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漫画「メロすぎ朔椰(さくや)くんは私を沼にハメたがる」をネタバレ解説
ヒロインは29歳の会社員・佐野心春。きっちりした性格で、毎日同じ時間に起き、同じ電車で出社、ランチも決まったお店の決まったメニュー…という超安定志向な日々を送っていた。
そんなある日、妹からの結婚&妊娠報告に焦りを感じた心春は、思い切ってマッチングアプリに登録。出会ったのは、“Dくん”という穏やかで優しそうな男性だった。共通の話題で意気投合し、会う約束をすることに。
しかし、待ち合わせ場所に現れたのは、心春がイメージしていた“Dくん”とはまるで別人の、タトゥー&ピアス姿のイケメン・朔椰(さくや)。見た目のギャップに戸惑う心春だったが、なぜか彼にどんどん惹かれていき、ついには初対面でホテルへ──。
奥手な心春と、ミステリアスでちょっとSっ気のある朔椰。まったくタイプの違う二人の、刺激的で甘いラブストーリーが動き出す!
吉永
メロすぎ朔椰(さくや)くんは私を沼にハメたがる 主な登場人物紹介
◆ 佐野 心春(さの こはる)
29歳の会社員。真面目で堅実な性格で、これまで恋愛経験が一切なし。毎日同じ電車・同じランチという超ルーティン生活を送ってきたが、妹の結婚報告に焦りを感じ、思い切ってマッチングアプリに登録することに。奥手ながらも「変わりたい」という気持ちを抱えている。
◆ 朔椰(さくや)
心春がマッチングアプリで出会った男性。“Dくん”としてメッセージをやり取りしていたが、実際に会うとタトゥー&ピアス姿のワイルド系イケメン。見た目はちょっと危険な雰囲気だが、話してみると穏やかで優しい一面も。少しSっ気があり、心春をぐいぐいリードする。
◆ 心春の妹
名前は登場しないが、心春に結婚&妊娠を報告してくる張本人。心春の背中を押す“きっかけ”を作った存在。
◆ 会社の同僚たち
心春の異変にすぐ気づくおせっかいな同僚たち。特に女性陣は「もしかして彼氏!?」とすぐに噂話で盛り上がる、ちょっとミーハーな存在。
吉永
作者「ラカ」さんとは?
漫画家「ラカ」は、コミックシーモアを中心に活躍するTL(ティーンズラブ)ジャンルの作家で、異世界転生やファンタジー、ラブロマンスをテーマにした作品を多数手がけています。
1. (K)NIGHT&DAY 拾った逆トリップ騎士が“雄”になるまで
現代のOL・杏奈が、異世界から時間遡行してきた騎士・ケイと出会い、同居生活を始めるラブストーリーです。ケイの無愛想ながらも誠実な態度と、次第に深まる二人の関係が描かれています。電子限定おまけ付きの単行本版も販売されています。
2. メロすぎ朔椰(さくや)くんは私を沼にハメたがる。
黒ひめコミックから配信されているTL作品で、主人公と朔椰くんとの関係が描かれています。現在3巻まで配信されており、読者から高評価を得ています。
3. おもしれー男 光定さんは幼なじみを自称してくる
主人公・佐藤美鈴が、突然現れた「幼なじみ」を名乗る男性・光定藍との関係に戸惑いながらも惹かれていくラブコメディです。現在2巻まで配信されています。
ラカ先生の作品は、独特の設定やキャラクター描写が魅力で、読者から高い評価を受けています。最新情報や作品の更新情報は、ラカ先生のX(旧Twitter)アカウントで確認できます。作品の詳細や試し読みは、コミックシーモアのラカ先生の著者ページでご覧いただけます。
メロすぎ朔椰(さくや)くんは私を沼にハメたがる ネタバレあらすじはこちら
1話 | 2話 | |
第1話ネタバレ
本作のヒロインは、佐野心春。
彼女は平凡な日々を過ごす、ごく普通の会社員だ。
心春の毎日は、決まりきったルーティンの連続。朝は決まった時間にアラームで目を覚まし、いつも同じ電車に乗って通勤する。会社には始業の30分前には到着し、メールチェックやTODOリストの作成など、きっちりと仕事の準備をこなしていた。
