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漫画「しもべの王子様」をネタバレ解説
高校時代、直也は社長令息として完璧な成績とスポーツ能力を誇り、校内でもトップの地位にいました。そんな直也は、陰キャで底辺の高明をパシリのように使い、ジュースを買わせたり、足舐めを命じたりすることが日常でした。高明はただ素直に従うしかありませんでした。
年月が過ぎ、社会人となった二人の立場は完全に逆転します。直也は会社経営に失敗し無職となり、高明はベンチャー企業の社長として成功を収めました。
それでも高明は未だに直也の命令に従い続け、二人の関係は続いていました。やがて、二人の間には肉体的な関係も生まれ、高明は依然として直也の命令に従うだけの存在でした。
吉永
しもべの王子様 主な登場人物紹介
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直也(なおや)
高校時代は社長令息として文武両道で、校内での地位もトップに君臨していた青年。圧倒的な存在感を誇り、陰キャな高明をパシリとして使い、支配的な態度を取っていました。しかし、社会人になってからは会社経営に失敗し、無職の身となり、立場が完全に逆転します。それでも高明に対しては、未だに支配的な感情を抱き続けます。彼の内面では、愛情と劣等感が交錯しています。 -
高明(たかあき)
高校時代は直也に支配される陰キャの青年でした。直也からの命令に従順で、ジュースを買うことから始まり、足舐めを強制されることにも応じていました。彼の立場は、社会人になってから逆転し、ベンチャー企業の社長として成功を収めます。しかし、直也から完全に解放されることはなく、依然として彼の命令に従い続けています。その理由や心理には複雑な感情が絡んでおり、物語が進むにつれて彼の内面にも変化が見られます。
吉永
作者「たつもとみお」さんとは?
コミックシーモアで活躍する漫画家「たつもとみお」さんは、主にボーイズラブ(BL)作品を手掛けています。また、少女漫画作品は「龍本みお」名義で発表されています。愛知県在住で、11月9日生まれのさそり座、AB型です。ゲイであることに葛藤を持つ受けキャラクターの心理描写が非常に繊細かつ丁寧で、男同士故の難しさやセクシャリティの問題に正面から切り込んでいます。代表作には以下の作品があります。
としのさ夫夫
嫉妬深くてひねくれ者の夫との日常を描いた作品です。
ネコ×ネコ
猫のような魅力を持つ二人の恋愛模様を描いた作品です。
明治従属タングステン
明治時代を舞台にした恋愛ストーリーです。
日の当たらない場所
閉鎖的な人間関係や親子の問題を扱ったシリアスな作品です。
としのさ夫夫
嫉妬深くてひねくれ者の夫との日常を描いた作品です。
これらの作品はコミックシーモアで読むことができます。興味のある作品をぜひチェックしてみてください。
しもべの王子様 ネタバレあらすじはこちら
1話 | ||
第1話ネタバレ
高校時代、社長令息で文武両道、校内での地位もトップに君臨していた直也は、陰キャで底辺の高明をパシリのように使っていました。ジュースを買いに行かせることが日常茶飯事となり、要求がエスカレートして足舐めを命じることさえありました。それに従う高明は、ただ命令通りに行動する日々を送っていました。
時が経ち、社会人となると、状況は一変。直也は会社経営に失敗し無職となり、高明はベンチャー企業の社長として成功を収め、二人の立場は完全に逆転していました。それでも、高明は未だに直也の命令に従い続け、二人の関係は続いていました。ある時、直也と高明は肉体的な関係にまで至り、高明が自主的に何かをすることはなく、ただ直也の命令に従うだけでした。
そんな中、直也は高明に対して愛情と同時に劣等感を抱くようになり、ある日、高明が女性と一緒にいるのを目撃します。直也は、高明を解放してやるべきだと気づき、その日を最後に関係を終わらせると宣言。10年にわたる主従関係は終わりを迎えました。
その後しばらく経ち、直也は自暴自棄な生活を送っていたところ、男に襲われそうになった直也を高明に助けられます。高明は「俺がやりたいからやっている」と告げ、涙を浮かべた直也にキスをして――。
感想
まるで運命の逆転劇みたいで面白いですね!高校時代の圧倒的な力関係が、社会人になると一転して逆転するなんて、まさに「時は金なり」とでも言うべき展開。でも、最も興味深いのは、ただの立場逆転にとどまらず、二人の関係性がどんどん複雑に、そして深くなっていくところです。
直也が高明を支配し続ける様子から始まって、最終的には二人が互いに何かしらの感情を抱いていることが明らかになり、心の変化が見え隠れしている点がグッときます。
直也が高明に対しての劣等感を感じつつ、最終的には「解放しよう」と決意する場面は、彼の成長と悩みが見て取れて、ちょっと胸が熱くなります。
吉永
しもべの王子様 最終回の結末予想
物語の流れと登場人物たちの心の変化から予想するに、次のような展開になる可能性が高いです。
予想される結末:
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直也と高明の関係の解放と再構築
物語の中で、直也は高明を解放する決意をし、10年にわたる支配的な関係が終わりを迎えました。しかし、この「解放」とは単に物理的な束縛から解放されるだけでなく、精神的な解放やお互いの感情に関わるものです。最終的には、二人はお互いを束縛しない関係に変わり、個々の成長を見守り合うような形になるかもしれません。直也は高明に対して愛情を抱きつつも、自分の過去の支配的な行動を反省し、二人は対等な立場で新しい関係を築くことになるでしょう。 -
高明の成長と直也の気づき
高明は、直也からの命令に従ってきた長い年月の中で、自分の本当の気持ちや欲求に気づいていく過程が描かれます。直也が困難に直面して助けを求めたとき、高明が「俺がやりたいからやっている」と言うシーンは、高明が自分の意思で動き始めた瞬間を象徴しているかもしれません。このことから、最終的に高明は完全に直也から解放され、二人の間には新たな平等な関係が築かれる可能性が高いです。 -
切ない別れと新たな始まり
物語の最終的な結末は、二人が過去を振り返り、もう一度それぞれの人生を歩む決断をすることで締めくくられるかもしれません。例えば、直也が自らの人生を再スタートさせるために、高明との関係を終わらせる一歩を踏み出し、独立した存在として新たな人生を歩み始める。高明もまた、自分の人生を自由に生きるため、過去の関係に縛られずに前進していくことになるでしょう。
まとめ:
最終回は、二人が過去の支配と服従から解放され、感情的な成長を遂げ、互いに新たなスタートを切るような結末が予想されます。互いに対等で尊重し合う関係に変わり、過去のような主従関係は完全に終わりを迎えることでしょう。
吉永
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