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漫画「巻き添えで異世界に喚び出されたので、世界観無視して和菓子作ります」をネタバレ解説
主人公・神楽小百合は、普通の女子高生で和菓子に対して並々ならぬ情熱を持っています。彼女がカフェでアルバイトをしていたある日、突然異世界に召喚されてしまいます。しかし、彼女の召喚は、誤って行われたものだったのです。
異世界では「聖女」として召喚された別の女性がいる中で、小百合は間違って召喚された「巻き添え」に過ぎないと告げられます。世界を救うために異世界の魔法や武器を使うことを期待されていた彼女は、どうしても自分にはその力がないことを実感します。そんな中で、異世界での居場所を得るために彼女が選んだのは、自分の得意分野である和菓子作り。
小百合は、異世界の公爵家の次男であるセリウスというイケメンの貴族と出会い、彼の助けを借りながら和菓子作りを始めます。しかし、異世界には小百合が知っている食材や道具はほとんどありません。その中で、彼女は異世界の素材を使い、和菓子作りの技術を駆使して次々と美味しい和菓子を作り上げていきます。
吉永
巻き添えで異世界に喚び出されたので、世界観無視して和菓子作ります 主な登場人物紹介
1. 神楽 小百合(かぐら さゆり)
- 特徴: 主人公。異世界に召喚された普通の女子高生で、和菓子作りに情熱を持っている。和菓子が大好きで、将来は自分の和菓子カフェを開くのが夢。
- 性格: 明るく、努力家。異世界に召喚されてからもその強い信念を持ち続け、和菓子作りを通して周りと絆を深めていく。
- 役割: 異世界に誤って召喚された「巻き添え」だが、和菓子を作ることで異世界での居場所を見つけ、世界を救う役割を担うことになる。
2. セリウス・フォン・ヴァレンタイン
- 特徴: 異世界の貴族、ヴァレンタイン家の次男。冷静で理知的な性格をしているが、優れた容姿を持ち、少しクールな印象。
- 性格: 落ち着いており、物事を冷静に判断するタイプだが、小百合に対しては少しずつ心を開いていき、彼女をサポートする重要な存在となる。
- 役割: 小百合が異世界で和菓子を作る際にサポートをする。彼女の存在に最初は疑問を抱くが、次第に彼女の魅力に惹かれていく。
3. リル・バンブリア
- 特徴: 小百合が異世界に召喚されるきっかけとなった「聖女」役の女性。美しく、神聖な存在とされているが、物語の中では彼女自身の試練も描かれる。
- 性格: 優雅で上品だが、少しおっとりした性格。異世界の世界観において重要な役割を果たすが、小百合とは異なる道を歩んでいく。
- 役割: 異世界における救世主的存在として、物語で重要な要素となるが、和菓子作りの中で小百合と共に成長していくことに。
4. ルーク・アーケン
- 特徴: 小百合が和菓子作りを始める際に出会う異世界の青年。性格は陽気で、物事に前向きであり、小百合をよくサポートしてくれる。
- 性格: おおらかで、人懐っこい。どんな状況でも明るさを失わず、周囲を和ませるムードメーカー。
- 役割: 小百合が異世界での和菓子作りに苦しんでいるときに助言を与え、また和菓子を味わうことを楽しんでいる。
5. フィオナ・ヴァレンタイン
- 特徴: セリウスの妹で、ヴァレンタイン家の一員。おっとりした性格で、家族を大切にしている。
- 性格: おとなしく控えめな性格だが、芯は強く、異世界における役割をしっかり果たしていく。
- 役割: 小百合との交流を通じて、異世界での成長と理解を深めていく。
6. フィリップ・ドレイク
- 特徴: 王国の一員であり、王の近衛兵として活躍している。クールで仕事に真摯な性格だが、少し硬派な一面も。
- 性格: 冷静沈着で、戦闘や任務に関しては非常に真面目。だが、和菓子には興味を持ち始め、少しずつ小百合に関心を寄せる。
- 役割: 王国の問題を解決するために小百合と協力し、彼女の作る和菓子に注目していく。
7. アスラン・レイヴ
- 特徴: 魔法使いの青年で、小百合と出会い、和菓子作りに対して強い関心を持つ。魔法と和菓子の不思議な組み合わせに魅了される。
- 性格: 知識が豊富で、好奇心旺盛。魔法に関しては非常に優れた才能を持ち、和菓子作りに魔法を使う方法を模索する。
- 役割: 和菓子作りに魔法を加えて支援し、異世界の食文化に新しい風を吹き込む。
吉永
作者「マイケル」さんとは?
