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漫画「恋も過ぎれば」をネタバレ解説
家具職人の滝沢蘇芳は、ものづくりイベントで革職人の**白川清(セイ)**と出会います。白川は誰に対しても距離が近く、勝手に飲みに誘われた蘇芳は最初戸惑うものの、会話が盛り上がり楽しい時間に。
酔った白川を自宅兼工房に泊めることになり、軽い気持ちで服を脱がせると、白川の思わせぶりな態度に翻弄され、そのまま身体を重ねてしまいます。
翌朝、何事もなかったかのように振る舞う白川に蘇芳は動揺。後に再び会う機会があり、そこから互いに惹かれあっていきます。
吉永
恋も過ぎれば 主な登場人物紹介
🔹 滝沢 蘇芳(たきざわ すおう)
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職業:家具職人(木工職人)
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特徴:
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無口で不器用、感情表現があまり得意ではない。
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真面目で職人気質な性格。年齢は白川より年下。
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自分の気持ちをうまく言葉にできず、恋愛にも奥手。
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白川に惹かれながらも、翻弄されっぱなしで悶々としている。
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でも実は、一途で独占欲強めなクール攻めタイプ。
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📝【読者の印象】:
「年下なのにしっかりしててかっこいい」「言葉少ないけど愛がにじみ出てる」「ギャップにやられる!」
🔹 白川 清(しらかわ せい)
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職業:革職人
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特徴:
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明るく社交的で、誰にでもフレンドリー。
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初対面の蘇芳にもぐいぐい来る人懐っこさで、まさに天然モテ男子。
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飲み会でも距離感が近く、スキンシップも多め。
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しかし、その裏には“ある孤独”や“恋愛の傷”を抱えていて…?
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実はかなり繊細で、自分の好きをうまく信じられない一面も。
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📝【読者の印象】:
「人たらしだけど憎めない!」「無意識に男を落とす天然モテ受け」「ふと見せる弱さにグッとくる」
🌿 2人の関係性の魅力
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一夜の過ちから始まるけれど、どんどんお互いに惹かれていく。
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だけど白川の“恋に臆病な一面”と、蘇芳の“不器用さ”が絶妙にすれ違って、読者をじれじれさせる!
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そして最終的には、心を通わせ合い、深く愛し合う恋人同士に…。
吉永
作者「上田アキ」さんとは?
上田アキ(うえだ あき)さんは、主にBLジャンルで活動する人気の女性漫画家で、電子書籍配信サイト「コミックシーモア」でも数多くの作品を発表している作家さんです。以下、プロフィールと代表作を整理しました。
📚 作家プロフィール
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誕生日:12月17日
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作風の傾向:甘々で繊細な描写が魅力。特に「働く男性」や「タレ目男子」を丁寧に描くのが得意
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特徴:食べ物や仕事を通して恋愛を深めていく物語展開が多く、読後には心が温まる作品が多いです
主な代表作と内容
● 恋が落ちたら(シリーズ)
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伊瀬(年下)と菱本(年上)の恋を描いた人気作。
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同作の続編やスピンオフ(「恋が満ちたら」「恋も過ぎれば」)も発表され、高い人気を獲得
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続編「恋が満ちたら」は4.9評価、レビュー数も783件
● 恋も過ぎれば(恋が満ちたらのスピンオフ)
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白川(天然たらし)と蘇芳(年下クール職人)の、ほっこり&ちょっとドキドキな関係を描く
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評価も4.7で、好評続き。
● ワンダー・ボーダー/オーバー・スコール
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職場や再会をテーマにした大人の再会BL。落ち着いたストーリー展開が好評 。
● 来たる晴れかけの明日よ、フロム・グリーンキッチン
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廃品回収業や惣菜店など、「働く男の日常」に寄り添ったシリーズ作
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心の再生ともどかしい恋愛が混ざり合ったストーリーが読者に響いています。
🎯 ユーザーにおすすめの作品は?
