食糧人類RE12話のネタバレを掲載。12話では辻との闘いにて、万智音と面識があった辻は元々万智音に戦いの指導をした教官だった。そして思想的に問題のあった万智音の前に、再度立ちはだかった。食糧人類RE12話のネタバレを見ていきましょう!
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食糧人類RE12話ネタバレ
重罪人:天沢弘樹
天沢は天人の血を蛇口からの水で洗い流し、「取れた?」と聞くと柚は「まだ耳の後ろに血ぃついてる・・・」と答えた。そして天沢は「じゃもっとかけて!」とさらに水を浴びて完全に血を洗い流していた。
そして天沢は「いい?柚!!」「何食わぬ顔でみんなの所に行って混ざる!!」「そして誰に何を聞かれても知らぬ存ぜぬで通すんだ!!」と指示を出すと柚は「ヒロは!?」と天沢の身を心配し、天沢は「僕は後で行く!」「一緒に動くと怪しまれる・・・別々の方がいいだろう」「先に行ってて柚!!」と別行動を促し、柚は「ヒロ・・・色々ありがとう・・・」と真剣な表情でお礼を言って、そのまま校庭に走っていった。
そして天沢は「よし・・・とりあえず柚は大丈夫なハズ・・・」「ちゃんと血は洗い流したし・・・柚は着替えた」「あとは・・・あと・・・あと・・・」「凶器・・・どこやったっけ?」「あれには僕の指紋がついてるハズ・・・」「マズイ・・・捜さなきゃ・・・!」と感じていた。
万智音VSの辻
一方の万智音は天人の遺体側にて、宮廷庁の男AとBと対峙していた。
Aは「痛え・・・痛ぇよよ」とうめき、Bも「ウギギギギッ、やっ・・・やや」「やめて・・・下さい辻さん」となにかの力に操られていた。しかし辻は「なーに言ってんだよ」「『元』っつっても万智音は乙種の管理者だぞ」「お前ら丙種2人じゃ俺のサポートなしじゃ闘えねーだろ」「サッサと暗器出して戦え・・・」「よっと」と拳を握りしめると、Aの手の爪が一気に伸び、Aは悲鳴を上げた。
辻の「言って来い」という言葉とともにAは走り出したが、万智音も糸のような暗器を出し、Aの腕を切断し断末魔が響いた。そして辻は「万智音油断するな」と指パッチンを鳴らすと、Bが間髪入れずに飛びかかり蹴りを浴びせるが万智音は躱し、辻は「金的」「・・・鳩尾」「人中」と言うと、万智音は言葉通りの箇所を攻撃していった。
かつて辻の講義を受けていた万智音はその頃を思い出していた。
辻の教え
教官であった辻は「いいかー」「人体の急所は体の中心線に集中している」「これを完全に頭に入れて連続で打てるようにしろ」「金的、鳩尾、人中ー」「喉、肛門、顎ー」「金的、喉、顎」「金的、喉、顎」とその言葉通り、講義を受けていた生徒たちは組手を始めていた。
そして辻は「おー大したモンだ」「俺の授業を忘れてなかったんだな」「今のは100点満点だ」と拍手を送ると、万智音は「ざけんな、辻・・・」とキレ気味で答えた。辻は「でも実戦は一味・・・違う、ぞっと」とさらに指を鳴らすと、Aが自分の落ちた腕を掴み、辻は「俺が相手だと100点じゃ足らないんだよなぁ」と言い切った。
そしてAもBも悲鳴を上げながらも立ち上がり、万智音に血を吹き出し、その隙に頭突きを浴びせ、辻は「ホラホラホラホラ、油断してるとそーなっちゃうよ」と煽った。AもBも「オッグッ」「グエッ・・・」と万智音の首を締め始め、辻は「ハイ、詰んだ」と言うとタバコに火を付けた。
万智音は薄れゆく意識の中で、宮廷庁にいた頃を思い出していた。
乙種管理者
辻は「合格おめでとう、万智音」「これでお前も乙種管理者に昇格だ」「史上最年少の乙種管理者だそうだ、よかったな」と告げられ、同期が「今後はぁ乙種としての自覚を持ちぃ、さらなる管理の徹底とぉ・・・」とテンプレートを読み上げていた。
辻の「次、万智音」と順番を告げられ、万智音は「・・・私は割り当てられた仕事をまっとうするだけです・・・」と少し間を開けて答えた。その後教官室に呼ばれた万智音は「昼間・・・なんで一瞬言い淀んだ?」と聞かれたので万智音は「いえ・・・私は別に」と否定した。
しかし辻は「隠すな」「12歳の頃、出荷中の女の子を助けようとしたんだってな」「どうしたらいいと思う?万智音」と尋ねると、万智音は「『どう』といいますと?」と言葉の意味を尋ねた。さらに辻は「ちょっと来てみろ」とハムスターを見せて「最近ひまわりの種をあんまりたべねーんだよ」と言うと万智音がポカーンとしているのを見て「なんだ?」「まぁ唯一俺の道楽だ」「あ・・・誰にも言うんじゃねーぞ?」「庁舎での動物の飼育なんて禁止されてるからな」と意外な一面を見せた。
そして万智音は「辻教官・・・」「この世のシステムを、どう思います?」と話を始め、「私はこの社会のシステムの違和感を抱いてますし、間違ってると思います」と言い切り、辻は「そうか・・・どうしたい?」と尋ね、万智音が「はい・・・できるならば変わることを望んでますし、なんだったらこの手で変えたいです」・・・という会話は録音されており、思想的に問題ありと判断されて尋問にかけられていた。
スーツを着た男たちは「こりゃあ管理者としてあるまじき・・・」「いや市民権の剥奪の・・・」と処遇を話し合っている中、万智音の向かいに座っていた辻はタバコを吸っていた。
友達
そして今、Aに首を絞められながら視界に入ったタバコを吸っている光景がその時とかぶり、万智音は「くそ・・・くそう」「俺は二度も辻にやられるのか・・・!?」「ちくしょう!!」「ちくしょう!」「あの時あの女の子を助けようとしたばかりに」「天沢を助けたばかりに」「全部に裏目に出たあげく、その報いがコレなのか・・・」「すべて俺の間違いですべて無駄なあがきだってことか・・・」「チキショウ・・・」と意識が飛びそうになった。
その瞬間、Aの頭部に巨大なハサミが振り下ろされた。そして万智音が「天沢・・・」とつぶやき、天沢は「万智音君、大丈夫!?」と救援に現れた。