漫画「死に戻った妃は華麗なる復讐を遂げる」をネタバレ解説
物語の主人公・キャサリンは、祖国ウォルテラ王国からハイラント王国へと嫁いだ王太子妃。しかし、彼女はある日突然、王太子・レオポルドの命令によって「祖国と共謀しハイラント王国を裏切った」という濡れ衣を着せられ、処刑されてしまう。
すべてを奪われ、燃え盛る憎しみの中で息絶えたはずのキャサリンだったが、気づくと3年前に時間が巻き戻っていた。まだ処刑される前の、結婚して間もない頃の時点へと戻っていたのだ。
吉永
死に戻った妃は華麗なる復讐を遂げる 主な登場人物紹介
◆ キャサリン・ウォルテラ(主人公)
本作の主人公。ウォルテラ王国の王女であり、ハイラント王国の王太子妃として嫁ぐ。しかし、濡れ衣を着せられ処刑されるという悲劇的な結末を迎えるが、死の瞬間に3年前へと時間が巻き戻る。
・前世では王太子レオポルドに騙され、王妃として振る舞うことしかできなかったが、今世では知略を駆使し、冷徹に復讐を果たそうとする。
・王宮の陰謀を知ることで、未来を変えようとする。
・味方を増やしながらも、かつての敵を陥れる策を練る。
◆ レオポルド・ハイラント(王太子/キャサリンの元夫)
ハイラント王国の王太子であり、キャサリンの婚約者だった男。
・前世ではキャサリンを祖国との内通者に仕立て上げ、処刑へと追い込んだ張本人。
・甘い言葉を囁きながらも、キャサリンを利用する冷酷な性格。
・死に戻ったキャサリンにとって、最大の復讐対象。
・しかし、今世ではキャサリンの変化に気づき、関係が微妙に変化していく…?
◆ エドワード・ハイラント(レオポルドの異母弟)
ハイラント王国の第二王子。
・前世ではキャサリンと関わることがほとんどなかったが、今世では彼女の味方になりそうな重要人物。
・王宮内の権力争いに巻き込まれず、冷静で知的な性格。
・レオポルドとは違い、誠実な人物であり、キャサリンの計画に協力する可能性も?
・キャサリンにとって、新たな恋愛の可能性を秘めた存在。
◆ ヴィヴィアン・クラウゼ(王太子の愛妾)
王宮で強い影響力を持つ女性で、レオポルドの愛人。
・キャサリンのライバル的存在であり、王太子妃の座を狙っていた。
・前世ではキャサリンを貶めるために裏で動き、王太子と共謀して彼女の処刑を後押しした。
・今世ではキャサリンが生まれ変わったように振る舞うため、警戒し始める。
・復讐対象の一人であり、キャサリンにどのように追い詰められるのかが見どころ。
◆ アルベルト・グランツ(宰相/ハイラント王国の実力者)
ハイラント王国の宰相であり、王宮の実権を握る男。
・政治的な手腕に長け、国の実権をほぼ掌握している。
・前世ではキャサリンの処刑を黙認していたが、実は裏で糸を引いていた可能性も?
・キャサリンの動向を探り、王宮の勢力争いにどう影響を与えるかが鍵。
・味方にも敵にもなりうる存在。
注目ポイント
💡 前世でキャサリンを追い詰めた者たちが、今世ではどのように変化するのか?
💡 新たに味方となるキャラクターの登場で、王宮の権力争いはどう動くのか?
💡 レオポルドやヴィヴィアンへの復讐がどのように描かれるのか?
吉永
作者「菜月タラオ」さんとは?