テーマ | おすすめ作 | 特徴 |
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年下×年上の甘々ラブ | 恋が落ちたらシリーズ | 安定感のあるストーリー展開 |
職人系・日常×恋 | 恋も過ぎれば | 手仕事×恋愛の丁寧描写 |
再会から始まる大人恋 | ワンダー・ボーダー/オーバー・スコール | 落ち着いたトーン |
心の再生物語 | 来たる晴れかけの明日よ/フロム・グリーンキッチン | ほっこり&ドラマチック |
👥 ファンの声より
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コミックシーモアやBL口コミサイト「ちるちる」では、
「働く男の描写が魅力的」「理性と本能の間で揺れる心理描写が巧み」「鬼畜キャラでも読後はほっこり」といった絶賛レビューが多数
シーモアで大人気の作品ばかりなので、あらすじや無料試し読みをチェックするとよりイメージしやすいと思います。気になるジャンルやテーマがあれば、さらに詳しくご案内できますので、ぜひ教えてください!
恋も過ぎれば ネタバレあらすじはこちら
1話 | ||
第1話ネタバレ
木の香りが漂う静かな工房で、家具職人の滝沢蘇芳は、今日も無言で木材に向き合っていた。
人と話すより、木と向き合っている方が落ち着く。不器用で無口な自分には、そのほうがずっと楽だった。
そんな彼が出展した、ものづくりイベント。そこで出会ったのが、革職人の白川清。
彼は、まるで陽だまりのような人だった。初対面にもかかわらず人懐っこく、蘇芳の作品を褒め、自然に話しかけ、気がつけば酒を酌み交わすほどに打ち解けていた。
白川の言葉は軽やかで、笑顔はまぶしかった。
けれどそれはどこか危うい。まるで誰にでも笑いかけるようなその振る舞いに、蘇芳は戸惑い、心をざわつかせる。
その夜、酔い潰れた白川を自宅兼工房に泊めることになり、軽い気持ちで服を脱がせたはずが──
「滝沢さん、手…止めないで」
囁かれたその一言に、抗うことができなかった。
不意のキス。交わる熱。
流されるように身体を重ね、朝を迎えた蘇芳だったが、白川はまるで何事もなかったように振る舞う。
「昨夜のこと、覚えていないのか?」
聞けずにいるまま、白川は笑って帰っていった。
それからも、白川は距離を縮めてくる。イベントで再会し、連絡を取り合い、食事を重ねる。
その度に蘇芳の心は揺れる。彼が自分をどう思っているのか分からず、苛立ちと戸惑いが募っていく。
だがふとした瞬間に見せる、寂しそうな眼差しに、蘇芳は気づき始める。
この人は、自分を笑顔で武装している。
誰かを本気で好きになることに怯えているのではないか、と。
そしてある夜、蘇芳は勇気を出して言う。
「俺は、お前のことが好きだ。ちゃんと、関係を…進めたい」
白川は戸惑い、怯え、逃げようとする。
けれど、蘇芳のまっすぐな想いが、少しずつ彼の心を溶かしていく。
自信のなかった白川が、自分の“本気の恋”を信じるまで。
不器用な蘇芳が、想いを言葉にし、愛を伝えられるようになるまで。
ふたりの恋は、静かに、けれど確かに育っていく。
──たとえ恋が過ぎても、
それが愛になるのなら、何度でも君に触れたい。
感想
うっかり家具職人と革職人の関係が「木と革の甘エロ職人BL」になってましたけど!?(歓喜)
えっ、これ本当にスピンオフで合ってる!? 本編より恋愛濃度高くない!? というのがまず第一声。
蘇芳くん、喋らなさすぎて「無口の権化」みたいになってるけど、白川さんの前ではめちゃくちゃ“うっかり独占欲”こぼれてて最高です。「あいつ、他の人にもあんな感じなのか……」って静かに嫉妬してるときの顔、尊すぎて石化しました。ありがとうございます。
一方、白川さん、どこまで天然の人たらしなんですか。スキンシップ距離ゼロ。
「えっ、俺のこと好きなの!?(ニッコリ)」みたいな顔しといて、実は過去の恋にトラウマあり……っていうギャップ攻撃、卑怯!!そのギャップでもう100回恋しました。
そしてそして。
キスシーン、ページめくるたびに「えっ、まだキスしてる⁉ 長くない⁉」って叫びたくなるくらい濃厚。
1ページどころか、2ページ連続で唇が離れないシーンに出会ったときは、私はもう本を抱えて天井仰ぎました。