ランチタイムもまたお決まりのコース。いつも同じお店の、決まった席で、決まったメニューを注文するのが日課だ。たまに後輩のフォローをするなど、ちょっとした変化はあるものの、基本的には同じような毎日を送っていた。
だからこそ、そんな心春が慌てた様子で会社を飛び出す姿は、とても意外に映った。
「一体どうしたの?」「もしかして、彼氏ができたの?」──同僚たちはざわつき始めた。
真面目で堅実な性格の心春。彼女に恋人ができたとすれば、きっと誠実でしっかりした男性に違いない。そう、同僚たちは予想していた。
会社を飛び出した心春が向かった先には、朔椰という美男子が待っていた。
朔椰は、その場にいるだけで通行人の女性が振り返り、時には逆ナンされることもあるほどのイケメンだ。
そんな彼は、心春を見るなりいきなり抱き寄せ、ホテルへ誘った。
心春はすっかり朔椰に夢中になっており、その誘いを断ることはできなかった。
「うん…」と小さく返事をして、二人はそのままホテルへ向かう。朔椰はすでにチェックインを済ませており、二人は直行で部屋へ。
部屋に入るとすぐに、朔椰は心春を抱き寄せてキスをする。心春はそのキスを素直に受け入れ、二人の夜が始まったのだった。
誘われるまま朔椰と一夜を共にした心春。しかし、実は彼女には男性経験がまったくなかった。
心春は29歳。これまで一度も彼氏ができたことがなく、恋愛に対してはとても奥手だ。だからこそ、朔椰に「可愛い」と褒められると、舞い上がらずにはいられなかった。
普段はそんな言葉をかけられることもなく、素直に喜んでしまう心春。さらに朔椰の甘いアプローチを前にすると、断ることなんてできなかった。
一方の朔椰は、女性慣れしている様子で、その言葉もどこか余裕を感じさせる。心春は「きっと彼はこういうの慣れているんだろうな」と思いながらも、抗えずに彼を受け入れてしまう。
そして朔椰は、どこかSっ気のある一面を見せる。行為の最中、言葉で心春を攻めながら愛撫し、そのたびに心春は恥じらいながらも快感を覚えていった。
そんな心春の反応に、朔椰もますます熱を帯びていく。二人は濃密な夜を過ごしたのだった。
夜が明け、心春が目を覚ますと、朔椰の姿はなかった。
部屋に一人きりになり、ふとスマホを確認すると、朔椰が出て行ったわけではないと分かる。それでも、心春の胸にはぽっかりと寂しさが広がった。
「次に目覚めた時には、もう会えないかもしれない…」「私なんて、都合のいい相手なんだろうな…」と、切ない思いが募る。
「もうこれ以上、会わないほうがいいのかもしれない」──そう考える心春は、憂鬱な気持ちに包まれる。
一見すると、心春の恋は片思いのように見える。
しかし、実はそうではなかった。朔椰もまた、心春に本気で惹かれていたのだ。
彼は心春の純粋さと無垢な可愛さに心を奪われていた。彼なりに何度もアプローチをしていたが、心春は男性経験がなかったこともあり、その想いにはなかなか気づけなかった。
こうして二人は、実はお互いに想い合っているのに、どこかすれ違ったまま関係を続けているのだった。
感想
最初の心春、もう「ザ・安定志向!」って感じで、毎日同じ電車・同じ席・同じメニュー…いや、ちょっとは変化しよ!? とツッコミ入れたくなるレベルの堅実っぷり(笑)。そんな彼女が突然ダッシュで帰るシーン、同僚たちと一緒に「何ごと!? まさかの春到来!?」とザワザワしてしまいました。
そして現れたのが、イケメン朔椰。しかも、見た目も行動も刺激強め!会った瞬間からハグ&ホテル直行って…心春よ、さっきまでの安定志向はどこ行った!?と読者は総ツッコミ。
でもね、このギャップが最高なんですよ。初めてのドキドキに戸惑う心春の初々しさと、ちょっとSっ気ある朔椰の絶妙なさじ加減に、こちらも思わず赤面&ニヤニヤ。しかも、心春が「これはワンナイトかも…」と不安になる一方で、実は朔椰も本気モードという…このすれ違いがまた萌える!
