漫画「蝶は愛執の檻にとらわれる」をネタバレ解説
天涯孤独の少女・朱葉（あげは）は、幼なじみで警察官の武尊（ほたか）と支え合いながら暮らし、夢を叶えるため夜の街でキャバ嬢として働いている。
ある日、職場で巻き込まれたトラブルがきっかけで、朱葉は15年前に生き別れた初恋の相手・魁（かい）と運命の再会を果たす。
しかし、再会した魁は――マフィアのボスになっていた。
愛と罪、過去と現在が交錯する、切なくも危険な三角関係が幕を開ける！
吉永
蝶は愛執の檻にとらわれる こんな人にオススメ！
🔥ドロドロ系恋愛が大好物な人
→ ただの三角関係じゃ物足りない！って人に超おすすめ。
幼なじみ×初恋×マフィアボスという超濃厚な関係性が、もう胃もたれするレベルで味わえます。
🕶裏社会×恋愛にときめく人
→ 背徳感たっぷりの展開、裏で渦巻く策略、そしてちょい危険な香りの男に弱い人…これ読んでください、今すぐ。
😢感情ぐっちゃぐちゃにされたい人
→ 「もう誰が正解なの！？」って頭抱えたい人向け。ヒロインと一緒に泣き、悩み、沼っていく感覚がクセになる。
💔一途系男子に弱い人（武尊推し候補）
→ 優しくて、全部わかってて、それでも受け止めてくれる…そんな尊すぎる男がここにいます。
🖤ちょいワル男子に沼るタイプ（魁推し候補）
→ 俺様だけどどこか切ない。突き放すのに目が離せない…その危うさに惹かれたら、もう抜け出せません。
🧠昼ドラ展開×少女マンガの融合が好きな人
→ 裏切り、秘密、愛憎劇…そういうの大好物な人、これハマります。完全に“沼”です。
吉永
蝶は愛執の檻にとらわれる 主な登場人物紹介
◆朱葉（あげは）
本作のヒロイン。
天涯孤独で苦労人だけど、芯の強さとまっすぐな想いを持つ女の子。
夢を叶えるためにキャバ嬢として働きながら資格取得を目指す努力家。
15年前に生き別れた初恋の人・魁を今も忘れられずにいて、その手がかりを探し続けている。
…けど、その再会がまさかの“マフィアのボス”ってどういうことなの！？
◆武尊（ほたか）
朱葉の幼なじみで、真面目で誠実な警察官。
ずっと朱葉をそばで支え続けてきた、まさに“理想の彼氏像”。
魁が朱葉の初恋の人であり、しかも危険な存在であることを知りながらも、それを隠して守ろうとする献身型男子。
優しすぎて逆に切ない、癒し系かと思いきや…内に秘めた執着も見え隠れ…？
◆魁（かい）／飛龍（ひりゅう）
朱葉の初恋の相手、そして現在はマフィア“四龍会”のボス。
15年前に朱葉と生き別れ、再会したときには裏社会の頂点に立っていた男。
冷酷で危険な雰囲気をまとう一方で、朱葉に対しては複雑な想いを抱えている様子。
「助けたのに突き放す」とか、「抱いたのに冷たくする」とか、感情のジェットコースターを全力運転するタイプ。
◆ルカ
四龍会の幹部。
朱葉が手がかりを見つけたことで関わることになる男。
見た目はイケメンだけど容赦ない暴力で朱葉を痛めつける危険人物。
魁にとって朱葉が“弱点”であることを嗅ぎつけ、利用しようとする組織側のキーマン。
吉永
作者「七海月」さんとは？
七海月（ななみ ゆえ）先生は、小学館の少女漫画雑誌『Cheese!』を中心に活躍する日本の漫画家です。代表作には『初恋のつづきは男子寮で』や『蝶は愛執の檻にとらわれる』などがあり、青春ラブストーリーやファンタジー要素を取り入れた作品で知られています。
『初恋のつづきは男子寮で』
男子が苦手な少女・周（あまね）が、元男子校に唯一の女子として編入し、個性豊かな男子たちと繰り広げる青春ラブストーリーです。司波くんとの関係を中心に、初恋の続きが描かれています。本作はマイクロ版と単行本版があり、マイクロ版は24巻まで配信されています。
『蝶は愛執の檻にとらわれる』
