極限夫婦のネタバレ25話です!25話では、高清水家の日常は、表面上は穏やかながらも、夫婦間の微妙なパワーバランスの変化に揺れていた。香は、理想と現実の狭間で葛藤し、夫である直樹との間に生じた微妙なズレに疲弊していく。夫婦の共同生活においては、愛情と理解が求められるが、香と直樹の場合、そのバランスが崩れつつあった。早速話のネタバレを見ていきましょう!
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ネタバレ25話
高清水家に同僚の雪野が連絡のつかない高清水君を心配して様子を見にやってきた。
雪野は高清水君が退社時に顔色が悪かったので変だなと思っていたら、高清水君はひどい風邪をひいて寝込んでいた。高清水君がいないとさみしい…ってみんな言ってた!と「みんな」を付け加えて、少し照れた様子で雪野は伝えた。
帰ろうとした雪野を高清水君が呼び止めた。
「俺とずっと一緒にいてくれませんか?!今だけじゃなくて一生!!」
高清水君はこの時、この人を逃しちゃダメだと思ったし、雪野も同じことを思っていた。お見舞いに行ったときに、そうなるといいなという気持ちが雪野にはあった。高清水君は両親が共働きで働くお母さんを見て育ったので、そういう女性が良いと思っていた。
5歳年下の高清水君とならパワーバランスも理想的だと雪野は思っていた。結婚をした翌年には息子の陸が生まれた。
高清水くんは育休を取った。
夫婦関係はとても順調。何もかもが理想的で恵まれていると香は思っていた。
そして、時が経ち、結婚3年目…高清水香は36歳、夫の高清水直樹は31歳、陸は2歳になった。
仕事を終えて、香は大急ぎで家に帰ってくる。部屋からにぎやかに遊ぶ声が聞こえてくる。直樹と陸は楽しそうに二人でテレビを見ている。かばんも上着も置きっぱなし。買い物はしてあるけれど置きっぱなし。もう21時だけど、パジャマになっていないということはお風呂もまだ入っていない様子。
香は必死に自分の気持ちを落ち着ける。
すると直樹に「やっと帰ってきた。何時だと思ってんだよ。」と、文句を言われてしまう。直樹は忙しくてお風呂を洗う暇さえなかったのだと言う。水曜日はいつも遅くなるから香が帰るまでにお風呂に入れるという話し合いをしたはずだと香が訴えると、なんだよその言い方…と直樹は気を悪くした様子。
「送迎のおかげで仕事ができたんだから、まずありがとうだろう?」と、帰ってきていきなりできていないことに文句をつけるのはやめてほしいと反論する。
感謝しているけれど、これは二人で話し合って決めた送迎とお風呂だけの分担だし、忙しくてできないならまた話し合わないといけないと香は伝えた。
「あーうるさいなぁ…帰ったらこれだよ。」そう直樹はつぶやく。
遊びながら楽しくやるのが父親の役目だし、香が仕事を優先できるように協力しているし、家事を投げたならやり方に口出すなと直樹は香に言う。やり方?!やっていないから言っているのに…香はそう思うが、口には出せない。
陸はかわいい…でももう毎日がへとへとだと感じる。
直樹が食事を用意しておいたと言うが、香が早起きして作ったものをただ並べただけだった。香は直樹に完璧を求め過ぎで、普通は保育園の送迎をしてもらっただけでも十分満足するところだと言われてしまう。足りないと思ってしまうのはいけない事なのかと香は考える。
疲れていて食欲がないと、香は途中で席を立つと、直樹に洗い物を済ませて寝れば?と言われる。
香はズキズキ胃が痛むので、具合が悪いから洗い物をお願いしたいと伝えると
「それはズルくない?」
直樹からの返事に香は呆然とする。
家事は公平に分担したのに直樹ができていないことを責めておきながらズルいと言う。俺の母親はこういうことを働きながら一人で全部こなしてたと直樹に言われた香は仕方なく洗い物も片付ける。公平どころか明らかに香の分担の方が多いと不満を感じながら眠りにつこうとしても、胃が痛くて眠れずにいた。
翌朝、体調が悪くて香は起きることができない。
胃潰瘍になっていた。
もう3日目だけど、まだ直らないのかと香は直樹に言われる。
胃潰瘍なら母親もなってたから知っているけど、薬があれば動けるだろと言われると、またさらにキリキリ胃が痛み、頭まで痛くて香は動けない。
「わかった、俺がなんとかするよ。」
うちは父さんが何もしなくて、母さん一人で頑張っていたから、香にはそんな思いをさせたくないから、安心して休みな!と、直樹は笑顔で言う。
そして、今日から安心だと言って連れてきたのは家事と仕事を両立してきた大ベテランだという直樹の母親だった。香は体を起こしてギョッとする。
感想25話
カンナ
今回の直樹はモラハラ夫のロジック破壊タイプ。妻が胃潰瘍になってもろくに心配もできないやつです。
毎度のことですが、妻の事心配にならないんですかね・・・?
