漫画「腐男子も歩けば恋に沼る」をネタバレ解説
大学生の瑠璃(るり)は、“孤高の王子様”と周囲から一目置かれるほどの美貌・佇まいを持つ人気者。けれどその裏側には、誰にも明かせない大きな秘密がありました――瑠璃は実は 強火の腐男子(BL好きな男性) だったのです。
瑠璃は「男同士の恋愛(BL)作品が好き」「自分も受けを経験してみたい」といった願望を抱えながらも、女たらしとしてモテる自分の立場や“王子様”としての顔のせいで、男性との関係に踏み出せずにいました。
そんなある日、同じ大学の “女たらし” として知られる匠(たくみ)に、瑠璃の秘密が知られてしまいます。隠してきた趣味を暴かれた瑠璃はショックを受けるものの、匠から「体ごと甘く溶かしてやる」というようなアプローチを受け、次第に惹かれていく展開に…。
吉永

吉永

腐男子も歩けば恋に沼る 主な登場人物は?
💙瑠璃(るり)
本作の主人公。大学で「孤高の王子様」と呼ばれるほどの美貌と品を持つ青年。
外見は完璧で女子からモテモテですが、**実は重度の腐男子(BL好き)というギャップを抱えています。
推しカプの妄想を心の中で展開しながら、表では爽やかな“王子”を演じているため、常に二重生活のような状態。
自分の“好き”を隠し続けてきた彼が、匠と出会うことで少しずつ「本当の自分として恋をしたい」**と変わっていく姿が物語の軸となります。
→見た目はクール、でも内心はピュアで恋に不器用。まさにギャップ萌えの塊です。
❤️匠(たくみ)
大学の人気者で、周囲から“女たらし”と噂されるモテ男。
チャラく見えるが、根は人懐っこくて情に厚いタイプ。
偶然、瑠璃が腐男子であることを知ってしまい、興味を持つようになります。
最初は軽い冗談交じりで距離を詰めようとしますが、次第に瑠璃の素顔に惹かれ、**「彼を本気で落としたい」**と気持ちが変化。
物語が進むにつれ、遊びのようなアプローチが本物の愛情に変わっていく過程が胸を打ちます。
→見た目はチャラ男、中身は一途で優しい“ギャップ攻め”タイプ。
💚柊(ひいらぎ)
瑠璃の友人で、数少ない理解者。
瑠璃の腐男子趣味を薄々察しており、時折それとなくフォローを入れてくれる存在。
恋愛のアドバイザー的ポジションであり、物語の中では瑠璃の心情の鏡のような役割を果たしています。
→登場は控えめながら、物語に温かみを与えるバランサー的キャラ。
💛その他の登場人物
大学の友人たちや、瑠璃が推しているBL作品のキャラを語る“オタ友”なども登場。
瑠璃の妄想パートでは、推しカプが会話したり、夢の中で彼自身が“受け役”として登場するなど、現実と空想が交錯する描写が作品の魅力の一つです。
吉永
作者「赤いシラフ」さんとは?
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主に BL漫画 を描かれており、少年同士・ヤンキー設定・学校・大学などの舞台を用いた作品が多いようです。電子書籍サイトなどでも作品多数掲載されており、例えば コミックシーモア の配信リストに「赤いシラフ(15件)」という作家名でヒットします。Twitter(X)でも活動しており、「赤いシラフ ㊗️ @akaishirafu」というアカウントが確認できます。
・ 友情バイブレーション(高校生+大学生編)
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高校生の菱川&人気者千崎というカップルを中心に、「スマホバイブ」といった少し変わった設定から始まる恋模様。 キーワード:ぼっち×人気者、秘密の遊び、距離から恋へと変化。受け(菱川)が「ぼっち」・攻め(千崎)が人気者というギャップが魅力。
・ 兄弟制度のあるヤンキー学園で、今日も契りを迫られてます
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ヤンキー学園を舞台に「兄弟制度」があるという設定。三年生「本堂」が、新入生「黒須」から「兄貴になってください」と頼まれるところから始まる物語。キーワード:ヤンキー、義兄弟契り、強気の攻め×かわいめの受け、ラブラブ+エロス。タイトル通り、かなり “ガッツリ系” の設定がある作品です。
・ 腐男子も歩けば恋に沼る
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大学生×大学生の設定。美形の王子様キャラ・瑠璃が実は「強火の腐男子」という秘密を抱えており、それを匠に知られて…というラブコメ展開。キーワード:大学生、隠れオタ(腐男子)、ラブコメ、ギャップ萌え。最近(2025年9月)配信開始の作品。
赤いシラフさんの作風・魅力には以下のような特徴があります:
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「ギャップ」がテーマになっていることが多いです。人気者×ぼっち、強者ヤンキー×可愛い受け、王子様外見×腐男子内面など。
