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漫画「俺のやさしくない先輩」をネタバレ解説
主人公は 八ツ橋。表向きは強面で「顔面凶器」と揶揄されがちな外見を持つリーマンですが、内面は繊細で繊細な心を抱えています。そんな彼が密かに慕っているのは、同じ職場の先輩 夏目 です。
八ツ橋には 男声フェチ という強い性癖があり、特に低くて甘い “先輩の声” に対して強く反応してしまいます。ある日、偶然録音してしまった夏目の声を聞いたとき、八ツ橋はその声に身体が反応してしまい、自分でも驚きを感じます。
一方、夏目にもまた “泣き顔フェチ” の傾向があって、八ツ橋の涙や弱さに感情を揺さぶられる瞬間があります。二人の間には、“フェチ × フェチ” の相性と緊張感が重なり合い、恋愛関係が少しずつ深まっていきます。
吉永
吉永
俺のやさしくない先輩 主な登場人物は?
◆ 八ツ橋(やつはし)
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本作の主人公。若手社員。
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見た目は強面で“顔面凶器”と陰で呼ばれるほど怖がられるが、内面はピュアで繊細。
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実は “男の声フェチ”。特に先輩・夏目の低くて落ち着いた声に強烈に惹かれている。
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恋心を自覚しながらも隠し続けるが、夏目への想いは日に日に募っていく。
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強そうな外見と、涙もろく不器用な中身のギャップが魅力。
◆ 夏目(なつめ)
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八ツ橋の先輩社員。
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落ち着いた雰囲気を持ち、周囲からの信頼も厚い。
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実は “泣き顔フェチ” で、八ツ橋の涙や揺れる心情に強く惹かれる。
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一見クールだが、意外と独占欲が強く、八ツ橋に対してじわじわ距離を詰めていく。
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“優しくない”ように見えて、根は真剣で真っ直ぐ。
◆ 職場の同僚たち(サブキャラ)
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八ツ橋を「怖い人」と誤解している社員が多い。
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彼らとの日常的なやり取りが、八ツ橋の孤独感や夏目への特別な想いを際立たせる役割を果たしている。
吉永
作者「さきしたせんむ」さんとは?
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電子書籍サイト「コミックシーモア」などで作家名として登録されており、作品一覧が35件あるようです。
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主に BL(ボーイズラブ) 漫画を手がけている作家です。
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Instagram のアカウントも運営しており、自己紹介に “manga artist|漫画家|illustration|Japan #イノセントにくちづけ 連載中” と記載されています。
主な作品例
以下は、さきしたせんむ先生の作品の一部です:
作品名 | 出版社・レーベル | 備考 |
---|---|---|
俺のやさしくない先輩 | シーモアコミックス / Ficus | 新装版として電子配信中。 |
イノセントにくちづけ | 竹書房 / Qpa コレクション | コミック化、複数巻刊行中。 |
かわいいけどかわいくない | シュークリーム / from RED | BLジャンル、レビューなどで見られる作品。 |
mouth to mouse | MARBLE COMICS | 比較的最近の作品。ホラー要素を含むとのレビューあり。 |
他にも、「アンデッドパピー」や「羽賀くんは噛まれたい」、「人生計画オブジエンド」などのタイトルが Goodreads や作品リストに出ています。
俺のやさしくない先輩 ネタバレあらすじはこちら
1話 | ||
第1話ネタバレ
八ツ橋は、入社以来“顔面凶器”とまで陰口を叩かれるほど強面で無愛想に見える若手社員。しかし実際の彼は、気が弱くて涙もろい、優しい心の持ち主だった。けれども見た目のせいで周囲から誤解され、仕事でも人付き合いでも孤立しがちだった。
