生徒死導ネタバレ3話
3ヶ月前、五木の目の前に男の子が車に轢かれそうになっていた。
無理に助けに入った五木は代わりに車に轢かれてしまい、体が動かなくなってしまった。そして弱々しく目を開けると、五木に向かってくる大量の黒い手が「コッチニオイデ・・・」と囁きながら迫ったきた。しかし五木は「学校に行かなくては」という強い意志を持ち、なんとか生き延びることが出来た。
簿病院で目を覚ました五木の元には4年2組の生徒たちからの色紙が届き、2ヶ月後に退院となり復学したものの、この日以来五木の評判はガタ落ちになっていった。
授業中、外から笑い声が聞こえるので廊下に出て注意してもそこには誰もいなかったり、板書をしている最中に黒板から手が出てきて五木の手を掴み、大きく「殺」という文字を書かせたり。その明らかに異常な光景を見ていた生徒たちから「五木はおかしい」という噂が立ち、その噂は教職員の間にも波及し、最終的に校長から休職を言い渡されてしまった。
そして校長室から出ていく五木とすれ違ったのが天堂学園の太田校長であり、今に至るという経緯であった。
天堂学園の校長室にて、五木はすべてを知った。
- 太田が五木の霊力の高さを知り推薦してもらった
- 元の学校にいてはもったいない
そして五木は太田に元の学校での評判を不安そうに尋ねた。
生徒死導ネタバレ4話
しかし太田は「そこがいい」と五木を絶賛し、生徒に対して真摯に対応できるその姿勢を評価していた。五木はまじめ過ぎる自分の性分を弱点にも感じていたが、太田の言葉に感銘を受けた。太田も天堂学園の生徒が成仏できずにいる現状を鑑みて、五木の力が必要だと告げ、太田も気合を入れて安奈のもとにむかった。
生徒指導室に安奈を呼び出し、五木は「殺されたのね」と話しかけた。安奈は悔しさで涙を流すと五木は安奈を抱きしめ、すると安奈の過去が五木の頭の中に流れ込んできた。
その日体育倉庫にて、安奈はいじめっ子の真ん中で跳び箱の上に立たされ、さらに首には縄がくくりつけられていた。周りの生徒たちは跳び箱を蹴りながら笑い、安奈は泣きながらやめてと叫んでいた。しかしそれがいじめっ子の逆鱗に触れたらしく、女子生徒は跳び箱を蹴り飛ばし、ついに安奈の首に縄が詰まり、周りの生徒たちの顔が最後に見た光景となってしまった。
そしてその光景を見た五木は「あなたはどうしたい?」と尋ねると、安奈は「この未練を晴らしたい」と復讐を口にした。