小悪魔教師サイコのネタバレ1話です!
1話では問題児の集うクラスの担任となった葛西心春は、着任初日から生徒たちの猛攻に遭う。しかし物理的、精神的な攻撃を受けるが全く意に介さない心春を見て金沢彩羽と秋月竜斗、佐々木陸はさらなるイジメを考える。早速1話のネタバレを見ていきましょう!
『小悪魔教師サイコ』はコミックシーモアでランキング上位に君臨しています!
見た目にはただの美人教師なのに、誰も気づかないところでとんでもないサイコな一面を繰り出す小春がやばいです笑
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小悪魔教師サイコネタバレ1話
葛西心春
私立睦月高校2年B組の教室内では、生徒たちが担任の若谷先生が自殺未遂を起こしたことについて話し合っていた。彼らは、若谷先生の入院が授業にどのような影響を与えるかを軽口交じりに語り合い、その場に不謹慎な笑い声が広がっていた。すると、新しい女性教師が教室に入ってきた。背後には厳しい表情の教頭が付き添い、生徒たちに静かにするよう指示した。
教頭は、生徒たちに向かって、若谷先生が急遽入院し、復帰の見込みが立たないため、新しい担任教師として葛西心春が着任することを伝えた。教頭の発表に続いて、心春は生徒たちに向かって自己紹介を行い、自分が教師を目指すきっかけとなった出来事や、今後生徒たちと一緒に頑張っていきたいという意志を表明した。しかし、生徒たちは彼女の熱意に耳を傾けることなく、その美貌やスタイルにばかり目を向け、軽率な反応を示していた。
クラスの雰囲気
心春が授業を始めようとすると、一人の男子生徒、佐々木陸が手を挙げ、挑発的な質問を心春に投げかけた。その質問は明らかに不適切で、クラスの他の生徒たちが笑い声を上げた。しかし、心春は冷静に対応し、質問の不明瞭さを指摘した上で、すぐに授業に戻るよう促した。彼女の冷静で理知的な対応は、一部の生徒たちを驚かせたものの、彼らは依然として心春を軽んじていた。
一方、女子生徒の金沢彩羽は、心春の姿勢に強い反感を抱き始め、彼女に対して敵対心を抱くようになった。彩羽は取り巻きたちと共に、心春をどうやって困らせるかを考えながら、クラスの中で心春に対する挑発的な言動を続けた。その一方で、冬川アザミだけは心春のことを気遣い、彼女がこの厳しいクラスでやっていけるかを心配していた。
職員室でのやりとり
授業が終わり、心春が職員室に戻ると、教頭は彼女の様子を伺いにやってきた。教頭は、若谷先生の状況を説明し、今回のような問題のあるクラスには通常、経験豊富な教師が配置されるべきだったが、今回は誰も引き受け手がなく、葛西心春が唯一の候補としてこのクラスを担当することになったと述べた。教頭は心春がクラスを無事に受け持てるか心配していたが、心春は笑顔で「元気な生徒たちでした」と答え、特に問題がないことを報告した。彼女の前向きな態度に、教頭は少し驚きながらも安心した様子を見せた。
ホームルームの出来事
帰りのホームルームの時間になると、彩羽たちは心春にさらなる嫌がらせを仕掛けた。佐々木は水の入ったバケツを心春に向けて振りかけ、その結果心春はびしょ濡れになってしまった。クラス全体はその様子を見て爆笑し、佐々木自身も満足そうな顔をしていたが、心春は特に動じることなく冷静に対応し、そのままホームルームを続けた。彼女の対応に、生徒たちは少し戸惑いを見せたものの、すぐにまたいつもの調子を取り戻した。
アザミは、心春がこのような嫌がらせにも動じないことに感心しつつも、心の中では心春の身に何か悪いことが起きるのではないかと強い不安を感じていた。彼女は心春の姿勢に敬意を抱きつつも、彩羽たちの嫌がらせがエスカレートするのではないかと危惧していた。
冬川アザミの苦悩
授業が終わった後、彩羽はアザミに心春へのさらなる攻撃を指示した。彩羽はアザミに対して、自分の命令に従わなければ過去の弱みを暴露すると脅しをかけ、アザミを精神的に追い詰めた。アザミは心春に対してひどいことをしたくないと強く感じながらも、彩羽の脅迫に屈し、葛藤の末に心春に対して手を出すことを決意する。