高清水夫妻のパワーバランス
初めの段階では、二人の関係は比較的平等で協力的な様子が描かれています。高清水君は、共働きの家庭で育ち、働く女性を尊重する考えを持っているため、5歳年下の雪野香との結婚においてパワーバランスが理想的だと感じています。香もまた、自身のキャリアを重視し、夫との間で家庭と仕事のバランスを取ることに努めています。
しかし、物語が進むにつれて、このバランスは崩れ始めます。高清水直樹は家事や育児の負担を感じ、これに不満を抱くようになります。特に、香が仕事で遅くなる水曜日の風呂の準備など、事前に合意した家事の分担において、直樹は不満を表明し始めます。香が帰宅した際に直樹が不満を述べるシーンでは、彼が家事に対して消極的であり、その責任を香に押し付けていることが示されています。
一方で、香は家事と仕事の両立に苦労しており、夫からの協力や理解を求めていますが、直樹は香の努力を十分に評価していない様子が見られます。香が胃潰瘍を発症し、さらに体調が悪化すると、直樹は香に対してあまり同情的ではなく、「薬があれば動けるだろ」と発言するなど、香の健康や感情を軽視する姿勢が見られます。
最終的に、直樹が自分の母親を家事の手伝いに呼ぶことで解決を図るものの、この行動は夫妻間の問題を根本的に解決するものではありません。高清水夫妻の間には、家事と育児の分担に関する明確な認識の相違と、お互いの期待と現実とのギャップが存在しており、これがパワーバランスの不均衡を生んでいます。
カンナ
「なんでもやってくれるのが母だ」とか勘違いしているのかもしれません。
直樹の母
カンナ
義理の母との関係性にもよりますが、あの直樹の母ですし、香の反応からもそこまで仲良くないんだろうな~て思います。
胃潰瘍でダウンしているときに義理の母が参戦してくることで何が起こるでしょうか・・・
香はキャリア志向が強く、家庭と仕事のバランスを重視しているため、直樹の母が介入することで、自分の自立性や管理能力が損なわれていると感じるかもしれません。特に、母が香のやり方と異なる方法で家事や育児を行うと、香は自分の家庭における役割が軽視されていると感じる可能性があります。
それに家庭には個人的な空間や時間が必要ですが、直樹の母が常にいることで、香はプライベートが侵害されていると感じるかもしれません。これは特に、母が香と直樹の間の問題に口出しする場合に顕著になります。直樹の母が家事や育児に関わることで、香と直樹の間のコミュニケーションや問題解決の方法が変わる可能性があります。香は、自分と直樹の間の問題を二人で解決したいと考えているかもしれませんが、母の介入によりそれが困難になるかもしれません。
直樹の母が家庭に入ることで、家族のダイナミクスが変化し、香は疎外感を感じるかもしれません。特に、直樹が母と香の間で板挟みになったり、母の意見に偏重したりすると、香は自分が家族の一員として受け入れられていないと感じるかもしれません。
直樹の母と香との間には、家事や育児、夫婦関係に対する文化的および世代間の違いが存在する可能性があります。これらの違いが香の価値観や期待と衝突すると、彼女は不満を感じるかもしれません。
カンナ
なんで考えてあげられないんですかね~極限夫婦の夫に共通するのは共感性の低さだと最近理解しました。
そして高清水夫婦は今後どうなるのか・・・香の胃潰瘍は大丈夫なのか・・・