極限夫婦のネタバレ27話です！27話では香の平穏な生活は、夫直樹の思い付きによる両親との同居計画で一変する。彼女のストレスは極限に達し、家庭内の緊張は急速に高まる。この物語は、家族の期待と現実の衝突、そして香の自立への道のりを描いています。香の決断と直樹の無理解がぶつかるSeason9最終回です。早速27話のネタバレを見ていきましょう！
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ネタバレ27話
両親との同居話を勝手に進めていたなんて絶対に許さない…香はそう感じている。
会社に行けて家事ができないわけがない！そう思っている直樹は頭痛で寝込んでいる香をたたき起こす。母親なんだから甘えていないで責任を果たせと直樹は香に注意する。香は心療内科を受診して、ストレスが原因の夫源病だと診断されたことを話した。
病気を治すために一緒にカウンセリングを受けて夫婦の問題を解決してほしいとお願いした。
すると直樹の返事は「ちょうどいい。俺の親と同居しよう。」だった。
思わず香は…は？と目が点になる。
家事なんかがストレスになるということは、香の要領が悪いせいだから、母さんに家事のノウハウを教えてもらえというのが直樹の考えだった。母親ならみんなが普通にできていることなのに、夫がストレスだなんてみっともないことを言うなと言われてしまった。体調も悪く、うなだれた香は同居に同意した。
ただし条件があると付け加えた。
ストレスがなくなって体調が戻るまで静養を続けるというのが香の条件だった。
2か月後、家事と育児に追われてヘトヘトでイライラしている直樹の母の姿があった。直樹と直樹の父親は手伝いもせずにくつろいでいる。そろそろ起きて手伝えるんじゃないかと直樹の母親は香に文句を言いに来たが、香の体調は良くなる気配がない。
香は同居なんかしたら体調が悪化することは自分でわかっていた。
家事なんかできるわけもなく、香の思った通りの展開になっていた。
同居で楽になるはずだと思っていた姑だったが、ついにぎっくり腰になり動けなくなってしまった。
そんな母親に向かって「メシは？洗濯も途中だけど…胃潰瘍の時みたいに鎮痛剤もらえば？」直樹はそう言った。
見かねて香が起きてきた。
ちょうどよかった！なまけ病が治ったのか？と直樹に言われる。
この家とこの夫である限り自分の病気は絶対に治らないと、同居してよくわかったとかおりは伝える。
「離婚してください！」香は宣言した。
こんな大変な時にわがままを言っていないで、世話になった母さんに恩返ししろと、直樹に怒られる。
「感じてない恩なんか返せるか！みんな私を労働者としか見てない。アンタ達は倒れた人間にムチ打つクズ一家だ。」香は思っていたことを吐き出した。
香は姑を見ていて自分の未来が見えた。
母親なら普通に誰でもやっているという家事と、同居したら押し付けるつもりだった介護を二人でやってみれば？！と香は直樹とその父親にぶつける。
そして、職場でこれからはまた香が先輩で上司だから態度に気をつけるよう最後に付け加えた。
人事にはこの度の離婚理由はしっかり説明するつもりなので、もうイクメン夫ではいられなくなるね…モラハラ夫さん…香は息子の陸を連れて家を出ていく。
感想27話
カンナ
夫ってそんな身勝手な生き物でしたっけ？
夫婦とは助け合う存在じゃないの？私自身未婚なもので改めて価値観がバグりそう・・・笑
夫源病
香が「夫源病」になった主な原因は、夫である直樹からの精神的なプレッシャーと、彼の家族からの過剰な期待によるものです。直樹は香に対し、家事と育児の完璧な遂行を求め、彼女が病気で苦しんでいるにもかかわらず、甘えていると非難し、更なる責任を強いています。加えて、直樹が勝手に進めた両親との同居話は、香のストレスを増大させました。
彼女が内科を受診し、ストレスが原因の夫源病であると診断されたにもかかわらず、直樹はこれを真剣に受け止めず、代わりに同居を提案し、母親から家事のノウハウを教えてもらうべきだと言います。このような彼の態度は、香の病状を悪化させ、彼女が自身の未来を見据えて離婚を決意する原因となりました。
一方で、直樹が香の病気に対して責任を感じていない理由は、彼の価値観と育った環境に根ざしています。
直樹は、母親が完璧に家事と育児をこなしていたという経験から、妻も同じようにすべきだと信じています。彼にとって、家事と育児は女性が自然にこなすべきものであり、これに苦労することは理解できないため、香の苦悩を軽視し、彼女の訴えを本気で受け止めていません。また、直樹は自分の行動を反省することなく、母親の世話や家事の負担を当然と考え、香の病状を彼女自身の問題として捉えています。彼は香の病気を、彼自身の行動や態度が原因であるとは認めず、それゆえに香の病気に対する責任を感じていないのです。
ついに離婚
香に離婚を突きつけられた直樹は、おそらく混乱と不信感でいっぱいになったでしょう。彼の価値観と育った環境からすれば、香の要求は突然であり理不尽に思えた可能性が高いです。彼は自分の家族観、特に妻が家庭内で果たすべき役割に対する固定観念を持っていたため、香の苦悩や病状を深刻に受け止めていなかったことから、離婚の要求は彼にとって衝撃的な出来事として受け止められたことでしょう。
また、直樹は香の離婚の申し出を自分の失敗や不足と結びつけることが難しかった可能性があります。彼は自分が家族のために何をすべきか、そして妻が彼に対してどのような役割を果たすべきかという自己中心的な視点から物事を見ていたため、香の決断を自分の不備よりも香の問題として捉える傾向があったかもしれません。
香の離婚の宣言は、直樹にとって自分の家庭や結婚生活の現実を再評価するきっかけになった可能性がありますが、彼の価値観や育った背景を考えると、彼はこの決断に対して防御的な反応を示し、自己の行動を反省することが難しかったと考えられます。彼は自身の行動や考え方が香の健康や幸福にどのような影響を与えていたのかを完全に理解することができず、香の決断を受け入れることに苦悩したでしょう。
26話 ⇔ 28話