複雑な愛情と執着をテーマにした大人向けの女性漫画です。Cheese!誌で連載されており、マイクロ版として5巻まで配信されています。
これらの作品もCheese!誌で連載されており、恋愛やファンタジー要素を含んだストーリーが展開されています。
七海月先生は、X（旧Twitter）やInstagramでも活動しており、作品の最新情報やイラストなどを発信しています。ファンとの交流も積極的に行っており、作品の裏話や制作過程なども垣間見ることができます。
蝶は愛執の檻にとらわれる ネタバレあらすじはこちら
| １話 | ２話 | ３話 |
第１話ネタバレ
警察官の武尊（ほたか）とささやかに暮らしている朱葉（あげは）は、心の奥底にしまいきれない“誰か”の面影を、いまも胸に抱いていた。
15年前、突然姿を消した初恋の人。その人物を探し続ける朱葉は、たったひとつの手掛かりを今も大切に持ち歩いていた。
昼間は勉強、夜はキャバクラで働きながら、資格取得という夢に向かって懸命に生きる日々。
そんなある夜、出勤した彼女を待っていたのは、職場での騒動だった。
同僚のキャバ嬢がトラブル客に絡まれていたのだ。朱葉は咄嗟に間に入り、場をおさめようとするが――
その男が見せた“ある証”に、彼女の心は一瞬にして凍りついた。
「四龍会の幹部だ」と男が誇示した紋章。それは、朱葉が探し続けていたあの人の手掛かりと、まるで同じだったのだ。
“もしかしたら、彼に会えるかもしれない――”
そんな一縷の望みに賭けて、朱葉は男の後を追った。
だが、そこで待っていたのは希望ではなく、地獄だった。
本物の幹部・ルカに見つかり、容赦なく叩きのめされる。
痛みと恐怖に支配されながら、彼女はそのまま連れ去られてしまうのだった。
薄れゆく意識のなかで、朱葉は夢を見る。
――寮母と、魁と、武尊と過ごした、あたたかくて幸せな日々。
けれど、目覚めたときには現実が冷たく彼女を待っていた。
そこは、欲望と取引が交差する“オークション会場”。
朱葉は、まるでモノのように、値をつけられようとしていた――。
感想
いやもう、展開がジェットコースターすぎて感情が置いてけぼり！
まず朱葉ちゃん、夢に向かってキャバ嬢やりながら資格取ろうとしてる時点でめちゃくちゃえらい👏 しかも武尊っていう優しい（たぶん鈍感）幼なじみ警察官と同居してるとか、もうその時点で少女マンガ的には優勝してるのに！
そこに15年前に生き別れた初恋の人が、まさかの「マフィアのボス」ってどういうこと！？
いやいや、現実なら即逃げ案件だけど、マンガになると途端に「危険な香り最高…」ってなるのなんで！？魁（かい）くん、ただのイケメンじゃなくて影と業を背負ってるのがたまらん。
しかも手掛かり見つけて男についてったら、マフィアの幹部ルカにボコられるし、目覚めたらオークションって…！
もう展開が怒涛すぎて、読む手が止まらんかった！息つく暇もない！！
そして夢の中で見る“あたたかい日常”がまた切ない。今の現実が過酷だからこそ、余計に胸に刺さるんだよね。
とにかく、「再会した初恋がマフィアのボスだった」っていうだけでご飯三杯いけるし、正義の警察官 vs 闇のマフィアって構図にヒロインを挟んだ三角関係が最高にエモい。
吉永
第２話ネタバレ
朱葉の前に現れた、四龍会のボス――飛龍。
その姿を目にした瞬間、彼女の心は激しく揺れ動いた。
「……魁（かい）……」
15年もの間、胸の奥で手放せなかった名前。朱葉が追い続けてきた初恋の人。
それが、よりにもよってこの冷酷なマフィアの頂点にいたとは――
しかも、朱葉は売られる直前、媚薬を盛られていた。
身体は熱に浮かされ、自分の意思さえも曖昧になっていく。
そんな彼女を抱こうとした魁は、途中で気づく。
「……お前、まだ……」
処女だと悟ったその瞬間、魁の手が止まった。
けれど朱葉は、必死に彼にすがった。