和泉杏花(イズミ キョウカ)さんは、栃木県出身の漫画家で、3月生まれのA型です。2018年に開催された「裏サンデー女子部×pixiv異世界転生・転移マンガ原作コンテスト」で優秀賞を受賞し、その原作を大幅に加筆して2020年に『異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。』を発表しました。
また、和泉さんは小説家としても活動しており、以下の作品が書籍化されています。
パソコン持ち転生令嬢ですが、推しキャラと永遠の独房生活を満喫中です。
異世界に転生した令嬢が、推しキャラクターと共に独房生活を楽しむ物語です。
異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。
異世界に転移させられた主人公が、理想のブックカフェを開店するストーリーです。
転生したら悪役令嬢になりました。婚約破棄のイベント、早く来い
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公が、婚約破棄のイベントを待ち望む物語です。
これらの作品は、和泉さんの公式プロフィールや小説家になろうのページで確認できます。
巻き添えで異世界に喚び出されたので、世界観無視して和菓子作ります ネタバレあらすじはこちら
1話 | ||
第1話ネタバレ
家でまったり過ごしていたはずの小百合。ところが、突然、目の前に眩しい光が現れ、気がつくとその光に包まれていました。目を開けると、そこは見慣れない場所で、騒がしい女子高生と、周りを囲んでいる見知らぬ人々がいました。
人々は、「聖女を召喚した!」と興奮気味に話しています。しかし、聖女として異世界から呼び出されたはずの女子高生が輝いているのに対して、小百合はただ呆然とその場に立ち尽くすばかり。周囲は「この子は一体?」と困惑の表情を浮かべています。
その後、聖女だと言われた理央という少女は、王城へと連れて行かれることになり、小百合だけがその場に取り残されてしまいました。
そんな小百合に声をかけてきたのは、イケメンの男性。彼は高級そうな衣装をまとい、「セリウス・ラティオール」と名乗りました。彼は小百合に、今起こっていることの説明をしてくれます。
どうやらこの国には聖女召喚の儀式があり、異世界から聖女を呼び出すのだとか。そして、その召喚に巻き込まれてしまったのが小百合だというのです。
「元の世界に戻る方法は、今のところ見つかっていません」とセリウスが言うと、小百合はショックで立ち尽くしました。自分が異世界に来てしまった現実を受け入れられず、頭が真っ白になっていくのでした。
感想
この話、まさに異世界転生のあるあるをギュッと詰め込んでいて、最初からどんどん引き込まれました!小百合が突然異世界に召喚されて、しかも「聖女」に巻き込まれるところからして、もうツッコミどころ満載で面白い!最初は「え、なんで?」って思うけど、異世界の住人たちのリアクションがまるでコントのようで、笑っちゃいます。
特に小百合が周りの人々と一緒に困惑するシーンは、まさに笑劇。聖女に選ばれたのは他の女子高生なのに、なんで小百合だけ残されるのか。その後、セリウス登場!イケメン貴族が説明してくれる流れは、まるで異世界版の「助けてくれる王子様」って感じで、どこか甘いものがあるんですよね。
しかも、あっさり「元の世界には戻れません」って言われるところ、ちょっとドキッとするけど、それがまたリアル。
吉永
第2話ネタバレ
小百合は、この異世界で自分にも何かできることがないかと考え、「せめて料理くらい振る舞いたい!」と心に決めました。そして、まずは捨てられるはずだった魚の部位をもらって、つみれ汁を作ることに。すると、予想外にも食文化が異なるセリウスやその家族に大好評!小百合はびっくりしつつも、心の中でガッツポーズ。異世界でも食で繋がれるって、なんだか嬉しいですよね。
