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漫画「好きで好きで、大好きで」をネタバレ解説
主人公・伊織 は高校生。
生まれてからずっと、「はーくん」に恋心を抱いている。
その“はーくん”というのは、伊織の兄の親友で、現在は芸能人として忙しく活動している 葉月(はーくん) だ。
葉月は5歳年上で、少し意地悪なところもあるが、美しくて優しく、経験も豊かな存在。
伊織は何度も告白を試みるが、なかなかうまくいかず、はぐらかされてしまう。
それでも、ただ会えるだけで幸せを感じる伊織の気持ちは揺るがない。
吉永
吉永
好きで好きで、大好きで 主な登場人物は?
■ 伊織(いおり)
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本作の主人公。高校生。
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明るくて素直、少し天然な性格の男の子。
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幼いころから兄の親友・葉月(はーくん)に恋をしており、何年も片想いを続けている。
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恋愛経験はほとんどないが、気持ちは誰よりも真っ直ぐで一途。
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葉月に会うたびに胸が高鳴り、彼の何気ない一言に一喜一憂してしまう。
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普段は可愛らしいが、想いが溢れるときには大胆でまっすぐな行動派になる一面も。
💬【印象】「好きで好きで仕方ない」その想いが行動にも滲み出る、純情で健気な年下男子。
■ 葉月(はづき)/通称:はーくん
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伊織の兄の親友で、人気芸能人。
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大人っぽくて綺麗な顔立ちの男性。モデルや俳優としても活躍している。
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表向きは穏やかで余裕があるが、実は感情を隠すのが上手いタイプ。
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伊織を“弟のように”思っていたが、次第に彼の真っ直ぐな想いに心を揺らされていく。
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ときにからかうような言動で伊織を惑わせるが、それは本心を隠す照れ隠しでもある。
💬【印象】“大人の余裕”と“隠された不器用さ”を併せ持つ、包容力のある年上美人。
■ 伊織の兄
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葉月の親友で、伊織にとって憧れの兄。
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伊織の恋心には全く気づいておらず、葉月と伊織の間に時折「無自覚な壁」を作る存在。
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物語のきっかけを作る重要なキャラでもあり、葉月との昔話などを通して二人の関係を際立たせる。
💬【印象】ナチュラルに鈍感だが、兄として伊織を大切にしている。
吉永
作者「吉尾アキラ」さんとは?
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ペンネーム:吉尾アキラ
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誕生日:5月12日
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BLマンガ作家として活動。王道的なストーリー展開や、感情表現の豊かさ、キャラクターの表情変化を得意とするとの評があります。
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初コミックス作品:『いじわるしないで』
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活動10周年を記念して、「画業10周年記念ファンブック 戀-koi-」が刊行されています(シーモア限定特典付きバージョンも)
代表作・作風・シリーズ
吉尾アキラは、以下のような作品・シリーズで知られています:
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赤い糸の執行猶予シリーズ(通称「赤い糸」シリーズ)
シリーズには『赤い糸の執行猶予』『叶わぬ恋の結び方』『繋いだ恋の叶え方』『結んだ恋の伝え方』などが含まれます。-
たとえば『叶わぬ恋の結び方』は、縁切り屋の「薫(受け)」と「原(攻め)」の関係を描くストーリーで、両想いになるまでが描かれています。
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好きで好きで、大好きで
学生×年上、年下攻めなどを扱ったラブストーリー。シーモアオリジナル作品として配信中。 -
白雪姫にくちづけ
こちらもBL作品。ある学園もののストーリーです。
作風・傾向
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傾向として「王道ストーリー」が挙げられており、キャラクターの気持ちの高まりやすれ違い、感情描写を丁寧に描くスタイルと評価されています。
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得意ジャンル・特色としては、「ヘタレ攻め」、「表情変化」、「二人が付き合うまでの過程」を丁寧に描く」ことなどが語られています。
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作品の内容には、重さや切なさ、愛情の深さなどが込められることが多く、泣ける要素を含むストーリー展開がファンから支持されています。
