国民ボタン4話5話6話のネタバレを掲載しています!4話5話6話では、ついに国民ボタンを押す期日がやってきた。佐藤は全日本国民の命を背負うことになり、そのプレッシャーから倒れ込んでしまう。そんな佐藤に対して誹謗中傷の声も飛ぶが、弟の祐次も佐藤のもとに駆けつける・・・。4話5話6話のネタバレを見ていきましょう!
国民ボタンネタバレ4話
7月24日、期日の1日前。
ようやく佐藤は家族と面会することができた。佐藤はひとまず謝罪をするが、家族は佐藤のせいではないと言ってくれた。弟の祐次も駆けつけてくれてはいたが、歳が11も離れており、基本的には愛想のない感じだった。佐藤は怪我のことを謝るが、祐次は投票には行ってないと答え、「だって、兄ちゃんはハズさないからきっと・・・」と目には見えない形での信頼を口にしてくれた。
佐藤はその言葉に励まされ、ボタンを押す決意ができた。
国民ボタン選択日当日
ドームで佐藤の押下は完全生中継されていた。控室にはもちろん佐藤がスタンバイしているが、当然のことながら一睡もできずにぐったりとしていた。梅鉢にもこの1ヶ月間世話になったことをお礼を言い、最後に一枚写真を撮ろうとした。しかし梅鉢は写真を断り、背を向けるものの「ですが生き残ったら是非!」と告げて部屋を出ていった。
総理大臣のスピーチも終わり、一気に照明が消え、壇上の佐藤にすべての灯りが向けられた。大歓声とともにモニターには佐藤の姿が映し出された。客席には悪魔教の女が包丁を持って暴れており、警察に捕らえられていた。パニックを迎える中、佐藤の目の前には国民ボタンが置かれていた。
息が苦しくなる中、ゆっくりと国民ボタンに手を伸ばすが、プレッシャーからボタンに背を向けて逃げ出そうとしてしまった。しかしSPに捉えられ、客席からは怒号が飛び交っていた。「非国民」となじられながら佐藤は「なんで俺がこんな奴等のために・・・」と感じたものの、祐次が立ち上がり「負けんなよ!」と叫んでくれた。
それに呼応するように観客も「お前の気持ち分かるぞ!」「みんな一緒だ!佐藤!お前に罪はねえよ!」と佐藤を応援する声が増え、佐藤はその声を聞いてついにボタンを押した・・・
国民ボタンネタバレ5話
ボタンを押した瞬間、さっきまで騒がしかった観客も全員が同時に息を飲み、生中継を見ているテレビの先でも一様に息を呑んでいた。そしてボタンを押しても何も起こらないことで、梅鉢も安心から一安心していた。次の瞬間、スタジアムから大歓声が沸き起こり、佐藤もその場に倒れ込んでしまった。
そこに祐次も駆けつけ、さらに観客席からも「あんたのお陰だ!」と佐藤を称賛する声が響き、自衛隊員たちにより佐藤は胴上げされ、その日から三日三晩宴が続くことになり、スタジアムの背後から花火が上がっていた。毎日のように宴会続きだった佐藤が帰宅できたのはそれから5日後のことだった。
自宅の電気を付け、ようやく日常に戻ったことを実感してベッドに座り、なんとなくテレビをつけた。ニュースでは佐藤に国民栄誉賞を授与する話が出ているという話をしていた。佐藤はぼーっとしていると、またしても玄関のチャイムが鳴った。そこには前回と同じ悪魔が立っており、現在の心境を尋ねてきた。
佐藤は結果オーライだったからこそ良かったものの、悪魔を許すことはできないと答え、悪魔によると1ヶ月間で世界の人口が半分になったと告げた。しかし佐藤は理由はどうあれ生と死について考えることができたことで、人間の本質が見えてきたと話し、自身もそんな汚い部分を見たことで悪魔的思考が生じたことを思い出した。
そして悪魔は指パッチンをして、再度新たなボタンが佐藤の目の前に出現し「誰がこれで終わりと言いました?」と話し、ニュースからはキャスターが緊急速報を行っていた。
- 政府が厳重に保管していた国民ボタンが消失した
- 世界同時多発的に国民ボタンが消失した
そしてツイッターでも国民ボタンに対する恐怖が再度つぶやかれ始め、悪魔は「これが人間の本質である」と告げ、第2回戦の始まりを告げた。
国民ボタンネタバレ6話
佐藤の功績により国民ボタンの恐怖は取り除かれた。。。はずだった。
しかし悪魔の指パッチンにより、国民ボタン第2ラウンドが開始されることになった。佐藤の目の前にはまたしても国民ボタンが出現し、佐藤のスマホからは国民ボタンに関するツイートが繰り返しつぶやかれ始めていた。佐藤は以前感じていた恐怖が蘇るが、悪魔は国民ボタンを持って佐藤の目の前から消えた。
どこかのマンションにて、同棲をしているカップルの男が目を覚ますと、自身の手の甲に奇妙なボタンが着いていることに気がついた。慌てて彼女を起こそうとすると、彼女の手の甲にも同じようにボタンが着いている事に気がつき叩き起こし、ツイッターを見ると同じく「手の甲のボタン」についてのつぶやきで埋め尽くされていた。
ニュースでも同様にボタンの話が取り上げられており、異変が日本中で起きていることを知って再度焦ることになるが、突如としてテレビは消えた。恐怖を感じてなんとなくカーテンを開けると、朝にも関わらず空は真っ暗になっていた。そしてテレビには悪魔が映し出されており、スマホからも同様の映像が映し出されていた。
悪魔により「新たなゲーム」が提案されていた。