ホタルの嫁入りのネタバレ4話です!4話では、後藤の案内により、今いる場所が天女島であることが明らかになる。そしてここから抜け出すための方法はたった一つしかない。後藤は紗都子にその作戦を持ち出すが・・・。早速4話のネタバレを見ていきましょう!
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ホタルの嫁入りネタバレ4話
天女島
後藤と紗都子がいた風呂場の外には追手が刀を抜いていたが、後藤は瞬殺。そして紗都子をおぶって新たな宿屋に向かうことになった。後藤の背中にしがみつきながら紗都子は「死ぬ気ならば、その心臓をくれないか」に対する後藤の返答が気になっていると、後藤は紗都子を背中からおろしてくれた。
そこには賑やかな町並みが広がっており、これまで紗都子が見たこともないような景色だった。後藤によるとこの島は天女島、日本有数の遊女が色を売る島であると教えられた。そこに「進平様!」と遊女が後藤に声をかけ、多くの遊女が集まってきた。そして後藤は遊女と話し込み、先を急ぐ紗都子は声をかけるが後藤は天女島に来るのも最後になるからと再度話に夢中になった。
生命力
しかし紗都子は手をのばすが、他の遊女にぶつかって尻もちを着いてしまった。人前で尻もちをついたのは生まれて初めての経験であり、桐ヶ谷家にいればこんなことにはならなかったと感じ、仮に後藤がいなくなってしまった後を考えると非常に怖くなった。
そして紗都子は遊女に「助けてくれませんか?」とこれまでの経緯を話すが、遊女は全く信じずに紗都子を突っぱねた。その後も紗都子は街の人々に助けを求めるが一様に笑われてしまった。物乞いに間違われた紗都子は無力感に支配され、その場で涙が溢れてきてしまった。
そんな紗都子を見かねた男性が握り飯を持ってきてくれたが、先程の遊女がその握り飯をこぼし、紗都子の目の前に米粒が散らばった。しかし紗都子は泥のついた米を頬張り、その場で扇子を借り踊り始めた。誰かを頼るのではなく、自分の力で生きるために今自分ができることを精一杯やった。
いつしか紗都子の周りには大勢が集まり、一曲が終わる頃には大きな拍手が方々から送られた。そして「どこの店で働いてる」と詰められるが、後藤により奥に連れて行かれた。先程の遊女たちは後藤の友人であり、天女島生まれの後藤の知り合いだった。しかし紗都子は「別に後藤じゃなくてもいい」と切り出し、他の男性に助けてもらう可能性をほのめかした。
告白
すると後藤は「ダメだよ!」と紗都子の肩を掴み、真剣に紗都子に謝ってくれた。そして奥に進むと、池の畔にホタルが飛んでいた。そして幻想的な光景の中で、先程の心臓の話を持ち出した。
- この心臓はもう紗都子のもの
- 俺の体は自分の道具だと思っていい
- 好きだよ
その言葉に紗都子も真剣味を感じ、思わずドキッとしてしまったが我に返り後藤から離れ、天女島から出る作戦を問いただした。後藤によると天女島から出る方法はたった一つであるとのこと。
それこそは、遊女になること。そうして紗都子に遊女になるように頼み込んだ。
ホタルの嫁入り考察4話
天女島
後藤によるとここは埒外(らちがい)、要するに国のルールが適用されない土地であるということです。FF7で言うところのウォールマーケットのような場所です。実際に日本中の遊女が集まっている歓楽街であるとのことなので、似ている設定だと思います。
「遊女」と言うとあれですが、現代日本で言うところの風俗嬢にあたります。そのためこれまで桐ケ谷家で貴族の娘として育てられた紗都子にとって受け入れられることではないんですよね。紗都子的には貴族の娘であることに誇りを感じているので、そこから遊女になるのはプライドが許さないことでしょう。
とはいえ誘拐された先である天女島から抜け出すには遊女になるしかない。紗都子はどうするんでしょうか・・・この遊女がいわゆる花魁であれば、すぐさまプレイになることはないはずです。基本的にお気に入りの遊女とプレイをするためには何回も訪れて、かなりの金を積む必要があります。初回はまず会うことは出来ず、2回目で一緒にお茶を飲むことができるようになり、それを何度か繰り返して遊女側からOKが出ればようやくデキる!・・・みたいな感じだったと思います。
現代のパパ活もびっくりのシステムなのです。だから仮に紗都子が遊女になってもすぐにプレイをする必要はないのかもしれません。
後藤の目
そして今回、後藤の目が変わりました。
どうやら紗都子に本気みたいですね。紗都子は自分でできることとして、日本舞踊を披露した結果、多くの男性から拍手を送られました。彼らをパトロンにすれば生きていくこともできるのかもしれない、そう感じた紗都子は後藤を突っぱねようとしていましたが、あろうことか後藤はガチで焦っていました。
- あの遊女たちは本当にただの知り合いなんだ
- 俺が本気なのは紗都子だけだ
- 俺の心臓も体も紗都子のものだ
- 好きだよ
どこまで本気なのかは不明ですが、少なくとも今回の後藤の言葉にはウソはないと思います。というのも後藤の目が明らかに変わっているからですね。これまではイカれた殺人狂・・・みたいな、いかにもヤバイやつな目のように描かれていたんですが、どこか寂しそうなまじめな目のように描かれていました。
紗都子の後藤に対する心象が変化したことを示しているようにも感じられますので『ホタルの嫁入り』はこのような細かい描写が得意ですね。自然に互いの心象が理解できるので非常に読みやすいな〜と思いながら読んでました(笑)
割と後藤、かわいいな(笑)