吉永
第2話ネタバレ
心春が朔夜と出会う少し前のこと。
仲の良い同期に恋愛について尋ねられた心春は、はぐらかすように曖昧な返事をしていた。
というのも、もうすぐ30歳になるというのに、これまで男性経験がなかったからだ。
さらに追い打ちをかけるように、妹から結婚と妊娠の報告が届き、心春はますます焦りを感じていた。そこで思い切って、マッチングアプリに登録することに。
心春が求めていたのは、刺激的な恋愛ではなく、そばにいるとホッとできる穏やかな相手。そんな時に出会ったのが、“Dくん”という男性だった。
Dくん(以降、朔夜)は共通の話題が多く、話も弾んだ。彼の落ち着いた口調と優しい雰囲気に惹かれ、いつの間にか会う約束を取り付けていた。
そして迎えた待ち合わせの日。
初めて会った朔夜は、心春がイメージしていた“Dくん”とはまったく違う姿だった。
半袖の隙間から見えるタトゥー、耳元にはたくさんのピアス…。一目で危険な匂いがするその風貌に、心春は戸惑い、このまま一緒にいて大丈夫なのか不安になる。
そんな心春の手を朔夜がぐっと掴み、「今から悪いこと、しよっか」と耳元で囁く。
一体何が始まるのかと緊張する心春。しかし、彼が連れて行った先は意外にも公園だった。
「かんぱーい」とビールを掲げる朔夜。
てっきりいやらしいことを想像していた心春は拍子抜けし、思わずこれまでの経緯を打ち明けてしまう。
自分がまだ処女であること、素敵な人と出会って初めてを経験すれば何かが変わると思っていたこと…。
もう二度と会わない相手だろうと、心春は赤裸々に話すが──
「ふーん…。ごめん、正直、君が処女かどうかは俺には関係ない。でも、話してくれてありがとう。」
否定も肯定もしない朔夜の言葉が、今の心春には不思議と心地よく響いた。そして、心春は自然と朔夜に身を委ねていく。
気が付けば、初めて会ったばかりの朔夜にファーストキスを奪われ、そのまま二人はホテルへ向かっていた。
部屋に入ると、シャワーを浴びる間もなく、朔夜は心春を引き寄せ、首筋にそっと舌を這わせる。
さらに下着を外しながら耳元を愛撫し──
心春は初めて感じる快感に体を震わせ、甘い声を漏らしてしまう。
そこから朔夜の愛撫はどんどん激しさを増していき……♡
感想
最初は「心春、大丈夫!? 逃げて!!」と叫びたくなる展開でしたが、ページをめくるごとに「…あれ? 朔夜、意外といい奴…?」と180度ひっくり返るギャップが最高でした。
見た目は完全にアウトロー、でも中身は超ソフト&癒し系。この「見た目詐欺」っぷりがツボすぎて、読んでるこっちの心もじわじわ掴まれました(笑)。
さらに、ドキドキシーンの濃厚さも見逃せません! え、ちょっと待って、初対面でこんなに!? と目を見開きつつも、心春の気持ちに妙に共感してしまう不思議な説得力。
吉永
メロすぎ朔椰(さくや)くんは私を沼にハメたがる 最終回の結末予想
最初は「ただの刺激的な出会い」から始まった心春と朔椰の関係。でも物語が進むにつれて、朔椰は心春の純粋さと一生懸命なところにどんどん惹かれていき、最初の軽いノリはもう消えていくはず。
心春もまた、最初は「どうせ一時的な関係」と思っていたけど、朔椰の本当の優しさや不器用な愛情表現に気づき始め、彼への気持ちがどんどん深まっていくでしょう。
そして、クライマックスでは一度すれ違いや誤解が起きて距離ができるけど、朔椰が「本当に大切なのは君だけだ」と真剣告白!
心春もようやく自分の本心を素直に伝え、二人は正式に「本物の恋人」として結ばれる展開に。
ラストシーンは、心春が朝いつもの電車に乗るところから始まり…今度は隣に朔椰がいて、手をつないで通勤。あの「変わらない日常」が、朔椰と一緒にいることでまったく違った幸せな時間になっている――そんなハッピーエンドになると予想します♡
吉永
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