代社会の暗い側面が投影されており、登場人物の葛藤が現実の問題にリンクしている点も見逃せません。例えば、投資詐欺に遭う主人公の絶望感や隣人との格差がもたらす苛立ちなど、読者自身が共感し得るエピソードも含まれています。
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パラダイスヘルの最終回・結末予想
1. 主人公が地獄の王となる逆転劇
主人公が絶望から覚醒し、地獄そのものを支配する存在となる可能性があります。この展開では、復讐を遂げた後、地獄を再構築することで新たな秩序を生み出すでしょう。地獄を支配しつつ、理不尽な現実に立ち向かう姿は、読者に爽快感と苦笑いを提供するはず。
2. 救済のないバッドエンド
「地獄」は地獄のまま終わる——登場人物たちは次々と命を落とし、最終的には何も変わらずに終わるような展開も考えられます。この結末では、読者に「生きることの意味」や「人間の本質」について問いを投げかける意図が込められるかもしれません。
3. パラダイスの発見、しかし…
タイトルに「ヘル(地獄)」が含まれる以上、皮肉たっぷりのエンディングが期待されます。たとえば、主人公が「パラダイス」と信じた場所がさらなる地獄だったり、最終的に人間そのものが地獄を作り出していたと気づく哲学的な結末が有力です。
4. 魔界と現世の融合
主人公の行動によって、魔界と現世が融合してしまうという混沌の結末も面白そうです。この場合、人間と魔物が共存する新しい世界が描かれる可能性がありますが、その中で何が「正義」なのか曖昧になり、読者を考えさせる深いテーマが描かれるでしょう。
まとめ
『パラダイスヘル』はそのダークなユーモアと倫理観の破壊が特徴的であり、どの結末でも読者の予想を大きく裏切ることでしょう。その結果、読者に驚きと考える余地を与えることは間違いありません。あなたは、どの結末を望みますか?
パラダイスヘルのあらすじ
『パラダイスヘル』は、冬坂あゆる氏によるエロティックでグロテスクな要素を融合させた不謹慎エンターテインメント作品です。
物語は、21歳の大学生・神城静を中心に展開されます。彼は金銭的にも人間関係的にも恵まれず、孤独な日々を送っていました。ある日、大学の知り合いに勧められた投資詐欺に引っかかり、さらに落ち込んで自宅で塞ぎ込んでいると、隣室から女子大生の大きな喘ぎ声が聞こえてきます。
自分の不幸と隣人の幸せな様子との対比に耐えられなくなった神城は、衝動的に壁を殴りつけ、壁を貫通させてしまいます。これに激怒した隣人の女子大生とその彼氏が押し入ってきて、神城を暴行します。
絶望の淵に立たされた彼の前に、突如として魔界の使者が現れ、彼氏の首を一瞬で飛ばし、神城に「その女、×××しなよ」と囁きます。ここから、神城の運命は大きく狂い始め、エロティックでグロテスクな展開が繰り広げられていきます。
物語は、神城の内面の葛藤や、彼を取り巻く異常な状況を通じて、人間の本質や欲望を鋭く描き出しています。一方で、男子校的なノリや不謹慎なユーモアも盛り込まれており、独特のエンターテインメント性を持っています。
『パラダイスヘル』は、コミックシーモアなどの電子書籍サイトで配信されており、分冊版として複数巻がリリースされています。その過激な内容から、成人向け作品として位置づけられていますが、エロとグロの融合や、倫理観を問う深いテーマ性に興味がある読者には、強く訴求する作品となっています。
ただし、過激な描写が多いため、閲覧には注意が必要です。
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