黒妖の花嫁のネタバレ5話です!5話では昴の夜妖化が郁の声で収まったことを知った尭明は、彼女の特別な力に目を付ける。糸原家の血を引く郁は、夜妖人の言語を理解し仲介者としての能力を持っていた。昴は自らが人と夜妖人の間に生まれた半妖であることを郁に明かし、二人の絆は深まっていく。一方、華蓮と英二は二人を引き離そうと陰謀を巡らせる。早速5話のネタバレを見ていきましょう!
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黒妖の花嫁ネタバレ5話
昴の夜妖化が一晩で収まったことを聞いた尭明に、陰陽師から「郁の声を聞いただけで治った」と聞かされた。それを聞いて尭明は目の色を変えた。
郁の母の生家・糸原家は大和場帝國を陰から支える存在だった。常人に理解できない夜妖人の言語を理解できる力を持ち、仲介者として治安を守ってきた実績がある。しかし時代とともに力を持つ者も減り、糸原家は隠れ里に住むようになった。時折外の血を入れるために山から降りてきて男と交じる。郁の母もきっとそうだったのだろう。
糸原家の特殊な力について知る者は多くなく、おそらく小山内家の人間は知らなかったのだろう。そして尭明こそはその力を知っていたのであった。
翌朝、郁は昴に朝食を運んだ。長年侍女のような暮らしをしていた郁は、仕事がなくなってしまった郁が時間を持て余した結果だった。その光景を見た昴は郁に仕事を与え、自身の制服の着付けを任せることした。毎日やれば慣れる、その言葉が郁は嬉しかった。
そして昴を見送った後、フミに桐島家について尋ねてみた。フミヤ使用人について、家系図、外交関係について、あらゆる側面から教えてくれたが、膨大な情報量を理解できなかった。疲労している郁のもとに子どもの夜妖人が現れ、抱きついてきた。あの時のお礼とのことで嬉しかった反面、夜妖人と懇意にしていることがバレた時のことを懸念していた。
しかしタイミング悪く、そこに昴が戻ってきてしまった。すぐに夜妖人は見つかってしまい、ひたすらに謝る郁と子供だったが、昴は怒ってはいなかった。安全な場所と危険な場所を教え、何かあった際には昴の部屋に隠すようにと言いつけた。そして昴はポケットからハンドクリームを取り出した。
町中で話題になっていた西洋のもので、郁の匂いに似ていた。そう指摘された昴は顔を赤らめていた。
その頃、英二のもとに華蓮が訪れていた。気まずさを感じていたものの、華蓮の方から策略を持ちかけてきた。それは英二が郁と、華蓮は昴と結ばれるためのものであった。具体的には、近々執り行われる夜妖人と人間の友好を祝う夜会で何かをしでかすというものだった。英二もその話に乗り、二人はほくそ笑むのであった。
黒妖の花嫁感想5話
色々と陰謀渦巻く回になりましたね。
郁の白い髪は糸原家の特殊な力を示しており、それにより化け物扱いされることもあれば、昴と一緒になることができたり。
ものは使いようということですが、外野からは勝手に謀略を張り巡らされているようです。
糸原家の能力
尭明は郁が糸原家の出身であると知り、内心で驚きと喜びが入り混じった感情を抱いたでしょう。糸原家はかつて大和場帝國を陰から支え、夜妖人との仲介者として重要な役割を果たしていた一族です。その血筋を引く郁が自分たちの家にいることは、桐島家にとって大きな利点となります。
さらに、郁が夜妖人の言語を理解し、彼らと意思疎通ができる能力を持っていることは、尭明の野心を刺激したに違いありません。彼はこの力を利用して、桐島家の影響力を帝国全体に拡大しようと考えたでしょう。郁を通じて夜妖人との関係をコントロールし、政治的・経済的な優位性を確立する計画を練った可能性があります。
しかし、その一方で尭明は警戒心も抱いていたかもしれません。糸原家の力は未知数であり、制御が難しい部分もあるため、郁が自分たちの思い通りに動くかどうか不安も感じたでしょう。そのため、郁の動向を注意深く観察し、必要であれば制約を加えることも視野に入れていたのではないでしょうか。
「毎日やれば慣れる」
郁は昴から「毎日やれば慣れる」と言われた瞬間、心の中に温かい感情が広がりました。これまで家族からは雑用を押し付けられ、愛情を感じることなく過ごしてきた彼女にとって、その言葉は自分が必要とされているという喜びをもたらしました。昴が自分に役割を与えてくれたことが、郁の孤独な心を癒したのです。
さらに、毎日昴の着付けを任されることで、彼との距離が縮まることへの期待も芽生えました。新しい生活で自分の居場所ができるという希望に胸を膨らませ、これからの日々が楽しみになったことでしょう。郁は、自分が誰かの役に立ち、信頼されることに幸せを感じていたのです。
同時に、昴の優しさや思いやりに触れ、彼に対する感謝と尊敬の念も深まりました。これまで厳しい環境で過ごしてきた郁にとって、昴の存在は心の支えとなりつつありました。「毎日やれば慣れる」という言葉は、彼女にとって新たな人生の一歩を踏み出す勇気を与えてくれたのです。
華蓮と英二の謀略
華蓮と英二は、自分たちの欲望と利害を一致させるために策略を練っています。華蓮は郁が桐島家に嫁いだことで自分の立場が脅かされると感じ、何とかして昴と結ばれたいと考えています。一方、英二は郁の美貌に魅了され、彼女を自分のものにしようとしています。二人は共通の目的のために手を組むことにしたのです。
彼らは夜妖人と人間の友好を祝う夜会で、何かしらの混乱やスキャンダルを引き起こそうと計画しています。具体的には、郁と昴の関係を壊すために、二人の評判を落とすような噂を流したり、夜妖人を利用した妨害行為を企てている可能性があります。これによって、郁と昴を引き離し、自分たちが望む相手と結ばれる状況を作り出そうとしているのです。
4話 ⇔ 6話