恋の酸素過多で窒息するかと思った。ありがとう上田アキ先生……。
ストーリー展開としては、一夜から始まって→心が追いついて→すれ違って→本音ぶつけて→尊死。
テンプレなのに、すべての感情が職人の手仕事みたいに丁寧で、読んでて本当に気持ちいい。
家具も革も、恋も「手をかけることで愛になる」っていうテーマがずっと通ってて、じわじわ沁みてくる。
最終的に、「この2人が恋人同士で本当によかった…この世界が優しい…」って思えるBLでした。
糖度高いのに切なさもあって、“大人の恋”ってやっぱり良いな…ってしみじみ思わされます。
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恋の距離感がバグってる天然受け vs 無口で地味に嫉妬深い年下攻め → 最高の相性
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甘い、切ない、エロい、でも最終的に「優しい」が勝つ
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BLで“酸素濃度”上げたい人にはマジでおすすめ
吉永
恋も過ぎれば 最終回の結末予想
物語は、家具職人・蘇芳と革職人・白川の“身体から始まった関係”が、すれ違いや葛藤を乗り越えて「心からの恋愛」へと変わっていく流れです。最終回では、それぞれの“恋への不安”と“愛することへの覚悟”がしっかりと結実する展開が予想されます。
🌿ポイント1:白川の“恋愛不信”が溶ける瞬間
白川は、過去の恋愛で傷ついた経験から、本気で人を好きになることに臆病でした。
けれど、蘇芳の真っ直ぐで不器用な愛情が、少しずつその不安を溶かしていきます。
最終回では、白川が自分の気持ちにようやく素直になり、蘇芳に「好きだ」と自ら伝える場面が描かれるでしょう。
おそらく、それは何気ない日常の中で──
例えば、工房での共同作業の最中、ふとした瞬間にこぼれるような「これからもずっと一緒にいたい」という言葉。
その一言が、2人の関係に確かな“未来”を与えることになります。
🔨ポイント2:蘇芳の覚悟と言葉
不器用な蘇芳にとって、「言葉で気持ちを伝える」ことは簡単ではありません。
でも、白川の気持ちに応えたいという思いが、彼を変えていきます。
最終話では、たどたどしくても、確かな言葉で愛を伝えるシーンがあるでしょう。
「俺にとって、お前は特別なんだ」
「もう離したくない」
そんな率直で真摯な言葉に、白川は救われ、2人は改めて“ちゃんとした恋人”として、手をつなぎ直すのです。
🛏ポイント3:愛を確かめ合う甘い夜
晴れて両想い、恋人としての関係を再スタートさせた2人は、ラストにもう一度ベッドで愛を交わす描写があるでしょう。
でも今度は、ただの欲望ではなく、
「愛してるから触れたい」
「好きだから繋がりたい」
そんな“心ごと重なる”夜──。
静かで、優しくて、甘くて、
読者が涙しながら「よかったね…」と微笑むような、丁寧で余韻の残る濡れ場になるはずです。
🎁ポイント4:描き下ろし(番外編)で見られるその後
さらに、電子限定特典などで収録されている描き下ろしでは、イベント後の2人のやりとりや、同棲をほのめかすエピソードもあるようです。
例えば──
・白川が蘇芳の工房で一緒に朝食を作っている
・蘇芳が白川の革作品の展示を手伝っている
・お互いの職人としての仕事を尊重しながら、穏やかに寄り添う毎日
そんな、**「恋を過ぎた先にある、穏やかで確かな愛」**が描かれて締めくくられるでしょう。
🔚結末予想まとめ
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本気の恋を恐れていた白川が、蘇芳の真っ直ぐな愛に触れて変わる
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蘇芳もまた、自分の想いを言葉にして伝えられるようになる
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最後は、2人が心から「恋人」として歩み出す、静かで深いハッピーエンド
吉永
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