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設定が少し変化球・個性的(スマホバイブ、兄弟制度、隠れ腐男子)で、「ただの普通のラブ」ではなく、設定で惹くタイプ。
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キャラクターのビジュアルがきれい・魅力的、そして受けキャラがかわいめ・攻めキャラが男前、という配役が得意。レビューでも「絵が綺麗」や「受けが可愛い」「ギャップがいい」といったタグが挙がっています。
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展開テンポが比較的早めで、設定の「秘密」や「契り」「ギャップ」を軸にして、読者を惹きつけるタイプのストーリー構築が多いようです。

腐男子も歩けば恋に沼る ネタバレあらすじはこちら
| 1話 | ||
第1話ネタバレ
大学生の**瑠璃(るり)は、学内で“王子様”と呼ばれるほどの美貌と品を兼ね備えた青年。
人当たりもよく、女子にも男子にも人気があり、まさに完璧な人間として見られています。
けれど、その優雅な笑顔の裏には誰にも言えない大きな秘密がありました。――瑠璃は重度の腐男子(BL好きな男性)**だったのです。
彼はBL漫画を読み、推しカプの展開に涙し、自分でもこっそり妄想を楽しむ日々を送っています。
しかし、そんな“趣味”を知られたら周囲のイメージが壊れてしまうと恐れており、大学では常に“完璧な王子”を演じ続けていました。
外見は華やかでも、心の中では本当の自分を押し殺し、息苦しさを感じていたのです。
そんなある日、同じ大学に通う**匠(たくみ)**という男子と出会います。
匠は見た目も軽く、女の子とよく遊んでいる“チャラ男”として有名な存在。
ところが、ある出来事をきっかけに――匠は瑠璃が腐男子であることを偶然知ってしまいます。
「へぇ、あの王子様が、男同士の恋が好きなんだ?」
秘密を知られたショックと羞恥で真っ青になる瑠璃。
けれど匠は、その事実を面白がるどころか、瑠璃に強く惹かれていきます。
最初は“冗談交じり”に距離を詰めてくる匠に対し、瑠璃は戸惑い、警戒しながらもなぜか心がざわつく。
匠が見せる優しさや真剣なまなざしに触れるうちに、次第に心の壁が少しずつ崩れていくのです。
それでも瑠璃は、自分が“腐男子”であることに引け目を感じており、「こんな自分を誰かが好きになるわけがない」と思い込んでいます。
けれど匠は、そんな瑠璃の本質を受け入れようとし、彼の“隠された部分”さえ愛おしいと伝えるのです。
やがて2人の関係は、秘密を共有する友人関係から、恋と欲望が交わる繊細な関係へと変化していきます。
匠の思わせぶりな言葉に瑠璃の心は揺れ、妄想と現実の境界が曖昧になっていく。
本当の自分を見せたい、でも怖い――そんな葛藤の中で、瑠璃は“理想の恋”ではなく“自分自身としての恋”を知ることになるのです。
感想
――「王子様系美男子が、実は腐男子!?」
もうこの設定の時点で、読者のBLセンサーがビンビンに反応します。
だって、あの完璧王子が家に帰ったら推しカプの妄想ノートをこっそり書いてるんですよ!?
“ギャップ萌え”を超えて、“人間って最高だな”って思えるほどの可愛さです。
瑠璃は普段クールで整いすぎてて、まるで空気すら浄化されそうな美貌。
でも心の中では「この二人、昨日のページからどうなったんだろ…」とか妄想爆走してるの、ギャップが尊すぎて呼吸困難。
そんな彼が、自分の“腐男子”趣味を隠して頑張ってるのに、よりによってチャラ男の匠にバレる――この瞬間のテンパり方が本当に最高。
読者も「やめてあげて! 彼の尊厳が!」って叫びながら笑っちゃう、まさに悲鳴と萌えのカーニバル。
で、問題の匠くん。
はい、彼は一見ただの軽い男に見えるんですが…途中からめちゃくちゃ沼るタイプ。
最初は「へぇ、あの王子様が腐男子? 面白いじゃん」くらいのノリで近づいてくるのに、だんだん目つきが真剣になってくるのが反則。
気づけば、読者のこっちも「おいおい、これ本気で恋してるじゃん…」って心がざわつく。
しかも匠の甘いセリフがまた自然なんですよ。
いちいちキザじゃない、でも刺さる。
“からかい”と“本気”の境界線をふらふらさせながら攻めてくるのがズルい。
そして瑠璃がまた、恋を知らない“受け男子”としての可愛さ全開。
頭では「こんなの妄想にすぎない」って分かってるのに、匠の指先が触れるだけで顔が真っ赤になる。
そのリアルな戸惑い方が最高に愛おしい。
「この人、恋愛経験ゼロなのに頭の中ではBLの達人」っていうバランスが、まさにこの作品の神髄。
さらに、腐男子ならではの“メタネタ”も楽しい!