菜月タラオは、電子書籍サイト「コミックシーモア」で活躍する漫画家です。彼女の作品は主に女性向けのファンタジーやロマンスをテーマにしています。
代表作の一つに『死に戻った妃は華麗なる復讐を遂げる』があります。この作品は、謀略により非業の死を遂げた令嬢キャサリンが、死に戻りして復讐を誓うダークファンタジーです。キャサリンは3年前に王太子妃として嫁ぎましたが、陰謀により命を落とします。しかし、彼女は過去に戻り、自身の運命を変えるべく行動を開始します。
他にも、『虐げられ令嬢は人嫌いの魔法使いに弟子入りする』という作品があります。この物語は、虐げられてきた令嬢が人嫌いの魔法使いに弟子入りし、新たな人生を歩む姿を描いています。
これらの作品はコミックシーモアで無料試し読みが可能です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
死に戻った妃は華麗なる復讐を遂げる ネタバレあらすじはこちら
1話 | 2話 | 3話 |
第1話ネタバレ
祖国ウォルテラからハイラント王国の王太子・ヘイリースに嫁いで3年。両国の平和の架け橋となるはずだったキャサリンだったが、王国の陰謀により王太子暗殺を企てた大罪人として扱われ、酷い拷問の末に処刑されることとなった。
舌を切り取られ、言い逃れもできないまま処刑を迎えたキャサリン。しかし、彼女を断罪した夫・ヘイリースやハイラント王国の王族たちは、どこか楽しげにその様子を見守っていた。裏切りと絶望の中で、キャサリンは**「絶対に許さない」**という強い憎しみを抱きながら命を落とした。
…しかし次に目覚めたとき、なぜか3年前に時間が巻き戻っていた。そこは、まだハイラント王国へ嫁ぐ前日。人生をやり直す機会を得たキャサリンは、何としてでもヘイリースたちに復讐することを決意する。
とはいえ、結婚は父の決定であり、回避することはできなかった。そして迎えた王国への旅立ちの日、彼女は従者の中に前世で自分を裏切ったメイドを発見する。この時点で、すでに王国が自分を陥れる準備を進めていたことを悟り、今度は逆にそれを利用しようと考えた。
王国に到着したキャサリンは、夫となる王太子・ヘイリースと対面する。彼は前世でキャサリンを見捨て、処刑を楽しんでいた憎い相手だったが、今回は上手く取り入って味方にすることを目指す。そして、キャサリンはついに本格的に動き出す。目指すは、王国の滅亡――。
感想
「お前たち、全員地獄へ落ちろ」
――そんなキャサリンの声が聞こえてきそうな、怒涛の復讐劇が開幕!!
まず、「舌を切り取られて処刑されるヒロイン」って、もう出だしからエグすぎる。でも、それ以上に腹が立つのは、王太子ヘイリースやハイラント王族たちが処刑を楽しんでいたってところ!! いやもう、何その外道たち!? こんな奴らを前に「許せない!!」と感情移入しない読者なんているの!?
そんな絶望の中で死んだキャサリンが、気づけば3年前にタイムリープ――まさに復讐のチャンス到来! 「よし、やり返せ!」と手に汗握る展開が続くのが、この作品の最高に面白いポイント。
特にいいのが、キャサリンがただ復讐に燃えるだけじゃなく、頭を使って動くところ。
・未来の知識を駆使して敵を逆に利用する
・王太子ヘイリースに取り入るフリをしながら、裏では着々と破滅への道を用意
・裏切ったメイドの動向をいち早く察知し、逆に泳がせる
まさに「死に戻りの強み」をフル活用! もうスカッと感が半端ない!!
しかも、ここからどうやって「王国を滅ぼす」レベルの復讐劇になっていくのか…想像するだけでワクワクが止まらない! 王道の「婚約破棄モノ」や「ざまぁ系」ではなく、もっとスケールの大きな復讐劇が楽しめるのが、この作品の魅力だと思う。
吉永
第2話ネタバレ
2度目の人生を生きるキャサリンは、この結婚が単なる友好のための政略結婚ではなく、ウォルテラ王国侵攻の布石であることを理解していた。ハイラント王国の国王と王妃は、いずれ戦争を仕掛けるつもりであり、その口実としてキャサリンを罪に陥れ、処刑したのだ。
そんな因縁のある結婚式。敵国へ嫁いだというのに凛とした気品を漂わせるキャサリンに、夫となる王太子・ヘイリースは好感を抱く。しかし、キャサリンは祝福する貴族たちを見下ろしながら、**「必ずこの国を滅ぼしてやる」**と改めて復讐を誓った。
そのために、まず警戒すべきは、前世でキャサリンの処刑を主導した国王と王妃、王太子ヘイリースの失脚を狙う第2王子とその婚約者、そして誰かの指示で送り込まれたスパイ・マリア。敵だらけの宮廷で信頼できる味方を獲得するのは容易ではない。
前世で自分のために尽くしてくれた騎士団長・ジョージを巻き込みたくないと考えたキャサリンは、まずはヘイリースを手駒にすることを決意する。果たして、彼女は王国の中枢に潜り込み、復讐を遂げることができるのか――。
感想
「お前ら、全員まとめて破滅させてやるわ!!」
――そんなキャサリンの高笑いが聞こえてきそうな、痛快・スカッと復讐劇!!
物語の序盤から絶望感MAXでスタート。王太子暗殺の冤罪を着せられ、舌を切られ、処刑されるヒロイン・キャサリン。しかも、夫であるヘイリースや王族たちは、彼女の最期を笑いながら見届けるという鬼畜ぶり。いやいや、もうブチギレ案件でしょ!? 「こんな奴らに囲まれて3年間生きてきたの!?」と同情せざるを得ない…。
しかし、キャサリンは死んで終わらない!! 目を覚ますとまさかの3年前、婚姻前夜に時間が巻き戻っていた――! ここからが本作の面白さの真骨頂!!