好きで好きで、大好きで ネタバレあらすじはこちら
1話 | ||
第1話ネタバレ
高校生の伊織(いおり)は、物心ついたころからずっと一人の人を想い続けている。
その相手は――兄の親友であり、現在は芸能人として活躍する葉月(はーくん)。
小さいころから家に遊びに来ていたはーくんは、優しくて綺麗で、いつも伊織の頭を撫でてくれた。
子どもの頃はただの憧れだったはずが、成長するにつれてそれが恋だと気づいてしまう。
それ以来、伊織は何度も告白のタイミングをうかがってきたが、いつも勇気が出せず、
「会えるだけで幸せ」「そばにいられるだけでいい」と気持ちを胸にしまい込んでいた。
しかし、はーくんは芸能人になってからますます遠い存在に。
テレビの中で笑う姿を見ながらも、伊織は「それでも好き」という気持ちを強くしていく。
そんなある日、兄の誕生日をきっかけに、久しぶりにはーくんが家にやってくる。
数年ぶりに会ったはーくんは、相変わらず整った顔立ちで、どこか余裕のある大人の雰囲気をまとっていた。
再会した瞬間、伊織の心臓は跳ね上がり、言葉が出ない。
一方の葉月も、昔のあどけなさを失い、少し大人びた伊織に目を奪われる。
兄が席を外した隙に、伊織は思わず口をついて出た――
「はーくん、俺……ずっと、はーくんのことが好きだったんだ」
突然の告白に、葉月は少し驚いたように目を見開くが、すぐにいつもの穏やかな笑みを浮かべる。
「伊織はかわいいね。でも、そんなこと言うと襲っちゃうよ?」
冗談めかしたような言葉に、伊織の胸はドキドキと高鳴る。
からかうようでいて、どこか本気にも聞こえる――。
その一言を境に、伊織の恋は静かに、けれど確実に“恋人未満の危うい距離”へと進んでいく。
それからというもの、伊織は必死にアプローチを続けるが、葉月は「子ども扱い」を崩さない。
だが、伊織の一途さに少しずつ心が揺らいでいく。
「この気持ちはただの弟愛なんかじゃない」――
そう気づいたとき、葉月自身もまた、伊織の存在を“特別”として見始めていた。
そしてある夜、卒業祝いを口実に再会した二人。
静かな部屋で、葉月が伊織の髪を撫でながら微笑む。
「本当に大きくなったね、伊織」
「俺、もう子どもじゃない。……はーくんのこと、本気で好きなんだ」
その真っ直ぐな瞳に、葉月の心の壁が崩れる。
唇が触れ合った瞬間、二人の長年の想いがようやく重なり合う。
感想
読んでいる途中、私は何度も思った。
「伊織、お前、恋してる顔がもう“恋そのもの”だよ!!」
本作『好きで好きで、大好きで』は、恋する高校生・伊織が、
兄の親友で芸能人の“はーくん”に全力で片想いし続けるお話。
──つまり、恋のスタート地点がすでに**「無理ゲー」**なんですよ。
相手は芸能人。しかも兄の友達。年上で美人で、余裕ありまくり。
普通なら諦めてもおかしくない。
でも伊織は違う。
「好きで好きで、大好きで、どうしようもない」
そんな気持ちを抱えたまま、まっすぐ突っ走る。
この一途さがもう、尊いを通り越して奇跡レベル。
そしてその想いの相手・葉月(はーくん)。
この人がまた、罪深い。とにかく罪深い。
「そんな無防備にしてると襲っちゃうよ?」なんて軽く言うくせに、
本気を隠す目がちょっと熱っぽい。
もうね、読者全員がツッコむ。
「お前が一番無防備だよ!!!」
余裕ある年上のくせに、伊織のまっすぐな想いにだんだん動揺していく。
そんな姿が、もう…かわいいんですよ。
年上なのに“恋に落ちる瞬間”の顔が少年みたいになるんです。
吉永
好きで好きで、大好きで 最終回の結末予想
物語は、ずっと「片想いをしている伊織」と「それを受け止めきれずにいる葉月」のすれ違いのような関係で進みます。
しかし最終回では、ついに二人の気持ちが**真っ直ぐに交わる“愛の瞬間”**が描かれると予想されます。
🌸物語の流れ(終盤予想)
伊織はこれまで、何度もはーくん(葉月)に想いを伝えてきました。
だけど、いつも「子ども扱い」されては軽くあしらわれ、
“本気で想っている”ということを理解してもらえなかった。
そんな中、芸能人として忙しい葉月が、仕事のストレスや疲れから一度距離を取ろうとする展開が入るはずです。
「伊織にはもっと普通の恋をしてほしい」
――そう言って、彼の前から離れようとする葉月。
でも、伊織はその言葉を受け入れない。
「俺、普通の恋なんていらない! はーくんがいいんだ!」
泣きながらもまっすぐ気持ちをぶつけるシーンは、間違いなく最終回のクライマックス。
その瞬間、葉月の中で何かがはじける。
今まで“年上”として理性で抑えてきた感情が、
初めて「恋する男」として溢れ出すのです。
💫想いが届く瞬間
静まり返った部屋で、葉月が伊織に歩み寄り、そっと抱きしめる。
「……俺も、伊織が好きだよ」
涙ぐむ伊織の頬を撫でながら、葉月がやわらかく微笑む。
“弟のような存在”ではなく、“一人の恋人”として伊織を受け入れる。
これまでの長い片想いが報われ、
伊織の心からの「好きで好きで、大好きで」という想いがようやく実を結ぶ。
そしてラストでは、
二人が手を繋いで歩く姿や、穏やかに笑い合う日常が描かれるでしょう。
💍結末のイメージ
📍伊織
→ はーくんの恋人として、隣にいることが当たり前になる。
かつては憧れの存在だった彼を、今は自分の手で守ろうとしている。
成長した姿が印象的に描かれるはず。
📍葉月(はーくん)
→ 芸能活動を続けながらも、伊織との関係を大切にしている。
恋人としての穏やかな幸せを噛みしめる一方で、
「これからも隣で支えていきたい」という大人の決意が感じられる。
📍エピローグ予想
兄の存在を通じて、二人の関係が自然に認められるようになる。
伊織の兄も最初は驚くが、
「伊織がこんなに幸せそうなら、それでいい」と笑って見守る――
そんな温かいラストシーンが似合う作品です。
💐最終話タイトル予想
「好きで好きで、大好きで――これからも」
シンプルでいて、この作品の全てを表す言葉。
“初恋”で始まり、“本物の愛”で終わる。
そんな優しくて、幸福な最終回になると考えられます。
💞結末のメッセージ
この物語が最後に伝えたいのは、きっと――
「どんなに叶いそうにない恋でも、
本気で想い続ければ、ちゃんと届く。」
伊織の一途さが奇跡を起こし、
葉月の心の奥に眠っていた“愛される喜び”を呼び覚ます。
📖 結論:最終回の結末は――
ずっと片想いだった恋が、ようやく両想いに。
伊織は“憧れの人の恋人”となり、
葉月は“年下の少年を心から愛する大人”へと変わる。
二人が手を取り合うラストは、読者の心を静かに温める最高の結末になる。
吉永
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