漫画「わたしが選ぶ理想の結婚」をネタバレ解説
34歳の野間口はるひは、長年付き合っている恋人・尚孝と平穏な同棲生活を送っていた。情熱は薄れても、安定した関係に安心感を覚え、「このまま彼と結婚するのが自然なのかもしれない」と思っていた。
しかし、誕生日にプロポーズされた矢先、尚孝の行動に違和感を抱き始める。見知らぬ女性と親しげに歩く姿、部屋に残る香水の匂い――ふとした出来事が、心に積もっていた小さな不満を一気に炙り出す。
吉永

吉永

わたしが選ぶ理想の結婚 主な登場人物は?
■ 野間口 はるひ(のまぐち はるひ)
年齢:34歳
職業:会社員
性格:真面目で優しいが、やや優柔不断な面も。
特徴:6年付き合っている恋人・尚孝と同棲中。将来を見据えてはいるが、情熱やときめきが薄れた関係に疑問を感じている。プロポーズされた直後に、彼の浮気を疑ってしまい、心が揺れ始める。
「自分にとって理想の結婚とは何か」を見つめ直すことに──。
■ 竹本 尚孝(たけもと なおたか)
年齢:30代半ば
職業:営業マン
性格:落ち着いていて、どこかマイペース。
特徴:はるひの同棲相手で、交際歴は6年。安定した関係に甘えている節があり、マンネリ気味。はるひにプロポーズするが、タイミング悪く他の女性との関係を疑われてしまう。
本当に浮気をしているのか、それとも…?
■ 間宮 樹(まみや いつき)
年齢:29歳
職業:外資系企業勤務/はるひの職場の新しい上司
性格:穏やかで誠実、スマートな気配りもできる
特徴:MBA持ちでバイリンガル、高身長でイケメンという超ハイスペックな男性。偶然の出会いから、はるひの良き相談相手、そして…?
落ち着きと余裕のある態度で、はるひの心に新たな風を吹き込む存在。
■ 川村 恵美(かわむら えみ)
職業:はるひの同僚
特徴:サバサバ系で姉御肌。はるひの良き相談相手。
はるひの恋愛事情や悩みにもしっかり耳を傾けてくれる頼れる存在。
わたしが選ぶ理想の結婚 ネタバレあらすじはこちら
| 1話 | ||
第1話ネタバレ
野間口はるひ、34歳。
6年の交際を経て、恋人・尚孝と同棲して4年目。大きな喧嘩もない。静かで穏やかな日々。
だけど、いつからだろう――彼の隣にいても、心が温まることはなくなっていた。
「これが大人の恋愛なんだ」
「きっと、どのカップルもこうなるんだ」
そう自分に言い聞かせながら、日々を淡々とこなす毎日。
そんなある日、彼からプロポーズされた。
サプライズもなければ、特別な言葉もない。
それでも「おめでとう」と笑ってくれる友人たちの顔を思い浮かべて、はるひは頷いた。
だがその夜、彼のスーツからふわりと香った、嗅ぎ慣れない女性用の香水。
数日前、街で見かけた“あの女”の影が、頭から離れない。
もしかして――浮気?
疑念と不安が胸に渦巻く中、はるひの前に新たな男が現れる。
間宮樹。29歳、外資系からやってきた新しい上司。
スマートで穏やか、いつもさりげなく周囲に気を配り、はるひの些細な変化にもすぐに気づいてくれる。
そんな彼がふと見せる柔らかい笑顔に、凍っていた心が少しずつ溶けていく。
――私は何を求めているの?
結婚という“安定”?
それとも、もう一度感じたかった“ときめき”?
「誰かに選ばれる」のではなく、「自分が選ぶ」人生の選択。
揺れる心のまま、はるひは、未来へと一歩踏み出そうとしていた。
感想
6年同棲してる恋人と穏やかな毎日。何も問題がないはずなのに…刺激もない。
いや、平和すぎて逆に怖い!
プロポーズされた瞬間、「嬉しい」よりも「本当にこの人でいいのか…?」という疑念がよぎるあたり、リアルすぎて胃が痛い。
間宮さん、MBA持ちでイケメンで仕事もできて、気遣いもできる。
…それ、どこの乙女ゲームですか?ってくらい、理想を詰め込んだ男。
しかもガツガツしてこない絶妙な距離感。
はるひが心揺れるの、そりゃあ当然でしょ!私だって揺れる!
安定だけじゃ満たされない。ときめきがない関係って、電池切れのスマホみたいなもん。
持ち歩けるけど、使えない。
この作品は、そんな“機能してない恋”の中にいる人たちに、「一度、再起動してみませんか?」と優しく問いかけてくる。
正直、尚孝は…うーん、だいぶ微妙。
浮気してるのか曖昧、鈍感すぎる、察し悪すぎる。
読んでて「はるひ、目を覚ませえぇ!」と何度も思わずツッコんでしまった。
この物語の一番のメッセージは、誰かに選ばれる人生じゃなく、“自分で選ぶ人生”。
どんなに長く付き合っても、どんなに条件が良くても、「違う」と思ったら選び直していい。
年齢や空気に流されず、ちゃんと自分の幸せを取り戻そうとする主人公の姿に、背中を押された気がした。
吉永

わたしが選ぶ理想の結婚 最終回の結末予想
■ はるひが下す“本当の選択”
物語のテーマは「結婚=ゴールではなく、自分の人生を“自分で選ぶこと”」。
最終回では、はるひがついに“自分にとっての幸せ”を明確にし、それに向かって踏み出す姿が描かれると予想されます。
そしてその決断は――
▶ 恋人・尚孝との関係に終止符を打つ
6年の付き合いに「情」があるのは当然ですが、はるひの中に残る“疑い”“不信感”は解消されないまま。
尚孝の言動には自己中心的な一面もあり、「一緒にいても自分を大事にできない」と気づいたはるひは、ついに別れを選ぶでしょう。
■ 間宮との関係は…?すぐに恋人にならない可能性も
間宮との関係は、ラブストーリー的に進展が期待されるところですが、急展開で付き合うよりも、「これから時間をかけて関係を築いていこう」とする未来志向のラストになると予想されます。
予想される展開の一例:
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はるひが新しい部署や職場環境に自ら異動し、間宮とは少し距離をとりながら、今度は「対等な関係」として向き合おうとする。
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間宮もまた、過去に傷を抱えている可能性があり、お互いにゆっくり歩み寄るエンディング。
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最終話でふたりがカフェで再会し、「今度、ゆっくり話しませんか?」と未来に続く余韻のある終わり方。
■ 主人公が得るのは「自分の人生を選び直す力」
この物語が伝えたい核心は、「誰かの妻になる」ことよりも、「自分が自分の人生の主役になる」こと。
読者がモヤモヤしたままに終わらず、はるひの成長に共感し、「私も今から選び直していいんだ」と感じられるような、爽やかで希望のある最終回が描かれるはずです。
吉永
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