ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われないネタバレ11話です！11話では牧浦病院の跡取りである牧浦が今回の騒動に巻き込まれるまでが描かれます。その後避難してきた深月から、彼女の抱える後悔と無念を一身に受けることとなった・・・。早速ネタバレを見ていきましょう！
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ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われないネタバレ11話
牧浦
かつて牧浦はある手術で執刀を担当していた。牧浦のメスはしっかりと患者の膜を捉え、メスを持つ手に力を入れ、やがて中から赤ん坊が産声を上げた。手術は成功し、牧浦は母親に、そして赤ん坊を見て微笑んでいた。
牧浦病院の跡取りであることから、古参の看護師からは「さやちゃん」と呼ばれることもあるが、牧浦はそれが好きではなかった。そして父の部屋に入ると、父も牧浦の手術がうまくいったことを悟り微笑み、医学の道に進んだ娘を見て安心感を浮かべていた。
異変
ある日牧浦が電話に出ると、「暴動が起きたから今すぐ病院に来てくれ」とだけ告げられ、すぐさま家を飛び出して車で病院に向かうことになった。ラジオをつけると一様に例の暴動の件を報道しており、それが事実であることを悟った。無事に病院に到着したものの、正面玄関を開けるがそこには誰もいなかった。
しかし総合受付の床に大量の血を見つけ、思わず口を抑えてしまった。そしてその奥から聞こえる異音の正体を探るため、おそるおそる扉を開けると・・・そこには二人の男が既に死亡していると思われる男性の体を食べていた。男たちは牧浦に気づき、牧浦もその視線に気づいてすぐさまその場から逃げ出した。
ゾンビ
男の追跡をかわしながらなんとか牧浦はエレベーターに逃げ込む事に成功し、3階に逃れることができた。牧浦は生き残りを探すと、机の下で震えていた看護師を見つけるが、看護師は極度の恐怖で何を言っているのか理解できない。おそらく本人も理解できていないのだろう。
互いの状況を話し合っていると、奥から下半身が血だらけの白衣を着た女性がこちらに向かって歩いてくることに気づき息を殺した。そして牧浦と看護師の隠れている机の背後に”いた”男性を体を貪り食っているような音が聞こえた。そしてその隙をつき、牧浦は近くのハンガーラックを手に取り、その女性の頭部に突き刺した。
しかし女はまた動き出した・・・
ミーティング
先生・・・
牧浦先生！
ミーティング中だったことも忘れて牧浦は数日前の出来事がフラッシュバックしていたが、その声で我に返り、今後の方針を決めていくことになった。
- 自衛隊の救助が2日遅れている
- 避難者を受け入れたことで食糧不足が目立つ
- 救助が中止されたわけではない
- 新たに避難者を受け入れるべき
そして牧浦が食糧の備蓄を尋ねると、かなり節約して1週間分くらいという返答があった。しかしそれを聞いてミーティングの参加者達は揉め始め、食糧が底を尽きかけている状態で新たに避難者を受け入れるべきかどうかで口論となっていた。しかし結論は出ず、牧浦の「一旦救助を待つ」というその場しのぎの提案に同意せざるを得なかった。
深月
牧浦が憔悴して部屋を出ると、そこには深月が疲れた顔をして弟の看病をしていた。弟の容態は安定しているにも関わらず深月も憔悴していることに違和感を感じ「武村からも深月のことを頼まれている」ことを告げると、深月は顔を上げて武村と話したのかを尋ねてきた。
そして深月は泣きそうな顔で・・・
- 深月が謝っていたと伝えて欲しい
- これまでのことを申し訳無く思っている
- ここに来る前に武村に助けてもらった
- なのに混乱して酷いことを言ってしまった
- 恋人気分でいたから見捨てられてしまった
と話し、さらに「あれは自分でしなければならなかったことだ」と話だし、牧浦には何のことか分からなかったのでひとまずなだめることになった。しかし深月は「あの男は私が殺すべきだったのに、殺せなかったということです」と言葉の意味を告げた・・・