もう失いたくなかった。ようやく見つけたこの人を、何があっても繋ぎ止めたかった――
その夜、ふたりは一線を越えた。
そして朝。朱葉は勇気を出して、ずっと探していたと彼に打ち明けた。
けれど、魁の口から返ってきたのは、あまりに冷たい言葉だった。
「そんな奴、知らない」
そう言い残し、彼は朱葉を、あの闇の店の近くに置き去りにした。
呆然としていた彼女を見つけたのは、武尊だった。
朱葉を家へ連れ帰り、ようやく落ち着いた彼女は、無邪気に話し出す。
「会えたの、魁に……やっと、会えたの」
その笑顔を見つめながら、武尊の表情がわずかに陰る。
彼は、朱葉の首筋や身体に残るキスマークを見て、すべてを悟っていた。
「……会わせたくなかったんだ」
彼の言葉は小さく、しかし重く響いた。
そう、武尊は知っていた。
朱葉がずっと追いかけていた“魁”が、今や裏社会の頂点に君臨する“飛龍”であることを。
そして、それを彼女にだけは決して伝えまいと、心に決めていたのだった。
感想
やーーーばい、感情ジェットコースター過ぎて読み終わったあとしばらく放心状態でした。
朱葉ちゃん、夢にまで見た初恋の人と再会できたと思ったら、よりにもよってマフィアのトップってどんな乙女ゲームだよ！？ってツッコミ入れながら読んでたけど、内容は全然笑えない、超ガチでエグいのよ…！
しかもその再会、媚薬付きってなに！？どんな特典？？（やめて）
魁も魁で、気づいて止めようとするところまでは「お、意外と良心残ってるタイプか？」って思ったら、朱葉にすがられてそのまま最後までって！！
ヒロインが初恋を“全身で思い出す”展開、濃すぎて夜しか眠れんわ。
んで、朝になって「ずっと探してたの」って伝えた朱葉に対して、
「知らん（バッサリ）」って…おいおい魁ーーーっ！冷たすぎて南極か！？
そしてそして、そんな彼女を拾いにくるのが幼なじみで優しさの権化・武尊。
まさに正義と闇の二択ルートに迷い込んだヒロイン状態。
でも武尊が魁の正体を“知ってた”ってとこで、私の中の昼ドラセンサーが大爆発！
「こっそり全部知ってて、でも黙ってた…？」そんなの…切なすぎて逆に燃える！
いやほんと、
表面は恋愛マンガなのに中身はマフィアと裏切りと執着愛と極上トラウマが詰まった宝箱で、読むたびに情緒が忙しい。
吉永
第３話ネタバレ
魁への想いを再認識した朱葉は、武尊に体中のキスマークを見られてしまい、言いようのない罪悪感に襲われていた。魁に抱かれた夜の記憶は今も彼女の中で生々しく、肌に残る体温までもが愛おしくてたまらなかった。
「突き放すくらいなら、なんで助けたの…？」
魁への未練と、武尊を傷つけた後悔。その狭間で朱葉の心は揺れていた。
それでも武尊は、いつもと変わらぬ優しさで朱葉に接してくれる。
お風呂から上がった彼女に向かって、武尊は怒ることなく「デートしよう」と笑って提案してくれたのだった。
その温かさに触れた瞬間、朱葉は「もう二度と裏切りたくない」と心から思った。
そして後日、約束通りふたりはデートへ出かけた。
街を歩く彼らの姿はまるで絵に描いたようで、周囲の目には理想的な恋人同士に映っていた。
笑い合い、手をつなぎ、幸せな時間が流れていく――しかし、朱葉の胸の奥にはまだ魁の影が消えずにいた。
帰宅後、武尊は朱葉を抱きしめ、抑えきれない想いから唇を重ねる。
朱葉もその愛情を受け止めようとするが、身体を重ねるたびに浮かんでくるのは、魁の面影だった。
「こんなの…武尊を利用して、魁を忘れようとしてるだけじゃない…」
自分の弱さと裏切りに、朱葉は静かに涙を流した。
一方その頃、四龍会では朱葉を巡って不穏な空気が漂いはじめていた。
魁が朱葉をオークションで買ったことが、組織内で“弱点”と見なされ始めていたのだ。
朱葉は魁を脅すための道具として狙われようとしていた――。
同時に、警察、そして武尊にもその動きは届いていた。