「私を騙した奴らを、今度は私が利用してやる!」
・前世で自分を処刑に追い込んだ王太子・ヘイリースを味方に取り込む作戦を開始
・王宮に渦巻く陰謀を事前に察知し、敵を逆にハメていく痛快展開
・ウォルテラ侵攻を狙う王国の野望を利用し、最終的に王国そのものを滅ぼす計画まで!?
復讐系の作品はたくさんあるけれど、キャサリンの戦略的な立ち回りがめちゃくちゃ面白い! ただの「ざまぁ」ではなく、復讐のために敵を味方に見せかけて操る、一枚上手な策士ヒロインというのが最高すぎる。しかも、敵ばかりの王宮の中でどのように生き延び、味方を増やしていくのか、読んでいてハラハラが止まらない!
吉永
第3話ネタバレ
結婚初夜、キャサリンはハイラント王国に伝わる**「床入れ式」**という初夜の儀式を行うことになった。
この国の王室には、新婚の初夜を多くの貴族たちに見守られながら行うという独特なしきたりがあった。しかし、1度目の人生では何も知らされず、恐怖のまま儀式に臨んだキャサリン。彼女が動揺する様子を、メイドのマリアは面白がっていた。
しかし、2度目の人生では違う。すべてを知っているキャサリンは、マリアがわざと説明をしなかったことに気づく。そして、悪意を滲ませるマリアに対し、ピシャリと釘を刺すのだった。
迎えた床入れの儀。王国の主要な貴族たちに囲まれる中、キャサリンは夫であるヘイリースが酷く緊張していることに気づく。そこで彼女は微笑みながら、**「大丈夫よ」**と優しく声をかけるのだった――。
感想
もう、キャサリンが**「マリア、見ててね! 今回は私が全部逆転してやるから!」**って宣言してる気がして、心の中でガッツポーズしてしまう!
まず、**「床入れ式」**って、なんて恐ろしい儀式だよ!? 王室の伝統として、初夜を貴族たちに見守られながら行うって、プレッシャー半端ないでしょ!? 1度目の人生で何も知らされて、その恐怖を味わったキャサリンが、2度目の人生では完全に状況を把握しているってところがまた、スカッとするんだよね!
そして、ここでの最高潮は、マリアの小悪党っぷり。彼女がわざと儀式について教えなかったことにキャサリンが気づき、完全にマリアの悪意を跳ね返すシーン! いや、キャサリン、本当にかっこいい! 鋭い目線でマリアを一蹴するあたり、キャサリンがただの復讐心だけじゃなく、知恵と冷静さも持ち合わせたヒロインだってことが伝わってきて、もう惚れるしかない!
そして、ヘイリースの緊張する姿に思わず優しく声をかけるキャサリン。意外と彼女、冷徹だけど、相手に対する優しさも忘れないんだなーって。こんな展開にドキドキしながらも、キャサリンの計画がどんどん進んでいく様子を見守るのが楽しくて仕方ない!
吉永
死に戻った妃は華麗なる復讐を遂げる 最終回の結末予想
キャサリンの復讐が進む中で、最終回の結末は壮大なスカッと劇になること間違いなし! さあ、予想をしてみましょう!
まず、王国を滅ぼすというキャサリンの目的は達成されるはずです。彼女はすでに計画を練り上げて、ヘイリースを巧妙に味方につける方法も編み出しているから、王国を支配する力を手に入れる瞬間が訪れるでしょう。ヘイリースの裏切りや、国王と王妃の陰謀も最終的に暴露され、王国の支配者として新たな未来を築くというシナリオが予想されます。
次に、キャサリンとヘイリースの関係。最初は復讐のために彼を手駒にしようとしたキャサリンですが、時間を重ねるごとに彼との絆が深まり、最終的にはヘイリースも彼女の魅力と力に引き寄せられ、共に新しい王国を作り上げることになるでしょう。ヘイリースもキャサリンの過去を知り、彼女の覚悟に共鳴するようになり、二人の関係は単なる政治的なものから真実の愛へと発展していくのが理想的な展開!
そして、キャサリンが復讐を果たすにあたって、マリアや第2王子などの裏切り者たちが次々に破滅していく展開が楽しみ! キャサリンが冷徹に一人一人を仕掛けていき、最終的には彼らが一掃されることで、スカッとした終結を迎えるでしょう。
結局、キャサリンは復讐だけでなく、王国の改革を実現し、以前の弱い自分から脱却して真の力を手に入れる。それにより、彼女は新たな未来を切り開くという形で物語が締めくくられるのではないかと思います!
吉永
ーー コミックシーモアなら初回登録で70%OFF ーー