変な家 漫画版のネタバレ10話です!10話では深い謎に包まれたようちゃんの突然の死。その真相を解き明かす鍵は、柚希の記憶に隠されている。信頼できる情報が乏しい中、柚希はその日の出来事を順を追って語り始めた。彼女の言葉は、ただの事実の羅列ではなく、深い感情と共に織り交ぜられていた。早速10話のネタバレを見ていきましょう!
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ネタバレ10話
ようちゃんの死亡確認をした医師も信頼できず、警察の現場検証も行われていないのであれば、柚希の記憶しか手がかりがない。
柚希はその日一日の記憶を語りだした。
※重治は不参加
公園で遊んだ
順番にお風呂に入った
→ようちゃんは21時少し前に自室へ戻る
→ここから30分くらい柚希は1人でゲームをしていたが母に眠るように言われる
ここまでの話を聞いても違和感が残るだけで、栗原も雨穴も何も分からなかった。なのでもう一つの謎である”片渕家”について話を変えると、柚希は表情を曇らせて「私、実家に行ってこようと思います」と言い出し、久しく会っていない祖父と会う決意を固めていた。そして話を聞いていた雨穴も同行を申し出ると、柚希は嬉しそうに了承してくれた。しかし栗原は仕事の関係で行けなかったため、雨穴は柚希と二人で変な家に向かうことになった。
新幹線の切符を受け取り、雨穴は柚希の強い決意を目の当たりにして改めて柚希の人間性に心惹かれていた。
・・・目的の駅で下車、タクシーに乗りこみ、柚希は「正確な場所がわからないんですが、左右対称になっている・・・」と言ったところで、運転手はすぐに察したようで「片渕さんのお屋敷ね」と理解してくれた。このあたりでは有名になっているらしい。
そしてタクシーが停まった場所にそびえ立っていたのは、左右対称の異様な雰囲気を醸し出す家だった。直感的にわかる、ここが”変な家”だと。
柚希もこの家を見て当時を思い出したようだった。広い敷地を有しているにも関わらず、その家は土地の壮大さに比べて小さく感じられる。柚希の話していたように、現存する片渕家は元々は母屋であり、本家は取り壊されてしまったという噂は本当らしい。
チャイムを押しても返事がなく、柚希が声をかけても何も音沙汰がない。しかし車があるので中に人がいるのは間違いないようだ。柚希がドアノブに手をかけると、鍵は開いていた。中を除いてみると、暗く長い廊下、そして左右に大量の扉のドアノブが見えた・・・
感想10話
吉永
考えてみれば、ここまですべて妄想ですからね。変な間取り図から、東京・埼玉の変な家で子供を使った殺人が行われていた可能性を考え、そしてその記事を読んだ柚希から連絡が入り、そこから起こった事実をまとめていますが、実際には確証がないことばかりです。
だからこそ柚希も実家に戻り、事実を知る人間と対峙することにしたんでしょうね。強い女やで!
今の時点で気になる部分はたくさんあります。
- 開かない襖
- 仏壇を怖がっていたようちゃんが仏壇の前で倒れていた理由
- 医師を呼んでも警察を呼ばなかった理由
- 片渕家の因縁について
これだけでもそれぞれの見出しで記事が書けるほどの内容ですが、今回は特に気になる警察を呼ばなかった理由について考えてみたいと思います。
警察を呼ばない理由
この行動自体がそもそも異常であり、普通であれば死亡事故が起これば警察を呼んで実況見分をするのが普通の流れですが、それをしなかった。柚希によると「なにかを隠しているようだった」とのことです。このことから、重治を始めとして大人たちはあの家に警察を呼ばれると困る理由があると考えられます。
死亡事故があって警察がやってくると、最初に事件性がないかどうかを徹底的に調べることになります。栗原が言うように、あの家にはまだなにか隠されたものがあり、それを警察に見つかりたくないという心理からの行動だと思われます。
それに仮にようちゃんの死因が事故ではないとしたら他殺、もしくは自死ということになります。当時9歳という年齢だったことを考えると、自死の線は薄く、やはり他殺になってしまいます。では誰が・・・?犯人候補は以下の方々です。
重治、文、美咲、喜江、柚希、綾乃
ここから子供を除くと、祖父の重治か祖母の文、または綾乃と柚希の母である喜江の3人のうちの誰かということになります。もしくは別に誰かがいたり・・・その可能性はありますが、まだそんな伏線は出てきていないはずなので、ノックスの十戒的に3択に絞られています。次回以降はこの犯人までガッツリ考えていこうと思います!
片渕家の作り
ここも復習にはなりますが、片渕柚希の実家は■■県の山奥にあり、元々は商売で財を成して広大な敷地に壮大なお屋敷を構えていました。
しかし戦後の没落、そして空襲によりお屋敷の大部分は消失しており、現在残っているのは当時の母屋であるということです。そして残されたこの母屋にて、柚希の従兄弟であった”ようちゃん”が”事故”で亡くなってしまったということなのです。
そしてこの家が左右対称のつくりであり、柚希の話によるとその長い廊下の突き当りには大きな仏壇が置いてあるとのことでした。このあたりはおそらく次回明らかになると思いますが、普通に考えてかなり異様な作りです。雨穴さんの『変な家』シリーズには、本当に変な家の間取りが登場するので、想像しづらい部分が多いです。
しかし想像してください笑
友達の家に遊びに行って、玄関のドアを開くとながーーーく暗い廊下が続き、その奥には見たこともない天井まで伸びるほどの大きさの仏壇が置いてあるんです。そんな画像をAIに作ってもらいました。
吉永
普通に超怖いです。さらに奥には曼荼羅模様の置物が置いてあるそうです。存在自体が奇妙なこの変な家、ついに現着した柚希と雨穴は中に潜入していきます!