目次
漫画「踏んだり、蹴ったり、愛したり」をネタバレ解説
アラサーOLの 佳帆 は、仕事に追われる日々を送りながらも、夜な夜な通うバーでひとときの安らぎを得ていました。そこで出会ったのが、整体師の 泰(あきら)。見た目は爽やかで気さくなイケメンですが、どこか掴みどころがなく、恋人にするには“地雷”なタイプ。それでも佳帆にとっては、恋愛感情を抜きにした「気楽に飲める男友達」でした。
ところがある夜、気のゆるみから二人は一線を越えてしまいます。
「ただの飲み仲間」のはずだった関係は一気に曖昧になり、佳帆は動揺。泰はいつもの軽い調子で接してきますが、互いに心の奥で揺らぎを抱えるようになります。
吉永

吉永

踏んだり、蹴ったり、愛したり 主な登場人物は?
◆ 佳帆(かほ)
-
本作の主人公。アラサーOL。
-
仕事を真面目にこなす堅実なタイプで、恋愛よりも仕事や日常の安定を優先してきた。
-
恋愛経験が少なく、慎重派。
-
気軽に飲める友人だった泰と一夜を共にしてしまったことから、恋愛に対する心境が大きく揺さぶられていく。
-
強がりな一面と、内心の不安や迷いのギャップが魅力。
◆ 泰(あきら)
-
佳帆の飲み仲間であり、整体師の青年。
-
明るく人当たりがよく、イケメンだが「遊び人」「クズ男」と周囲から言われるタイプ。
-
本気の恋愛には踏み込まない軽さがあり、佳帆からも「付き合うのはない」と思われていた。
-
しかし、佳帆と関わる中で次第に独占欲や嫉妬心を見せるようになり、彼の本音がどこにあるのかが見どころ。
◆ 加瀬(かせ)
-
佳帆の職場の同僚。
-
爽やかで誠実、いわゆる“安定型のモテ男”。
-
泰とは正反対の「真面目で将来を任せられそうなタイプ」で、佳帆に積極的にアプローチしていく。
-
佳帆にとって「安心できる恋人候補」でありながら、泰との間で揺れる気持ちをさらに複雑にする存在。
◆ バーのマスター・常連たち(脇役)
-
佳帆と泰がよく集うバーの人々。
-
ふたりのやりとりをさりげなく見守りつつ、時にアドバイスや冷やかしを入れる“観客”のような役割。
-
恋愛模様のスパイスとして物語に登場。
吉永
作者「壱屋すみ」さんとは?
-
「コミックシーモア」で人気作家として複数の作品を配信中です 。
-
主な掲載レーベルは KADOKAWA シルフコミックス。ジャンルは主に少女マンガ、女性マンガ、TLマンガです 。
代表作:「踏んだり、蹴ったり、愛したり」
-
代表作は 『踏んだり、蹴ったり、愛したり』。大人の恋愛を描いた“バグった距離感”ラブコメディとして人気です 。
-
ストーリーは、仕事に追われるアラサーOL・佳帆と、バーで知り合った三十路のイケメン・泰との“距離感が絶妙な関係”を描く内容 。
-
コミックシーモアでは、第6巻まで配信中で、すべて電子限定特典付きのバージョンも展開されています 。
その他の作品・掲載状況
-
Yahoo!電子書籍(eBookJapan)では、以下のような作品も掲載中:
-
『君に恋して18年目、幼なじみ卒業しました。』
-
『狙ってシたけど何か?(単話版)』
-
他にもスピンオフの同人誌など複数あり
-
-
掲載誌としては『シルフコミックス』のほか、無敵恋愛S*girlや無敵恋愛S*girl Anetteなどにも掲載されています 。
創作の背景・インタビュー
-
壱屋すみ先生は、もともと「二次創作漫画を中心に描いていた」とのこと。その理由として「一枚絵では表現したい世界が描ききれなかった」ことをきっかけに、漫画制作へシフトしたと語っています。
-
KADOKAWA運営の投稿ポータル「マンナビ」にて、そのような創作ルーツやモチベーション、創作秘話を語るインタビューが掲載されています

