ホタルの嫁入りのネタバレ7話です!7話では、酒を飲んだ新渡戸は第二の人格に切り替わり、紗都子に暴言を吐きまくる。そしてその様子を見ていた後藤は襖の奥からゆっくりと新渡戸にすり寄って、ここに紗都子を賭けた男のバトルが始まった・・・。早速7話のネタバレを見ていきましょう!
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ホタルの嫁入りネタバレ7話
酒乱
酒を飲んだ新渡戸は豹変し、紗都子の着物の裾を引っ張って布団に投げつけた。新渡戸により、第二の人格が生まれた理由が明らかになった。
- 栄進は昔から親に厳しくしつけられ、酒も女も知らない
- ストレス発散方法を知らないがために第二の人格が生まれた
- 爆発しそうになると”彼”が栄進を連れて天女島まで連れてきて発散している
そして紗都子に「脱げ」と強引に着物をはだけさせると、紗都子の胸には大きな手術痕があった。彼はその傷を「醜い」と一蹴し、背中には傷が無いことで夜は後ろからすることにして、桐ヶ谷家の箔が付いていることで身請けの話はそのままにしてやると告げた。これまでの遊女が問題児ばかりであったことから紗都子はまだましと勝手に結論づけていた。
婚約破棄
しかし紗都子は身請けの話を丁重に断った。当然新渡戸はその本意を理解できず、紗都子は「下衆を桐ヶ谷家の名に連ねるわけにはいきませんので」と堂々と言い張った。新渡戸は激情して紗都子の首を絞め始めると、ゆっくりと背後のふすまが開き、「さーとーこ・・・」と後藤が剣を抜いて現れた。
そして紗都子を救出して新渡戸の首元に剣を当てた。しかし紗都子はこれ以上やると問題になるばかりか、新渡戸が死んでしまうと考えて後藤を止めに入るが両者一歩も引かず、ついに新渡戸は銃を抜いて後藤の肩に向けて引き金を引いた。背後の布団に倒れ込み、新渡戸は紗都子の首に手を回して「近づいたらこの女を殺す」と後藤を牽制するが後藤は倒れたまま動かない。
後藤
その頃遊女屋の1階では店主たちに銃声が聞こえていたものの、後藤から「何があっても絶対に部屋に入るな」と言伝をされていた。後藤のその心は「愛する人にもっと好きになってもらえる機会を邪魔するな」であり、その言葉通り、誰も邪魔の入らない部屋で後藤は新渡戸に向かって立ち上がった。
ホタルの嫁入り考察7話
多重人格
新渡戸栄進はいわゆる多重人格者であり、ストレス発散方法がわからないために時々第二の人格が現れて代わりに発散していたのでしょう。そのスイッチが酒であったということですね。それにより人格が入れ替わってああなるわけです。
警視総監の息子ということもあり、昔から厳しくしつけられ、マナーやルールに縛られて生きてきたために、羽目の外し方がわからなかったということです。そして限界が近づくと彼が現れて遊びに行く、ということです。つまり新渡戸は童貞だけど童貞じゃない、ということになります(笑)
かなり珍しいタイプですね。栄進の時にはもちろんそのような経験はないのですが、彼が出てきている時にはおそらくやっていると思いますので、栄進の体自体は童貞ではないのですが、記憶がないために彼は童貞です。哲学的な話になりそうなのでこのくらいにしておきますが、それにしても酒弱すぎですね。
おちょこいっぱい程度で人格が切り替わってしまっては、毎日のようにDVをされます。さすがにやってられんということで、栄進は酒の訓練をしたほうが良さそうですね。
後藤の正体
後藤新平は一体何者なのでしょうか。
街の遊女たちだけではなく遊女屋の店主からも”進平様”と呼ばれている辺り、天女島の住民から何かしら恩を感じられていると考えられます。彼が何をしたのかは未だ不明ですが、それにしても随分紗都子に本気なんですね。
銃で撃たれても人を殺してでも紗都子に好かれるために命を賭けているあたり、並の人間ではありません。行動原理はよくわからない部分もありますが、回を追うごとに後藤の目が優しくなっているのはオレコ先生さすがですね〜。普通に読んでいるだけで紗都子が後藤に対する心象が変化しているのがよく分かる描写でした。
今後は後藤が何者なのかについても考えながら読んでいこうと思います。
6話 ⇔ 8話