作中で瑠璃がBLについて語るシーンは、まるで読者代表。
「リバは尊い」とか「受けの覚醒回が一番泣ける」とか、オタクあるあるが散りばめられていて、共感が止まらない。
読んでる最中、何度「わかる~!!」って叫びそうになったことか。
終盤に向けては、ただの恋愛ものではなく、
「自分の好きなものを堂々と好きと言える強さ」
「誰かに受け入れられる喜び」
というテーマがしっかりと描かれていて、胸に刺さります。
腐男子の恋愛物語でありながら、人間として“自分を愛せるようになる”成長譚でもあるんです。
吉永

腐男子も歩けば恋に沼る 最終回の結末予想
物語のテーマは明確です。
それは――
「隠してきた“自分”を、誰かに受け入れてもらう勇気」。
主人公の瑠璃は、“王子様”という完璧な仮面を被って生きてきました。
大学では人気者として振る舞い、誰に対しても丁寧で、非の打ち所がない。
でもその裏で、BLを愛する腐男子としての自分を必死に隠してきた。
そんな瑠璃が“自分の好きなもの”を受け入れられないままでは、本当の恋などできるはずがない――
この葛藤こそが物語の中心にあります。
そしてそんな彼の心の扉を叩くのが、匠。
最初は軽く見えるけれど、彼の言葉や態度には常に**「瑠璃の本音を知りたい」**という誠実さがある。
たとえ腐男子だろうと、妄想オタクだろうと、「それが瑠璃なら、全部好き」と言い切るタイプ。
この“ありのままを受け入れる愛情”が、最終回に向けての最大の鍵になりそうです。
🌙クライマックス予想①:秘密の完全告白
最終章では、瑠璃がついに“腐男子”であることを公に打ち明ける展開があると考えられます。
それは全員の前ではなく、匠の前で、もしくはごく親しい仲間の前で。
これまで「王子様」として完璧に振る舞ってきた瑠璃が、
震える声で「俺、本当はBLが好きなんだ…」と告げる瞬間。
その告白は“恋の告白”以上の重みを持つはずです。
匠はそんな彼を抱きしめて、
「知ってる。そんなお前が好きなんだよ」
と答える――そんな優しいシーンで締めくくられる可能性が高いです。
それは“恋の成就”と同時に、“自己受容の物語”の完結でもあります。
💞クライマックス予想②:妄想と現実の融合
瑠璃の妄想シーン(推しカプを投影したBL的な空想)は作品の特徴でもありますが、
最終回では、その妄想世界が現実の恋と重なり合う演出が入ると予想されます。
たとえば――
かつては漫画の中でしか見られなかった“理想の恋人像”が、
匠の優しい言葉や仕草に重なっていく。
瑠璃はそこで初めて、
「妄想じゃなくて、現実で恋してるんだ」
と気づくのです。
腐男子としての“理想”と、現実の“愛”が溶け合う瞬間。
それはまさにタイトルの「恋に沼る」瞬間となるでしょう。
💍クライマックス予想③:恋人同士としての新しい日常
最終回では、瑠璃と匠が正式に恋人関係になることが予想されます。
とはいえ激しいドラマではなく、静かで温かい余韻のあるエンディングになるはず。
たとえば、大学のカフェテリアで瑠璃がBL雑誌を堂々と読んでいて、
匠が横でコーヒーを飲みながら「推し、今週も尊かった?」と軽く聞く。
そんな自然なやり取りで終わるような、
“恋が特別ではなく、日常の一部になる”ラスト。
表向きの王子様でも、腐男子でも、恋人でも。
全部ひっくるめて「瑠璃」という一人の人間を匠が受け止め、
瑠璃もようやく“自分のままで幸せになれる”――そんな終わり方がしっくりきます。
💫ラストメッセージ(予想)
最後のモノローグで瑠璃はこう語るかもしれません。
「恋って、BLみたいに完璧な脚本なんてない。
でも、“誰かに好きって言われる”だけで、
こんなにも心が沼るなんて――知らなかった。」
その言葉には、“腐男子としての夢”と“ひとりの青年の恋”の両方が込められている。
そして読者もまた、彼の恋に静かに沼っていく――。
吉永
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