この出来事がきっかけで、小百合はもっとこの国で和菓子を作りたいと強く感じ、早速セリウスに協力をお願いしました。セリウスも快く手を貸してくれることになり、二人は和菓子作りのために動き始めます。
実はセリウス、この国では植物専門の研究員として働いているという、意外な経歴の持ち主。彼の助けを借りて、小百合はこの世界にあるさまざまな植物の中から、和菓子に使えるものを探し始めました。そして、倉庫の奥で、小豆にそっくりな豆を発見!まさに、和菓子作りのための第一歩を踏み出した瞬間です。
しかし、ここで一つ問題が。パラドール王国では魔物の血が土壌に染み込み、食料が育たないという深刻な食糧難が続いていました。そのため、この小豆に似た豆は、他国から輸入されていたものの、食事には使われず、放置されていたのです。でも、小百合にはその豆こそ、和菓子の材料として大活躍できる予感がしてなりませんでした。
和菓子作りへの道のりは決して簡単ではないけれど、小百合は何があっても諦めず、異世界でも自分の夢を追い続けることを決意しました。
感想
小百合の「異世界で和菓子作りたい!」という熱い思いに、もう胸がアツくなりました!最初は料理でちょっとした挑戦をして、予想外にセリウスやその家族が大絶賛する展開、まさに「異世界料理で人気者になっちゃうパターン」って感じで面白い!まさかのつみれ汁で心をつかむとは、さすが小百合、味の力で勝負するとは見どころ満載。
そして、セリウスが実は植物の専門家というのもビックリ!「あ、こっちにも裏の顔が!」って思わず笑っちゃいました。二人で異世界の食材を探し回る展開、まるで冒険のようでワクワクしますね。小豆に似た豆を見つけるシーンも、「これだ!」って思わず叫びたくなります。食糧難で困っている王国の中で、小百合が持ち込んだ和菓子の材料が救世主になりそうな予感!
吉永
第3話ネタバレ
小百合がこの異世界に召喚されてから数日が経ち、すっかり現地の人たちと打ち解けていました。特に、今まで女性との関係がうまくいかず、数多くの縁談を破談にしてきたセリウスにとって、小百合はまるで謎の存在。いつものように厳しい指摘をしても、小百合は不思議と静かに受け入れるのです。
「セリウスの言ってること、正しいと思うわ。それに、私は元の世界で厳しさには慣れてるし」と、小百合は意外にも冷静に返します。その姿にセリウスは「他の女性とはどこか違う」と感じ、彼女に少しずつ惹かれていくのでした。まるで小百合が異世界の「異物」であるかのように、セリウスの心の中で小百合が特別な存在になっていくのがわかります。
一方、和菓子の開発は着実に進んでいました。小豆に似た豆は、小豆とはどこか違う食感と味わいがあり、小百合は何度も試行錯誤を繰り返しながら、ついに餡子を完成させます。苦戦しても決して諦めないその姿勢が、また彼女の魅力なんです。
そして、ついにもち米を使って大福を作り上げた小百合。その大福は、彼女が見ていないところで、ほんのりと光を放っているのでした。まるで異世界で初めて作り上げた和菓子が、何か特別な力を持ち始めたかのような、不思議な雰囲気が漂います。
感想
小百合、異世界での生活がすっかり板についてきた感じですね!
数日で人々と打ち解け、しかもセリウスという男に「なんだ、この子、他の女性とは違う!」と思わせてしまうあたり、もう間違いなく異世界のヒロインの風格。厳しい指摘もスルーできる度量と、「私は元の世界で厳しさに慣れてる」ってセリウスに対する返しもさすが!
異世界でのサバイバル生活、余裕でこなしてる感じがして、すごく頼もしいです。
そして、和菓子作りも着実に進んでるのがまた面白い!小豆に似た豆で餡子を完成させるまでの過程、まさに「異世界の台所探検!」って感じで、実際にその試行錯誤を見ているかのようにワクワクしました。大福の完成でちょっと不思議な展開になるのも、これからどんな奇跡が起こるんだろうと期待感が膨らみます!