踏んだり、蹴ったり、愛したり ネタバレあらすじはこちら
| 1話 | ||
第1話ネタバレ
アラサーOLの 佳帆(かほ) は、仕事に追われる毎日を送っていました。恋愛は二の次で、「もう自分には縁がないかも」と半ば諦め気味。そんな彼女にとって、会社帰りに立ち寄るバーで気楽に飲む時間だけが癒しでした。
そのバーで出会ったのが、整体師の 泰(あきら)。明るく人懐っこく、見た目も爽やかなイケメンですが、付き合えば苦労しそうな“クズ男”。それでもお互いに恋愛感情を持たず、あくまで「飲み仲間」として、気楽に楽しい時間を過ごしていました。
ところがある夜、酔った勢いもあって二人は一線を越えてしまいます。
「ただの友達」だった関係は一気に曖昧になり、佳帆は戸惑いながらも泰を意識し始めます。しかし、泰はいつも通り軽い調子で接してきて、本気なのか冗談なのか分からない態度をとるばかり。
そんな中、佳帆の職場の同僚である 加瀬(かせ) が彼女にアプローチを仕掛けてきます。加瀬は爽やかで誠実、誰からも好かれるタイプ。将来を見据えるなら加瀬のような男性が理想だと佳帆も理解していましたが、泰への気持ちを完全には断ち切れません。
「クズ男に惹かれてしまうのは愚かだ」
「でも、彼と過ごす時間はなぜか心地いい」
理性では加瀬を選ぶべきだと分かっていながら、心は泰に引き寄せられていく――。
一方の泰もまた、佳帆と加瀬の距離が近づくにつれて、独占欲や嫉妬を隠せなくなります。普段は飄々としている泰が、少しずつ「本気の顔」を見せ始めるのです。
やがて佳帆は、ただ流されるだけの自分をやめようと決意。
「悪い女になってやる」と自ら仕掛け、泰に挑むように距離を詰めていきます。
友情から始まった曖昧な関係は、踏んだり蹴ったりの失敗や葛藤を繰り返しながら、次第に熱を帯びていきます。
果たして佳帆は、“安心できる恋”と“危険だけど惹かれる恋”のどちらを選ぶのか。
そして泰は、ただの飲み仲間を越えて「大切な人」として佳帆を抱きしめられるのか――。
感想
まず最初に言いたいのは――
「分かってる、分かってるんだよ!クズ男に惹かれちゃいけないって!」
でも、なぜか泰の軽いセリフや不意に見せる嫉妬に、読者の心は毎回グラグラに揺さぶられるんです。
佳帆の立場になって読むと「いや、加瀬くんにしときなよ!安定してるし、優しいし、結婚向きだよ!」と肩をバシバシ叩きたくなる。
でも、泰がちょっと真剣な表情を見せた瞬間、
「……あれ? この人、意外と良い男なんじゃ?」
って気持ちが一瞬でひっくり返される。
つまり、この漫画は 「恋愛あるあるトラップ」 の宝庫です。
-
頭では「やめとけ」って分かってるのに心が反応してしまう。
-
安定を選ぶか、情熱に身を投じるかで揺れる。
-
そして読者も一緒に「踏んだり、蹴ったり、愛したり」させられる(笑)
特に面白いのは佳帆の成長。最初は泰に振り回されっぱなしなんですが、巻が進むごとに「悪い女になってやる!」と反撃モードに入るんです。
この逆転劇は見ていてスカッとするし、「ああ、大人の恋愛って駆け引きもゲームのうちなんだな」と妙に納得させられます。
そして何より、バーでのやり取りや友人たちの茶々がテンポよくて笑える。シリアス一辺倒じゃなく、ユーモアが絶妙に効いているので重たくならず、スルスル読めるのも魅力です。
吉永

踏んだり、蹴ったり、愛したり 最終回の結末予想
1. 佳帆の心境の変化
物語序盤から佳帆は「安定した恋愛をしたい」と言いつつも、結局は泰の言動に心を揺さぶられ続けています。加瀬の優しさや誠実さを理解しつつも「心が動かない」ことに気づいてしまうはず。
最終回では「理屈じゃなくて、この人が好き」という感情を受け入れ、泰を選ぶ展開になるでしょう。
2. 泰の成長
泰はずっと「クズ男」として描かれてきましたが、佳帆を本気で好きになることで、今まで見せなかった一面を出していくはずです。
最終回では佳帆に真正面から想いを告げるシーンが描かれるでしょう。例えば――
「お前だから本気になった。もう他の誰にも譲れない」
という直球告白で、今までの軽い態度を払拭するような決め台詞を放つのではないかと予想します。
3. 加瀬の結末
加瀬は良い人であるだけに、読者的にも「振られるのは可哀想」と思われるキャラです。だからこそ最終回では、加瀬自身が佳帆に「本当に好きな人を選んでいい」と背中を押す、そんな格好いい役割を担うのではないでしょうか。
その結果、佳帆の心ははっきりと泰に傾き、加瀬も「また新しい恋を探すよ」と前向きに去っていく結末になりそうです。
4. 佳帆と泰の未来
最終回のラストシーンは、やはり二人がまたバーにいる場面が似合います。
以前のように「飲み仲間」としてではなく、今度は「恋人」として隣に座っている姿。
そして「踏んだり蹴ったりあったけど、やっと愛にたどり着いた」という余韻を残して物語が幕を閉じる――そんな大人のハッピーエンドが予想されます。
吉永
ーー コミックシーモアなら初回登録で70%OFF ーー


