変な家 漫画版のネタバレ9話です!片淵柚希の身元明かされぬ謎、宮江恭一氏の不在、そして綾乃の突如の失踪。不穏な埼玉と東京の家庭に隠された闇をめぐり、柚希が綾乃の失踪直前に訪れた祖父の家での衝撃的な事件へと続く。柚希の口から語られる祖父の家の奇妙な違和感、重治、文乃、美咲と洋一の存在。そして、常に薄暗い家の中で一つだけ開かない襖の謎・・・9話では。早速9話のネタバレを見ていきましょう!
2024年春映画化予定の『変な家』漫画版は2023年5月18日現在、無料で公開されています
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ネタバレ9話
柚希の本名は片淵柚希、宮江恭一氏の妻ではなかった。また、埼玉と東京の変な家に住んでいた住人である片淵綾乃の妹であることも判明した。
綾乃には夫の慶太、そして息子のひろとと3人家族であり、さらにもう1人の子供に殺人を行わせながら4人で住んでいるのではないかと考察をしていた。時系列でいうと以下の流れになる。
吉永
復習がてら御覧ください!
8月 柚希と綾乃が祖父:重治の家に帰省
直後 片淵綾乃失踪
母 キヨツグと再婚
9月 宮江恭一氏が行方不明に
7月 綾乃が失踪
9月 東京の雑木林でバラバラ死体発見
殺人と育児が同居したあの家で、綾乃は柚希を招いた直後に失踪しているのであった。そして柚希が語り始めたのは、綾乃が失踪した直前に向かった祖父の家にて、従兄弟が死亡するという事件を語り始めた。
柚希は「事故」というが、その口ぶりからはそう思っていないことは明らかだった。そしてその祖父の家での出来事との関連を探るため、柚希はその時の経験を語り始めた。
- 祖父の家は■■県の山奥にある
- 左右対称の造りをしている
- 玄関からまっすぐに長い通路があり、奥に仏壇があった
その日に家にいたのは祖父の重治、祖母の文乃、伯母の美咲と子供の洋一、そして柚希と綾乃、そして両親の喜江と父だった。洋一の父・公彦は洋一が産まれる直前に亡くなってしまったそうだった。
そして柚希により、あの家についての奇妙な違和感について語りだした。
- どの部屋にも窓がなく、常に薄暗かった
- 1箇所だけどうしても開かない襖があった
柚希によると、どうしても開かない襖があったとのこと。鍵もついておらず、他の襖はすべて開いていたという。その襖は和室と和室をつなぐものであり、その襖を開けると他の和室につながるものだったという。
さらにその屋敷はお屋敷の一部だったらしい。
- 片渕家は戦前複数の事業で財を築いた
- ある代の当主が経営権を他人に譲渡して、当時の敷地の離れに離れ座敷を建築した
- 現在も残る変な家はその離れ座敷である
- その当主は妙な宗教にハマっていたらしい
- 早くに亡くなった妻の供養のためのものかもしれない
実際、祖父の家にある仏壇は当時の当主の妻の慰霊のためのものらしく、隙間もなく廊下の奥に鎮座していたらしい。柚希もその仏壇の異様さを感じ取り、一度だけ掃除したときに、仏壇の中を見たことがあり、普段は閉まっている観音扉の中には見たことのない仏具と曼荼羅模様の大きな絵が飾ってあり、その様子に恐怖を抱いていたと語った。
そしてようちゃんもこの仏壇の前で死亡しており、発見されたのは泊まりに行って3日目の朝5時ころ。医者が駆けつけたのだが、その場で志望が言い渡された。雨穴が仏壇から落ちたことが死因なのかと尋ねるが、柚希によるとようちゃんはこの仏壇は子供が登れる高さではなく、さらにようちゃんはこの仏壇をひどく怖がっていたらしく、自分から近づくわけがないとのことだった。
さらに奇妙な点は続く。
ようちゃんの死亡時には警察を呼ばなかった。普通死亡事故が起こった場合には、警察を呼ぶのが常識となっているはずだったのだが、大人はなにかを示し合わせたように警察を呼ぶことに反対していたようだったと話した。。。
感想9話
窓がない部屋というのは、埼玉と東京の変な家とも共通してますね~
それだけではなく、綾乃が失踪する直前に向かった祖父の家で従兄弟の洋一が”事故死”していることも無関係とは思えないですね。
変な家考察記事でもがっつり話していますが、なによりもまず「登場人物多すぎてよく分からない」と思いませんか?笑
吉永は途中で頭が混乱してきたので、人物図を作りました。私と同じように混乱した方、ぜひ御覧ください笑
片淵家の方々
はい、前回同様にちゃっちい作りですが、シンプルな作りにしたので許してください。
そして上記の表は家系図、でもありますが、それ以上に洋一が祖父・重治の家で亡くなったときに、現場にいた方々です。緑で囲んだ柚希から見ると、姉の綾乃は失踪しており、父は亡くなっているし、従兄弟の洋一(ようちゃん)も”事故死”しているし、死者が非常に多い結果となっております。しかも、今回に関してはそれだけではなく、洋一が死亡しており、柚希的には絶対に事故死ではないと考えている様子です。
吉永
ということは犯人はこの中にいるということでしょうか?
柚希の違和感
2006年、重治の家に向かった場所で、柚希は違和感を感じていました。その違和感がこちら。
- どの部屋にも窓がなく、常に薄暗かった
- 1箇所だけどうしても開かない襖があった
なかなかに奇妙ですよね・・・
「窓がない」というところから、埼玉と東京の変な家との共通点を感じざるを得ません。さらに奇妙なのは「開かない襖があった」ことです。これに関してはこれまでの情報では解明することができません。ただ、この襖も今回の話に関わってくるんだろうな~と、考察勢は考えてしまいます。
タイトルの『変な家』からも分かる通り、間取りがメインとなるお話なので、この襖の奥にも何かがあると考えるのが普通です。事実洋一がこの家で死亡していることから、この襖も関わっているに違いない。たとえば、この襖の奥で殺害されていたりしたのかも・・・
まあ、このあたりの真相はこちらで御覧ください!
洋一の死の理由
そして洋一の死の理由ですが、まだまだ不明な部分は多いですが、客観的には事故とされていますが、柚希はそう思ってはいない。つまり柚希は「洋一は殺された」と考えているわけです。
誰に?という話になりますが、死亡時にあの家にいた人物の誰かということになります。すなわち犯人候補は・・・
- 重治
- 文乃
- 綾乃
- 父
- 喜江
- 美咲
の誰かになります。ノックスの十戒に基づくと、これ以外の人物が実は犯人という可能性はありませんが、あくまであれは小説におけるルールであり「現実は小説よりも奇なり」という言葉の通り、現実のこの世界ではノックスの十戒など無も同然。つまり、現段階では犯人の考察は不可能です笑
あくまで漫画版では不可能です。というのも実はノベル版があり、そこで完結までのお話しが描かれていますので、先に結末を見ておきたい方はそちらもチェックしてみてください!