そんな彼がひそかに憧れているのが、同じ職場の先輩・夏目。落ち着いた物腰に加え、低くて甘い声が印象的で、八ツ橋はその声を聞くだけで胸がざわめき、時には身体が熱くなるほどだった。実は八ツ橋には「声フェチ」という特異な嗜好があり、特に夏目の声は彼にとって抗えないほど魅力的なものだったのだ。
ある日、ひょんなことから八ツ橋は夏目の声を録音してしまう。再生して耳にした瞬間、身体が勝手に反応してしまい、自分の欲望に戸惑いながらも「やっぱり先輩の声が好きだ」と強く意識してしまう。
一方の夏目もまた、八ツ橋のことをただの後輩として見ていたわけではなかった。夏目には「泣き顔フェチ」という秘密があり、普段は強面で近寄りがたい八ツ橋が、ふとした瞬間に見せる涙や弱さに強烈な魅力を感じてしまうのだった。
互いに隠してきたフェチが、偶然と必然の重なりで交わったとき、二人の関係は一気に変化していく。
夏目は不器用に距離を詰め、八ツ橋は戸惑いながらも先輩への恋心を抑えきれず、心も身体も近づいていく。
職場という日常の中で、誤解されやすい強面後輩と、優しくないようで実は情の深い先輩――。
「声に惹かれる想い」と「泣き顔に惹かれる欲望」が絡み合い、二人の恋は熱を帯びながら進んでいく。
やがて八ツ橋は、ただ“先輩の声が好き”という衝動を超えて、“先輩そのものが好き”だと自覚する。夏目もまた、八ツ橋の弱さを愛おしいと感じ、本気の想いを隠さなくなっていく。
オフィスの片隅で芽生えたフェチから始まる恋は、次第に甘く、そして激しく――。
“優しくない先輩”と“素直になれない後輩”が織りなす、不器用で濃厚なオフィスラブストーリーが展開していく。
感想
『俺のやさしくない先輩』を読んでまず思ったのは――
「人間ってフェチで人生狂うんだな…!」 でした(笑)。
主人公・八ツ橋くん、あの強面なのに内心は乙女のごとくピュア。
でも「声フェチ」が強すぎて、先輩の声を録音してリピート再生する姿は、ほぼ“推し活オタク”です。
その姿に「分かる!分かるぞ八ツ橋!」と共感した人、きっと多いはず。
一方で先輩・夏目さん。
落ち着きあるダンディ系かと思いきや…まさかの「泣き顔フェチ」。
後輩の涙に欲情するって、冷静に考えるとかなり危険人物なんですが、漫画の中だとこれがちゃんと胸キュンに変わるんですよね。
※現実でやったらアウトだけど、BLの中ではご褒美。
そしてこの二人、フェチ同士が相性100%で噛み合うから展開が早い!
「声が好き」×「泣き顔が好き」=あっという間に濃厚な関係へ…。
普通のオフィスラブよりもだいぶ加速装置がついてます。
読んでいて一番面白いのは、八ツ橋の外見と中身のギャップ。
周囲からは“コワモテの脅威”と恐れられるのに、先輩の声を聞いて赤面してるシーンとか、もう完全に“ギャップ萌えの暴力”です。
正直、同僚がこの姿を見たら「誰?」ってなるレベル。
まとめると、
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強面受けのギャップ萌え
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フェチが暴走する恋愛模様
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先輩のじわじわ系攻め
吉永
俺のやさしくない先輩 最終回の結末予想
物語が進むにつれ、八ツ橋は「先輩の声が好き」というフェチ的な感情を超えて、「先輩そのものを大切にしたい」という恋心へと成長していきます。
一方、夏目もまた「泣き顔が好き」という欲望から、「八ツ橋を守りたい」「笑顔を増やしたい」と考えるようになる。お互いに“フェチ”からスタートした関係は、最終回で“恋愛”として完成されるはずです。
◆ クライマックスの展開
終盤、職場での人間関係やトラブルをきっかけに、八ツ橋は再び「見た目が怖い」と周囲に誤解され、孤立しかけます。そこで夏目が堂々と「俺の大事な人に何言ってんだ」とかばい、初めて公の場で二人の絆を明言するシーンが来るのではないでしょうか。
強面で泣き虫な八ツ橋が、先輩に守られながらも「俺は先輩が好きです」と自分の想いを堂々と告白する――ここが最大の見せ場になりそうです。
◆ 予想されるラストシーン
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パターン1:ハッピーエンドの定番
二人で正式に恋人同士になり、休日にデートしたり、一緒に暮らし始める様子が描かれる。夏目が「声が好きなんだろ?いつでも聞かせてやる」と囁き、八ツ橋が真っ赤になって答えるような甘いラスト。 -
パターン2:ちょっと笑えるオチ付き
夏目の耳元で「もっと泣かせたい」なんて冗談を言われ、八ツ橋が「やっぱりやさしくないっす!」と涙目で返す――読後感がクスッと笑える終わり方。 -
パターン3:未来を感じさせる締め
数年後のエピローグで、同じ職場にいながら“仕事は仕事・恋は恋”と線引きしつつ、変わらぬ関係を続けている姿。読者に「この二人はこれからもずっと一緒だ」と想像させる終わり。
◆ 結末のテーマ
結局のところ、この作品は「フェチに支配される関係」ではなく、「フェチがきっかけで見つけた本当の恋」がテーマ。
だから最終回は、八ツ橋が“声”を超えて夏目本人を愛し、夏目も“泣き顔”ではなく八ツ橋という人間を丸ごと大切にする――そんな温かい結末になる可能性が高いと思います。
👉 まとめると、最終回は 「フェチで始まった関係が、真の恋愛に昇華する」 物語のゴール。
吉永
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