華嫁（はなよめ）のネタバレ3話です！3話では紗夜は「価値なし」から伝説の「華燭」となったが、普通の女の子として見られないことに悲しみを抱えていた。玄武・黒壇家当主の御影や白桜家次期当主の雅人との関係が複雑に絡み合い、彼女の運命は新たな局面を迎える。早速3話のネタバレを見ていきましょう！
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華嫁（はなよめ）ネタバレ3話
10年前、白桜家次期当主の雅人には清白家の双子が婚約者候補とされていた。
基本的に霊力の強弱で花嫁は選ばれており、もし霊力が同等であれば本人の意志も加味される。当時雅人は紗夜を選ぶつもりだった・・・
事件の翌朝、紗夜が御影を起こしに行くと、御影は紗夜を布団の中に引き込んで華燭の香りを楽しみ、全身に滾る霊力を感じていた。そこに式神が現れ、貞操の危機を救い出し、紗夜は朝餉の準備に戻った。紗夜も華燭の伝説は知っていたものの、自身が「価値なし」で「咎人」から「華燭」へと変わったことで、普通になれないことをどこかで悲しんでいた。
御影は紗夜から出現した華を食べており、自身の身体から出てきたものを食べられることに恥ずかしさを感じていた。そして滞在期間を尋ねると、御影は元々あやかし退治のため、白桜家の神鏡を借りに来たのだと言って口ごもった。紗夜を白桜家に置いておきたくない、その交渉を終えたら黒壇家に戻る腹づもりだった。
務めを終えた紗夜が外に出ると雅人に遭遇した。紗夜が頭を下げると、雅人は「膝を付く必要はない、紗夜」と珍しく名前を呼び、散歩に誘ってきた。普段屋敷の正面玄関に立ち入ることさえ許されていないのに、当主の雅人と肩を並べて散歩をしている。
そして雅人はこれまでの言動を謝罪し、幼い頃紗夜のことが好きだったと言い出した。紗夜も、自身が華燭だったからこその発言であることを見抜き、言いしれぬ不安を感じていた。雅人は紗夜に触れているのに華が咲かないことを不安に思い、さらに強く紗夜を抱きしめ、花壇のベンチに押し倒した。そしてこの一連の光景を綾夜も見ていたのだった。
華嫁（はなよめ）感想3話
吉永
雅人が幼少期、紗夜の方が好きだったのは本当なのかもしれません。
だったら咎人とされた時にもっとかばうべきだったのでは？
どうあれ、ピンチの時にかばってくれない男は選ぶべきではないと思います。
「普通」になりたい
紗夜は自分が普通の女の子になれないことに深い悲しみを感じています。かつては「価値なし」や「咎人」として蔑まれ、今度は伝説の存在である「華燭」として周囲から特別視される。どちらの場合も、彼女の本当の姿や内面を見てくれる人はおらず、それが紗夜の心を孤独にしています。
また、御影からの特別な扱いも彼女を戸惑わせています。彼が自分を守りたいと思ってくれていることは嬉しい反面、自分の持つ異質な力が原因であり、普通の関係を築くことは難しいと感じています。自分の身体から出現する華を食べられることに対しても、恥ずかしさとともに自分の特異性を再認識させられます。
紗夜は、自分が「普通」ではないために周囲の人々が本当の自分を見てくれないことに苦しんでいます。彼女は自分自身を理解し、受け入れてくれる人を求めていますが、特殊な力や過去の出来事がそれを妨げていると感じています。この孤独感と自己の存在意義への疑問が、紗夜の心を深く揺さぶっているのです。
雅人の変貌
雅人が突如紗夜に優しくなったのは、彼が紗夜が伝説の存在である華燭であることに気づいたからです。
雅人はこの事実を知り、紗夜の力を白桜家に留めたいと考えました。彼女の霊力を利用することで、自家の勢力を強化し、他の四神相家に対して優位に立てると判断したのです。
そのため、雅人はこれまでの冷たい態度を改め、紗夜に優しく接し始めました。幼少期に彼女と交わした思い出を持ち出し、自分が彼女に好意を持っていたと告げることで、紗夜の心を引き留めようとしています。
しかし、紗夜は雅人の急な変化に違和感を覚えています。彼が自分自身ではなく、華燭としての力に興味を持っていることを感じ取り、不安を抱いています。
つまり、雅人が突如優しくなったのは、紗夜への個人的な情愛からではなく、彼女の持つ華燭の力を白桜家の利益のために利用しようとする打算的な思惑によるものです。
綾夜の心情
綾夜は、一連の光景を目撃して複雑な感情に襲われました。
まず、雅人が突然紗夜に優しく接し、彼女と親密な様子を見せていることに強い嫉妬心を抱きます。これまで自分が雅人の婚約者として彼の関心を独占していると思っていた綾夜にとって、紗夜が注目を浴びることは面白くありません。
さらに、雅人が紗夜を抱きしめ、ベンチに押し倒す場面を目撃したことで、怒りと不安が増幅します。雅人が紗夜に心を寄せ始めているのではないかという疑念が生まれ、自分の立場が脅かされることへの恐れを感じます。
また、紗夜が華燭であることで、彼女の存在が一族や雅人にとって重要になっている現状に苛立ちを覚えます。綾夜は、自分こそが家の誇りであり、雅人にとってふさわしい相手だと信じているため、紗夜の存在がその信念を揺るがすことに焦りを感じます。
過去に紗夜と共有していた夢や姉妹としての絆は、今や嫉妬や競争心によって薄れてしまっています。綾夜は、紗夜に対する敵意を募らせながら、彼女を再び貶め、自分の地位を守る方法を模索し始めます。
吉永
仲が良かったはずの姉妹も今や泥沼状態です。
これもどれも紗夜が「普通」ではなかったことに起因しています。
もしなんの力もない普通の姉妹だったらこんなことにはならなかったんでしょうけどね。
2話 ⇔ 4話
