おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中！のネタバレ1話です！1話では、婚約者ケイオスと距離を置いた伯爵令嬢ニコル・ポートレットは、自らの心の自由を手に入れた。彼女が選んだ道は孤独でありながらも、自立と強さを感じさせるものであった。早速1話のネタバレを見ていきましょう！
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ネタバレ1話
最初から何も期待しないと決めると、とても楽になった
ある日花束をくれたケイオスは、キャロラインにも似合ったからお前にも似合うだろうと言い切り、心は折れてしまった。その日以来、ケイオスがどれほどキャロラインを優先したとしても何も思わなくなった。
伯爵令嬢ニコル・ポートレットは一人になることを選んだ。
貴族の子女が通う学園では、イベントも全て社交界の練習のようなものが多く用意されている。婚約者がいる場合は婚約者と、いない場合にはそれに近い存在の異性とペアになる事が多い。位が高ければ入園前には婚約者がいるのが普通だった。
その中でも最も異彩を放つ存在がキャロラインであり、その横にはニコルの婚約者ケイオスが立っていた。婚約が決まった当初は文通をしていたものだが、現在はほとんど交流がない。最初こそ辛かったが、今となっては何も思うことはない。
次の休みには行商がやってくることもあり、街には活気が溢れていた。令嬢達はフィアンセと共に街を歩くのを楽しみにしているが、ニコルは嫌な思い出が頭をよぎっていた。去年ケイオスと行った時、ひたすらにキャロラインに似合うものを探して歩いていたからである。
ニコルがもういいと言うものの、ケイオスは「本当は剣の修業があったんだぞ」と返しその場で解散になった。だが、ニコルは隣国の光る石でできた腕輪が欲しかった。あの店はまた出ているだろうか？
ケイオスとは行きたくない、だったら一人で行けばいい！
そして行商の日、どこを見てもカップルばかりだった。意外と何事もなく、一人行動は楽しかった。さらに去年買えなかった腕輪も無事に買うことができて満足だった。
行商の数日前、ケイオスは「どうせまたニコルからお誘いが来るだろう」とめんどくさく感じていたが、当日が近づいても手紙が届くことはなく当日を迎えてしまった。どれだけ待ってもニコルはやってこず、ついには当日になってしまった。
さすがにニコルの家に出かけたものの、一人で行商に出かけたと告げられた。
翌日、「週末は誰と市に行ったんだ？」と尋ねると一人で行ったと返ってきた。ケイオスは喚き散らすが、ニコルは「でもケイオス様とはお約束していなかったですよね？」と笑顔を浮かべ、去年ケイオスがつまらなさそうにしていたことを理由に上げ、そのまま去っていった・・・
感想1話
カンナ
相手の行為にあぐらかいているからこのようなことになるのです。
ニコルのカラッとした感じ、非常に好きです笑
ケイオスのなめた態度
ケイオスはニコルが何があっても自分のことを好きでいると過信しているため、ニコルの気持ちを軽視しています。彼はニコルの愛情に対して揺るぎない信頼を持ち、彼女がどんなに辛い思いをしても自分を離れることはないと考えています。これにより、彼はニコルの感情を無視し、キャロラインを優先する行動を取ることができます。
彼の心の中では、ニコルは安全で確実な存在と見なされており、彼女の愛情に対して安心感を持っています。彼はニコルが自分に対して常に尽くし、支えてくれるだろうという確信を持ち、そのために彼女の感情や意志を軽んじることができます。ニコルの心が傷つくことに対して鈍感であり、彼女の痛みや苦しみを理解しようとしません。
ケイオスのこの態度は、彼の自己中心的な性格や他人の感情に対する鈍感さを示しています。彼は自分の欲望や興味を優先し、ニコルの存在を軽視することで、彼女の心を傷つけています。
ケイオスの不安
ケイオスがニコルが行商に誘わなかったことを知って取り乱したのは、彼の中にあった安心感が揺らいだからです。彼はこれまで、ニコルが自分に対して無条件の愛情を持ち続けるだろうという過信を持っていました。彼女が何があっても自分を愛し、支えてくれる存在だと信じていたため、ニコルの気持ちや感情を軽視し、自分の行動を正当化していました。
しかし、ニコルが行商に彼を誘わなかったことで、ケイオスは初めて彼女の態度に変化があることに気づきました。これまで当然のように感じていたニコルの愛情や関心が、自分に対して揺るぎないものではないことを理解し始めたのです。ニコルが自分を誘わず、一人で行商に行ったという事実は、ケイオスにとって大きな衝撃でした。
彼は、ニコルが自分から離れていく可能性を初めて感じ、これまでの安心感が一瞬にして崩れ去るような感覚を味わいました。ニコルが自分を必要とせず、自分なしでも楽しんでいる姿は、ケイオスにとって耐えがたいものでした。彼はニコルがいつも自分に頼り、自分の存在を必要としていると信じていたため、その信念が揺らいだことで大きな不安と混乱を覚えました。
カンナ
自分から心が離れていることを知って焦りちらしているというわけです。
ダサいですね笑
