春ノ雷ネタバレ11話
そして春休みが終わり、新学期になって和也が学校に向かうと、はるかの顔の傷が無くなっていた。薄っすらと傷跡が残ってはいるもののほとんど見えなくなっていた。もちろん和也は直接聞くことはなかったが、はるかが移植手術を受けたことは明らかだった。
話しかけられずにいた和也は下を向いて帰路につき、たまたますれ違った担任教師が「春雷だな・・・」とつぶやき『虫出しの雷』の話を持ち出して冬眠中の虫が飛び出してくる様であると説明し、そしてはるかはまさにそれだと意味深につぶやいて去って行った。
新学期が始まっても和也ははるかと話すことができず、以前に移植手術の件で相談してくれたことを思い出していた。そしてはるかが友人に遊びに誘われている現場を見たものの、やはり和也は話しかけることはできなかった。その後はるかの環境は客観的にも変わっており、友だちも増え、さらに薄く残った手術痕は徐々に消えていった・・・
春ノ雷ネタバレ12話
再度両親の車に乗り、和也は両親にはるかの話をしていた。和也ははるかが「少しでも綺麗になってモテたかっただけだ」と告げると、父は「本当に浮かれてるように見えるんだとしたら、お前の目はどうなってるんだろうな・・・」と残念そうに答え、母は何も答えずにただ黙っていた。
その言葉を聞いて和也は林田家に行った時のことを思い出しており、手術を受けた理由のひとつであるのかもしれないと考えたいた。それと同時に、再度和也ははるかの祖母と会った事があると思いつつ、いつ会ったのかを考えて頭を抱えていると、ついに「その時」のことを思い出した。
そして日曜日、和也はバスに乗りどこかへ向かっていた・・・
春ノ雷考察
林田さとみの居場所
はるかの父が死亡した後、はるかの生みの親である”林田さとみ”に会いに行ったものの、結果的に会うことはできずに追い返されてしまいました。では林田さとみはどこにいるんでしょうか?
今の段階ではまだわかりませんが、今後さとみに会いに行く展開に期待したいところですね。
はるかが手術を受けた理由
元々はるかは顔のあざについてそこまで気にしているフシはなく、あざがある状態のまま学校にも通っていたわけでし、さらに和也とも「手術はどっちでもいい」と笑っていたこともあるので、なぜ突然手術を受けようと思ったのかが気になります。
祖母の家に向かったことがきっかけになっているとのことで、林田さとみとの関係をなくそうとしているように思いました。
祖母がはるかの顔のあざを見てはるかだと気づいたことから、あざと林田さとみ、もしくは祖母の間には関係があると考えられます。もしかしたらさとみがつけたものかもしれない。しかし母を知らないはるかからしたら、そのあざは母との唯一の関係性のメタファーでもある。
だから母とのつながりでもあるあざを残していたと考えられますが、その母さとみの祖母に拒否されたことで全てがどうでも良くなってしまった、だからもうそんなあざは無くしてしまおうと考えて手術を受けたのではないかと考えています。割といい感じの考察かなwと思っています。
和也と祖母が会ったタイミング
そして最後に、和也とはるかの祖母が会ったタイミングについてですが、これこそ考察しようがないですね(笑)
少なくとも和也とはるかが幼稚園の頃には既に母はおらず、同時に顔のあざもありました。したがって、少なくともこの以前ということはないと思います。どこかのタイミングで祖母がはるかに会いに来た・・・?
だとしても和也が祖母と会った理由がよくわかりませんね〜。なので次回以降に期待しようと思います!