吉永
第4話ネタバレ
魔物の血で汚れた土地で、食物が育たない荒れた場所に、セリウス、第二王子のキース、そして聖女として召喚された理央が立っていました。
理央は、まるでその地に命を吹き込むかのように、手を大地に当て、集中します。すると、驚くべきことに、周りの土壌から一斉に植物が芽吹き、まるで魔法のような光景が広がります。人々はその光景に歓声をあげ、喜びに包まれました。
ところが、その奇跡的な浄化の力は、その一度きりで、理央がいくら力を込めても、その後はもう二度と浄化の力が発動することはありませんでした。まさに、一瞬の奇跡だったのです。
その後、小百合はセリウスの父親から、王都の広場で行われる炊き出しに参加しないかと誘われました。どうやら、セリウスがこっそり父親に相談していたらしいのです。実は、小百合が以前「もっと多くの人に和菓子を食べさせてあげたい」と話していたのを覚えていて、セリウスがその気遣いをしたのだとか。その気持ちに小百合は心から嬉しくなり、セリウスの優しさに感動。
というわけで、小百合は炊き出しのために、大福とお汁粉を準備することに決めました。これで、王都の人々に心温まる和菓子を届けるチャンス!
感想
なんだか、いろんな「異世界での奇跡」と「和菓子の魔法」が絡み合ってきて、どんどん面白くなってきました!理央の浄化の力が発動するシーン、まるで映画のクライマックスのようなド派手な展開。
でも、その力が一度きりというところが、またちょっと切ない…。理央にとっては一瞬の輝きだったけど、それがきっかけで小百合の出番が増えるって感じで、物語の展開がうまくつながってきたなーと思いました。
吉永
第5話ネタバレ
炊き出し当日、意気込んで大福とお汁粉を準備した小百合。しかし、予想外にほとんどの国民たちは彼女に対して警戒心をむき出しにし、近づこうとしません。異世界の食文化に対する不安や疑念を感じる小百合は、思わず悩んでしまいます。「やっぱり、異世界の食べ物って、そう簡単には受け入れられないんだな…」と、ちょっと肩を落とす彼女。
でも、そこに転機が訪れます。少し時間が経つと、小百合の炊き出しブースに少しずつ人が集まり始めたのです。きっかけは、1人の子供が「すごい!」と目を輝かせて言ったこと。そこから、和菓子の美味しさに気づき、次々と人々が興味を持ち始めます。小百合はその光景を見て、つい嬉しそうに笑顔を浮かべました。「あ、やっと受け入れてもらえた!」という喜びが彼女を包み込みます。
しかし、そんなほっこりとした瞬間、突然現れたのは、機嫌の悪そうな兵士。どうやら小百合の「平和ボケした顔」が気に食わないらしく、声を荒げて小百合を責め立ててきます。「何だこの食べ物!異世界の奴らの気まぐれに付き合う暇はない!」と、いかにも怒り心頭の様子。今にも暴れだしそうな兵士に、小百合はどう立ち向かうのでしょうか…?
感想
この炊き出しの展開、もうハラハラドキドキが止まりません!最初は「異世界の食文化なんて簡単に理解してもらえるわけないよね」と悩む小百合が、でも子供の「すごい!」で一気に状況が好転するあたり、まさに「どん底からの逆転劇」!
小百合がどんどん周囲に受け入れられていく様子に、心の中で拍手を送りたくなりました。でも、すぐに次の試練が訪れるっていう展開もまた面白い。
吉永
巻き添えで異世界に喚び出されたので、世界観無視して和菓子作ります 最終回の結末予想
最終回の結末、もう色々とワクワクしますね!現時点で見えてきた小百合の成長と、周囲との絆を考えると、きっとハッピーエンドになる予感が強いです。
まず、和菓子を通じて国民に認められ、食文化の変革をもたらす小百合。彼女が一生懸命作り上げた和菓子が、最終的に王国を救う重要な役割を果たすと思います。おそらく、彼女が作った和菓子がその土地の食糧難を解決するカギとなり、食文化が一変するでしょう。
セリウスとの関係も、徐々に絆が深まり、最終的には彼とのロマンチックな結びつきが描かれるのではないかと思います。セリウスも小百合の不屈の精神に心を打たれ、二人で協力してこの国をより良くしていく未来が見える気がします。
そして、兵士のような反発者たちとの対立も、最終的には和解へと向かうでしょう。小百合の真摯な態度と、和菓子がもたらした平和と安定感が彼らの心を動かし、みんなが協力して新しい未来を作り出すという流れになるはず!
結末としては、和菓子を通じて異世界での生活がしっかり定着し、国の人々と心を通わせ、彼女が作り上げた和菓子が異世界に新しい風を吹き込む、という展開が予想できます。
吉永
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