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漫画「甘やかして ちゅうして とろっとろにして。」をネタバレ解説
北郷じゅんは、人に頼まれると断れない性格。
その日も、頼まれた仕事の山をひとりで片付けていた。
そこへ現れたのは、後輩の南瀬遼。イケメン・仕事デキる・女子人気抜群の超モテ社員。だが、彼はなぜか愛想のないじゅんのことを、気にかけていた。
「手伝いますよ、こんなのひとりでやるもんじゃないです」
何気ない言葉が、じゅんの心に静かに沁みていく。
吉永
甘やかして ちゅうして とろっとろにして。 主な登場人物紹介
👩💼幸田 恵実(こうだ えみ)
IT企業勤めのアラサーOL。仕事はできるが男運は絶望的。
真面目で責任感が強く、頼られがちな姉御肌タイプ。でも恋愛ではなぜかいつも泣きを見る不器用女子。
普段はクールに振る舞ってるけど、実は「キットンちゃん」好きという可愛い趣味を隠し持つ。
翔太との関係で“セフレ”という危険ゾーンに足を踏み入れ、心が大迷走中。
💬「もう男なんて信じない…」が口ぐせ。でも翔太にはつい心が揺れる。
👨💼古川 翔太(ふるかわ しょうた)
社内で“遊び人”と名高い、イケメン年下男子。
軽そうに見えて、実は本気?本音?よく分からないミステリアスな男。
甘え上手&スキンシップ多め、でも時々ド直球に「好き」と言ってくるからタチが悪い(ドキドキする)。
実は恵実のことを“本気で好き”っぽいけど、口も態度も軽いので説得力が薄い。
💬「好き。超好き。人生ちょうだい?」←甘いセリフの破壊力がエグい。
🧕千佳ちゃん(ちかちゃん)
恵実と翔太の同僚女子。
翔太とデート?のうわさで一気に恵実を不安にさせたキーパーソン。
天然か?計算か?はまだ不明。でも恵実の恋心をかき乱す存在であることは確か。
直接的なライバルというより、“恵実の心の不安をあぶり出す触媒”的キャラ。
💻その他の社内メンバー
詳しく描かれていないが、社内のゴタゴタやトラブルのたびに巻き込まれるモブ社員たちも地味に活躍(?)。
恵実がトラブル対応に追われる中、翔太が頼れる男モードを発揮するシーンなど、彼らの存在が恋の舞台を演出!
吉永
作者「つばくろ」さんとは?
「つばくろ」は、漫画家・椿玄(つばき げん)さんが使用するペンネームの一つです。椿玄さんは、ジャンルに応じて異なる名義を使い分けており、TL(ティーンズラブ)作品では「つばくろ」、BL(ボーイズラブ)作品では「椿玄」の名義で活動しています。現在、コミックシーモアにて「甘やかして ちゅうして とろっとろにして。」を連載中です。
また、「つばくろ」に関連する作品として、1957年から約3年間「痛快ブック」で連載された堀江卓さんの時代劇漫画『つばくろ頭巾』があります。この作品は、覆面の剣士が悪と戦うアクション時代劇で、現在コミックシーモアで復刻版が配信されています。
さらに、「ツバクロ」というタイトルの漫画も存在します。この作品は、大井詩織さんが原作、ユウダイさんが作画を担当し、コミックシーモアで配信されています。物語は、大衆演劇の世界を舞台に、天涯孤独の不良少年・山森昇汰が劇団に入団し、個性的な仲間たちと出会いながら成長していく様子を描いています。
これらの作品は、それぞれ異なる内容やジャンルを持っていますが、「つばくろ」という名前が共通して使用されています。ご興味のある作品がありましたら、コミックシーモアでチェックしてみてください。
「みなのなこ」先生の作品は、コミックシーモアの読み放題サービスでも楽しむことができます。詳細は以下のリンクをご覧ください。「みなのなこ」先生の作品は、甘くて情熱的なラブストーリーが好きな方に特におすすめです。無料試し読みも可能ですので、ぜひ一度チェックしてみてください。
甘やかして ちゅうして とろっとろにして。 ネタバレあらすじはこちら
1話 | ||
第1話ネタバレ
北郷じゅんは、人の頼みを断ることができない——そんな性格だった。