朱葉を巡る運命が、再び大きく動き始めようとしていた。
感想
いやもう、情緒がぐっちゃぐちゃすぎて、脳がついていかん！！！
朱葉ちゃん、15年越しの初恋がまさかのマフィアのボスとか、運命ってもっとこう…平和な形で再会してくれん！？
しかも媚薬盛られて魁と関係持っちゃうって、少女マンガの限界突破してる！！
その一方で、武尊くん！！！！！
こっちはこっちで、キスマークだらけの朱葉に何も言わず、優しく「デートしよっか」って…仏か？仙人なの？？
それとももう諦めの境地？？
でもね、あの温かさ、確実に読者の心を刺してくる。罪悪感で泣いてる朱葉より、読者の方が泣くレベル。
で、いざデートしたらしたで、武尊の包容力に胸キュンするのに、朱葉は魁を思い出しちゃって泣くという…
これもう、心がRPGの毒沼に落ちた状態よ。回復魔法じゃ追いつかん。
しかも魁の方でも「朱葉は弱点」とか言われちゃって、ヒロインがまさかの政治的駒扱い！？
恋と権力のはざまで揺れるって、これ何マンガ？ラブストーリーだよね？？
でもね、読んじゃうのよ、ページをめくる手が止まらないのよ。
武尊派か魁派か、読めば読むほど悩むし、推しを一人に絞れないタイプの人間には地獄です。最高です。
吉永
蝶は愛執の檻にとらわれる 最終回の結末予想
朱葉は最終的に、自分の中で心の整理がつかないまま、武尊と魁の間で揺れ動き続けることになる。
でも、どんなに過去の思い出や危険な魅力を持つ魁に引き寄せられても、彼女は武尊の無償の愛や優しさを心の支えにし続けてきた。
最後には、武尊の真剣な告白とともに、心が決まる瞬間が訪れる。
1. 魁の最期と朱葉の選択
四龍会のボスとしての責任と、朱葉への複雑な感情に引き裂かれた魁は、最終的に自分の暗い過去や組織の運命に決着をつける。
彼が朱葉に本当の想いを告げる瞬間、朱葉もまた過去の思い出を乗り越え、彼に別れを告げる覚悟を決める。
そして、魁は最終的に組織を守るために命を落とすか、もしくは全てを捨てて逃げるが、朱葉との未来を選ばずに消えていく。
これにより朱葉は、魁を完全に手放し、武尊との幸せを受け入れる覚悟を決める。
2. 武尊との未来の選択
武尊は朱葉が魁に引き寄せられているのを理解しているけれど、彼女が最終的に自分を選んでくれることを信じて、黙って待ち続ける。
最終回、朱葉は武尊に「ありがとう、あなたと一緒にいたい」と伝え、ついに彼の心を完全に受け入れる。
その瞬間、武尊は思わず涙をこぼしながら、朱葉を抱きしめる。
二人はついに平穏で愛に満ちた未来を歩み始める。もちろん、朱葉の心の中で魁の存在は決して消えないが、最終的に彼女は新しい人生を歩み始める決心をする。
3. 警察と四龍会の終結
警察の武尊が組織を壊滅させるために動き出す中、四龍会の壮絶な抗争が最高潮に達する。
朱葉も警察の手助けをしながら、組織の崩壊に関わり、魁の遺志を継ぐ形で新たな道を選ぶ。
その結果、四龍会は解散し、朱葉は武尊と共に新しい未来を歩み始めるが、過去の影は永遠に朱葉の心の中に残る。
4. 後日談
最終的に、武尊と朱葉は結婚し、穏やかな日常を取り戻すが、どこかで時々魁のことを思い出すシーンが描かれる。
でも、**「過去を乗り越えて、今を大切に生きる」**というテーマが強調されて、朱葉は新たな一歩を踏み出していく。
総括 💖
結末は、朱葉が最終的に「過去の愛を乗り越えて、新しい愛を受け入れる」という形になる予感。
でも、それが簡単に決まるわけではなく、感情と選択の葛藤をしっかり描いて、読者に深い余韻を残す形になるんじゃないかな？最終的には、 朱葉が本当に心から笑って過去を乗り越える、という心温まるラストが待っていると思います。
吉永
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