願いのアストロはなぜジャンプで連載開始となったのか理由を考察 | マンガファン
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願いのアストロはなぜジャンプで連載開始となったのか理由を考察

願いのアストロ

吉永

どうもこんにちは吉永です。

久しぶりに今回のような考察記事?を書いていこうと思います。決してネタが無いからとかではないです、本当だよ?

毎週月曜日になった瞬間にジャンプ+を読んでいるのですが、なんと和久井健さんの『願いのアストロ』が週刊連載開始されていました。え!となったのと同時に「マガジンちゃうの?」と思ったのも本心。おそらく日本人の総意だと思いますので、このあたりについて考えていこうと思います。

※明言されているわけではないので、すべて考察に過ぎない点をご了承の上御覧ください。

願いのアストロはなぜジャンプに移籍したのか

基本的に「マガジンからジャンプへ」等、連載雑誌ごと移籍することはかなり珍しく、あまり見たことがないですね。そこを踏まえると相当な理由があったように感じます。

現状考えられる理由は2つです。

  1. 編集部と揉めた
  2. ジャンプ側からのヘッドハンティング

上記の2つかな〜と思います。

編集部と揉めた

『東京卍リベンジャーズ』の最終回、この記事をご覧の方は見ていると思いますが、どう思いましたか?

私は「残念だった」というのが正直なところです。「黒い衝動」や真一郎の過去など、あそこまで考察要素を盛り込みまくった結果、あの最終回になるのは経緯が知りたいですね。このあたりはマガジン編集部と諍いがあったのでは・・・という噂があります(根拠なし)

元々連載期限が決められており、そのため大風呂敷を回収するために急いだ結果あの最終回になってしまった、というのが一説ですね。和久井先生の心情は不明ですが、自分で描いてきた漫画にはとてつもない愛情があるはずです。

だからこそあのような最終回にすることには和久井先生的にも納得がいってないのではないでしょうか。とはいえあのようになってしまったのは事情があったはず。それが編集部の定めた連載期限だったのではないか、というところから不満があったのではないかという説です。

ジャンプ側からのヘッドハンティング

上記の理由を知ってか知らずか、ジャンプ側からも打診があったのかもしれないな〜と個人的には考えています。

御存知の通り、週刊少年ジャンプではメインとなる作品が少なく、2024年6月2日現在では『ONE PIECE』と『呪術廻戦』、そして『僕のヒーローアカデミア』がビッグネームとされています。

しかし呪術廻戦ではラスボス宿儺戦がもうすぐ終了し、ヒロアカでは死柄木を屠ってしまってエンディングとなっています。完結間近なのです。

この2大作品が完結してしまえば残るはワンピのみが頭を張ることとなり、他の漫画には申し訳ないけどこれ等の漫画ほどは引きがない、つまり大分やばいということです。巷ではジャンプオワコン説も出てきている状況です。

なので『東京卍リベンジャーズ』を生み出した和久井健先生を引っ張ってこれれば安泰だろうと考えて声をかけたのかもしれません。

さらに同時期、ジャンプでは以下のようなツイートもなされています。

要するに「ジャンプで連載しませんか?」という作家募集ツイートです。どちらかというとキャリアのある作家向けのような内容であり、もしかしたらマガジンと揉めて萎えきっていた和久井先生もこの内容を見てなんとなく移籍を考えていたところに、ジャンプ側から打診があったのかもしれませんね。

ただ繰り返しになりますが、雑誌をまたぐ移籍は実例が少ないですし、業界の掟があってもおかしくないかもしれません。そのためあくまでも推測と考えていてください。

このように詳細こそ不明ですが、上記の考えが概ね一般的と言えるのではないでしょうか。

あの最終回になってしまったのは和久井先生の意向ではなく、そこに不満を持っていたところ、困っていたジャンプから打診、募集があったから移籍したというのが私の考えです。

まあ筋は通っているのではないかと思います。おそらくこの理由は語られることがないので、推測・考察の域を出ないんですけどね。私はこれからも『願いのアストロ』を楽しみに読んでいこうと思います。

和久井健の背景

和久井健さんといえば、いわゆる”アウトロー”な漫画が多く、『新宿スワン』と『東京卍リベンジャーズ』が有名だと思います。『新宿スワン』は未履修ですが、『東京卍リベンジャーズ』はめっちゃ読んでましたよ!

たけみっちの弱いなりにもなんとかして全員を救おうとする根性、友情深いところも好きでした。

新宿スワン

新宿スワン

連載時期: 2005年17号から2013年45号まで『週刊ヤングマガジン』にて連載​ (Wikipedia)​。

 

作風: 「新宿スワン」は、新宿区歌舞伎町を舞台に、スカウトマン白鳥龍彦の成長と裏社会での生き様を描いた作品です。物語は主人公タツヒコがスカウト会社「バースト」に入社するところから始まり、渋谷AV編、闇金編、横浜王国編などのシリーズを通じて、彼の人間関係や葛藤を描いています。

東京卍リベンジャーズ

連載時期: 2017年13号から2022年51号まで『週刊少年マガジン』にて連載​ (Wikipedia)​。

 

作風: 「東京卍リベンジャーズ」は、タイムリープをテーマにしたサスペンスアクション漫画です。主人公の花垣武道(タケミチ)が、過去に戻る能力を使い、中学時代の恋人を救うために暴走族「東京卍會」に立ち向かう物語です。

 

和久井健の特徴である緊張感のあるバトルシーンと、キャラクターの深い人間ドラマが見どころです。タイムリープを用いた緻密なストーリープロットと、ヤンキー文化を背景にした熱い友情や対立が描かれています​。

 

和久井健は、『東京卍リベンジャーズ』や『新宿スワン』などのヒット作で知られる漫画家です。彼の作品は、リアルな描写と深い物語性で多くの読者を魅了してきました。

実は私、1話からリアタイしていたわけではないんですよね。どこか逆張りしてしまうところがあって、大分話題になってから読み始めてドハマリ。なんとなく購入した柄シャツが「ドラケンくんみたい」と言われるほどにハマってました。

ヤンキー漫画は『クローズ』『WORST』などを読んでいましたが、そのあたりとは大分毛色が違っており、ただ喧嘩するだけではなく、そこにタイムリープ設定も絡んでくる考察要素も入ってくるなど、ただ殴り合うだけではないところが人気の理由だと思います。

個人的に『STEINS;GATE』『魔法少女まどか☆マギカ』『FF7リメイク』など、タイムリープ設定が大好きなので、それもハマった理由かと思ってます。その分物語も複雑になりますが、その分面白さも倍々となっていく経験をしています。

それだけに最終回が残念に思えたのは言うまでもないですね。。。

まとめ

『願いのアストロ』を持ってジャンプに移籍した和久井件先生。

やはり過去越境移籍をした作家さんは多くなく、また『東京卍リベンジャーズ』の大ヒット直後ということもあり、何かがあったことは自明。ただ詳細を知ることは外部からは不可能ゆえ、推し量るしかありません。

『願いのアストロ』は面白そうだと思って読んでいますが、やはり東リベの最終回のようになるのではないかという不信感もありますね。この不信感を世間に植え付けてしまったマガジン編集部なのであれば、和久井先生の移籍も理解できます。

というわけで、今回は『願いのアストロ』考察、、、ではなく、和久井健先生がジャンプに移籍した理由について考察してきました。すべての考察要素を回収した上でハッピーエンドになることを願っています。