心春が廊下を通りかかった時、アザミは彩羽たちの冷たい視線を感じながら、心春に背後から近づき、彼女を押すために腕に力を込めた。彼女の心には、葛藤と罪悪感、そして恐怖が渦巻いていた。アザミは心の中で「こんな酷いことをしたくない」と何度も繰り返しながらも、彩羽たちのプレッシャーに押されてしまったのである。
小悪魔教師サイコ感想1話
葛西小春のサイコパシー
葛西心春は、生徒たちから挑発的な態度や嫌がらせを受けても一切動揺せず、むしろ冷静かつ淡々と対応しています。彼女は生徒からの挑発的な質問に対して、感情を乱さず、論理的かつ事務的に返答し、逆に相手を制圧するような態度を見せます。例えば、生徒が彼女を困らせようとする場面でも、心春はその状況を冷静に受け止め、不快感や怒りを全く見せず、ただ事実として処理している様子が異常に映ります。
また、例えばクラスで起こった悪意ある行為に対しても、心春は笑顔を保ちつつ、淡々と対応します。このような反応は、通常ならば感情を動かされるはずの場面であるにもかかわらず、心春はまるで無感情に見えるほど冷静で、異常性が垣間見えます。
さらに、生徒たちが心春に対して無礼な発言をした際も、彼女は皮肉を交えた冷静な返答を行い、その挑発を逆手に取るような態度を示します。葛西心春は、状況を完全に掌握しているかのように冷静沈着で、他者の挑発や嫌がらせに対して一切動揺せずに応じる姿から、独特な冷静さが見て取れます。この姿勢は、一般的な教師の対応とは異なり、彼女の異常性を感じさせるものとなっています。
綾羽のモチベーション
女子生徒たちが葛西心春に嫌がらせをする理由は、その美貌への嫉妬と、教師という立場の彼女をいじめることで得られる優越感からきています。心春の美貌は、彼女が自然に持つ魅力であり、それが彼女の存在感を一層引き立てています。しかし、この美貌がかえって彼女に対する反感を生み出しています。特に、心春の外見に強く惹かれる男子生徒が多いため、彼女の存在は他の女子生徒たちにとって脅威となり、嫉妬心を引き起こしています。
この嫉妬心は、心春が持つ美しさに対する羨望から発生しています。自分が持っていないものを持つ相手への嫉妬は、特に思春期の女子生徒にとって強い感情として現れます。心春のような完璧に見える存在は、彼女たちにとって一種の攻撃対象となり得るのです。
さらに、教師という立場の心春をいじめることで、彼女たちは一種の優越感を感じています。通常、教師は生徒を指導する立場にあり、生徒よりも権威を持っています。しかし、その教師を自分たちがいじめることで、彼女たちは逆に自分たちの強さや影響力を誇示し、他の生徒たちに自分たちの支配力を示すことができるのです。心春に嫌がらせをすることで、彼女たちは一時的な優越感を感じ、自分たちが彼女よりも上の立場に立っていると錯覚するのです。
あざみの心情
冬川アザミが葛西心春に暴力を加えるよう強要されたとき、彼女の心情は非常に複雑で葛藤に満ちていたと思います。まず第一に、アザミは心春に対して直接的な悪意を抱いていたわけではなく、むしろ心春の冷静さや強さに敬意や憧れを感じていた可能性があります。そのため、心春に対して暴力を振るうよう指示されたとき、彼女は強い罪悪感を抱いたことでしょう。
しかし、彩羽たちからの圧力や脅迫に直面したとき、アザミは強い恐怖を感じていたはずです。彼女にとって、彩羽たちの命令に従わなければ、自分自身がさらなるいじめや報復を受けるという恐れが大きな重圧となってのしかかってきたでしょう。この恐怖が、彼女に葛藤を強いる一方で、どうしても逆らえない状況に追い込まれてしまったのだと思います。
また、アザミは自分が心春に対して行動を起こすことで、心春に対する尊敬や好意が裏切られることになるという強い後悔と自己嫌悪を感じていた可能性が高いです。彼女は、自分が加害者になることで、心春だけでなく自分自身の価値観や道徳心をも裏切ることになると自覚していたのではないでしょう