「これ、お願いできる?」 「ごめん、今日だけ手伝ってもらえないかな?」
毎日のように交わされるその言葉に、じゅんはいつも「はい」と答えてしまう。職場ではすっかり“便利な人”として認識され、気がつけば、今日もひとり残業。静まり返ったオフィスに、パソコンのキーを叩く音だけが虚しく響いていた。
ふと、背後から聞き慣れた声が聞こえてきた。
「北郷さん、まだ残ってたんですか?」
現れたのは、後輩の南瀬遼。整った顔立ちに、仕事もデキると評判のイケメン社員。女性社員の間では人気の的で、ちょっとしたアイドル的存在だ。だが、そんな彼がなぜか、ぶっきらぼうで愛想のないじゅんのそばにいることが多い。不思議に思う者も少なくなかった。
「手伝いますよ。こんなの、ひとりでやることじゃないです」
当たり前のように袖をまくり、黙々と手を動かす南瀬。その姿に、じゅんは言葉にできない感情を覚えていた。
やっと仕事が片付き、ホッと息をついて席を立ったじゅんは、トイレからの帰り道、ふと耳にしてしまう。
「北郷って、マジで都合いいよな。断らないし、便利すぎ」
何気ない男性社員たちの雑談。それが、胸に突き刺さった。思わず足を止め、呼吸が浅くなる。どうして、こんなにも自分は誰かの“役に立つ”ことでしか価値を持てないのか——。
気づけば、じゅんはその場を走って離れていた。感情が押さえきれず、人気のない廊下で膝をついたとき、そっと誰かの手が肩に触れた。
「……北郷さん?」
振り返ると、そこには心配そうな南瀬がいた。涙でにじんだ視界の中でも、彼の表情はまっすぐにじゅんを見つめていた。
「俺、ずっと思ってたんです。あなたのこと、放っておけないって……いや、違う。俺……北郷さんのこと、好きなんです」
不意に告げられた言葉は、まるで凍りついた心を優しく溶かす春の陽だまりのようだった——。
感想
なんでこういう「断れない系主人公」って、現実だと心配になるのに、フィクションだと全力で守りたくなるんですかね!?北郷じゅんさん、完全に“仕事のできる都合のいい女”枠に収まってしまってて心配しかない…けど、そんな彼女を黙って見ていられない後輩・南瀬くんが…もう…まぶしい…!
南瀬くん、イケメン・ハイスペ・モテモテ・でもなぜか塩対応な先輩にガチ恋中って、ラブコメ界に一石どころか流星レベルの恋心を投げ込んできてます。そして告白タイミング、完璧か。泣いてるところ見て即告白って、少女漫画の黄金ムーブありがとうございます。
しかも、ただの胸キュンじゃなくて、職場のリアルな人間関係とか、陰口とか、「頑張ってる人ほど報われない」的なテーマもしっかり描かれてて、読んでて思わず「うちの職場にも南瀬くん爆誕しないかな」と遠い目になるやつです。
じゅんがどう変わっていくのか、南瀬くんの“好き”がどれだけ本気なのか、続きが気になってしかたない!
吉永
甘やかして ちゅうして とろっとろにして。 最終回の結末予想
南瀬からの突然の告白に戸惑いながらも、じゅんは少しずつ自分の気持ちと向き合い始める。
でも「好き」より先に出てくるのは、これまで我慢してきた自分の弱さや、誰にも頼れなかった寂しさだった。
一方、南瀬はそんなじゅんを焦らず、ゆっくり支え続ける。
頼られるよりも、“対等な存在として”彼女に寄り添いたいという、彼のまっすぐな気持ちがじゅんの心を徐々に溶かしていく。
そしてある日、職場で再び無理な仕事を押しつけられそうになったとき——
じゅんは初めて、「すみません、それは引き受けられません」とはっきり断る。
それを見た南瀬は、笑ってこう言う。
「言えましたね。…かっこよかったです、先輩」
その言葉に、じゅんの目から涙がこぼれる。
でも今度は、逃げない。
「…ありがとう。わたし、あなたのことが好き」
ふたりはようやく、真っ直ぐな想いを確かめ合う。
“我慢しない”“頼り合える”関係を築き始めた2人の未来は、穏やかで、でも確かに光に満ちていた——。
吉永
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